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ざまぁされたらやり返す編
49話 たぶんだけどワンチャンどうにかなる イラストあり
「お、みんなおかえり~! かわいい元殺し屋のお出迎えだよぉ~♡」
「アジトのほうにお茶とスイーツの準備がございますので、ごゆるりとおくつろぎください」
ユーリ宅、本館のドアを開けるとともに、掃除をしていたカリナとハンナが、ユーリ一行へと歩み寄ってきた。
ふたりはユーリ専属のコックとして雇ったものの、手が空いているときには、こうしてメイドのような仕事もこなしてくれているのだった。
「ただいまー、カリちゃむ、ハンナさん。掃除もお茶の準備もありがとう!
でも、いきなりそんなゴリゴリ働かなくても大丈夫だよ? 『別班』を辞めるための引継ぎとかが終わったばっかりなんだからさ、少しはゆっくり休んで?」
そう。
勇者直属隠密機動部隊『別班』。その隊長と副隊長たるカリナとハンナだったが、ユーリが勇者を引退するとともに、彼女らもその役割を後任に譲ることに決めたのだった。
セイラたちと同様、彼女らもまた『アンペルマン』ではなく、ユーリに惚れ込んで仕事をしていたクチであたったため、ユーリたちについて行くことを決めたらしい。
そんなことを述懐していると、カリナはユーリの押すカートにピョンと飛び乗り、ズイッ、とユーリに顔を寄せながら、
「ん~、まあゆうたって、指揮系統の再編成と情報の共有くらいだからね~。そんなに働いてないし、後輩も頼りになる連中ばっかだから、あと腐れなくやめられたよ。だから心身ともに元気~♡」
「心配なのはむしろ、ヒィロ様が『別班』をうまく使いこなせるかどうか……という部分ではございますが、その辺りもまあ、後任と協力しつつ、うまくやっていけるでしょう。必要であれば、勇者様が手取り足取りご教授なさってくださいまし」
グググ、とカリナと顔を押し戻しつつハンナが言葉を差し添える。そんなやりとりに苦笑しつつ、ユーリはふたりの頭を撫でながら告げた。
「うん。もちろんそのつもりだけど、なんにせよ、ふたりとも本当にお疲れ様でした。
ふたりが隊長副隊長じゃなかったら、こんなに円滑にはいかなかったよ。
いままで僕を支えてくれて、本当にありがとうございました」
「お、なんだよ改まっちゃって~。え、なに、イくつもり? 今夜イこうとしてんのかぁ、カリナのことを~♡」
「わたくしたちのようなものが、お日さまの下で生きていられるのは、あなた様のご尽力があってこそ。わたくしたちはただ、頂いた大恩を返しているだけに過ぎませんわ」
今度はカリナがユーリへと顔を寄せ、蠱惑的な上目遣いに告げた。
「ですから、いままでも、これからも、あなた様のおそばに置いてくださいまし♡」
「そゆことー! これからもカリナたちのボスはあんたなんだからさ! 堂々としてりゃいいんだよ、ご主人様♡」
「あ、はは……ありがとう、ふたりとも。そうさせて貰うね」
ぴったりと息が合った掛け合いに、思わず苦笑しながらそう答える。
実際、ふたりの活躍が無ければ、ガイムに勝つことはできなかった。それどころか、帝国の攻撃から『アンペルマン』を守り抜くことすら叶わなかったろう。
ゆえに、こちらとしても相応の見返りを用意したいところなのだが、のらりくらりとはぐらかされ、こういった形に落ち着いてしまった。
ともあれ、彼女らの言う通り、これからもふたりと過ごす時間はたっぷりとあるのだ。
恩返しなら、これからゆっくりとしていけばいいだろう。
「じゃあ僕、物置にこの荷物置いてくるから、みんなは先にアジトに戻っててくれる?」
「え、いいよ、あたしも手伝うよ。あたしの荷物とか重いよ?」
「タバコ吸いながらゆっくりやるから大丈夫だよ。みんなは着替えたり休んだりしてて」
「でも……」
と、食い下がるファイフを、まあまあまあ、とマホはたしなめて、
「やるっつってんだから任せりゃいいじゃん。こいつたぶんアレだよ……みんなの私物見ながらさ、な? してえんだよ、ひとりで。そういうことを」
「ぴゅいぃ!? そ、そうなんですか、勇者様!? ちょ、ちょっと待ってください! 私の荷物、そういうのに使えそうなの無いので! なにか用意するので!」
「いやぁん、坊ちゃん、そうならそうって言ってよぉ~♡ いまパンツ脱いで入れておいてあげるね♡」
「しないししてもいいみたいな流れにするのやめて!? ワンチャンどうにかなりそうな気がしてきちゃうから!」
「ワンチャンどうにかなりそうな気がしてくんのかよ」
「ワンチャンどうにかなりそうな気がしてこないでください」
エンリエッタとブレイダ、そしてマホとセイラも交えた悪ノリに興じてから、ユーリはひとりで物置へと向かって行った。
■
「お~し~まい、っと。はは、本当にファイフさんの荷物重かった~」
物置部屋の扉を締めながら独りごち、ユーリはアジトの棟へと向かって行った。
馬車二台が余裕で通れそうなほどの広い廊下を、ひとり歩き進んでいく。
「…………………」
やがてエントランスホールへと辿り着いた。
そこは馬車どころではなく、ちょっとした舞踏会でも開けてしまいそうな広さだ。
実際、パーティ用の会場も二階にあるし、来賓用の宿泊施設もある。
高級なお酒もある。
貴重な食材もたくさんある。
庭には池もプールも温泉もある。
プライベートジェットまである。
この家にないものなど、ないのだ。
「…………………」
ユーリはエントランスホールの中心まで来ると、唐突に手を広げ、
「はいどーもー! 元勇者系金持ちマイチューバ―のユーリ社長です! 貯金額公開しちゃうぞ、っつってね!
まあそういうわけでね! 今日はルームツアーというこっとっでっ、はい! 皆さんに僕のお家を案内しちゃいま~す!
お家の紹介動画取るとね、私物を経費に入れられるんでね、確定申告のときに調子いいらしいですよ~! まあ僕は金持ちなんで、あんまり関係ないんですけどね~!」
カメラを回すわけでもなく。誰に見られてるわけでもなく。
大きな声で、そんなことを言い始めたのだった。
「アジトのほうにお茶とスイーツの準備がございますので、ごゆるりとおくつろぎください」
ユーリ宅、本館のドアを開けるとともに、掃除をしていたカリナとハンナが、ユーリ一行へと歩み寄ってきた。
ふたりはユーリ専属のコックとして雇ったものの、手が空いているときには、こうしてメイドのような仕事もこなしてくれているのだった。
「ただいまー、カリちゃむ、ハンナさん。掃除もお茶の準備もありがとう!
でも、いきなりそんなゴリゴリ働かなくても大丈夫だよ? 『別班』を辞めるための引継ぎとかが終わったばっかりなんだからさ、少しはゆっくり休んで?」
そう。
勇者直属隠密機動部隊『別班』。その隊長と副隊長たるカリナとハンナだったが、ユーリが勇者を引退するとともに、彼女らもその役割を後任に譲ることに決めたのだった。
セイラたちと同様、彼女らもまた『アンペルマン』ではなく、ユーリに惚れ込んで仕事をしていたクチであたったため、ユーリたちについて行くことを決めたらしい。
そんなことを述懐していると、カリナはユーリの押すカートにピョンと飛び乗り、ズイッ、とユーリに顔を寄せながら、
「ん~、まあゆうたって、指揮系統の再編成と情報の共有くらいだからね~。そんなに働いてないし、後輩も頼りになる連中ばっかだから、あと腐れなくやめられたよ。だから心身ともに元気~♡」
「心配なのはむしろ、ヒィロ様が『別班』をうまく使いこなせるかどうか……という部分ではございますが、その辺りもまあ、後任と協力しつつ、うまくやっていけるでしょう。必要であれば、勇者様が手取り足取りご教授なさってくださいまし」
グググ、とカリナと顔を押し戻しつつハンナが言葉を差し添える。そんなやりとりに苦笑しつつ、ユーリはふたりの頭を撫でながら告げた。
「うん。もちろんそのつもりだけど、なんにせよ、ふたりとも本当にお疲れ様でした。
