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アニャン、問い詰められる
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エウルは、私をベッドに丁寧に下ろしてくれた。かと思ったら、ギシッ、ギシィッとベッドが弾むほどの勢いで頭の両側に手がつかれ、おおいかぶさられて、真上から彼に睨みつけられた。
恐ろしさに、身がすくむ。
『帝国に帰ると、公主は軽く言えるのだな。ついこのあいだ、帰らないと示してくれたのではなかったのか。なのに、皆の前で帰るなどと……。公主は俺をもてあそんでいるのか!』
低く抑えられた声音であるのに、激しい感情が伝わってくる。怖い。襲いかかってくるぎりぎりのところで、彼が踏みとどまっているのがわかる。何をしても怒りの堰を切ってしまいそうで、動けなかった。
瞬きすら躊躇われる。目をそらせず、言葉も出せず、ひたすら見つめ合った。
……今度こそ、本当に怒らせてしまった。問題ばかり起こすから、愛想を尽かされてしまったのだ。
……とうとう嫌われてしまったんだ。
そう思い至ったら、わーっと涙がこみあげてきて、目に涙の膜が張った。これ以上、鬱陶しいと思われたくなくて、涙をこぼさないようにしようとしているのに、瞬いた拍子にあふれて、流れ落ちていってしまう。
これで、もっと嫌われた。そう思ったら、次から次に涙が出てきて、止まらなくなった。
『泣きたいのは、こっちだっ』
怒鳴りつけられ、びくりと震えて、他にどうすることもできずに、きつく目をつぶった。殴られるのを覚悟する。髪を掴んで引きずりまわされてもおかしくない。
けれど、頬に触れてきたのはやわらかな感触で、その思いがけない優しさに、驚いて目を開けた。
焦点が合わないくらい近くに、エウルの顔があった。やわらかいものが離れ、エウルの顔も離れる。涙の跡に口づけられたのだと気付き、え? と涙でひきつった声が漏れた。
どうしてそんな、すがるような瞳で覗きこんでくるんだろう?
『泣くほど、こうされるのは「いや」か?』
帝国の「いや」という言葉だけが聞き取れた。私はすぐに、横に首を振った。
何を聞かれたかわからなくても、前と同じ轍を踏みたくなかった。こんな目で言ってくれることが、嫌なことであるはずなんてない。
私は、そろそろと手をあげて彼の腕に添えた。……この体勢で抱きつくのは、さすがに恥ずかしかったのだ。
エウルはつらそうに、ぎゅっと眉をしかめた。
『だから、どうして、いつも、あおるんだ……っ!』
エウルが急に倒れこんでくる。思わずその肩を抱き留めようと、彼の背へ腕をまわしたのと同時に、顔がぶつかる寸前で止まった。
『耀華公主』
吐息が……、ああ、違う、言葉の形に、唇に唇が触れている。
「あ」
走った甘い疼きに、勝手に体が震えた。ぎゅっと、彼の背をつかんでしまう。エウルが、ふっと笑った気がした。
右から頭を抱え込まれ、舌が押し入ってくる。舌を絡め取られ、唇がもっと深く触れあえる場所を探して、何度も角度を変えては合わされた。逆らいようのない激しさに、食べられてしまいそうだと思う。
上顎を彼の舌がかすめていった。
「んんっ」
勝手に出てきた高い声に、かあっと体温が上がって、頬にも血がのぼった。なんだかよくわからないけど、恥ずかしい。
なのに、同じ所を今度は意思をもって舐められて、何度でも同じ声が出るのを止められない。
頭がクラクラしてくる。絡められる舌が、そうする彼が、慕わしくてたまらなくて、私はいつしか夢中で応えていた。
『……っ、くそっ!』
とうとつに彼が離れていき、かわりに力強く抱きしめられた。
『怪我をしているのに、俺は何をしてるんだ!』
何事かを激しく吐き捨てて、エウルはそのまま動かなくなった。荒い息をついて、背中が上下している。
私は迷った末に、そろそろとその背をさすってみた。エウルがとても苦しそうだったからだ。
彼の背が一瞬こわばり、その次の瞬間には、こわばりが波及してくるように、きゅうっと抱きすくめられていた。少しも動けないくらいに、体が隙間なくくっつく。
彼の体温が心地良かった。人の体に触れていると、こんなに安心するんだと、不思議な気持ちであたたかさを味わう。私は安心しきって、腕いっぱいに彼の体を抱きしめた。
