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すっきりと起きる
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「おはようございます、ユルリッシュ様!」
すっきりと目が覚めた。なにか夢を見たような気もするけど、内容は覚えていない。
ただなんとなく、少しだけ気分が良い。熟睡して、しっかりと眠れてすっきりと目が覚めたからかな?
「おはよう、イザベル。元気だな」
「なんだか今日はすこぶる調子が良くて!」
「それは良かった」
元気でちょっとテンション高めな私に、ユルリッシュ様は穏やかな笑み。
「イザベル」
「はい、ユルリッシュ様」
そっと両頬に手を添えられた。
「え、え、ユルリッシュ様?」
「はは。朝から元気で可愛いから、食べちゃっていいか?」
「え、え?んっ…」
「イザベルの唇は柔らかくて気持ちいいな」
「んーっ…!」
は、恥ずかしい!しかもこんなに色気すごいのに、子供姿でやられているので脳がバグる!
「…ふふ、ご馳走さま」
やっと離してくれた。は、恥ずかしい…。
「顔、真っ赤」
「誰のせいだと思ってるんですかっ!!!」
「俺のせいだな。そう思うと余計可愛い」
「もうからかわないでくださいー!」
そうしてじゃれ合っていると、リリーとユルリッシュ様の侍従が入ってきて朝の支度が始まった。
すっきりと目が覚めた。なにか夢を見たような気もするけど、内容は覚えていない。
ただなんとなく、少しだけ気分が良い。熟睡して、しっかりと眠れてすっきりと目が覚めたからかな?
「おはよう、イザベル。元気だな」
「なんだか今日はすこぶる調子が良くて!」
「それは良かった」
元気でちょっとテンション高めな私に、ユルリッシュ様は穏やかな笑み。
「イザベル」
「はい、ユルリッシュ様」
そっと両頬に手を添えられた。
「え、え、ユルリッシュ様?」
「はは。朝から元気で可愛いから、食べちゃっていいか?」
「え、え?んっ…」
「イザベルの唇は柔らかくて気持ちいいな」
「んーっ…!」
は、恥ずかしい!しかもこんなに色気すごいのに、子供姿でやられているので脳がバグる!
「…ふふ、ご馳走さま」
やっと離してくれた。は、恥ずかしい…。
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「誰のせいだと思ってるんですかっ!!!」
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