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パパラッチフィーバー!
パパラッチフィーバー!第二章 最終話-3
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side A
おれはコンサート前の独特の緊張感に包まれていた。
あの騒動からおよそニヶ月半。
今はこうやって二人でコンサートが出来ることにとても感謝している。
下手をすれば、おれはあの時潰されていた。
それ程に、SNSの力は大きいことを痛感する。
今回のコンサートにはAshurAのメンバーとマネージャーの雄谷も招待している。
今回の件の仲間でもあるし、大切な事を伝えたい相手でもあったから、今日おれが招待した。
今日の舞台は武道館。
ありがたい事にチケットは即日完売。
おれは、舞台袖で気合を入れるべく頬を叩いた。
綾斗がおれのそばに並ぶ。
おれは無言で視線を合わせると、綾斗と拳を合わせた。
「行こうか、アキ」
「ああ、行こう!」
会場が暗くなり、歓声が上がる。
おれたちはステージへと駆け上がった。
『線路の上を 二人歩く
夕日が僕たちを照らし
長い影が伸びている
君の瞳が 赤く染まり
キラキラと輝いていて
僕はその横顔を見つめた』
まずは『Trust』。
おれたちはスポットライトの下で、踊りながら歌う。
続いてアップテンポな曲が二曲続き、バラードへ。
舞台上でバラードをしっとりと歌い上げ、再びアップテンポな曲。
「武道館!盛り上がってるかーー!?」
わあああああ!!と歓声が上がる。
「もっともっと盛り上がっていくぞーーー!」
途中MCを挟み、衣装チェンジをして再び何曲か続く。
あっという間に15曲が済んで、もう終盤だ。
ここでお互いのソロ。
まずは綾斗のアルバムソロ曲が流れて、綾斗が歌い上げる。
おれは、刻一刻と近づくおれの計画の時間にトクトクと心臓が高鳴っていくのを感じた。
綾斗のソロ曲が終わり、おれのソロ曲。
前奏が流れる予定だが、流れない。
綾斗が心配そうにおれをみる。
おれは、綾斗の目を見つめると、スウと息を吸い、口を開いた。
「皆、聞いてくれ。本来ならここで、おれのソロ曲『ひかり』を歌うところなんだけど……良ければ、今日はおれの新曲を一曲聴いてほしい」
綾斗が目を丸くしておれを見る。
当然だ、これは綾斗に内緒で企画した事だから。
「今回おれは、綾斗の作詞した『energy』のアンサーソングを作った。曲は『I can't live without you.』」
おれの言葉に、音楽が流れ始める。
『恋というものを知らなかった頃は
こんな痛みなど知る事もなかった
恋に恋して キラキラ光る
綺麗なものばかりを見ていた気がするよ
君の視線の先が気になって
夜も眠れない日々が続く毎日に
胸の痛みが チクリと刺さる
この痛みすら君を思えば愛しい
I can't live without you.
What is the meaning of my existence?
君にとって必要な人になりたい
もう君無しでは生きられないから
君と出会うために生まれた
そう信じているから
愛というものを知らなかった頃は
こんな痛みなんて知る由もなかった
愛という言葉が キラキラ光る
綺麗なだけのものだと思っていたよ
僕の視線の先を辿れば
常に君の優しい笑顔がある
その笑顔を 向けた先には
どうか僕の姿がありますように
I can't live without you.
What is the meaning of my existence?
