姫と呼ばれしオタク少女、異世界召喚で無双する

光車

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四章 ひとときの休息

二十五話

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さて、今度はエルフについて説明しよう。

エルフは長寿で、寿命は200~300歳程。
その代わり晩成型で、子も少ない。
エルフは成長すれば確実に強力な存在になる。

エルフと言えば、魔法と言うイメージがあるが、それは完全な偏見。
どちらかと言えば武闘派。
後、遠距離攻撃も余り使わない。
と言うか、普通に大鎚使うエルフもいれば、イメージ通りに魔法や弓を使うエルフもいる。

そもそも前衛、中衛、後衛が成り立たなければ、エルフは防御が低いので魔物なんて倒せっこない。

ただし時々魔法で身体強化をしまくって物理で殴る奴も居る。

エルフは森にいそうなイメージだけど、森なんて超危険地帯で過ごす馬鹿が何処にいると言う話だ。
エルフの国だからと言って森に囲まれている訳じゃ無い。

そもそも魔物はエルフの成長を妨げる為に森にわざわざ放ってくれているのだ。
そんな危険地帯に入る筈が無い。

昔は森にいたらしいけど。

そして魔族はそれが変わった事を知らず続けているみたい。

ちなみに、全員が美男美女って訳でも無い。
そもそもどうやったらそうなるのか。
種族として進化しているのだから無駄な所は削がれるに決まっている。
(ちなみに種族は神が作った)

まあ、それでも元は精霊族の力を受ける者達。
美形が多いのは否定しない。
不細工はいない。

そんな人達がいる国に私達は到着した。

「意外。確かに森の中に住んでいる訳では無いって言われていたけど」

「信じてなかったんだ。かく言う私も半分くらい疑ってたよ」

他のみんなも信じていなかった人が多かったらしく、少し騒がしい。
まあ、無理も無いか。
イメージがこれまでそんな感じだったんだから。
そして騒いで無い人達は……。
おそらく混じりっ気の無い子なんだね。

で、どうしてここが選ばれたかなんだけど。
確かに森の中に住んでいる訳では無いけど、エルフの国は自然が豊か。
だから他の所に比べて休まるんじゃ無いかって言う事。
エルフを見たかったって言うのもあるね。

まあどっちにしろ、ここにいる間は魔物との戦闘は少ないだろうね。
ここにいる期間は一ヶ月。
それだけの間は休憩出来る。

「今日から休憩に入るが、その間引き継ぎ魔物を倒して経験値を入手したり、冒険者に登録し、金を貰うのもいい。だが、出来るだけ休憩する様に。以上!解散!」

一応ホテル(そういえばこの世界は本当にホテルだった)は取ってある。
みんなの分も涼紀が払っていた。
ただし、料理は別料金。
外で食べる場合、勿体ないから。

私はホテルから出る所で、涼紀に話しかけられた。

「なあ夕美、一緒に食べに行かないか?」

……はあ。
まあ良いけどさ。

「良いよ。久しぶりだしね。で、どこに行くの?」

「え、っと……」

……はぁ。

仕方ないなぁ。

「決まってないなら着いてきて?ここに来る時見て行きたい所があるから」

「え、あ、うん」

そうなのだ。
私はもう少し後に行こうと思っていたのだが、気になる店があったのだ。
それが、
『果菜亭』。

名前が面白いと思わない?
近くにあったし行こうと思う。

「ここがそうなのか?」

「うん。ここだよ。名前で気になってね」

ドアは自動ドア。
ちなみに普通にある。(文明レベル考えれば当たり前か)

で、入ってみると、中は意外と広かった。
結構混んでいて、予約式だった。
もう少し後に来ていたら直ぐに食べれなかったかも。

「いらっしゃいませ、お客様。ご注文は何にしますか?」

店員は当然エルフ。

ちなみに、果物と野菜を中心とした料理だった。
肉もあるし、魚もある。
けど、それらは全ておかずみたいなもので、主食は野菜や果物みたい。
一部違うけど。
流石にそれだけじゃ売れない事があるんだろう。

「えーっと、じゃあこの『キャベツの果物サラダ』で」

「俺はこの『肉魚のりんご和え』だな」

「分かりました。他にご注文は?」

「ありません」

「かしこまりました」

……。

まるで地球だ。

で、数分後。

「『キャベツの果物サラダ』と『肉魚のりんご和え』です」

「ありがとうございます」

「ありがとう」

パク。

もぐもぐ。

……。

美味しい。

うん。
多分向こうでも普通に受けるんじゃない?
そもそも外食あんまりしないから知らんけど。
ちなみに量は結構あった。

「うん、美味しいな」

「そだね。来て良かった」

で、その後店を出た。

お金は勝手に涼紀が払った。
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