その辺のハンドメイド作家が異世界では大賢者になる話。

風呂桶之水源餅

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ー本編ーその辺のハンドメイド作家が異世界では大賢者になる話。

第1話 青年は運命に出会いたい。

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今ここに1人の青年がいた。
一人称は俺。他人には年齢問わず私。
年上も年下も関係ない。
誰に対しても他人に対してはへりくだり、慣れた相手には砕けて接するようなそんな人。
周りからは真面目と呼ばれ、お人好しと呼ばれ、優しい人と呼ばれ、そして歳上からもさん付けで名前を呼ばれるようなそんな人。
ただし、ろくに恋はしたこともない。
酒もタバコも博打も嫌いな彼ではあるが、特別モテるという事もない。
容姿もそれほど悪くはない。
筋肉質とかではないが顔はむしろ良い方である。
背はそんなに高くない。
まぁそんな人。

そんな彼が20数年生きてきて初めて女性に好意をはっきりと向けられた。
初めての事に彼は戸惑ってそして早まってしまってその1人の女性を傷つけた。

失恋した彼は失意の中次の恋を探し始め、そしてどうすれば女性に好かれるようになるのかを考え始めていた。

そんな時にふと出かけたカフェで出会ったのがワークショップであった。

ハンドメイド作家やタロットカードの占い師やらが集うその場で、彼は二つの運命の転機に出会う事になる。

1つ目はタロット占いであった。
当然、失意の中に入れば誰だって知りたくなるものである。
次の恋人ができるのはいつか?そのためにどうすれば良いのか?
そんな事を彼は占ってもらった。

2つ目はレザークラフト。
もともと彼は物作りが好きだった。
すぐに覚えたレザークラフトからハンドメイドに興味を持ち始めた。
10代の頃は良くアクセサリーを作り身につけていた。
だが、いつからか全く身につけなくなっていた。
それを再び作り身につけたいと思うようになった大きな転機であった。

タロット占いの結果はこんなものである。

1つ。恋人ができるのは1年後。
2つ。今見つけた趣味をこれから1年、続けて極める事。
3つ。お金の使い方は自分磨きと新しい趣味にかける事。
最後に、恋人が欲しいなら今居る土地からより離れた土地へ行くことがきっかけになるという事。

ただ、彼はいい歳こいて親元を離れたことも、ましてや一人暮らしなどしたことはない。

いっときは一人旅が趣味で大阪や京都だけはよく行っていたが、まぁその程度である。

とまぁここまでまるで第三者目線のようにつらつらとここまでの話を簡潔に書いては見たが、ここまで書いたことはぶっちゃけ俺こと1人の青年のことである。

そりゃ俺も30手前となれば結婚も彼女も気にするというものである。
そこで早まりすぎた結果、DTではなくなったが失恋してしまったのだ。

最初の彼女に言われた振られた理由は「愛が深いし重すぎる。」であった。
自分から惚れておいて、愛されすぎるのは嫌だとかどういう領分だと当時は思っていた。

身体を重ねたいと言ってきたのも最初はあっちだった。
別れてからわかった話だが、彼女はいろんな意味でなかなかの面食いである程度食べたらポイッというタイプの子だと、周りの人に教えてもらった。

