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お勉強会の約束
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「ねえねえ、コトハちゃん、マミちゃん!」
「どうしたの?」
「なに?」
「今度の土日、みんなでお勉強会したいなって思って!二人にお勉強教えてほしいんだ!どうかな?」
最近、私もマミちゃんも成績がいいから…かな?
成績がいいと言っても、小学生だからまだそこまで難しいお勉強ではないからかもだけど。
「うーんと、私は大丈夫だよ」
「私も少し教えるくらいなら…」
「やった!」
嬉しそうに笑うお友達。
「コトハちゃんのお家にお邪魔してもいい?」
「いいけど…もしかしてお兄さん目当て?」
「うん!」
力強く肯定するお友達に思わず笑う。
兄様、人気者だなぁ。
「じゃあ、許可取っておくね。今度の土日だね」
「うん、ありがとうコトハちゃん!マミちゃんも!」
「うん、みんなでお勉強会楽しみだね!」
「楽しみだね!」
ということで、土日にお勉強会をすることになった。
二日連続お勉強会なわけだし、当然お勉強だけでなくみんなで遊んだりお菓子を食べたりも出来るだろう。
楽しみ!
ということで、兄様とマミちゃんとの帰り道。
早速兄様に許可を求める。
「兄様あのね、土日にマミちゃんと他のお友達三人とお勉強会しようってお話になったの」
「そっか、それは楽しみだね」
「うん、それでね…うちに呼んでもいい?」
「もちろんいいよ。ジュースとお菓子を用意しておくね」
「兄様ありがとう!」
兄様はニコニコ笑って許可してくれた。
「ナギさん、ありがとうございます」
「もう、マミは常連さんなんだから今更遠慮はいらないよ」
「ふふ、はい」
「マミ以外の子たちにも、遠慮はいらないよって伝えておいて」
「ナギさんがそう言ってくれるなら」
兄様はなんだかご機嫌だ。
「兄様、ご機嫌?」
「うん、コトハにマミって言う大親友が出来ただけでなく他にもお友達がいるのが嬉しくてね。マミがいれば十分だけど、やっぱり交友関係が広いのはいいことだ」
「大親友…私がいれば十分…」
マミちゃんも目に見えてご機嫌になる。
「ふふ、兄様もマミちゃんも大袈裟だなぁ」
「そりゃあ可愛いコトハのことだもの、大袈裟にもなるよ」
「コトハちゃんのことが、大好きだから…」
「私も、マミちゃんも兄様も大ー好き!」
マミちゃんと兄様に抱き着く。
「こーら、人通りが多くない帰り道とはいえ歩道で戯れつかないの」
「ふふ、コトハちゃーん」
「マミちゃーん」
「もー、転んで怪我しないようにね」
三人でワイワイしながら帰るのも幸せだ。
「どうしたの?」
「なに?」
「今度の土日、みんなでお勉強会したいなって思って!二人にお勉強教えてほしいんだ!どうかな?」
最近、私もマミちゃんも成績がいいから…かな?
成績がいいと言っても、小学生だからまだそこまで難しいお勉強ではないからかもだけど。
「うーんと、私は大丈夫だよ」
「私も少し教えるくらいなら…」
「やった!」
嬉しそうに笑うお友達。
「コトハちゃんのお家にお邪魔してもいい?」
「いいけど…もしかしてお兄さん目当て?」
「うん!」
力強く肯定するお友達に思わず笑う。
兄様、人気者だなぁ。
「じゃあ、許可取っておくね。今度の土日だね」
「うん、ありがとうコトハちゃん!マミちゃんも!」
「うん、みんなでお勉強会楽しみだね!」
「楽しみだね!」
ということで、土日にお勉強会をすることになった。
二日連続お勉強会なわけだし、当然お勉強だけでなくみんなで遊んだりお菓子を食べたりも出来るだろう。
楽しみ!
ということで、兄様とマミちゃんとの帰り道。
早速兄様に許可を求める。
「兄様あのね、土日にマミちゃんと他のお友達三人とお勉強会しようってお話になったの」
「そっか、それは楽しみだね」
「うん、それでね…うちに呼んでもいい?」
「もちろんいいよ。ジュースとお菓子を用意しておくね」
「兄様ありがとう!」
兄様はニコニコ笑って許可してくれた。
「ナギさん、ありがとうございます」
「もう、マミは常連さんなんだから今更遠慮はいらないよ」
「ふふ、はい」
「マミ以外の子たちにも、遠慮はいらないよって伝えておいて」
「ナギさんがそう言ってくれるなら」
兄様はなんだかご機嫌だ。
「兄様、ご機嫌?」
「うん、コトハにマミって言う大親友が出来ただけでなく他にもお友達がいるのが嬉しくてね。マミがいれば十分だけど、やっぱり交友関係が広いのはいいことだ」
「大親友…私がいれば十分…」
マミちゃんも目に見えてご機嫌になる。
「ふふ、兄様もマミちゃんも大袈裟だなぁ」
「そりゃあ可愛いコトハのことだもの、大袈裟にもなるよ」
「コトハちゃんのことが、大好きだから…」
「私も、マミちゃんも兄様も大ー好き!」
マミちゃんと兄様に抱き着く。
「こーら、人通りが多くない帰り道とはいえ歩道で戯れつかないの」
「ふふ、コトハちゃーん」
「マミちゃーん」
「もー、転んで怪我しないようにね」
三人でワイワイしながら帰るのも幸せだ。
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