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勇者辞めますの真相編
11話 魔法使いは責められたい イラストあり
『アンペルマン』アジトを後にしたユーリ一行は、新アジトであるユーリ宅へと赴いていた。
皆それぞれ出立の準備を始め、ユーリとマホは飛空挺の調整のため、コックピットで作業を進めていた。
勇者を引退したその日である。
当然、ふたりの間には重苦しい雰囲気が座して……。
「おい♡ やめろよバカ勇者。あっ……♡ 作業が進まねえだろ~♡」
「え~でも口で言う割にそんな抵抗してなくない?」
「それは、いちいち止めんのが面倒くせえからで……あっ、おい、そこ……♡」
……重苦しい雰囲気は、座していなかった。
操縦席にて、ユーリはマホを膝の上に乗せ、めちゃくちゃイチャイチャしていた。
『座』っていうか、『屹立』だった。
「ったく、悪い勇者様だぜ♡ セイラ以外のパーティメンバーにも、しっかり手ぇだしてんだもんなあ」
……そう。
ユーリはセイラ以外のパーティメンバーにも、ちゃんと手を出しているのだ。
もちろん、最初から手を出そうとしたわけではないし、セイラを悲しませたくないという気持ちも本当だ。
ゆえに、浮気をするにしても、セイラの目の届かないところで行儀よく……と、最初は思っていたのだが……。
無理だった。
こんな可愛い子たちに囲まれて、なにもしないなど、遺伝子レベルで女の子大好きなユーリには、土台無理な話だったのだ。
マホはマホで、最初の頃は罪悪感に苛まされたものの、一度でもユーリとのそれを経験してしまったら、もう元の性生活に戻るのは無理だった。
結果、セイラと同じように彼に沼り、こうしてズルズルと関係を持つ間柄になってしまったのだった。
それゆえ、事あるごとにふたりの関係が進展していないか確認していたのだ。
いや、仮に付き合い始めたとしても、この沼から抜け出すことができたかどうかは不明だが……ともかく。
好青年のイメージが優り、そちらのイメージが置き去りになりがちだが、決して忘れてはいけない。
ユーリは、ちゃんとヤリチンなのだ。
「でぇ? 他は誰に手ぇ出してんだ? エリはさすがにないとしても、ブレイダさんあたりは絶対ぇイッてんだろ?」
「まさかあ。僕はセイラさんとマホちゃん一筋ですよ」
「ふたりいる時点で一筋ではねえんだよ」
マホは飛空艇の調整を諦めると、身体を回転させてユーリのほうを向く。
火照った顔をしながら、自分の膝の上にちんまりと座る、気の強そうな美少女。
その光景に息を飲みつつ、ユーリは感慨深く言った。
「うわあ……。いいなあ、これ。世界で一台しかない飛空艇に乗りながら、可愛い女の子を膝の上に乗せるって……なんかもう、この世のすべてだよね。この光景が」
「趣味の悪ぃ金持ちかよ……でも、そっか。そういうことなら」
マホはユーリの顔に軽くキスをしてから、その耳元に口を寄せ、
「お前のハーレムができたら、セイラとかブレイダさんとかといっしょに、おんなじことしてやんよ♡」
「そうだね。みんなで一緒に……って、しないって言ってるでしょ、そんなこと!」
マホは顔を戻して不満そうに口を開いた。
「だから、なんでそこだけそんな頑ななんだよ。どうせその辺には手ぇ出してんだろ? 一対一でやることやってんなら、三対一でも四対一でも変わらねえよ」
「いやいや変わるでしょ! エッチしたことある子を集めて、乱交プレイおっぱじめるとか、半グレのヤリチンじゃんか!」
「お前ヤリチンじゃねーかよ」
「ヤ、ヤリチンだけど、行儀のいいヤリチンなの! それに……」
「それに?」
「……あ、いや」
そこでユーリは口をモゴモゴさせると、気まずそうに黙り込んでしまった。
