151 / 156
EX-延長戦
ウルフィ日記
しおりを挟む
はじめまして こんにちわ
ぼくはウルフィと言います
……うわぁぁご主人すごいよ!
これほんとに書けてる!
えーっと、ぼくはオオカミです
でも、ほんとうの名前はロロトと言います
テイル村のしゅっしんで、もうすぐ4さいになります
オオカミだから字は書けないけど、喋るだけで書いてくれるペンをご主人がプレゼントしてくれました
あっ、ご主人って言うのは僕のご主人様のことで、ちょっとぶっきらぼうだけど本当は優しい魔女さんです
最近までニチカって言う女の子と、僕と、ご主人の3人で旅をしてたけど、ひと段落したから元の家まで帰ってきたんだ
えーっとえーっと、
まだ不慣れだけど、これからがんばって毎日日記を書きたいと思います まーる!
◎月◆日(ちょっとだけ雨)
今日はニチカが来ました
天界とのぽーたるを、この家にもつなげたのでいつでも来れるのが嬉しいと言ってました
でも嬉しいのはご主人にはヒミツなんだそうです
僕も絶対ご主人にはナイショにすると約束しました。でも日記になら書いても良いよね?
○月×日(晴れ)
今日と明日はおやすみを貰ったので、テイル村まで走って来ました
とちゅうでランお兄さんにあったので一緒にかけっこをして遊びました
ハンデでおっきな荷物を背負わされたけど、それでも僕の方が早かったので嬉しかったです
△月□日(はれ、時々くもり)
今日はフルルと一緒にノックオック様のところまで遊びに行きました
とっても喜んでくれて、僕まで嬉しくなりました
山から降りて村のみんなと暮らせばいいのにと言ったら、やっぱり恥ずかしそうに俯いてしまいました
フルルは「まどろっこしい!」と言っていました、ユージューフダンなのがイライラするそうです
でも蹴りを入れるのはどうかと思います
※月▲日|(ずっとくもり)
ご主人のうちに帰ったら、ランお兄さんが正座させられてニチカに叱られていました
「ハンデってなに!」とか「騙すようなマネをして!」とか言っていました
その横からご主人が「使い魔使用料」っていうのを請求して、ニチカにはたかれていました
帰り際にランお兄さんが僕に謝って来たけど、何に対してだったのかな?
◎月◎日(雲ひとつない青空!)
シャルロッテさんがおいしいケーキを持ってきてくれました
みんなでお茶をしたよ、楽しかったなぁ!
ユーナさまも終わりごろにやって来て、僕の分はぁ?と泣いていました
かわいそうだったので、半分わけてあげたら、お礼にキラキラひかる水晶をくれました
たからものにしよう!
×月※日(ずっと青空)
今日は、ご主人が朝から調合作業をしているので、外に座ってこれを書いています
家じゅうモクモクピンク色のケムリが出ているので、火事みたいです
あっ、ニチカおはよー! うん、うん、なんか新薬の実験とか言ってたよ
えーっと、今日の実験のために僕が集めてきた材料は、クラクラランの唾液と、ソーラの葉っぱと
それからイヤあああああああ!!!絶対嫌だからっ、一人で勝手にやってて!!!
ねーっちょっと静かにしてよー、日記に書きこまれちゃうよ 媚薬の調合とかバカじゃないの!?
ノルの雫をちょっぴりと 安心しろ実験だ を3枚用意しました 事故の予感しかしないのよ!
もうっ、二人ともうるさいよぉ! 全然書けないじゃないかっ
あ、入ってっちゃった。やれやれ、わかったよーだ、僕が別の場所行けばいいんでしょー
えぇと、僕は知ってます。
二人は人前ではいっつも口ゲンカばかりしてるけど、本当はすっごく仲がいいのです
これから先もずーっと、みんな仲良くしていけると良いな!
(ウルフィ日記より抜粋)
ぼくはウルフィと言います
……うわぁぁご主人すごいよ!
これほんとに書けてる!
えーっと、ぼくはオオカミです
でも、ほんとうの名前はロロトと言います
テイル村のしゅっしんで、もうすぐ4さいになります
オオカミだから字は書けないけど、喋るだけで書いてくれるペンをご主人がプレゼントしてくれました
あっ、ご主人って言うのは僕のご主人様のことで、ちょっとぶっきらぼうだけど本当は優しい魔女さんです
最近までニチカって言う女の子と、僕と、ご主人の3人で旅をしてたけど、ひと段落したから元の家まで帰ってきたんだ
えーっとえーっと、
まだ不慣れだけど、これからがんばって毎日日記を書きたいと思います まーる!
◎月◆日(ちょっとだけ雨)
今日はニチカが来ました
天界とのぽーたるを、この家にもつなげたのでいつでも来れるのが嬉しいと言ってました
でも嬉しいのはご主人にはヒミツなんだそうです
僕も絶対ご主人にはナイショにすると約束しました。でも日記になら書いても良いよね?
