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陰謀編 プレイステッド領
人質、瞬間移動の真実を知る
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転移の魔道具は現在の技術では作ることはできない。
どんなに優秀な魔道具師が挑戦しても、転移の魔道具を完璧な状態で仕上げることはできなかった。書類を送付できる魔道具はあるみたいだけどね。その神が創り出した転移の魔道具は、王家とウェントブルック辺境伯家、プレイステッド辺境伯家が所有している。これは、王家に弓引く者から守るために二つの辺境伯の軍事力を王都へ瞬時に送り届けるためだ。王家の騎士団……めちゃ弱いからさぁ。
これが、この国の常識。転移の魔道具があるからって辺境伯家もホイホイと気軽には使用しない。……はずだった。
「まさか……もう一つ転移の魔道具があったなんて……」
これはズルい。反則も反則技だと思う。そんな奥の手があるなんて! しかも、その魔道具の所有者がプレイステッド辺境伯家じゃなくて、黒蛇ちゃん個人だなんて! なんつー危ないモンをアブナイ人に渡してしまったんだ……。黒蛇ちゃんの祖母ちゃんってクラッシャーだなぁ。もう死んでるけど。
「ラファエルはその転移の魔道具を使ってウェントブルック辺境伯領へ馬を送りこみました。魔獣化し森を出た馬が領民を襲うことを期待して。そうして領民や領地の被害が広がり、ラファエルの手の者たちが先導する手筈だったのです。今の辺境伯への不満を声高に上げ、私兵を組むという」
はぁっ、と息を吐いたハリソンは、頭が痛いというように手を額に当て、ゆるゆると頭を横に振った。……いやいや、その作戦はなに? 俺でも穴だらけだってわかるよ? 黒蛇ちゃんの周りにはイエスマンしかいないの? 誰か教えてやってよ、ウェントブルック辺境伯ルイス殿はそんなにバカじゃないって。
「まさか、自分たちがウェントブルック辺境伯へ押し上げようとしていたルーカス殿が、ウェントブルック辺境伯領にいるとは思わなかったのでしょう。魔獣は予想よりも被害が少ないうちに鎮圧されてしまいました」
「……ラスキン博士の養い子が痛い目にあったがな」
俺だって、肉布団で動きがままならない状態だから、魔獣の襲撃は怖かったんだぞ?
「ラファエルは転移の魔道具を使い、ウェントブルック辺境伯領と王都を行き来できます。セシル様を攫いここまでお連れしたときも転移の魔道具を使いましたし、ルーカス殿にラファエルからの手紙を渡しに王都へ行くときも、魔道具を使いました」
「厄介な……。なんであんな奴に、そんな危ないモノを渡してしまったのか……。なんでプレイステッド辺境伯は奴から魔道具を取り上げないんだ!」
王家に売りつけたら、天文学的な金額で買い取ってくれるかもしれないのにぃ! あ……俺を誘拐した慰謝料として転移の魔道具をサクッと戴いていこうかな? ふふふ、その後は闇で売り飛ばす……ふふふ。
「セシル様……なに考えてるんですか? まずはここを出ることを最優先にしてくださいよ」
ハリソン、お前は主人を呆れた顔で見下げているが、悪いのはお前だかんなっ! そこんとこ、忘れんなよっ!
「で、お前の握られている弱味ってなんだよ」
ぶすっと頬を膨らませ腕組みして睨む俺の顔をチラリと見て、ハリソンは黙り込んだ。
はあああああぁぁぁっ? お前、黙秘権使える身分だと思ってんの? 人権無視だろうがなんだろうが、知ったことか! こっちは白豚権発動じゃああああぁぁっ! 幼気な白豚に首チョップかましたこと、ずっと恨んでやるからなあぁぁっ!
「ふんっ。全部バレてんだよっ。能吏な執事と俺激ラブな家族を舐めんじゃねぇぞ。プレイステッド辺境伯領は既に包囲済みだーっ!」
右手を開いて前に出し、クワッと目を見開きぐるりと首を回して見栄をきる俺……かっこいい。
「どうしました? やっぱり、ちょっと強く叩きすぎました? まさか頭に異常が出るなんて……」
ハリソンが、あわあわしだした。へ? 俺の頭はなんともないけども?