マホはひとつため息を吐くと、明後日のほうに視線を放ると、
「ま、いいけどな。なんとなく、察しが付くところもあるし」
「……えっと。それってどういう……?」
「なんでもねえよ……それより、ほら……♡」
「おお!」
マホはユーリに抱き着くと、自身のいろいろなものを、彼の身体に密着させる。
「……そろそろ始めねえと、間に合わなくなるんじゃね?」
「……だね。間に合わなくなるねえ。そろそろ始めないと」
悪い、そして淫猥な笑顔を突き合わせてから、ふたりは唇を重ねた。
■
その後、色々飛び散ったコックピットの掃除を終え、屋外のシャワーでキレイに身体を流したふたりは、急ピッチで飛空艇の調整を始めていた。
飛空艇の操縦席で操作盤をいじりながら、マホは助手席に座るユーリをじろりと睨み、
「ったく。どっかのバカがはしゃぎ倒すから、こんな時間になっちまったじゃねーか。みんなを待たしちまって申し訳ねえよ」
「んっんー。え~、僕の所為? マホちゃんがドMスイッチ入らなければもうちょっと早く……なんてことは絶対ないし僕が全部悪いし二度と逆らわないし今日も可愛いねマホちゃん化粧ノリもばっちりだよ」
無抵抗の意を示しながらそう言うと、マホはユーリの股間に向けて振りかぶっていたデッカいレンチを、ゴトンッ! と床に置いた。
プレイ中以外で言うとバチ切れされるが、マホはゴリゴリのドMなのだ。
普段のクールで毒舌家な印象からは程遠い──あるいはその反動なのか知れないが──が、プレイ中はM側に回り、しかもドギツイ言葉責めや苦痛を伴うような行為を要求してくるのだった。
が、それが終わればこの通り。人の股間をレンチで叩き潰すことも厭わない、冷酷無常な暴虐ロリへと舞い戻るのだった。
(S側がM側に怒られるパターンのSMって、どういうジャンルなのかな……?)
それはともかく。
「にしても、本当にとんでもねえ代物だよなあ、コイツ♡」
マホはパッと表情を輝かせると、四角い板状に加工してある魔石の操作盤を叩く。
「運転の仕方さえ覚えれば誰でも操縦できるし、魔力を流し続ければいつまででも飛んでる。おまけに、魔力を流せば流すほど速度も上がるんだもんな~♪ へへ、最高速度とかとんでもねえことになるだろーぜ♡」
と、その後も飛空艇の性能について朗々と語るマホ。その口調は軽やかで、表情はキラキラと輝いているように思えた。
ユーリはマホが好きだ。
普段のクールで毒舌家な彼女はかっこいいし、ドMな顔もギャップがあっていい。
しかしやはり、こうして好きなことをしているときの笑顔が、一番可愛いと感じるユーリだった。
……が、そう思うのと同時に、考えてしまうこともある。
それは、
「……ねえ、マホちゃんはさ、大学とか研究所に戻って、研究員したいって思わないの?」
そう。
マホは勇者パーティに加わる前、王都の魔法大学で研究員をしていた。
いや、そのずっと前……それこそ物心ついたころから、彼女は魔法に関する研究に携わっている。
それが一定の評価を得たことで、王都で最高位の魔法研究機関、フラート魔法大学に7歳で入学し、10歳の頃には4つの学位を取得し、飛び級で卒業。その後は客員教授として同大学で務めていたところをユーリがスカウトし、勇者パーティに迎え入れられたのだ。
天才魔法少女。
魔法学会に籍を置くものたちの間で、彼女はそのように呼ばれ、いまもその才能を求められている。
ゆえに、ユーリはことあるごとに考えてしまうのだ。
「勇者パーティの一員でいれば、『魔道士連合』の中でも上にいきやすくなる。けど、僕は勇者を引退する訳だから、そういう優遇措置もなくなっちゃうんだ。
つまり君は、もう僕らと一緒にいるメリットがないんだよ?
