『あなたの隣に存在するゲイ、20代最後のエッセイ』

しゅんすけ

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中学生の頃の思い出 見えたのは水色ブリーフ

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中学生の頃のお馬鹿な話です。同じクラスのサッカー部で可愛い男の子がいたんです。小柄で腕が細くて目がクリクリの子でした。

だけど僕のクラスは正直、クラス間の仲が良くなくて派閥が三つくらいに分かれていました。その子は違う派閥で遠目に可愛いな、仲良くなりたいと思いながらもあまり話すこともなく過ごしていました。

それは体育の着替えの時間で した。サッカー部たちが集まって着替えていると聞こえてきたんです。

「T 、パンツ逆じゃね?」

その中の誰かが言いました。僕は瞬時に目線をそっちに向けました。

「あれ、ほんとだ」

見えたTのパンツは、可愛い水色のブリーフでした。足は太もものパンツの際まで綺麗な肌をしています。心臓は熱くなりました。

隠すから履き直しなよ、とその中の誰かが言うと、サッカー部はTを囲ってその中でTはパンツを脱ぎました。

僕は目線が離せません。Tは今、同じ部屋でパンツを脱いでいる。隙間から少しだけ、Tのあれが見えたような気がしました。
本当に見えたかどうかは覚えていないです。

それと別な時期に、僕はTと席が近くなることがありました。給食では毎日席を合わせて一緒に食べます。

給食にオレンジがデザートで出たことがありました。給食を食べ終えてもTはオレンジだけ残しています。だけど先生は厳しくて残すことを良しとはしないタイプだったかと思います。

それでTはペロッとオレンジを舐めました。だけど顔を酸っぱめてお皿に戻します。
僕はすかさず食べようか、と言いました。舐めたことには気づいていないフリをします。
Tも舐めていないフリをしていました。

それが僕とTの間接キスのようなものでした。
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