今となれば、俺が変わるきっかけをくれた彼女には感謝している。

これをきっかけにして俺は自分を変えようとなった。

前の仕事も辞めて待遇がいい会社へ転職し、退職金で服や靴や時計を良いものに買い替え、1000円カットから美容室に変えた。

そして人に言える趣味の1つとしてハンドメイドを始めた。
ちなみに人に言えない範囲の趣味とは、いわゆるアニオタである。

アニメはいい。癒しだ。
俺を裏切らない。

ただ、最初の彼女との出会いのきっかけがゲーセンのアニメプライズだったのもあり、失恋以降は以前ほどはあまり触れなくなっていった。

そんなことがあって1年。
占い通りならまぁかねがね予定通りではあったはずだが、唯一1個だけまだ実行していないことがあった。

この街の外へ、すなわち遠くへ行くことである。

県外に出かける気力も今はなかった。
一人で行くことが単純に寂しかったからだ。

以前はそうでもなかったが、年々一人がつらくなりいつしか旅する事をやめていた。

今日もふらふらと駅前をぶらぶらしていた。
特に目的はない。
強いて言うなら、ハンドメイドの材料のレジンと革紐が切れたから買っとくかくらいのもんだ。

いつもの店をいつも通り周り、いつも通り材料を補充。

あとは、パワーストーンでも適当に見ていくかと思ってパワーストーンの売ってる店にフラフラと歩みを進めていた。

その時ふと足元に目をやると、あまり見慣れない色のガラス玉が一つ転がっていた。

俺はこう言う偶然手に入れたものを必然と信じ運命を感じるタイプだ。
これが何の石かは知らないが、大きなきっかけを俺に与えてくれるものだと信じた。

どうせここに転がしておいても誰も気にせず、ゴミになるくらいなら俺の手でアクセにでもしてやろう。

そう思い立ち、俺はこいつを家に持って帰る。

ガラス玉は立派な木製のフレームで包んでやり、レジンで作った結晶を生やしてみた。

イメージは「異世界のダンジョンの鍵」。

うむ、我ながらなかなか良い感じに仕上がったとおもう。

次の休日、俺は完成したこいつを首から下げ、駅前のこいつを見つけた場所へ行ってみた。
面白いことにこいつを見つけた場所には、ウォールアートででっかい扉が描かれていたりした。

だから、作ったアクセも異世界のダンジョンの鍵としてイメージしたのだ。

せっかくなので、この扉の前でアクセと一緒に記念写真をとって、ツブヤイターにあげて見ることにした。

『異世界の鍵を作ったので、今から異世界の扉開いてくる』

送信っと…。

オタク仲間やラノベ作家のフォロワーさんからもいい感じに反応が来る。

『いってらー。』
『エルフ連れて帰ってきて。』
『チーレムは許さんぞ。』

うむ。お前が許さなくとも俺はチーレムは大歓迎だ。

などなど考えていたら、急に視界がブラックアウトした…。
しまった…。真夏に水分補給無しで自転車乗ってここまできたから熱中症か…?
あとで昼飯食うときにコーラゼロ飲むかとか思ってたのが甘かったか…。

俺はそのまま多分倒れた。

そう思って多分数分、吐き気も引くまで地面で眠っていた。
ようやく落ち着いて来たようで、意識ははっきりあるし体は普通に動くようになった。
なったのだが、目の前は相変わらず真っ暗のままである。

なんというか闇しかない場所に急に放り出されたようなそんな感覚である。

俺まさか…失明した…?と青ざめたが、いやそんなわけないだろうとすぐに思考を切り替えてみる。
まぁ多分、よく見る明晰夢だろう。
俺が想像とか妄想すれば思い通りになるはず。
とりあえず、携帯はポッケにある。
よし、ライトを点灯しよう…。

辺りが明るく照らされる。
うむ、とりあえず失明はしていないようだ。
だが、これが明晰夢にしろ気絶しっぱなしは色々まずい。
起きなければと意識するが一向に夢は覚める気配を見せてくれない。

ライトで照らしてみたもののゴツゴツとした岩肌が見えるばかり…。

「おいおい。いくら意識していたとは言え、この状況で見る夢の中がいきなりダンジョンかよ…。」

思わず声に出してしまった。
その瞬間の事だった。

~~っ!~~~~~!

遠くからこれまたえらく可愛らしい少女の叫び声が聞こえる…。

ん?叫び声?

「大変だぁぁぁぁあ!!
どこだ!どこにいる少女ぉぉおお!叫べ!叫び続けてくれぇええ!」

~~~!!

「そっちかぁあああ!今行くぞ少女おぉおおおお!」

というかさっきから聞こえる叫び声は何語だ。
少なくとも日本語じゃないから何言ってるかさっぱりわかんねぇ!!

~~!

「みつけたぁああ!」

~~~~~fgk!?

あ、驚かれた。のかな?
おびえてる…?

