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誕生日が過ぎたのによのぎさんはかわいいを保持している。
このままおばさんになるのだろうか。想像もできない。
昨日はお正月に買ったするめを忘れていたとそれを夜に焼き出した。
「するめって意外と高いのね」
そのせいで、里芋を焦がす。
「ギリ食べられるよ」
本当にギリ。味よりも匂いが焦げ臭い。
「あなたに焦がれているから焦がしてしまいました」
「かわいく言い訳をしない」
「大根の煮物は上手にできたのに」
よのぎさんは少し料理の幅が広がった。数品作れる日も稀にある。
「水分が出る野菜と出ないものがあるからね」
「覚えることばっかり。あちっ。はい、するめ」
酒のあてならいいけれど、ごはんとして出されるとするめが邪魔。
すぐに飲み込めないから他のおかずが冷めてしまう。それを指摘すると不機嫌になる。
よのぎさんは自分のかわいさに気づいていない。しょぼくれた顔が、かわいい。
「七さん、眠れないから手つないで」
ってお願いしてくるくせに、手をつないだら数秒で眠りに落ちる妻が愛しくてたまらない。
このままおばさんになるのだろうか。想像もできない。
昨日はお正月に買ったするめを忘れていたとそれを夜に焼き出した。
「するめって意外と高いのね」
そのせいで、里芋を焦がす。
「ギリ食べられるよ」
本当にギリ。味よりも匂いが焦げ臭い。
「あなたに焦がれているから焦がしてしまいました」
「かわいく言い訳をしない」
「大根の煮物は上手にできたのに」
よのぎさんは少し料理の幅が広がった。数品作れる日も稀にある。
「水分が出る野菜と出ないものがあるからね」
「覚えることばっかり。あちっ。はい、するめ」
酒のあてならいいけれど、ごはんとして出されるとするめが邪魔。
すぐに飲み込めないから他のおかずが冷めてしまう。それを指摘すると不機嫌になる。
よのぎさんは自分のかわいさに気づいていない。しょぼくれた顔が、かわいい。
「七さん、眠れないから手つないで」
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