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熱
しおりを挟む「.......はい?」
今なんて??
「だから、私が優勝したらクレノの中に私のを入れ「わーーー!!」
こんな外で、しかも結構な人がいる中で、一体何を言うんだこの第二皇子は。
「ちょ....ちょっとこっちに来てください!!」
突然大声を出した俺に周辺にいた人達が注目していた為、俺は人気のない裏道のような場所へ第二皇子を引っ張った。
「いきなり何を言い出すんですか!」
「正直、私の忍耐力がもう耐えられない。そろそろ限界だ。」
「なんですかそれ!
殿下、一体どうしたんですか?なんだか今日はいつもの殿下じゃな......あれ?」
そう言いかけたところで、第二皇子に少しの違和感を感じる。
「殿下、少し失礼します。」
「ん....」
俺は手を伸ばし、第二皇子の額へと手を当てた。
「これ.....熱すぎます!熱ありますよね?!」
「ん....?そういえば今日は身体が熱くて、意識がボーッとするな。」
「それ、熱のせいです!帰りましょう!って、うわっ!!」
急いで学園に戻ろうと第二皇子を引っ張ったが、限界だったのかその第二皇子がよろけ、俺にもたれかかった。
俺は必死に支えようと力を入れたがさすがの体格差に体重を支えきれきれず、第二皇子と一緒に地面へと倒れてしまう。
「殿下!」
こんな時、なんの役にも立たない自分の非力さを恨む。
「一体どうすれば....」
この世界は俺の前世みたいに携帯がある訳でもない。
なんの連絡手段もなく、どうすればいいのか分からず慌てふためいていた時だった。
「失礼します。」
そう、後ろから声が聞こえたのは___
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