『魔道士連合』の理事長になりたいんなら、堅実に研究を進めて行った方が、将来的にはいいんじゃあ……」
「……その将来ってやつに、お前はいるの?」
「……え?」
「だから、そうやって理事長になったとしてもよ、そこにお前とかセイラとか、ほかのみんなは、ボクの近くにいんのかよ?」
「そりゃあ、いないけど……」
「だったらダメに決まってんだろバカかテメエちんちん捩じ切んぞクソヤリチンがよ」
「言い過ぎじゃない?」
マホは顔色ひとつ変えず、そしてそのツッコミを歯牙にもかけず、淡々と飛空艇の調整を続けながら、
「確かに研究は好きだよ。でもな、研究だけしてるのが退屈だったから、ボクはお前らについて行くって決めた。そんで実際、バカみてえに面白え経験ができたし、そこでしか手に入らねえ研究結果も手に入れられた。エロいことも散々できたしな」
ポフッ、と、マホがユーリの肩口に頭を押し付けてきたので、反射的に撫でてみる。
すると彼女は心地よさそうに目を緩め、そのままユーリのほうを見ると、
「ボクはな、全部欲しいんだよ。理事長の椅子が欲しいし、そのためのインパクトファクターも欲しい。
でも、お前らとのバカみてえな思い出もまだまだ欲しいし、お前も欲しい。
そのためには、ここにいるのが一番効率いいんだよ。
だからくだらねえこと気にしてんじゃねえよ、バカ勇者」
「マホちゃん……」
毒舌家で、ドMで、自己中で欲張りで……。
そして、なんだかんだで仲間思いの、天才魔法少女。
そんな彼女が改めて愛おしく思えてきて、ユーリはマホの頭にほっぺたを擦りつけた。
「マホちゃん好き~~~~~」
「あ~ダリィダリィダリィ。地雷系のヤベエ彼女ムーブやめろ。ったく、こうなるから言いたくなかったんだよ」
「次にマホちゃんとするのは、イチャイチャなエッチが良いな~~」
「聞けよ人の話……でもまあ、」
マホはユーリの頭を抱き寄せると、小さな顔を寄せてその唇を奪い、
「気が向いたらまた可愛がってやるからよ、楽しみにしとけよ、バカ勇者♡」
「…………」
「……あ? なんだよ、そのリアクション?」
「あ、いや、なんでもない……」
マジでしてるときとは別人だよね、マホちゃん……などと口走ろうものなら、なにをされるか分かったものではないので、そのままキスを続けるユーリだった。
皆それぞれ出立の準備を始め、ユーリとマホは飛空挺の調整のため、コックピットで作業を進めていた。
勇者を引退したその日である。
当然、ふたりの間には重苦しい雰囲気が座して……。
「おい♡ やめろよバカ勇者。あっ……♡ 作業が進まねえだろ~♡」
「え~でも口で言う割にそんな抵抗してなくない?」
「それは、いちいち止めんのが面倒くせえからで……あっ、おい、そこ……♡」
……重苦しい雰囲気は、座していなかった。
操縦席にて、ユーリはマホを膝の上に乗せ、めちゃくちゃイチャイチャしていた。
『座』っていうか、『屹立』だった。
「ったく、悪い勇者様だぜ♡ セイラ以外のパーティメンバーにも、しっかり手ぇだしてんだもんなあ」
……そう。
ユーリはセイラ以外のパーティメンバーにも、ちゃんと手を出しているのだ。
もちろん、最初から手を出そうとしたわけではないし、セイラを悲しませたくないという気持ちも本当だ。
ゆえに、浮気をするにしても、セイラの目の届かないところで行儀よく……と、最初は思っていたのだが……。
無理だった。
こんな可愛い子たちに囲まれて、なにもしないなど、遺伝子レベルで女の子大好きなユーリには、土台無理な話だったのだ。
マホはマホで、最初の頃は罪悪感に苛まされたものの、一度でもユーリとのそれを経験してしまったら、もう元の性生活に戻るのは無理だった。
結果、セイラと同じように彼に沼り、こうしてズルズルと関係を持つ間柄になってしまったのだった。
