【完全版製作記念連載再開】金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!

夕凪五月雨影法師

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勇者辞めます編

8話 アタオカルームツアー  イラストあり

「「「「「「「おぉ~~~!」」」」」」」

 アジトへと足を踏み入れた一同は、再び大きな声を上げる。
 今度はドン引きした様子はなく、心の底からテンションを上げている様子だ。

「わぁ~い! でっかい映像魔導具テレビがある! ゲームし放題だ~!」
「ジムもあるじゃん! サンドバックもベンチも、レッグプレスもチェストプレスも……! ありがてー! 今年は王都のフィジーク大会出ちゃおっかな!」
「キッチン広~っ! なにこれ、うちのレストランより全然デカいじゃん! にひひぃ。ねえハンナ、さっそくなんか作ってみない?」

「もう、カリナは気が早すぎますわ……あ、でもその最新の調理魔導具は、ちょっと使わせてくださいまし。それと保冷庫の中身も……」
「わあ、お庭にもプールもあるねえ……え、あれ? もしかして露天風呂もある? えぇ~、嬉しい! 坊ちゃん坊ちゃん、ちょっと見てきてもいいですか?」」
「あはは。いいよ、ブレイダさん。なんなら入ってきてもいいよ、水着も用意してあるし。他のみんなも、好きなところで好きに遊んで。あ、でもここ土禁ね。靴脱いで入って」

 めいめいに散って行く一同を見ながら、ユーリは満足そうに頷く。
入ってすぐ左手側の、一段掘り下げてあるスペースには、人数分のタブレットが置かれた大きなテーブルがあり、その中央には大画面のモニターが設置されている。作戦会議などで使うワークスペースとして利用するつもりなので、近日中に書類棚や事務用魔導具も入れる予定だ。

 入り口右手側の、こちらは一段せり上がったスペースには、カウンターチェアの並べられたカウンターキッチン。その奥には、王城のそれにも引けを取らないくらいの、広い調理場が顔を覗かせていた。
 カウンターの左手側にはボックス席も用意してあるので、三十人くらいは一緒に食事をとれるようにしてある。

 そして入り口正面には、一同が言ったように、実に様々なスペースが設けられている。ふかふかのソファに囲まれたマホガニー製のダイニングテール、タブレット百個を繋げたような超巨大モニター、小さいが設備が充実しているトレーニングジム、マニア垂涎の秘蔵書が所狭しと並べられた本棚のある図書スペース……などなど。そこはもうアジトというよりかは、ショッピングモールのワンフロアのような様相だ。

 それも、皆が好きなものだけを詰め込んだショッピングモールだ。メンバーがはしゃいでしまうのも無理はなかった。
 そして、その姿を見ているユーリも満足だ。皆の喜びそうなものを考え、試行錯誤し、苦労して注文した甲斐があるというものだった。
 そんな中、マホは相変わらずこめかみを押えながらユーリの横で佇んでいた。

「どうしたの、マホちゃん? 本好きでしょ? レアなやついっぱい用意しといたから、見といでよ。まだケータイ書籍に入ってないやつばっかりだよ~」
「いいよ……なんか広すぎて落ち着かねえし」
「あ、そっか。ごめん、あえてそういうオープンな構造にしたんだけど、マホちゃん狭いところ好きだもんね。ちょっと待ってね。いま追加でワークスペース用の区切りを注文するから。確か500万くらいの追加オプションで……」
「いいよ、いい! これ以上ボクの庶民感覚をバグらせんな!」

 ケータイでメールを打とうとするユーリを止めつつ、セイラに向けて叫ぶ。

「おいセイラ! お前、リフォームに一から立ち会ってたんだろ! なんで口出さなかったんだよ、このアタオカな魔改造に!」
「もちろん、口を出すところには出させていただきましたよ」

 セイラはスススッとワークスペースまで移動し、椅子のひとつを指し示して、

「勇者様の隣の席は、絶対に私が座ることにさせて貰いました。ダイニングでも、ソファでも、勇者様のお部屋でも、絶対の絶対に」
「そうだった、こいつの頭が魔改造されてるんだった……」