「バッカ、お前! バーカ、お前! 俺の頭は正常だっ。くっそう……少しは殊勝な態度を見せろっ、誘拐犯め!」
ハリソンの奴、俺の頭がおかしいと疑ってやがる! なんてこと! 顔を赤く染めた俺は胸ポケットからいくつかの紙片を取り出し、ベチンと奴の顔に叩きつけてやる。
「ぶへぇ。な、なんですか」
「それが、お前が隠したかった弱味だよ」
そう……ハリソンが黒蛇ちゃんに握られてしまった弱味。それは……故郷、プレイステッドに残してきた妻と、その妻が生涯かけて守り抜くと誓った小さな孤児院だった。
ヴァスコの密偵とイライアス様の密偵の二人に頼んだ。ハリソンとプレイステッド辺境伯領又はラファエルと関係あるものを調べてほしいと。その答えが数枚の紙片に書き連ねてある。ちなみに、ハリソンの奥さんは自分と育てている孤児たちがハリソンの人質にされていることは知らされてない。本当に、黒蛇ちゃんはハリソンの奥さんたちを人質にしているのか? なんか……黒蛇ちゃんの手駒って、こう……三下つーか、間抜けつーか。黒蛇ちゃんの周りにいるのは、もしかしたらすごいのかもしれんが……ゴロツキ騎士といい、この屋敷の使用人たちの振る舞いといい……なんか、ハリボテっぽいんだよなぁ。
「セシル様……。ここまでご存知だったのですか……。ベンでさえ知らないのに」
ベンジャミンも知らないし、メイも自分の母のことは覚えてない。ハリソンと奥さんで考えに考えて出した生き方なんだろうなぁ。ハリソンは剣の腕で金を稼ぎ、奥さんが運営する孤児院に寄付する。奥さんは自分とハリソンが育った孤児院を死守する。
……んで、今回は黒蛇ちゃんに目を付けられちゃったんだよ。俺のせい? ルーカスのせい? いんや、悪いのは黒蛇ちゃんだ!
ここを出たら、あいつ口の中に手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやんよ!
どんなに優秀な魔道具師が挑戦しても、転移の魔道具を完璧な状態で仕上げることはできなかった。書類を送付できる魔道具はあるみたいだけどね。その神が創り出した転移の魔道具は、王家とウェントブルック辺境伯家、プレイステッド辺境伯家が所有している。これは、王家に弓引く者から守るために二つの辺境伯の軍事力を王都へ瞬時に送り届けるためだ。王家の騎士団……めちゃ弱いからさぁ。
これが、この国の常識。転移の魔道具があるからって辺境伯家もホイホイと気軽には使用しない。……はずだった。
「まさか……もう一つ転移の魔道具があったなんて……」
これはズルい。反則も反則技だと思う。そんな奥の手があるなんて! しかも、その魔道具の所有者がプレイステッド辺境伯家じゃなくて、黒蛇ちゃん個人だなんて! なんつー危ないモンをアブナイ人に渡してしまったんだ……。黒蛇ちゃんの祖母ちゃんってクラッシャーだなぁ。もう死んでるけど。
「ラファエルはその転移の魔道具を使ってウェントブルック辺境伯領へ馬を送りこみました。魔獣化し森を出た馬が領民を襲うことを期待して。そうして領民や領地の被害が広がり、ラファエルの手の者たちが先導する手筈だったのです。今の辺境伯への不満を声高に上げ、私兵を組むという」
はぁっ、と息を吐いたハリソンは、頭が痛いというように手を額に当て、ゆるゆると頭を横に振った。……いやいや、その作戦はなに? 俺でも穴だらけだってわかるよ? 黒蛇ちゃんの周りにはイエスマンしかいないの? 誰か教えてやってよ、ウェントブルック辺境伯ルイス殿はそんなにバカじゃないって。
「まさか、自分たちがウェントブルック辺境伯へ押し上げようとしていたルーカス殿が、ウェントブルック辺境伯領にいるとは思わなかったのでしょう。魔獣は予想よりも被害が少ないうちに鎮圧されてしまいました」
「……ラスキン博士の養い子が痛い目にあったがな」
俺だって、肉布団で動きがままならない状態だから、魔獣の襲撃は怖かったんだぞ?