君にとって必要な人になりたい
もう君無しでは生きられないから
君と出会うために生まれた
そう信じているから
どうか神様
生まれ変わっても またあの人の隣に
いさせてください
それ以外 何もいらないから』
どうか、おれの気持ちが綾斗に伝わりますように。
そして、おれの出した答えが凛に伝わりますように。
曲が終わると、おれは綾斗に視線をやりながら、言葉を継ぐ。
「二ヶ月ちょっと前、おれたちは皆に沢山の不安を感じさせてしまった。でも、その事があったから、おれはよりA’sの大切さをーー綾斗の大切さを思い知ったんだ。だから、ファンのみんなの前でどうしてもこの言葉を言いたかった。おれは、これからもずっとA’sの日比野秋生として、綾斗と活動を続けていく。だから、これからもよろしくお願いします」
おれの言葉に、観客から歓声が上がる。
良かった、皆には受け入れてもらえた。
おれは次いで綾斗を見る。
綾斗は無言でおれに近づくと、おれを強く抱きしめた。
その腕は僅かに震えている。
「アキ……アキ……好きだ、愛してる……」
マイクに入らない程度の音量で、綾斗はおれにそう囁く。
おれは綾斗を抱きしめ返すと、ずっと心に秘めていた一言を絞り出した。
「おれもだ……綾斗、おれも愛してる」
観客から見たら、おれたちはメンバー同士の友情を確かめ合っているように見えるだろう。
歓声がおれたちを包む。
おれたちは視線を合わせると、身体を離しコンサートのラストスパートをかけた。
「いくぞ!次は『energy』!」
コンサート曲が全て終わり、アンコール前に衣装チェンジスペースに入った瞬間、綾斗がおれを抱き寄せる。
そのまま噛み付くような勢いでキスをすると、そのまま激しく口内に舌を差し込んで蹂躙した。
そのあまりの激しさに、おれは腰から力が抜けそうになりながら綾斗に掴まる。
綾斗はおれの腰を支えると、息継ぎもできないほどの激しさでキスを続けた。
舌が歯列を這い、口内の至る所をなぞる。
角度を何度も変え、激しく舌を吸われた。
「……んっ……ふっ……」
おれは自身の口から甘い声が漏れるのを感じる。
綾斗のキスで頭の芯からトロトロに溶かされ、何も考えられない。
漸く唇を離された頃には、アンコールの声が会場中に響き渡っていた。
「……アキ……」
「……続きは後で、な」
おれは、以前言われた言葉を言い返すと、綾斗はその端正な顔をフッと緩ませた。
「言ったな。覚悟しておけよ」
綾斗はそういうと、拳を突き出す。
おれは綾斗の拳に自分の拳を突き合わせると、おれたちはアンコールに応えるべく、再びステージへと駆け上がっていった。
第二章 パパラッチフィーバー! 完
おれはコンサート前の独特の緊張感に包まれていた。
あの騒動からおよそニヶ月半。
今はこうやって二人でコンサートが出来ることにとても感謝している。
下手をすれば、おれはあの時潰されていた。
それ程に、SNSの力は大きいことを痛感する。
今回のコンサートにはAshurAのメンバーとマネージャーの雄谷も招待している。
今回の件の仲間でもあるし、大切な事を伝えたい相手でもあったから、今日おれが招待した。
今日の舞台は武道館。
ありがたい事にチケットは即日完売。
おれは、舞台袖で気合を入れるべく頬を叩いた。
綾斗がおれのそばに並ぶ。
おれは無言で視線を合わせると、綾斗と拳を合わせた。
「行こうか、アキ」
「ああ、行こう!」
会場が暗くなり、歓声が上がる。
おれたちはステージへと駆け上がった。
『線路の上を 二人歩く
夕日が僕たちを照らし
長い影が伸びている
君の瞳が 赤く染まり
キラキラと輝いていて
僕はその横顔を見つめた』
まずは『Trust』。
おれたちはスポットライトの下で、踊りながら歌う。
続いてアップテンポな曲が二曲続き、バラードへ。
舞台上でバラードをしっとりと歌い上げ、再びアップテンポな曲。
「武道館!盛り上がってるかーー!?」
わあああああ!!と歓声が上がる。
「もっともっと盛り上がっていくぞーーー!」
途中MCを挟み、衣装チェンジをして再び何曲か続く。
あっという間に15曲が済んで、もう終盤だ。
ここでお互いのソロ。
まずは綾斗のアルバムソロ曲が流れて、綾斗が歌い上げる。
おれは、刻一刻と近づくおれの計画の時間にトクトクと心臓が高鳴っていくのを感じた。
綾斗のソロ曲が終わり、おれのソロ曲。
前奏が流れる予定だが、流れない。
綾斗が心配そうにおれをみる。
おれは、綾斗の目を見つめると、スウと息を吸い、口を開いた。
「皆、聞いてくれ。本来ならここで、おれのソロ曲『ひかり』を歌うところなんだけど……良ければ、今日はおれの新曲を一曲聴いてほしい」
綾斗が目を丸くしておれを見る。
当然だ、これは綾斗に内緒で企画した事だから。
「今回おれは、綾斗の作詞した『energy』のアンサーソングを作った。曲は『I can't live without you.』」
おれの言葉に、音楽が流れ始める。
『恋というものを知らなかった頃は
こんな痛みなど知る事もなかった
恋に恋して キラキラ光る
綺麗なものばかりを見ていた気がするよ
君の視線の先が気になって
夜も眠れない日々が続く毎日に
胸の痛みが チクリと刺さる
この痛みすら君を思えば愛しい
I can't live without you.