ふたりが隊長副隊長じゃなかったら、こんなに円滑にはいかなかったよ。
いままで僕を支えてくれて、本当にありがとうございました」
「お、なんだよ改まっちゃって~。え、なに、イくつもり? 今夜イこうとしてんのかぁ、カリナのことを~♡」
「わたくしたちのようなものが、お日さまの下で生きていられるのは、あなた様のご尽力があってこそ。わたくしたちはただ、頂いた大恩を返しているだけに過ぎませんわ」
今度はカリナがユーリへと顔を寄せ、蠱惑的な上目遣いに告げた。
「ですから、いままでも、これからも、あなた様のおそばに置いてくださいまし♡」
「そゆことー! これからもカリナたちのボスはあんたなんだからさ! 堂々としてりゃいいんだよ、ご主人様♡」
「あ、はは……ありがとう、ふたりとも。そうさせて貰うね」
ぴったりと息が合った掛け合いに、思わず苦笑しながらそう答える。
実際、ふたりの活躍が無ければ、ガイムに勝つことはできなかった。それどころか、帝国の攻撃から『アンペルマン』を守り抜くことすら叶わなかったろう。
ゆえに、こちらとしても相応の見返りを用意したいところなのだが、のらりくらりとはぐらかされ、こういった形に落ち着いてしまった。
ともあれ、彼女らの言う通り、これからもふたりと過ごす時間はたっぷりとあるのだ。
恩返しなら、これからゆっくりとしていけばいいだろう。
「じゃあ僕、物置にこの荷物置いてくるから、みんなは先にアジトに戻っててくれる?」
「え、いいよ、あたしも手伝うよ。あたしの荷物とか重いよ?」
「タバコ吸いながらゆっくりやるから大丈夫だよ。みんなは着替えたり休んだりしてて」
「でも……」
と、食い下がるファイフを、まあまあまあ、とマホはたしなめて、
「やるっつってんだから任せりゃいいじゃん。こいつたぶんアレだよ……みんなの私物見ながらさ、な? してえんだよ、ひとりで。そういうことを」
「ぴゅいぃ!? そ、そうなんですか、勇者様!? ちょ、ちょっと待ってください! 私の荷物、そういうのに使えそうなの無いので! なにか用意するので!」
「いやぁん、坊ちゃん、そうならそうって言ってよぉ~♡ いまパンツ脱いで入れておいてあげるね♡」
「しないししてもいいみたいな流れにするのやめて!? ワンチャンどうにかなりそうな気がしてきちゃうから!」
「ワンチャンどうにかなりそうな気がしてくんのかよ」
「ワンチャンどうにかなりそうな気がしてこないでください」
エンリエッタとブレイダ、そしてマホとセイラも交えた悪ノリに興じてから、ユーリはひとりで物置へと向かって行った。
■
「お~し~まい、っと。はは、本当にファイフさんの荷物重かった~」
物置部屋の扉を締めながら独りごち、ユーリはアジトの棟へと向かって行った。
馬車二台が余裕で通れそうなほどの広い廊下を、ひとり歩き進んでいく。
「…………………」
やがてエントランスホールへと辿り着いた。
そこは馬車どころではなく、ちょっとした舞踏会でも開けてしまいそうな広さだ。
実際、パーティ用の会場も二階にあるし、来賓用の宿泊施設もある。
高級なお酒もある。
貴重な食材もたくさんある。
庭には池もプールも温泉もある。
プライベートジェットまである。
この家にないものなど、ないのだ。
「…………………」
ユーリはエントランスホールの中心まで来ると、唐突に手を広げ、
「はいどーもー! 元勇者系金持ちマイチューバ―のユーリ社長です! 貯金額公開しちゃうぞ、っつってね!
まあそういうわけでね! 今日はルームツアーというこっとっでっ、はい! 皆さんに僕のお家を案内しちゃいま~す!
お家の紹介動画取るとね、私物を経費に入れられるんでね、確定申告のときに調子いいらしいですよ~! まあ僕は金持ちなんで、あんまり関係ないんですけどね~!」
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