それゆえ、事あるごとにふたりの関係が進展していないか確認していたのだ。
いや、仮に付き合い始めたとしても、この沼から抜け出すことができたかどうかは不明だが……ともかく。
好青年のイメージが優り、そちらのイメージが置き去りになりがちだが、決して忘れてはいけない。
ユーリは、ちゃんとヤリチンなのだ。
「でぇ? 他は誰に手ぇ出してんだ? エリはさすがにないとしても、ブレイダさんあたりは絶対ぇイッてんだろ?」
「まさかあ。僕はセイラさんとマホちゃん一筋ですよ」
「ふたりいる時点で一筋ではねえんだよ」
マホは飛空艇の調整を諦めると、身体を回転させてユーリのほうを向く。
火照った顔をしながら、自分の膝の上にちんまりと座る、気の強そうな美少女。
その光景に息を飲みつつ、ユーリは感慨深く言った。
「うわあ……。いいなあ、これ。世界で一台しかない飛空艇に乗りながら、可愛い女の子を膝の上に乗せるって……なんかもう、この世のすべてだよね。この光景が」
「趣味の悪ぃ金持ちかよ……でも、そっか。そういうことなら」
マホはユーリの顔に軽くキスをしてから、その耳元に口を寄せ、
「お前のハーレムができたら、セイラとかブレイダさんとかといっしょに、おんなじことしてやんよ♡」
「そうだね。みんなで一緒に……って、しないって言ってるでしょ、そんなこと!」
マホは顔を戻して不満そうに口を開いた。
「だから、なんでそこだけそんな頑ななんだよ。どうせその辺には手ぇ出してんだろ? 一対一でやることやってんなら、三対一でも四対一でも変わらねえよ」
「いやいや変わるでしょ! エッチしたことある子を集めて、乱交プレイおっぱじめるとか、半グレのヤリチンじゃんか!」
「お前ヤリチンじゃねーかよ」
「ヤ、ヤリチンだけど、行儀のいいヤリチンなの! それに……」
「それに?」
「……あ、いや」
そこでユーリは口をモゴモゴさせると、気まずそうに黙り込んでしまった。
マホはひとつため息を吐くと、明後日のほうに視線を放ると、
「ま、いいけどな。なんとなく、察しが付くところもあるし」
「……えっと。それってどういう……?」
「なんでもねえよ……それより、ほら……♡」
「おお!」
マホはユーリに抱き着くと、自身のいろいろなものを、彼の身体に密着させる。
「……そろそろ始めねえと、間に合わなくなるんじゃね?」
「……だね。間に合わなくなるねえ。そろそろ始めないと」
悪い、そして淫猥な笑顔を突き合わせてから、ふたりは唇を重ねた。
■
その後、色々飛び散ったコックピットの掃除を終え、屋外のシャワーでキレイに身体を流したふたりは、急ピッチで飛空艇の調整を始めていた。
飛空艇の操縦席で操作盤をいじりながら、マホは助手席に座るユーリをじろりと睨み、
「ったく。どっかのバカがはしゃぎ倒すから、こんな時間になっちまったじゃねーか。みんなを待たしちまって申し訳ねえよ」
「んっんー。え~、僕の所為? マホちゃんがドMスイッチ入らなければもうちょっと早く……なんてことは絶対ないし僕が全部悪いし二度と逆らわないし今日も可愛いねマホちゃん化粧ノリもばっちりだよ」
無抵抗の意を示しながらそう言うと、マホはユーリの股間に向けて振りかぶっていたデッカいレンチを、ゴトンッ! と床に置いた。
プレイ中以外で言うとバチ切れされるが、マホはゴリゴリのドMなのだ。
普段のクールで毒舌家な印象からは程遠い──あるいはその反動なのか知れないが──が、プレイ中はM側に回り、しかもドギツイ言葉責めや苦痛を伴うような行為を要求してくるのだった。
が、それが終わればこの通り。人の股間をレンチで叩き潰すことも厭わない、冷酷無常な暴虐ロリへと舞い戻るのだった。
(S側がM側に怒られるパターンのSMって、どういうジャンルなのかな……?)
