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第2章 勇者の選択
7 交差する過去と今3
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「二人がらぶらぶっぽい雰囲気になったところから、ずっといた」
「らぶらぶって……」
「ちゅーとかしないの?」
「しませんよ!?」
思わず全力で叫んでしまった。
「口では言えないような卑猥な行為も?」
「しませんってば!」
何言いだすんだ、この人は。
「場を和ませるための冗談」
「まったく」
「あわわわわ……私と彼方くんが、ちゅーとか卑猥な行為とかちゅーとか卑猥な……はわわわわわ……」
──って、雫!?
さっきから顔が真っ赤っ赤で、湯気でも噴き出しそうだ。
「雫には刺激が強すぎた話題。純情」
と、凪沙さん。
「おい、大丈夫か。雫?」
「はあ、はあ……だ、大丈夫です」
なんか目がトロンとしてるし、息が妙に荒いんだが。
「やっと、普段の態度に戻った」
凪沙さんが俺を見た。
「元気を取り戻してる」
「えっ?」
「少しでも元気になったなら、よかった」
「凪沙さん……」
もしかして──。
この人なりに、俺を気遣ってくれたのか。
「彼方も雫も、からかうと楽しい」
……あ、ただ面白がってるだけだ、この人。
「らぶらぶって……」
「ちゅーとかしないの?」
「しませんよ!?」
思わず全力で叫んでしまった。
「口では言えないような卑猥な行為も?」
「しませんってば!」
何言いだすんだ、この人は。
「場を和ませるための冗談」
「まったく」
「あわわわわ……私と彼方くんが、ちゅーとか卑猥な行為とかちゅーとか卑猥な……はわわわわわ……」
──って、雫!?
さっきから顔が真っ赤っ赤で、湯気でも噴き出しそうだ。
「雫には刺激が強すぎた話題。純情」
と、凪沙さん。
「おい、大丈夫か。雫?」
「はあ、はあ……だ、大丈夫です」
なんか目がトロンとしてるし、息が妙に荒いんだが。
「やっと、普段の態度に戻った」
凪沙さんが俺を見た。
「元気を取り戻してる」
「えっ?」
「少しでも元気になったなら、よかった」
「凪沙さん……」
もしかして──。
この人なりに、俺を気遣ってくれたのか。
「彼方も雫も、からかうと楽しい」
……あ、ただ面白がってるだけだ、この人。
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