気が付いたら肌の色の違う5人の子供達の母になっていました

鯨森ししお

文字の大きさ
6 / 6

ワーキングホリデービザでオーストラリアに一年住んだ話 ②

しおりを挟む
 一番最初に住んだ、オーストラリアのケアンズという、グレートバリアリーフで有名な街は、思いのほか小さくって日本のように安全でした。といってももう30年も前の話なので、今でもそうかはわからないですが。

 当時のオーストラリアの人たちは、穴が開いたティーシャツを平気で着ていたり、裸足で街の中を普通に歩いていたり、日本から初めて出てみた私からすると、目から鱗というか、箱の外の世界というか、とにかく印象深かったです。
 
 国全体が水不足な為、シャワーは一人3分以内、というのがオーストラリアの常識。毎日入らない人も大勢居る文化でした。そのせいで、体臭のきつい人が普通に町中に居て、それも私には面白かったです。ちなみに私はいつもこっそり長くシャワーを浴びていました。どんなに頑張っても、3分はいろんな意味で無理でした。

 ケアンズでのホームステイ先は、シングルの、ルイビトンで働くフランス人の美女のお宅でした。彼女は1時から10時までの勤務で、朝の8時から12時まで英語学校に通っていた私とは時間的に真逆だった為、学校から帰っても一人な事が多く、私は安く買った中古の自転車でふらふらする以外は、家で一人でミュージックビデオを見まくっていました。英語が全く理解できなかった私には、ミュージックビデオだけが唯一見てて飽きないテレビ番組だったからです。

 当時は(今もかもしれない)オーストラリアは日本人に大人気で、学校の生徒の半分は日本人でした。そしてやっぱり同じ目的で外国に来る人とは気が合うんです。
 三か月の英語学校生活は、結局日本人とつるんで遊んで終わってしまい、またしても私は英語を全く話せないまま、英語学校を後にするのでした。

 しかし、絶対一年みっちり住むのだと(ワーキングホリデービザの期限は一年)、頑強に思い込んでしまっていた私は、英語が全然話せないのだから諦めて日本に帰ろう、という普通の考えには至らず、ここにいる為には仕事しなきゃ、じゃあ取り敢えず大きな町に行けば仕事もあるはず、と、ケアンズを出て南下。シドニーという、その当時オーストラリアで一番大きな町に移り住みます。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

アルファポリスの禁止事項追加の件

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスガイドライン禁止事項が追加されるんでガクブル

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

処理中です...