ぽーっとして、ただただ彼にくっついていた。それだけで夢心地で、他になんにも考えられなかった。
パサッという厚い布の動く音と、人の足音を、意識から遠いところで耳が拾った。何かが心の隅に引っ掛かる。なんだろうと、ぼんやり考えだしたところで、足音が傍らで止まり、真横でゴチンと痛そうな音がした。
『あんたって子は、あんたって子はッ、こんな時にッ』
『いたっ! 何だ、叔母上! 何するんだ!』
パタラの怒鳴り声が降ってきて、エウルが、がばっと起き上がった。つられて、一緒に起き上がらされる。
『何だじゃないよッ! まったく油断も隙もありゃしないッ! 公主は昨日あんな目にあって、怪我をしているんだよッ!? そんな娘に無体をはたらこうとは、どういう了見だいッ!』
『違う! したいのはやまやまだが、そのくらいの自制心はある! 公主の体のやわらかさを味わっていただけだ!』
『味わっていたとか、臆面もなく言うんじゃないよ、このどら息子! 公主はまだこんなに小さいじゃないか! 怪我してなくても手を出すんじゃないよッ!』
『耀華公主は小さくても子供じゃないだろう!?』
パタラは勢いよく怒っていたのが、虚を突かれた顔をして、口をつぐんだ。
『耀華公主はそれほど子供じゃないと思うぞ。もとから小柄なのか、ろくなものを食べさせてもらえないで成長が遅くなっているだけだ』
『……どうしてそんなことが言えるんだい』
『じゃあ、逆に聞くが、叔母上は、子供がさっきみたいなことをできると思うのか? あの異様な雰囲気の中、自分を傷つけた相手を見ても、助けようとしたんだぞ。
思えば、いつもそうだった。公主が子供じみた行動をするのを見たことがない。
叔母上だって、そうだろう? だから、いつだって、いい人がきてくれたねと言うじゃないか』
『それはそうだけど』
『……それに、公主の体は子供じゃない匂いがする。甘い、いい匂いだ』
最後の一言で、エウルはちらりと私を見た。その頭を、パタラの拳がまた襲う。くわっと怒りの形相になり、目にもとまらぬ早さで、エウルの耳をひねりあげた。
『いくらあんたには子供に見えなくても、私にはまだ嫁に出すような歳には見えないね!
兄さんところのオーウェルに歳を確認してもらうまで、手を出すことは許さないよ! わかったかいッ!?』
『いたたたたっ! いくら王の代理人だからって、そんな指図を受けるいわれは、いててててててっ、くそっ、わかったっ、わかったからっ!』
『約束だよッ!』
『約束する! するから離してくれ! いッ!!』
勢いよく引っぱって離され、涙目になって、エウルは悶絶した。
『パ、パタラ』
私は見ていられなくて、呼びかけた。熟年夫婦の喧嘩の仲裁なんて、でしゃばった真似だ。しかも、たぶん、私の上にエウルがおおいかぶさっていたことを誤解したのだ。……いや、誤解じゃない。私はそれで嬉しかったのだから。
第四夫人が第一夫人に意見するなど、恐れ多いことだ。まして私は、本当は金で買われた使用人で、身代わりだ。パタラみたいな立派な女性に、物申せる身分ではない。
けれど、だからこそ、エウルを怒るのは筋違いなのだ。優しいエウルを怒らせたのも、そんな彼の同情を引いて――だいぶ怖がってみせてしまった。そんな相手を、怖がらせ続けられる人じゃない――すがったのも、私なのだ。怒りをぶつけられるべきは、私だった。
しかしパタラは、とたんに眉尻を下げて、私の腕をいたわるように撫でた。
『本当に、公主は優しいいい子だよ。こんなどら息子にはもったいないくらいだよ。
そうだ、何やらかすかわからない獣には、今夜から別の天幕に行ってもらおうかね』
『冗談じゃない! もう片時も目を離したくないくらいなのに!』
エウル間髪入れず、パタラに反論した。
『おや、自分が獣だって自覚はあるんだね?』
『叔母上と言葉遊びはしない』
ぷいっと横を向いたエウルに、パタラは、あっはっは、と大笑いした。
そのパタラが、ふと私の顔を覗きこんだ。
『いけない。疲れてきているね。やつれた顔をしているよ。公主、もう少し寝なさいな』
エウルがあわただしくベッドを下りる。パタラは、空いた場所に私をゆっくり横たわらせ、かいがいしく世話を焼いてくれた。
……ああ、なんて優しく、できた奥様だろう。