 諦めたようにそう呟くと、両手の指で小さな頭を揉み、

「はあ~~~。もういいよ。ボクだけ騒いでんのアホらし……。分かったよ、ボクもアホになりゃいいんだろ。はいどうもー。アホのマホちゃんでーす。嬉しいなー。アタオカハウス嬉しいなー」
「そうそう。観念してマニア垂涎のレアな魔導書を見てくるがいいさ」
「どういう勧め方だよ。まあせっかくだから読むけど。
 ……でもそれより、もっと面白ぇもんが見てえなあ」

 マホはにやりと笑いながら部屋の外を見て、

「さっき渡り廊下歩くとき、チラッと見えたんだけど……中庭に置いてあるみてえじゃねえか、例のブツ」
「例のブツ……? あ、アレね」

 ユーリも悪い笑顔で笑いながら、マホの肩を軽く小突く。

「ふっふっふ。マホちゃんもワルよのぉ」
「いえいえ。勇者様ほどでは……」





「おっほぉ~~~~ッ♡ こいつが魔王軍の最新技術で作られた飛空艇かあ~~~~っ!!」

 全長が20メートル。全幅も同じく20メートル。そして高さは5メートル前後。
 全身が黒い鋼に覆われた鳥のようなフォルムのそれは、魔王軍の技術を持って開発された、魔力を燃料として自在に空飛ぶ乗り物──飛行艇だ。 
 中庭のガレージに格納されたその機体に、マホは子どものようにはしゃぎながら飛びついた。

「あ、はは。今日イチの笑顔……」

 他の面々も連れて──ブレイダだけは温泉に行ってしまったが──中庭へとまかり越したユーリは、彼女のその様子に複雑な笑顔を浮かべた。自分が意図したものではない部分に食いつかれてしまうと、なんとも立つ瀬がない気分だ。
 とはいえ、普段はクールで毒舌家な彼女が、あんなにもはしゃぎ倒している姿を見ると、これはこれで良かったのだと思う。
 マホの笑顔は、とても可愛いのだ。

「くっくっく……コイツの論文をまとめてウィザードジャーナルに載せれば、魔法研究界にとんでもねえ影響を与えられる。そうすりゃインパクトファクターもたんまり入って、いっきに『魔道士連合ソロモン』の役員……いや、ワンチャン理事の椅子も見えてくる……! くくく、偉そうにふんぞり返ってる老害どもを、グループホーム送りにしてやるぜ!」

 言ってることは全然可愛くないが。
 そんなことを思っていると、ファイフが感心したような様子で一歩進み出て、

「あ、思い出した。これアレじゃん、四天王倒したときに、魔王軍からぶん捕った、デッカい鉄の鳥じゃん。え、なにこれ勝手に貰っちゃっていいの?」
「勝手にではありませんよ。きちんと国に引き渡しました。
 そして王国の研究機関が解析を終え、冒険者ギルド、魔法ギルド、商工会ギルドなどの関係機関に研究結果を共有したうえで、正式に勇者様に下賤され、いままで『アンペルマン』の技術開発部でも独自に研究解析をしていたんです。
 それも終わり、こうして勇者様の元へと返って来たというわけです」

 セイラの説明に『ふぅーん』と相槌を打ってから、飛空艇を矯めつ眇めつするマホを見て、

「で、マホちゃんが言ってる、『魔道士連合ソロモン』の役員がどーのこーのっていうのは?」
「『魔道士連合ソロモン』ってのはほら、この世界の魔法使いたちをまとめ上げてる組織のことじゃん?」

 魔法使いに限らず、剣士や格闘家、盗賊や賢者など、各職業ごとにトップとなる組織が存在する。剣士なら『剣士連合タケミカヅチ』、格闘家なら『格闘家連合ヘラクレス』といった具合だ。
 勇者にも『勇者連合アーサー』というものが存在しており、ユーリはそこの理事のひとりを任されている。
 ……いや、任されていた、か。
 それはともかく、

