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薄暗い部屋の中で
しおりを挟む「ん...」
少し感じる腕の痛みに、目が覚める。
「ここは...」
薄暗く、汚れた小屋。
どうやら気絶した後、この小屋に閉じ込められたようだ。
「やっと目が覚めた?」
聞き覚えのある嫌な声に顔を顰めると、思っていた通りの人物が立っていた。
「憎たらしい顔、見るだけで不快になる。」
それはこっちのセリフなんだよ。と思いながらフードを深く被ったカグラ睨むと、前髪を乱暴に掴まれ痛みに顔が歪んだ。
「あはっ!その顔が見たかったんだよ!痛みに歪むその顔がね!」
そう言ってフードを取ったカグラの顔には、剣術大会の時に第二皇子につけられた大きな切り傷が痕として残っている。
「こんな事をしてただで済むと思ってるのか?!」
「うるさい!お前の絶望した顔を見れるなら、あとの事なんてどうでもいいよ!
僕はお前のせいでレイ様に嫌われてこんな醜い傷をつけられて苦しんでるっていうのに、幸せそうにレイ様の傍にいるなんて僕が許すとでも?」
「別にお前に許されなくてもいいね!レイに嫌われたのも顔の傷も全部お前のせいだろ!俺のせいにするな!」
そう言葉を吐くと、突然右頬に衝撃と痛みが走った。
「っ...」
殴られた痛みを堪えカグラを睨む。
「ふん!そうやって強気でいられるのも今だけだ。」
何かを企んでいるような不敵な笑みに、嫌な予感がする。
「入って来ていいよ。」
カグラの合図と共に扉が開き、三人のガラの悪い男共が入ってきた。
「カグラさん、本当にいいんすか?」
「うん。コイツの事いっぱい犯してやってよ。」
リーダー格の男とカグラのやり取りを聞いた瞬間に身体が即座に動いたが、二人の男に押さえつけられて身動きが取れない。
「レイ様じゃない男共に犯される姿、さぞ見ものだろうね。」
満面の笑みを見せながら言い放つカグラに、背筋が凍るのと同時に殺気が沸いた。
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