「ラファエルは転移の魔道具を使い、ウェントブルック辺境伯領と王都を行き来できます。セシル様を攫いここまでお連れしたときも転移の魔道具を使いましたし、ルーカス殿にラファエルからの手紙を渡しに王都へ行くときも、魔道具を使いました」
「厄介な……。なんであんな奴に、そんな危ないモノを渡してしまったのか……。なんでプレイステッド辺境伯は奴から魔道具を取り上げないんだ!」
王家に売りつけたら、天文学的な金額で買い取ってくれるかもしれないのにぃ! あ……俺を誘拐した慰謝料として転移の魔道具をサクッと戴いていこうかな? ふふふ、その後は闇で売り飛ばす……ふふふ。
「セシル様……なに考えてるんですか? まずはここを出ることを最優先にしてくださいよ」
ハリソン、お前は主人を呆れた顔で見下げているが、悪いのはお前だかんなっ! そこんとこ、忘れんなよっ!
「で、お前の握られている弱味ってなんだよ」
ぶすっと頬を膨らませ腕組みして睨む俺の顔をチラリと見て、ハリソンは黙り込んだ。
はあああああぁぁぁっ? お前、黙秘権使える身分だと思ってんの? 人権無視だろうがなんだろうが、知ったことか! こっちは白豚権発動じゃああああぁぁっ! 幼気な白豚に首チョップかましたこと、ずっと恨んでやるからなあぁぁっ!
「ふんっ。全部バレてんだよっ。能吏な執事と俺激ラブな家族を舐めんじゃねぇぞ。プレイステッド辺境伯領は既に包囲済みだーっ!」
右手を開いて前に出し、クワッと目を見開きぐるりと首を回して見栄をきる俺……かっこいい。
「どうしました? やっぱり、ちょっと強く叩きすぎました? まさか頭に異常が出るなんて……」
ハリソンが、あわあわしだした。へ? 俺の頭はなんともないけども?
「バッカ、お前! バーカ、お前! 俺の頭は正常だっ。くっそう……少しは殊勝な態度を見せろっ、誘拐犯め!」
ハリソンの奴、俺の頭がおかしいと疑ってやがる! なんてこと! 顔を赤く染めた俺は胸ポケットからいくつかの紙片を取り出し、ベチンと奴の顔に叩きつけてやる。
「ぶへぇ。な、なんですか」
「それが、お前が隠したかった弱味だよ」
そう……ハリソンが黒蛇ちゃんに握られてしまった弱味。それは……故郷、プレイステッドに残してきた妻と、その妻が生涯かけて守り抜くと誓った小さな孤児院だった。
ヴァスコの密偵とイライアス様の密偵の二人に頼んだ。ハリソンとプレイステッド辺境伯領又はラファエルと関係あるものを調べてほしいと。その答えが数枚の紙片に書き連ねてある。ちなみに、ハリソンの奥さんは自分と育てている孤児たちがハリソンの人質にされていることは知らされてない。本当に、黒蛇ちゃんはハリソンの奥さんたちを人質にしているのか? なんか……黒蛇ちゃんの手駒って、こう……三下つーか、間抜けつーか。黒蛇ちゃんの周りにいるのは、もしかしたらすごいのかもしれんが……ゴロツキ騎士といい、この屋敷の使用人たちの振る舞いといい……なんか、ハリボテっぽいんだよなぁ。
「セシル様……。ここまでご存知だったのですか……。ベンでさえ知らないのに」
ベンジャミンも知らないし、メイも自分の母のことは覚えてない。ハリソンと奥さんで考えに考えて出した生き方なんだろうなぁ。ハリソンは剣の腕で金を稼ぎ、奥さんが運営する孤児院に寄付する。奥さんは自分とハリソンが育った孤児院を死守する。
……んで、今回は黒蛇ちゃんに目を付けられちゃったんだよ。俺のせい? ルーカスのせい? いんや、悪いのは黒蛇ちゃんだ!
ここを出たら、あいつ口の中に手を突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやんよ!
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