とりあえず目の前にいる銀髪ロリ幼女に俺は認識はされた。
が、敵とみられているのかどうかはわからないが、杖的なものを向けられて怯えられている。

これはまずい、非常にまずい。
俺はいつも明晰夢で食らった痛みはガチで痛むし、下手すりゃ起きても痛みが続く特異体質なんだ。
殴られるにしてもその杖は痛そうだが、
爆裂魔法など浴びせられようものなら…。

よく見ると、奥にもう一人誰かいる。
ただそっちは、息苦しそうに唸って肩で息をしている。

この子は、奥にいる子を守っているんだ。
そして俺が敵かどうかわからないから、武器を向けて怯えている。
そう察した。

なら、俺が今この子に出来ることは…。
だが、俺にはさっきから何か叫んでるこの子の言葉がさっっっぱりわからない。
これは弱った。

とりあえず、ケ◯ルガとかヒールとか唱えて奥の子を回復させれば、信用してもらえるだろうと熟考する。
いつもの明晰夢とはだいぶ違う気がするが、いけるかこれ…?
とりあえず、癒しのイメージだ。

毒や邪気が抜けて傷が治癒するイメージ。
そのありったけを奥の子に向けて放つ。

うむ、とりあえずこれだ。
これなのだが、少女が某ナメクジ星人顔負けの仁王立ちをしているため近づけない。

これはまずい、だがそこをどけってやればまた勘違いさせかねない…。
どうする…?どうすればいい?
いくら夢とは言え、俺は少女を見捨てるなんて…。

と思っていた矢先のことである。
さらに奥から現れる大きな人影…。

これはまずい!直感的にじゃなくてもコレはわかる。

俺は2人の少女をとっさに小脇に抱えて、横に飛ぶ。
先程、奥で倒れてた方の少女がうめき声をあげる。
手にべっとりと付く血…。
この子は怪我をしているのか…。

そして、このもう1人の幼い方の少女はこいつに怯えて逃げてきたのに、俺を呼んだばかりに追われてしまったのか…。

ならば…これは俺の責任だ。
俺がどうにか…しないといけない!!
そのためには力だ。
俺が今、この2人を助けれるだけの力…!
いつも通り、夢ならそのくらい出来るはず…!

まずは…武器…!

俺はカバンに入れてあるアクセサリーケースから一つのネックレスを取り出した。
剣をイメージして作り出したネックレスだ。

急げ!2人を…守るんだ!

ネックレスに念を込める。
だがこの狭い空間に大剣は邪魔だ。
片手剣…。ショートソード…。
そんなイメージだ。

ネックレスが変形し片手剣に変化する。
その剣を、大きな人影に向けて振り放つ。

片手剣は敵に触れることは出来なかった。
だが、片手剣から黒い衝撃波が放たれた。
衝撃波は大きな人影に当たったようだ。

グォォォォオオオオっ!!

という明らかに人ではない叫び声が聞こえた。
叫び声を放った存在はそのまま大きな音を立てて倒れた。

その方向へライトを向けると、そこにあるのはミノタウロス的な何かだった。

あとは、少女の傷を癒すだけだ。
だが、ミノタウロス的なものを倒したからか逆に完全に怯えられている。

ひとまず俺は武器をしまいネックレスに戻し、奥にいる少女に手を向ける。

癒しのイメージだ。
強い癒し、邪気を払い、毒を払い、心も体も癒すイメージ。
そのイメージを手のひらに集め、斜め上に向けて放つ。

イメージは目の前の少女の奥で弾け、雨の雫のようになり奥に倒れている少女に降り注ぐ。
降り注いだ雨は少女の傷に染み込み、傷を癒していく。

「とりあえず…。これで2人は大丈夫だろう。
さて…俺の夢はこれいつになったら覚めるんだ…。」

ひとまず、俺はこの洞窟からさっさと出ようという気になって歩き始めた。
が、ズボンを思いっきり掴まれている。

もうやだ、これ以上関わりたくないから礼とかいいからその手を離して欲しい。
そう思い優しくその手を俺のズボンから離し、俺はライトでダンジョンを照らしながら走り出した。

と言うのにまた奥から今度は泣き声が聞こえてくる。
また化け物が寄ってきてはたまったものではない…。
俺は再び少女の元に戻り、傷を癒した方の少女に肩をかし、もう1人の少女の手を繋ぎ、洞窟らしき場所の外へ向けて歩き出す事にした。

ひとまず、これが運命の出会いその1である。
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