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第八章 そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ。(R18バージョン)
愛を教えられて
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「千世様、着きました。ここでございます」
揺れが止まった。こめかみに、呼ぶようにキスされる。でも、私はすぐに顔を上げられなかった。……だって、だいぶ泣いたから、きっと変な顔になってる。八島さんに変な顔を見られたくない。
だけど、ここがどんなところなのか、絶対見たくもあった。八島さんが生まれたところだもの。
私はそわそわと、八島さんにはあまり見られないように、ちらりとだけ顔を上げてみた。
なのに、すかさず優しく目の端に口づけてきて、反射的に目をつぶってしまえば、右の頬も左の頬も、涙の通ったとおりに唇と舌で辿られ、その心地よさにどんどん骨抜きにされていく。
最後に他よりほんの少し多く唇の上に留まって離れていった唇を、つい追うようにして目を開けてしまった。どきりとするほど近くで愛しげに笑いかけられる。その破壊力に、キュン死しそうになった寸前、ひらりと手品みたいに現れたハンカチに、鼻を覆われた。
「どうぞ、千世様」
……私はそれを無言で受け取り、ずびびと思いきり鼻をかんだ。
そりゃあ、鼻はかみたいと思っていたけどね! 涙拭ってもらう間も、ずっとすんすん鼻をすすりあげっぱなしだったし! けれど、変なところでデリカシーがないと思うんだよね、八島さんは!
上目遣いで彼を見やれば、変わらず輝く愛しげなまなざしで見守っている。私の顔が多少腫れぼったくなってようが、鼻水たらしてようが、……ううん、駄目なら駄目なほど、楽しそうに世話を焼くのが彼なのだ。
まったくもう、八島さんったら、駄目主製造執事なんだから、と考え、ふと思い出した。……違った、改め、夫だった、と。
かっと頬が熱くなった。八島さんと目を合わせていられなくなって、もじもじと鼻を拭ったハンカチを丸める。すっとそれが取り上げられていき、くるりと手がひるがえったと思ったら、ハンカチは消えていた。……あれ、どこに行ったんだろう。でも、よかった。だいぶ濡れていたから、八島さんの上着のポケットにしまわれたらどうしようって、心配していたのだ。
それから、足の方から腕をとかれ、そっと地面に足を下ろされた。一人で立たされて、だけどすぐに手を取られた。……恋人繋ぎで。
これって、ちょっと親密だよね。ないしょだけど、指の間を開かれて、掌を合わされると、なんだか、体を開いて、抱き合ってる時みたいに感じる……。
少し恥ずかしくて、けれど繋がってる感じがすごく嬉しくて、手を握り返しながら笑いかければ、彼も目を細めて笑ってくれた。
「千世様、こちらが私が生まれ出でた場所でございます」
八島さんが目の前から退いて、肩を並べて横に立った。それで開けた視界に、思わず目をみはった。
見晴らしのいい場所だった。さわさわと丈の高い草がどこまでも揺れている。ずっと向こうに林らしきものがあるけれど、あとは見渡すかぎりの草原。色とりどりの花もない、ただ、青々とした草が、やむことのない風に、海原のように波打っている。
ああ、……うん。
荒々しくも、清々しい、何ものにもとらわれることのない風の支配する地。
ここで八島さんが生まれたというのが、わかる気がした。
「ここで、どんなふうに八島さんは生まれたんですか?」
「さあ。気付けばここにおりました。ここに居ると認識して、己が何者であるか知り、次いで、ここがどこか知りました」
「……それは、はじめから八島さんは八島さんだったってことですか? カイちゃんみたいに、だんだん育っていくんじゃなくて?」