それはともかく。
「にしても、本当にとんでもねえ代物だよなあ、コイツ♡」
マホはパッと表情を輝かせると、四角い板状に加工してある魔石の操作盤を叩く。
「運転の仕方さえ覚えれば誰でも操縦できるし、魔力を流し続ければいつまででも飛んでる。おまけに、魔力を流せば流すほど速度も上がるんだもんな~♪ へへ、最高速度とかとんでもねえことになるだろーぜ♡」
と、その後も飛空艇の性能について朗々と語るマホ。その口調は軽やかで、表情はキラキラと輝いているように思えた。
ユーリはマホが好きだ。
普段のクールで毒舌家な彼女はかっこいいし、ドMな顔もギャップがあっていい。
しかしやはり、こうして好きなことをしているときの笑顔が、一番可愛いと感じるユーリだった。
……が、そう思うのと同時に、考えてしまうこともある。
それは、
「……ねえ、マホちゃんはさ、大学とか研究所に戻って、研究員したいって思わないの?」
そう。
マホは勇者パーティに加わる前、王都の魔法大学で研究員をしていた。
いや、そのずっと前……それこそ物心ついたころから、彼女は魔法に関する研究に携わっている。
それが一定の評価を得たことで、王都で最高位の魔法研究機関、フラート魔法大学に7歳で入学し、10歳の頃には4つの学位を取得し、飛び級で卒業。その後は客員教授として同大学で務めていたところをユーリがスカウトし、勇者パーティに迎え入れられたのだ。
天才魔法少女。
魔法学会に籍を置くものたちの間で、彼女はそのように呼ばれ、いまもその才能を求められている。
ゆえに、ユーリはことあるごとに考えてしまうのだ。
「勇者パーティの一員でいれば、『魔道士連合』の中でも上にいきやすくなる。けど、僕は勇者を引退する訳だから、そういう優遇措置もなくなっちゃうんだ。
つまり君は、もう僕らと一緒にいるメリットがないんだよ?
『魔道士連合』の理事長になりたいんなら、堅実に研究を進めて行った方が、将来的にはいいんじゃあ……」
「……その将来ってやつに、お前はいるの?」
「……え?」
「だから、そうやって理事長になったとしてもよ、そこにお前とかセイラとか、ほかのみんなは、ボクの近くにいんのかよ?」
「そりゃあ、いないけど……」
「だったらダメに決まってんだろバカかテメエちんちん捩じ切んぞクソヤリチンがよ」
「言い過ぎじゃない?」
マホは顔色ひとつ変えず、そしてそのツッコミを歯牙にもかけず、淡々と飛空艇の調整を続けながら、
「確かに研究は好きだよ。でもな、研究だけしてるのが退屈だったから、ボクはお前らについて行くって決めた。そんで実際、バカみてえに面白え経験ができたし、そこでしか手に入らねえ研究結果も手に入れられた。エロいことも散々できたしな」
ポフッ、と、マホがユーリの肩口に頭を押し付けてきたので、反射的に撫でてみる。
すると彼女は心地よさそうに目を緩め、そのままユーリのほうを見ると、
「ボクはな、全部欲しいんだよ。理事長の椅子が欲しいし、そのためのインパクトファクターも欲しい。
でも、お前らとのバカみてえな思い出もまだまだ欲しいし、お前も欲しい。
そのためには、ここにいるのが一番効率いいんだよ。
だからくだらねえこと気にしてんじゃねえよ、バカ勇者」
「マホちゃん……」
毒舌家で、ドMで、自己中で欲張りで……。
そして、なんだかんだで仲間思いの、天才魔法少女。
そんな彼女が改めて愛おしく思えてきて、ユーリはマホの頭にほっぺたを擦りつけた。
「マホちゃん好き~~~~~」
「あ~ダリィダリィダリィ。地雷系のヤベエ彼女ムーブやめろ。ったく、こうなるから言いたくなかったんだよ」
「次にマホちゃんとするのは、イチャイチャなエッチが良いな~~」
「聞けよ人の話……でもまあ、」
マホはユーリの頭を抱き寄せると、小さな顔を寄せてその唇を奪い、
「気が向いたらまた可愛がってやるからよ、楽しみにしとけよ、バカ勇者♡」
「…………」
「……あ? なんだよ、そのリアクション?」
「あ、いや、なんでもない……」
マジでしてるときとは別人だよね、マホちゃん……などと口走ろうものなら、なにをされるか分かったものではないので、そのままキスを続けるユーリだった。
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