包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~

吉沢 月見

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 もう一日休みがあったが、年賀状の返信に費やす。明日からはまた会社で服作りをする。これらも仕事だが、今月中にはコレクションの服を全部仕上げるのが理想だ。

 ニューヨークからヨーロッパ。今回はミラノ。僕の仕事が手いっぱいなので他のリーダーを立てることにした。名義貸しじゃない。最終チェックはする。社長の椅子にふんぞり返っている人などいるのだろうか。まだやりたいことは沢山ある。それを全部やるには同じ心持のある程度の人数が必要で、だけれどこんなご時世だから、うっかり人に漏らされると困ることが多々あるから真面目な人を選ばなければならない。職場の写真からうっかりデザインが漏れることも珍しくないから、そういうことを当然にしない人を望む。


 うちは新卒の募集が遅い。コレクションが終わってから。なので、もう卒業してしまった学生のよりどころになっているらしい。今年は退社した人もいないが、残業時間の短縮を考えれば一人ないしは二人くらいは雇うべきなのかもしてない。うちはなぜかデザイナーやパタンナーを諦めた人が販売員やプレスになっている。せっかくの縁だから僕はいいのだけれど、本人は辛くないのだろうか。

 少しでも携わっていたいと考える人もいるのだろう。いろんな人がいていい。
 僕の要望は早く家に帰りたい。後任を育てるのってむつかしい。教えるのも苦手だ。
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