「はい。ただし、八島という名を持つモノではございませんでした。ただの名もなき力の塊、本能に従い力をふるうモノでしかございませんでした」
つ、と手を引かれ、持ち上げられる。何かと思えば、彼がうつむき、大切そうに、愛しむように、崇めるように、繋いだ私の手の甲に唇を押しあてた。
やわらかな感触に、手の甲が甘やかな熱を持って疼く。そうして彼は、頬ずりするように押し当てて離さないまま、言葉を紡いだ。
「生まれたというのならば、この手に触れられ、呼びとめられ、千世様に名付けられて、この形を得た、それをこそ言うのでしょう」
そう言いながら、私を見つめ、幸せそうに、笑んだ。本当に、幸せそうとしか言いようのない笑みだった。
胸が、ぐっと熱くなった。泣きたいような気持ちになる。
私は何も言えなくて、でも何か言いたくて、見つめるけど、言葉にならなくて、泣きそうに喉の奥ばかりが震えるから、みっともなく泣きだす前に、ボスッて八島さんの胸に抱き着いた。
繋いだ手がほどかれ、かわりに両腕で抱きしめられる。隙間なく重ねあわされる体に、心がさらに熱をはらんでふくらんでいく。
愛しくて、死んでしまいそうだった。自分が八島さんの幸いであれるなら、こんなに幸せなことはないって。
これまで、こんなに誰かを思ったことなんてない。誰かの幸せを願ったことだって。
こんなのは、八島さんだけ。全部、八島さんだけだ。
……ああ、そっか。
ふいに、すとんと腑に落ちた。
私、誰かを愛したことなんてなかったんだ。人間だから愛を知ってるとか、教えられるとか、思い上がりだった。愛って、そういうものじゃなかった。
今ならわかる。愛って、愛する相手がいて、初めて生まれるものだったんだって。
……この腕の中の人が。私を抱きしめてくれている人が。八島さんが。私に愛を教えてくれた、んだ。
愛しさに駆られるままに、彼の胸に頬をすり寄せた。……鼓動の聞こえない胸に。こんなにあたたかいのに、この奥に心臓はないって知ってる。
彼は人間じゃない。生き物ですらない。こうして胸に頬を寄せるたび、それを思い知る。
けれど、それでよかった。人間でなくてかまわなかった。人間らしくなってほしいとも思わない。私は、この「八島さん」が好きなのだ。
たしかに、彼に人間みたいな心はないのかもしれない。でも、他の何を滅ぼしても、私をその腕に抱いていたいと欲してくれるそれが、人の抱く愛に劣るものだって、誰が言えるの?
私は、他の愛なんていらない。たとえ、これが本当の愛だよ、と差し出されたとしたって、私は、これがいい。ううん、これじゃなきゃ嫌。
彼の差し出してくれるものに魅せられてる。そうしてくれる彼を、魂が千切れてしまいそうに愛しいって感じる。永遠に失いたくないって、ずっと一緒に居たいって、何度でも願わずにいられない。
「八島さんに出会えて、良かったっ。……八島さんが生まれてきてくれて、良かったっ」
涙声になった。
世界中に、ありがとー!! て叫びたいような気分だった。彼を生み出して、出会わせてくれた、奇跡を与えてくれたことに。
八島さんがしゃがんだ。片膝をついて、下からのぞきこんでくる。耳から後ろを大きな手で包むように添えられ、滲んだ涙を、チュッと吸い取られた。左は間に合わなくて、零れ落ちる途中で、ぺろりと嘗められる。八島さんは、満足げな色っぽい溜息をもらした。
「……もしかして、美味しいの?」
「ええ。私を思ってこぼしてくださった涙でございましょう?」
そんなふうに言われると羞恥を覚えて、小さく頷いた。
「どんな美酒より我が心を酔わせ、天上の甘露でさえ満たせぬ我が渇きが癒やされるのです」
「涙が一番?」
「いいえ。千世様の声も、まなざしも、肌も、口づけで交わす唾液も、ホトから零れ落ちる蜜も。……いいえ」
八島さんは、とろりと目元をほころばせ、もう一度、今度は自分で自分の言を否定した。
「触れていなくても、ただ私を思ってくださるだけで」
そう言って、また幸せそうに笑うから、もう涙が止まらなかった。私は泣き笑いで、涙の跡をたどる八島さんに身をゆだねた。
揺れが止まった。こめかみに、呼ぶようにキスされる。でも、私はすぐに顔を上げられなかった。……だって、だいぶ泣いたから、きっと変な顔になってる。八島さんに変な顔を見られたくない。
だけど、ここがどんなところなのか、絶対見たくもあった。八島さんが生まれたところだもの。
私はそわそわと、八島さんにはあまり見られないように、ちらりとだけ顔を上げてみた。
なのに、すかさず優しく目の端に口づけてきて、反射的に目をつぶってしまえば、右の頬も左の頬も、涙の通ったとおりに唇と舌で辿られ、その心地よさにどんどん骨抜きにされていく。
最後に他よりほんの少し多く唇の上に留まって離れていった唇を、つい追うようにして目を開けてしまった。どきりとするほど近くで愛しげに笑いかけられる。その破壊力に、キュン死しそうになった寸前、ひらりと手品みたいに現れたハンカチに、鼻を覆われた。
「どうぞ、千世様」
……私はそれを無言で受け取り、ずびびと思いきり鼻をかんだ。
そりゃあ、鼻はかみたいと思っていたけどね! 涙拭ってもらう間も、ずっとすんすん鼻をすすりあげっぱなしだったし! けれど、変なところでデリカシーがないと思うんだよね、八島さんは!
上目遣いで彼を見やれば、変わらず輝く愛しげなまなざしで見守っている。私の顔が多少腫れぼったくなってようが、鼻水たらしてようが、……ううん、駄目なら駄目なほど、楽しそうに世話を焼くのが彼なのだ。
まったくもう、八島さんったら、駄目主製造執事なんだから、と考え、ふと思い出した。……違った、改め、夫だった、と。
かっと頬が熱くなった。八島さんと目を合わせていられなくなって、もじもじと鼻を拭ったハンカチを丸める。すっとそれが取り上げられていき、くるりと手がひるがえったと思ったら、ハンカチは消えていた。……あれ、どこに行ったんだろう。でも、よかった。だいぶ濡れていたから、八島さんの上着のポケットにしまわれたらどうしようって、心配していたのだ。
それから、足の方から腕をとかれ、そっと地面に足を下ろされた。一人で立たされて、だけどすぐに手を取られた。……恋人繋ぎで。
これって、ちょっと親密だよね。ないしょだけど、指の間を開かれて、掌を合わされると、なんだか、体を開いて、抱き合ってる時みたいに感じる……。
少し恥ずかしくて、けれど繋がってる感じがすごく嬉しくて、手を握り返しながら笑いかければ、彼も目を細めて笑ってくれた。
「千世様、こちらが私が生まれ出でた場所でございます」
八島さんが目の前から退いて、肩を並べて横に立った。それで開けた視界に、思わず目をみはった。
見晴らしのいい場所だった。さわさわと丈の高い草がどこまでも揺れている。ずっと向こうに林らしきものがあるけれど、あとは見渡すかぎりの草原。色とりどりの花もない、ただ、青々とした草が、やむことのない風に、海原のように波打っている。
ああ、……うん。
荒々しくも、清々しい、何ものにもとらわれることのない風の支配する地。
ここで八島さんが生まれたというのが、わかる気がした。
「ここで、どんなふうに八島さんは生まれたんですか?」
「さあ。気付けばここにおりました。ここに居ると認識して、己が何者であるか知り、次いで、ここがどこか知りました」
「……それは、はじめから八島さんは八島さんだったってことですか? カイちゃんみたいに、だんだん育っていくんじゃなくて?」
「はい。ただし、八島という名を持つモノではございませんでした。ただの名もなき力の塊、本能に従い力をふるうモノでしかございませんでした」
つ、と手を引かれ、持ち上げられる。何かと思えば、彼がうつむき、大切そうに、愛しむように、崇めるように、繋いだ私の手の甲に唇を押しあてた。