○月×日(晴れ)
今日と明日はおやすみを貰ったので、テイル村まで走って来ました
とちゅうでランお兄さんにあったので一緒にかけっこをして遊びました
ハンデでおっきな荷物を背負わされたけど、それでも僕の方が早かったので嬉しかったです
△月□日(はれ、時々くもり)
今日はフルルと一緒にノックオック様のところまで遊びに行きました
とっても喜んでくれて、僕まで嬉しくなりました
山から降りて村のみんなと暮らせばいいのにと言ったら、やっぱり恥ずかしそうに俯いてしまいました
フルルは「まどろっこしい!」と言っていました、ユージューフダンなのがイライラするそうです
でも蹴りを入れるのはどうかと思います
※月▲日|(ずっとくもり)
ご主人のうちに帰ったら、ランお兄さんが正座させられてニチカに叱られていました
「ハンデってなに!」とか「騙すようなマネをして!」とか言っていました
その横からご主人が「使い魔使用料」っていうのを請求して、ニチカにはたかれていました
帰り際にランお兄さんが僕に謝って来たけど、何に対してだったのかな?
◎月◎日(雲ひとつない青空!)
シャルロッテさんがおいしいケーキを持ってきてくれました
みんなでお茶をしたよ、楽しかったなぁ!
ユーナさまも終わりごろにやって来て、僕の分はぁ?と泣いていました
かわいそうだったので、半分わけてあげたら、お礼にキラキラひかる水晶をくれました
たからものにしよう!
×月※日(ずっと青空)
今日は、ご主人が朝から調合作業をしているので、外に座ってこれを書いています
家じゅうモクモクピンク色のケムリが出ているので、火事みたいです
あっ、ニチカおはよー! うん、うん、なんか新薬の実験とか言ってたよ
えーっと、今日の実験のために僕が集めてきた材料は、クラクラランの唾液と、ソーラの葉っぱと
それからイヤあああああああ!!!絶対嫌だからっ、一人で勝手にやってて!!!
ねーっちょっと静かにしてよー、日記に書きこまれちゃうよ 媚薬の調合とかバカじゃないの!?
ノルの雫をちょっぴりと 安心しろ実験だ を3枚用意しました 事故の予感しかしないのよ!
もうっ、二人ともうるさいよぉ! 全然書けないじゃないかっ
あ、入ってっちゃった。やれやれ、わかったよーだ、僕が別の場所行けばいいんでしょー
えぇと、僕は知ってます。
二人は人前ではいっつも口ゲンカばかりしてるけど、本当はすっごく仲がいいのです
これから先もずーっと、みんな仲良くしていけると良いな!
(ウルフィ日記より抜粋)
0
あなたにおすすめの小説
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
悪役令嬢の役割は終えました(別視点)
月椿
恋愛
この作品は「悪役令嬢の役割は終えました」のヴォルフ視点のお話になります。
本編を読んでない方にはネタバレになりますので、ご注意下さい。
母親が亡くなった日、ヴォルフは一人の騎士に保護された。
そこから、ヴォルフの日常は変わっていく。
これは保護してくれた人の背に憧れて騎士となったヴォルフと、悪役令嬢の役割を終えた彼女とのお話。
死に戻りの元王妃なので婚約破棄して穏やかな生活を――って、なぜか帝国の第二王子に求愛されています!?
神崎 ルナ
恋愛
アレクシアはこの一国の王妃である。だが伴侶であるはずの王には執務を全て押し付けられ、王妃としてのパーティ参加もほとんど側妃のオリビアに任されていた。
(私って一体何なの)
朝から食事を摂っていないアレクシアが厨房へ向かおうとした昼下がり、その日の内に起きた革命に巻き込まれ、『王政を傾けた怠け者の王妃』として処刑されてしまう。
そして――
「ここにいたのか」
目の前には記憶より若い伴侶の姿。
(……もしかして巻き戻った?)
今度こそ間違えません!! 私は王妃にはなりませんからっ!!
だが二度目の生では不可思議なことばかりが起きる。
学生時代に戻ったが、そこにはまだ会うはずのないオリビアが生徒として在籍していた。
そして居るはずのない人物がもう一人。
……帝国の第二王子殿下?
彼とは外交で数回顔を会わせたくらいなのになぜか親し気に話しかけて来る。
一体何が起こっているの!?
公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
お姫様は死に、魔女様は目覚めた
悠十
恋愛
とある大国に、小さいけれど豊かな国の姫君が側妃として嫁いだ。
しかし、離宮に案内されるも、離宮には侍女も衛兵も居ない。ベルを鳴らしても、人を呼んでも誰も来ず、姫君は長旅の疲れから眠り込んでしまう。
そして、深夜、姫君は目覚め、体の不調を感じた。そのまま気を失い、三度目覚め、三度気を失い、そして……
「あ、あれ? えっ、なんで私、前の体に戻ってるわけ?」
姫君だった少女は、前世の魔女の体に魂が戻ってきていた。
「えっ、まさか、あのまま死んだ⁉」
魔女は慌てて遠見の水晶を覗き込む。自分の――姫君の体は、嫁いだ大国はいったいどうなっているのか知るために……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる