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6 錬金術師の才
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肩のところまである金髪に紫の瞳をした美しい少女。
普通の町娘に見えるが、その瞳に宿る光は強い。
試しに【鑑定】してみた。
名前はセレスティア、そして錬金術の才:Sランクと表示されている。
「錬金術師か……」
金属を変化させたり、創成したり……という術が有名だが、実際にはもっと応用範囲の広い万能の魔術だ。
ただし、この世界ではかなり希少な術師であり、有能な錬金術師を抱えていると、それだけで大きな繁栄が約束されるといっていい。
「こいつは――ぜひ手元に置きたいな」
俺はニヤリとして彼女に近づく。
「ちょっといいかな」
「ひゃ、ひゃいいいいいいいいいいいっ!?」
俺が声をかけると、セレスティアは驚いたように後ずさった。
「あー、びっくりした。心臓飛び出ちゃうかと思いました……ぜいはあぜいはあ……」
「いや、どっちかというと俺の方が驚いたんだが……」
リアクション大きいなぁ……。
「あ、もしかしてディオン様ですか!? ローゼルバイト伯爵の令息――」
「ああ。君に聞きたいことがあってね。少し俺と話をしてくれないか?」
「えええええええええええええっ!? あ、あの、いきなり言われても、私、そのっ、心の準備が!」
リアクション大きいなぁ……(二回目)。
まあ、いい。
このまま話を進めよう。
「君には、ある才能がある。その才能でもって俺を助けてほしい」
「えええええええええええっ、あのその、私、初めてなので、優しくしてくださ……へっ、才能?」
……なんか、この子、盛大に勘違いしてなかったか?
俺はジト目でセレスティアを見つつ、
「そう、才能だ。君には錬金術師の素養がある」
「錬金術師って、あの物質を金に変えたりとかできる人ですか……?」
「そういう術もあるが、他にも色々な術がある。非常に応用範囲の広い、有用な魔術だ」
セレスティアに説明する俺。
これはあくまでも【花乙女の誓約】における錬金術の設定である。
「でも、私はただの薬師見習いで、そんなすごい魔法の才能なんてないと思うんです」
と、戸惑う様子を見せるセレスティア。
「才能はあくまでも才能だ。今の君はまだ自分の素養を何も鍛えていない。ただ、興味があるなら俺に協力させてほしい」
俺は身を乗り出した。
「あ、あの、私、男の人に慣れていませんので、あまり近づかれると、その、えっと……っ」
たちまちセレスティアは真っ赤になった。
かなり初心な女の子らしい。
「ああ、すまない。つい熱が入って……もう少し距離を取るよ」
俺は謝り、数歩後ずさった。
「ありがとうございます……お気遣いさせてしまって」
「いや、君が話しやすいようにしたいからね」
言って、俺は話を続ける。
「錬金術師はこの国で――いや世界中で引く手あまたの花形職業だ。君にとっても大いにプラスになる話だと思う。もちろん、俺としても配下に錬金術師が加わるのは非常に大きなメリットになる」
「は、はあ……」
「双方にプラスになる話だと思う。ぜひ前向きに検討してほしい」
だんだんセールスマンみたいな話し方になってきたな、俺……。
いや、でも錬金術師は絶対に手元に置いておきたいジョブだからな。
「具体的には……私、どうすればいいんでしょうか?」
セレスティアがたずねる。
お、食いついてきた。
どうやら興味はあるらしい。
「そうだな……まず君専用の研究所を用意する。君はローゼルバイト伯爵家付きの魔術師見習いという扱いで、給金も支払おう」
「お給料まで出るんですか……!?」
「当然だ。君の言い値で払う」
「言い値……」
セレスティアは目を丸くした。
「ただ、君は薬師見習いだそうだから、そっちと並行してやるのか、錬金術師一本に絞るのか……その辺りも考えてもらった方がいいな」
「あ……その、薬師はあまり続けたくなくて……」
「えっ」
「上司が怖くて……働くのが、本当はつらいんです……」
ああ、パワハラ環境なのか。
なんだか俺の前世を思い出す。
「安心してほしい。俺が提供する研究所ではそういったパワハラは一切ないと約束する。そもそも君がその研究所のトップになるから、上司は存在しなくなるけどな」
「ぱわはら……ってなんですか?」
あ、しまった、こっちの世界にパワハラって用語はないよな。
「ええと、つまり立場などを利用して目下の者に威圧的な言動をしたり、不快な思いをさせたり……そういった行為の話だ。君は薬師の仕事で、そういった目に遭っているんじゃないか?」
「……はい」
言って、セレスティアは顔を上げた。
「錬金術師の仕事では、そういう目に遭わないんですか……本当に……?」
「ああ。さっきも言ったように研究所で君の上司になる者はいない。まあ、いちおう立場が上の人間としては、俺がそうなるけど……仕事は完全に君の自由にやってもらうから、俺から口出しすることはない」
「……です」
セレスティアが小さくつぶやいた。
俺を見つめ、今度はもう少し大きな声で繰り返す。
「私、やってみたいです……もう上司に怒鳴られたり、嫌みを言われたり……そんな毎日は嫌です。それに――」
セレスティアは照れたような笑みを浮かべ、
「昔から憧れだったんです、魔法使いって……」
「はは、じゃあ錬金術師は憧れの仕事ってことになるな」
「はい!」
うなずいたセレスティアの顔は本当に嬉しそうだった。
一時間後、俺が付き添ってセレスティアは薬師見習いの仕事を退職し、ローゼルバイトの館のすぐそばに研究所を設立することになった。
建物ができるまでの間は、客人として館に招くことにする。
これで――錬金術師の卵を確保できた。
けれど、まだまだだ。
有能な人材をもっと集めていくぞ――。
普通の町娘に見えるが、その瞳に宿る光は強い。
試しに【鑑定】してみた。
名前はセレスティア、そして錬金術の才:Sランクと表示されている。
「錬金術師か……」
金属を変化させたり、創成したり……という術が有名だが、実際にはもっと応用範囲の広い万能の魔術だ。
ただし、この世界ではかなり希少な術師であり、有能な錬金術師を抱えていると、それだけで大きな繁栄が約束されるといっていい。
「こいつは――ぜひ手元に置きたいな」
俺はニヤリとして彼女に近づく。
「ちょっといいかな」
「ひゃ、ひゃいいいいいいいいいいいっ!?」
俺が声をかけると、セレスティアは驚いたように後ずさった。
「あー、びっくりした。心臓飛び出ちゃうかと思いました……ぜいはあぜいはあ……」
「いや、どっちかというと俺の方が驚いたんだが……」
リアクション大きいなぁ……。
「あ、もしかしてディオン様ですか!? ローゼルバイト伯爵の令息――」
「ああ。君に聞きたいことがあってね。少し俺と話をしてくれないか?」
「えええええええええええええっ!? あ、あの、いきなり言われても、私、そのっ、心の準備が!」
リアクション大きいなぁ……(二回目)。
まあ、いい。
このまま話を進めよう。
「君には、ある才能がある。その才能でもって俺を助けてほしい」
「えええええええええええっ、あのその、私、初めてなので、優しくしてくださ……へっ、才能?」
……なんか、この子、盛大に勘違いしてなかったか?