What is the meaning of my existence?
君にとって必要な人になりたい
もう君無しでは生きられないから
君と出会うために生まれた
そう信じているから
愛というものを知らなかった頃は
こんな痛みなんて知る由もなかった
愛という言葉が キラキラ光る
綺麗なだけのものだと思っていたよ
僕の視線の先を辿れば
常に君の優しい笑顔がある
その笑顔を 向けた先には
どうか僕の姿がありますように
I can't live without you.
What is the meaning of my existence?
君にとって必要な人になりたい
もう君無しでは生きられないから
君と出会うために生まれた
そう信じているから
どうか神様
生まれ変わっても またあの人の隣に
いさせてください
それ以外 何もいらないから』
どうか、おれの気持ちが綾斗に伝わりますように。
そして、おれの出した答えが凛に伝わりますように。
曲が終わると、おれは綾斗に視線をやりながら、言葉を継ぐ。
「二ヶ月ちょっと前、おれたちは皆に沢山の不安を感じさせてしまった。でも、その事があったから、おれはよりA’sの大切さをーー綾斗の大切さを思い知ったんだ。だから、ファンのみんなの前でどうしてもこの言葉を言いたかった。おれは、これからもずっとA’sの日比野秋生として、綾斗と活動を続けていく。だから、これからもよろしくお願いします」
おれの言葉に、観客から歓声が上がる。
良かった、皆には受け入れてもらえた。
おれは次いで綾斗を見る。
綾斗は無言でおれに近づくと、おれを強く抱きしめた。
その腕は僅かに震えている。
「アキ……アキ……好きだ、愛してる……」
マイクに入らない程度の音量で、綾斗はおれにそう囁く。
おれは綾斗を抱きしめ返すと、ずっと心に秘めていた一言を絞り出した。
「おれもだ……綾斗、おれも愛してる」
観客から見たら、おれたちはメンバー同士の友情を確かめ合っているように見えるだろう。
歓声がおれたちを包む。
おれたちは視線を合わせると、身体を離しコンサートのラストスパートをかけた。
「いくぞ!次は『energy』!」
コンサート曲が全て終わり、アンコール前に衣装チェンジスペースに入った瞬間、綾斗がおれを抱き寄せる。
そのまま噛み付くような勢いでキスをすると、そのまま激しく口内に舌を差し込んで蹂躙した。
そのあまりの激しさに、おれは腰から力が抜けそうになりながら綾斗に掴まる。
綾斗はおれの腰を支えると、息継ぎもできないほどの激しさでキスを続けた。
舌が歯列を這い、口内の至る所をなぞる。
角度を何度も変え、激しく舌を吸われた。
「……んっ……ふっ……」
おれは自身の口から甘い声が漏れるのを感じる。
綾斗のキスで頭の芯からトロトロに溶かされ、何も考えられない。
漸く唇を離された頃には、アンコールの声が会場中に響き渡っていた。
「……アキ……」
「……続きは後で、な」
おれは、以前言われた言葉を言い返すと、綾斗はその端正な顔をフッと緩ませた。
「言ったな。覚悟しておけよ」
綾斗はそういうと、拳を突き出す。
おれは綾斗の拳に自分の拳を突き合わせると、おれたちはアンコールに応えるべく、再びステージへと駆け上がっていった。
第二章 パパラッチフィーバー! 完
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