やわらかな感触に、手の甲が甘やかな熱を持って疼く。そうして彼は、頬ずりするように押し当てて離さないまま、言葉を紡いだ。
「生まれたというのならば、この手に触れられ、呼びとめられ、千世様に名付けられて、この形を得た、それをこそ言うのでしょう」
そう言いながら、私を見つめ、幸せそうに、笑んだ。本当に、幸せそうとしか言いようのない笑みだった。
胸が、ぐっと熱くなった。泣きたいような気持ちになる。
私は何も言えなくて、でも何か言いたくて、見つめるけど、言葉にならなくて、泣きそうに喉の奥ばかりが震えるから、みっともなく泣きだす前に、ボスッて八島さんの胸に抱き着いた。
繋いだ手がほどかれ、かわりに両腕で抱きしめられる。隙間なく重ねあわされる体に、心がさらに熱をはらんでふくらんでいく。
愛しくて、死んでしまいそうだった。自分が八島さんの幸いであれるなら、こんなに幸せなことはないって。
これまで、こんなに誰かを思ったことなんてない。誰かの幸せを願ったことだって。
こんなのは、八島さんだけ。全部、八島さんだけだ。
……ああ、そっか。
ふいに、すとんと腑に落ちた。
私、誰かを愛したことなんてなかったんだ。人間だから愛を知ってるとか、教えられるとか、思い上がりだった。愛って、そういうものじゃなかった。
今ならわかる。愛って、愛する相手がいて、初めて生まれるものだったんだって。
……この腕の中の人が。私を抱きしめてくれている人が。八島さんが。私に愛を教えてくれた、んだ。
愛しさに駆られるままに、彼の胸に頬をすり寄せた。……鼓動の聞こえない胸に。こんなにあたたかいのに、この奥に心臓はないって知ってる。
彼は人間じゃない。生き物ですらない。こうして胸に頬を寄せるたび、それを思い知る。
けれど、それでよかった。人間でなくてかまわなかった。人間らしくなってほしいとも思わない。私は、この「八島さん」が好きなのだ。
たしかに、彼に人間みたいな心はないのかもしれない。でも、他の何を滅ぼしても、私をその腕に抱いていたいと欲してくれるそれが、人の抱く愛に劣るものだって、誰が言えるの?
私は、他の愛なんていらない。たとえ、これが本当の愛だよ、と差し出されたとしたって、私は、これがいい。ううん、これじゃなきゃ嫌。
彼の差し出してくれるものに魅せられてる。そうしてくれる彼を、魂が千切れてしまいそうに愛しいって感じる。永遠に失いたくないって、ずっと一緒に居たいって、何度でも願わずにいられない。
「八島さんに出会えて、良かったっ。……八島さんが生まれてきてくれて、良かったっ」
涙声になった。
世界中に、ありがとー!! て叫びたいような気分だった。彼を生み出して、出会わせてくれた、奇跡を与えてくれたことに。
八島さんがしゃがんだ。片膝をついて、下からのぞきこんでくる。耳から後ろを大きな手で包むように添えられ、滲んだ涙を、チュッと吸い取られた。左は間に合わなくて、零れ落ちる途中で、ぺろりと嘗められる。八島さんは、満足げな色っぽい溜息をもらした。
「……もしかして、美味しいの?」
「ええ。私を思ってこぼしてくださった涙でございましょう?」
そんなふうに言われると羞恥を覚えて、小さく頷いた。
「どんな美酒より我が心を酔わせ、天上の甘露でさえ満たせぬ我が渇きが癒やされるのです」
「涙が一番?」
「いいえ。千世様の声も、まなざしも、肌も、口づけで交わす唾液も、ホトから零れ落ちる蜜も。……いいえ」
八島さんは、とろりと目元をほころばせ、もう一度、今度は自分で自分の言を否定した。
「触れていなくても、ただ私を思ってくださるだけで」
そう言って、また幸せそうに笑うから、もう涙が止まらなかった。私は泣き笑いで、涙の跡をたどる八島さんに身をゆだねた。
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