さっきまで言い合っていたのに、今は息のあった様子で二人は行動していた。私にはわからない言葉で声をかけあう二人を見て、ふいに、きゅっと胸が痛くなる。
……私などでは、とても二人の間に割り込むことなどできない。
私は目をつぶり、掛け布団を引き上げて顔を覆った。
恐ろしさに、身がすくむ。
『帝国に帰ると、公主は軽く言えるのだな。ついこのあいだ、帰らないと示してくれたのではなかったのか。なのに、皆の前で帰るなどと……。公主は俺をもてあそんでいるのか!』
低く抑えられた声音であるのに、激しい感情が伝わってくる。怖い。襲いかかってくるぎりぎりのところで、彼が踏みとどまっているのがわかる。何をしても怒りの堰を切ってしまいそうで、動けなかった。
瞬きすら躊躇われる。目をそらせず、言葉も出せず、ひたすら見つめ合った。
……今度こそ、本当に怒らせてしまった。問題ばかり起こすから、愛想を尽かされてしまったのだ。
……とうとう嫌われてしまったんだ。
そう思い至ったら、わーっと涙がこみあげてきて、目に涙の膜が張った。これ以上、鬱陶しいと思われたくなくて、涙をこぼさないようにしようとしているのに、瞬いた拍子にあふれて、流れ落ちていってしまう。
これで、もっと嫌われた。そう思ったら、次から次に涙が出てきて、止まらなくなった。
『泣きたいのは、こっちだっ』
怒鳴りつけられ、びくりと震えて、他にどうすることもできずに、きつく目をつぶった。殴られるのを覚悟する。髪を掴んで引きずりまわされてもおかしくない。
けれど、頬に触れてきたのはやわらかな感触で、その思いがけない優しさに、驚いて目を開けた。
焦点が合わないくらい近くに、エウルの顔があった。やわらかいものが離れ、エウルの顔も離れる。涙の跡に口づけられたのだと気付き、え? と涙でひきつった声が漏れた。
どうしてそんな、すがるような瞳で覗きこんでくるんだろう?
『泣くほど、こうされるのは「いや」か?』
帝国の「いや」という言葉だけが聞き取れた。私はすぐに、横に首を振った。
何を聞かれたかわからなくても、前と同じ轍を踏みたくなかった。こんな目で言ってくれることが、嫌なことであるはずなんてない。
私は、そろそろと手をあげて彼の腕に添えた。……この体勢で抱きつくのは、さすがに恥ずかしかったのだ。
エウルはつらそうに、ぎゅっと眉をしかめた。
『だから、どうして、いつも、あおるんだ……っ!』
エウルが急に倒れこんでくる。思わずその肩を抱き留めようと、彼の背へ腕をまわしたのと同時に、顔がぶつかる寸前で止まった。
『耀華公主』
吐息が……、ああ、違う、言葉の形に、唇に唇が触れている。
「あ」
走った甘い疼きに、勝手に体が震えた。ぎゅっと、彼の背をつかんでしまう。エウルが、ふっと笑った気がした。
右から頭を抱え込まれ、舌が押し入ってくる。舌を絡め取られ、唇がもっと深く触れあえる場所を探して、何度も角度を変えては合わされた。逆らいようのない激しさに、食べられてしまいそうだと思う。
上顎を彼の舌がかすめていった。
「んんっ」
勝手に出てきた高い声に、かあっと体温が上がって、頬にも血がのぼった。なんだかよくわからないけど、恥ずかしい。
なのに、同じ所を今度は意思をもって舐められて、何度でも同じ声が出るのを止められない。
頭がクラクラしてくる。絡められる舌が、そうする彼が、慕わしくてたまらなくて、私はいつしか夢中で応えていた。
『……っ、くそっ!』
とうとつに彼が離れていき、かわりに力強く抱きしめられた。
『怪我をしているのに、俺は何をしてるんだ!』
何事かを激しく吐き捨てて、エウルはそのまま動かなくなった。荒い息をついて、背中が上下している。
私は迷った末に、そろそろとその背をさすってみた。エウルがとても苦しそうだったからだ。
彼の背が一瞬こわばり、その次の瞬間には、こわばりが波及してくるように、きゅうっと抱きすくめられていた。少しも動けないくらいに、体が隙間なくくっつく。
彼の体温が心地良かった。人の体に触れていると、こんなに安心するんだと、不思議な気持ちであたたかさを味わう。私は安心しきって、腕いっぱいに彼の体を抱きしめた。
ぽーっとして、ただただ彼にくっついていた。それだけで夢心地で、他になんにも考えられなかった。
パサッという厚い布の動く音と、人の足音を、意識から遠いところで耳が拾った。何かが心の隅に引っ掛かる。なんだろうと、ぼんやり考えだしたところで、足音が傍らで止まり、真横でゴチンと痛そうな音がした。
『あんたって子は、あんたって子はッ、こんな時にッ』
『いたっ! 何だ、叔母上! 何するんだ!』
パタラの怒鳴り声が降ってきて、エウルが、がばっと起き上がった。つられて、一緒に起き上がらされる。
『何だじゃないよッ! まったく油断も隙もありゃしないッ! 公主は昨日あんな目にあって、怪我をしているんだよッ!? そんな娘に無体をはたらこうとは、どういう了見だいッ!』
『違う! したいのはやまやまだが、そのくらいの自制心はある! 公主の体のやわらかさを味わっていただけだ!』
『味わっていたとか、臆面もなく言うんじゃないよ、このどら息子! 公主はまだこんなに小さいじゃないか! 怪我してなくても手を出すんじゃないよッ!』
『耀華公主は小さくても子供じゃないだろう!?』
パタラは勢いよく怒っていたのが、虚を突かれた顔をして、口をつぐんだ。
『耀華公主はそれほど子供じゃないと思うぞ。もとから小柄なのか、ろくなものを食べさせてもらえないで成長が遅くなっているだけだ』
『……どうしてそんなことが言えるんだい』
『じゃあ、逆に聞くが、叔母上は、子供がさっきみたいなことをできると思うのか? あの異様な雰囲気の中、自分を傷つけた相手を見ても、助けようとしたんだぞ。
思えば、いつもそうだった。公主が子供じみた行動をするのを見たことがない。
叔母上だって、そうだろう? だから、いつだって、いい人がきてくれたねと言うじゃないか』
『それはそうだけど』
『……それに、公主の体は子供じゃない匂いがする。甘い、いい匂いだ』
最後の一言で、エウルはちらりと私を見た。その頭を、パタラの拳がまた襲う。くわっと怒りの形相になり、目にもとまらぬ早さで、エウルの耳をひねりあげた。
『いくらあんたには子供に見えなくても、私にはまだ嫁に出すような歳には見えないね!
兄さんところのオーウェルに歳を確認してもらうまで、手を出すことは許さないよ! わかったかいッ!?』
『いたたたたっ! いくら王の代理人だからって、そんな指図を受けるいわれは、いててててててっ、くそっ、わかったっ、わかったからっ!』
『約束だよッ!』
『約束する! するから離してくれ! いッ!!』
勢いよく引っぱって離され、涙目になって、エウルは悶絶した。
『パ、パタラ』
私は見ていられなくて、呼びかけた。熟年夫婦の喧嘩の仲裁なんて、でしゃばった真似だ。しかも、たぶん、私の上にエウルがおおいかぶさっていたことを誤解したのだ。……いや、誤解じゃない。私はそれで嬉しかったのだから。
第四夫人が第一夫人に意見するなど、恐れ多いことだ。まして私は、本当は金で買われた使用人で、身代わりだ。パタラみたいな立派な女性に、物申せる身分ではない。
けれど、だからこそ、エウルを怒るのは筋違いなのだ。優しいエウルを怒らせたのも、そんな彼の同情を引いて――だいぶ怖がってみせてしまった。そんな相手を、怖がらせ続けられる人じゃない――すがったのも、私なのだ。怒りをぶつけられるべきは、私だった。
しかしパタラは、とたんに眉尻を下げて、私の腕をいたわるように撫でた。
『本当に、公主は優しいいい子だよ。こんなどら息子にはもったいないくらいだよ。
そうだ、何やらかすかわからない獣には、今夜から別の天幕に行ってもらおうかね』
『冗談じゃない! もう片時も目を離したくないくらいなのに!』
エウル間髪入れず、パタラに反論した。
『おや、自分が獣だって自覚はあるんだね?』
『叔母上と言葉遊びはしない』
ぷいっと横を向いたエウルに、パタラは、あっはっは、と大笑いした。
そのパタラが、ふと私の顔を覗きこんだ。
『いけない。疲れてきているね。やつれた顔をしているよ。公主、もう少し寝なさいな』
エウルがあわただしくベッドを下りる。パタラは、空いた場所に私をゆっくり横たわらせ、かいがいしく世話を焼いてくれた。
……ああ、なんて優しく、できた奥様だろう。
さっきまで言い合っていたのに、今は息のあった様子で二人は行動していた。私にはわからない言葉で声をかけあう二人を見て、ふいに、きゅっと胸が痛くなる。
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