俺はジト目でセレスティアを見つつ、
「そう、才能だ。君には錬金術師の素養がある」
「錬金術師って、あの物質を金に変えたりとかできる人ですか……?」
「そういう術もあるが、他にも色々な術がある。非常に応用範囲の広い、有用な魔術だ」
セレスティアに説明する俺。
これはあくまでも【花乙女の誓約】における錬金術の設定である。
「でも、私はただの薬師見習いで、そんなすごい魔法の才能なんてないと思うんです」
と、戸惑う様子を見せるセレスティア。
「才能はあくまでも才能だ。今の君はまだ自分の素養を何も鍛えていない。ただ、興味があるなら俺に協力させてほしい」
俺は身を乗り出した。
「あ、あの、私、男の人に慣れていませんので、あまり近づかれると、その、えっと……っ」
たちまちセレスティアは真っ赤になった。
かなり初心な女の子らしい。
「ああ、すまない。つい熱が入って……もう少し距離を取るよ」
俺は謝り、数歩後ずさった。
「ありがとうございます……お気遣いさせてしまって」
「いや、君が話しやすいようにしたいからね」
言って、俺は話を続ける。
「錬金術師はこの国で――いや世界中で引く手あまたの花形職業だ。君にとっても大いにプラスになる話だと思う。もちろん、俺としても配下に錬金術師が加わるのは非常に大きなメリットになる」
「は、はあ……」
「双方にプラスになる話だと思う。ぜひ前向きに検討してほしい」
だんだんセールスマンみたいな話し方になってきたな、俺……。
いや、でも錬金術師は絶対に手元に置いておきたいジョブだからな。
「具体的には……私、どうすればいいんでしょうか?」
セレスティアがたずねる。
お、食いついてきた。
どうやら興味はあるらしい。
「そうだな……まず君専用の研究所を用意する。君はローゼルバイト伯爵家付きの魔術師見習いという扱いで、給金も支払おう」
「お給料まで出るんですか……!?」
「当然だ。君の言い値で払う」
「言い値……」
セレスティアは目を丸くした。
「ただ、君は薬師見習いだそうだから、そっちと並行してやるのか、錬金術師一本に絞るのか……その辺りも考えてもらった方がいいな」
「あ……その、薬師はあまり続けたくなくて……」
「えっ」
「上司が怖くて……働くのが、本当はつらいんです……」
ああ、パワハラ環境なのか。
なんだか俺の前世を思い出す。
「安心してほしい。俺が提供する研究所ではそういったパワハラは一切ないと約束する。そもそも君がその研究所のトップになるから、上司は存在しなくなるけどな」
「ぱわはら……ってなんですか?」
あ、しまった、こっちの世界にパワハラって用語はないよな。
「ええと、つまり立場などを利用して目下の者に威圧的な言動をしたり、不快な思いをさせたり……そういった行為の話だ。君は薬師の仕事で、そういった目に遭っているんじゃないか?」
「……はい」
言って、セレスティアは顔を上げた。
「錬金術師の仕事では、そういう目に遭わないんですか……本当に……?」
「ああ。さっきも言ったように研究所で君の上司になる者はいない。まあ、いちおう立場が上の人間としては、俺がそうなるけど……仕事は完全に君の自由にやってもらうから、俺から口出しすることはない」
「……です」
セレスティアが小さくつぶやいた。
俺を見つめ、今度はもう少し大きな声で繰り返す。
「私、やってみたいです……もう上司に怒鳴られたり、嫌みを言われたり……そんな毎日は嫌です。それに――」
セレスティアは照れたような笑みを浮かべ、
「昔から憧れだったんです、魔法使いって……」
「はは、じゃあ錬金術師は憧れの仕事ってことになるな」
「はい!」
うなずいたセレスティアの顔は本当に嬉しそうだった。
一時間後、俺が付き添ってセレスティアは薬師見習いの仕事を退職し、ローゼルバイトの館のすぐそばに研究所を設立することになった。
建物ができるまでの間は、客人として館に招くことにする。
これで――錬金術師の卵を確保できた。
けれど、まだまだだ。
有能な人材をもっと集めていくぞ――。
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