「で、インパクトファクターってのは、色んな分野の学術雑誌が、各分野で持つ相対的な影響力の大きさを測る指標のひとつで、要はその雑誌に載った論文が、一年あたりに引用される平均値を……」

 と、そこでユーリは言葉を止めてファイフを見た。
 案の定、頭から煙を上げていた。

「うん。なるほどね、なるほど……わかるよ。ゆうしゃのいってること、ぜんぶわかる」
「んーとね……」

 ユーリは頭の中で組み立てていた説明をバラバラと崩し、二段くらいに積み上げ直してから、

「マホちゃんがあの飛空艇の研究をして発表をすれば、頑張ったね、って、褒めて貰えて、『魔道士連合ソロモン』の偉い人にもなれるってこと」
「そういうことか! あっはっはぁ! なんだぁ~、そんな簡単なことなら、早く言ってよ~!」
 ファイフがユーリの背中をバンバンと叩いていると、カリナとハンナも飛空艇を見上げつつ、

「でもさでもさー、もうこれって各機関で研究されつくしちゃってるんでしょ? もちろん『魔道士連合ソロモン』にも研究結果はいっちゃってるわけだ」
「なのに、その論文を書いてウィザードジャーナル……魔法使いの学術雑誌に載せたところで、そんなうまくインパクトファクター稼げるのでしょうか?」

 ユーリは「いい質問ですね」とふたりを指差してから、

「マホちゃんはたぶん、飛行艇を『個人で所有している』っていうアプローチから、その有用性なんかも混みで研究するつもりなんだと思うよ。
世界中でこれを持ってるの僕だけだから、たぶん相当インパクトのある論文になると思う」
「なるほどねぇ~。さすが、頭いい人は目の付けどころが悪いわ♡」
「勇者様はそれを見越して、女王陛下に飛行艇の個人所有を申し出たのですわね。お見それいたしました」

 そう言って飛空艇を見るカリナとハンナに、ファイフは『ほえ~』と感心したような声を上げ、

「いや、頭いいのはカリちゃむとハンナさんだよ。いまの話だけで、よくそんな質問できるね」
「にひひぃ。褒めてもプロテインのパンケーキくらいしか作ってやんないよ♪」
「今ならBCAAもお付けいたしますわ」
「でも意外です。マホちゃん、権力とかそういうの興味ないと思ってました」

 エンリエッタがそう言うと、マホは飛空艇をべたべたと触りつつ、

「興味ねえわけねえだろ。『魔道士連合ソロモン』のトップになるってことは、この世の魔法使いのトップになれるってこった。クク、ボクの研究室に金を流し放題、ボクの好きな分野の研究をさせ放題、ヤバい規約や条約も通し放題だぜ!」
「マホちゃん、涎垂れてる、涎」
「それによ、」

 ユーリの言葉に、じゅるりと涎を拭き取ると、マホは悪い笑顔をやめ、快活に笑って見せた。

「災害地域とか紛争地域とか、派遣が制限されてる区域にも、条約を改定して治癒魔法団を派遣し放題……怪我してる連中を救い放題だし、スラムのガキどもを魔法学校にぶち込んで、就職先を斡旋し放題だ。
そりゃあ涎も垂れるってもんだろ?」
「マホちゃん……」

 ユーリがそう言って、一同も表情を綻ばせた。
 一同は知っている。
 マホはクールで、毒舌家で、笑うと可愛くて……。
 そして、とても優しい。
 一同は、それを知っているのだ。
 
「……誰ですか? こんな徳の高い方を、悪い子だなんて言ったのは?」
「にひひぃ。まあまあまあ、そのふたつって、必ずしも矛盾しないもんだしさ~」

 ハンナとカリナがそう言ったのを皮切りに、一同はめいめいに声を上げ始めた。

「マホちゃん! あたしにできることがあったら、なんでも言いなよ! とりあえずそれ、持ち上げて思いっきりぶん投げてみようか!?」
「そしたら私、頑張って付与魔法(エンチャント)かけますよ!」
「ありがとな、ファイフ、エリ。でもお前らなにもすんな。そこでジュース飲んでろ」
「マホちゃんの研究に、神のご加護があらんことを」

「お前とお前の神はあんまり信用できねてんだわ、セイラ」
「マホちゃん、いまネットバンクから5億ルードくらい送金しといたから、研究費用に使ってよね」
「おお、ありがとな勇者。大事に使っ……いや、いやいやいや! ふざけんなバカ! ただでさえ不正献金とかうるせえのに、そんなもん受け取れっか!」

 マホは慌ててケータイを取り出してネットバンクを開く。すると、マジのガチで提示額が振り込まれていることに肝を冷やした。
冗談のような流れで、本当に五億もの大金を動かしてしまうのが、この男の恐ろしいところだった。

「ったく、アタオカ豪邸ぶっ建てて、世界に一つしかないプライベートジェット乗り回して、人の口座にほいほい大金振り込んで……ほんと、いいご身分のご貴族様だなぁ!」

 マホが送金し返しながら悪態をつくと、ユーリは葉巻を取り出し、セイラに火をつけて貰ってから、

「ふっふっふっ……アタオカハウスはここだけじゃないよ。全国各地や帝国、東国や他の国にも、僕はいっぱい別荘を持ってるんだ!
 飛行艇で世界各地を旅行し放題、現地の美味しいものを食べ放題、世界中の女の子とエッチし放題! ワールドワイドなヤリチンになるのさー!」
「勇者様、涎垂れてます、涎」

 セイラに口元を拭われてから、ユーリは変わらずテンション高く……。
 ……いや。

「……うん、そう。それが、僕のしたかったこと、なんだよ……」

 ポツリ、と。
 老人のようにしわがれた声で、そう言った。

「……勇者様」

 心配そうなセイラの声で、ユーリは我に返ったように「あ、ごめんね」とその頭を優しく撫でる。
 そうしてから思い出したようにケータイを見ると、

「……あ、そうだ。明日の退任式で、サクラをお願いする人たちに連絡しとかなきゃ」
「サクラ……ああ、シークエンスさんたちですか? それなら既に打診済みのはずですが」
「念押しだよ。特にシークエンスさんには長台詞お願いしてるからさ。主演女優のご機嫌は取っとかないとね~」

 そう言ってカラカラ笑いながら、室内へと戻っていくユーリ。
 その背中を視線で追いながら、カリナとハンナはため息を吐き、

「……ヘラってんねぇ、勇者」
「ですわね。しかもそうなるタイミングが絶妙で……母性本能が刺激されてしまいますわ♡」
「なんか違うもん刺激された顔になってんぞ。
 まあでも、そりゃそうだろな。こうなることに誰よりも納得いってねえのは、アイツなんだから」

 一同の元へ戻ってきたマホは、ファイフの肩を叩きながら意地悪な笑顔を浮かべる。

「ま、最後までゴネ倒した挙句、決闘にまで持ち込んで、その勇者を困らせてたのは、どっかの猪系デカ女ちゃんだったけどな~」
「ねえごめんてぇ~! その話はもうしないでぇ~!」
「あ、はは……やってましたね、決闘。しかも、ユエル遺跡の地形変えるくらいの勢いで……」

 エンリエッタが苦笑しながら言うと、ファイフは黒歴史を揺さぶられたように頭をガリガリと掻いた。
 決闘とは、メンバー間でどうしても折り合いがつかないとき、最終的な交渉手段として使われる、『アンペルマン』の裏ルールともいえる解決策だ。
 文字通り、対立する意見を持つ者同士が、話し合いによって決闘方法を決め、ガチンコでやり合うのだ。

 ユーリの決定にどうしても納得がいかなかったファイフは、代案も出さず、その場の勢いで決闘を申し込んだのだ。
 その結果は現状が示す通りだが、冷静になって当時のことを思い出すと、マジでただの迷惑行為でしかなかった、と、大いに反省しているファイフなのだった。

「あたしだって申し訳ないって思ったよ! 一番しんどいのは勇者なのに、私だけキレ散らかしちゃって……。
 でもやっぱり、納得いかないもんはいかないの!」
「……実際、ファイフさんの言う通りですよ。ゲームにしかない私にだって分かる……。
 こんなの絶対、おかしいですもん……!」

 エンリエッタもしゅんとした様子で同意したところで、セイラはパン、と手を叩き、

「それぞれ思うところはあるでしょうが、ここまで来たら、もう引き返すことはできません。
 私たちがすることは、現状を憂うことではなく、勇者様をお支えすることです。どんな状況にあっても、勇者様をサポートしていけるよう、各々の責務を全うしていきましょう」

 場をまとめるようなその意見に、一同からめいめいに返事が返ってくるが、納得している者は誰ひとりとしていない様子だ。
 セイラ自身も、である。

 こうなることについて、すでに何十回も……いや、百回以上も話し合いを重ね、全員が同意して決めたことだ。そして先ほどにも言ったように、すでに退路もない。
 計画はこのまま進めるしかないのだ。
 しかしやはり、セイラも、そして一同も思ってしまう。
 本当にこのままでいいのか……と。

「……それにしてもよぉ」

 セイラが自分の気持ちを押し込めようとしていると、マホが中庭をぐるりと見まわしながら告げる。
 中庭には外庭と同じように、大きなプールがあった。
 そして、防水の大きなソファベッドも。
 更に、室外用保冷庫、そしてジャグジーとシャワー、洗面台、歯磨き……。
 中庭を一周して戻って来た視線は、げんなりとしたものへと変わり、

「……あいつさあ、こう、『本当はたりたくないけど、仕方なくこういうことやってるんだ、はは……』みたいな、哀愁漂う感じ出してたじゃん?」
「出してましたねえ」
「……でもさ、この家さ、」
「はい」

「ヤることはヤるつもりの家だよな」
「ヤることはヤるつもりの設計ですね。完全に」
「凹んでるは凹んでるけど、それはそれとして、ちゃんとヤることはヤるつもりで建てた家だよな」

「でっかいヤリ部屋ですね」
「やってんなアイツ」
「やってますね」
「たぶん手口こんな感じだぜ。こう、高級ラウンジのお姉ちゃん連れ込んでさ……。
『はぇ~♡ すごぉ~い♡ とっても大きいおうちですねぇ~♡(裏声)』
『いやいやいや、まあまあ、全然大したことないけど……うん、まあ、お金はまあまあかかったかな』(ちょっと低い声)」
「『はぇ~♡いくらくらいかかったんですかぁ~?』(セイラ裏声)」
「『まあまあ、いいじゃんいいじゃん。飲も飲も! あ、ごめん、温度平気かな? 暑いとか寒いとかない?』(マホ低い声)」
「『え、全然ちょうどいいですぅ~♡ 住みよぉ~い♡(セイラ裏声)』」

「『えぇ? でもほら、ここ……こんな熱くなってるよ?』(マホ低い声)」
「『……えぇっ? ちょ、勇者様……♡ あはぁん♡』(セイラ裏声)」
「『なんか僕も暑くなってきたから……脱いじゃおうかなあ』(マホ低い声)」

「『……あぁ♡ 勇者様のも、とっても大きいですね♡』(セイラ裏声)」
「これだな」
「これですね」
「やってんなアイツ(マホ、人を殴りそうな声)」
「アイツやってますね(セイラ、人を殺しそうな声)」

 その後、ほかのメンバーも交えてしばらく小芝居やバカ話に興じ……。
 一同は、少しだけ元気が出たのだった。





 そして……。

「はあ~~~~、無理~~~~♡ ここから動きたくない~~~~~♡」

 ブレイダだけは空気を読まずにひとりで温泉に浸かっていたのだが……。
 それはまた、別の話。

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