2 / 83
魔女の孫と宝石の人1
しおりを挟む
王都から遥か北東へのびる街道を延々と行った先。街道が途絶え、更に続く心許ない荷車道を歩き切った先にある、小さな村のそのまた外れに優秀な魔女が住んでいた。
魔女、とは言っても飽くまで人なので、高齢のかの魔女もそろそろ身罷ったのではないか、というのが村の外での専らの噂だった。
その噂は、その小さな村、ハービルまでくれば村人からすぐさま肯定されることなのだが、ハービル村の者にとっては、彼女は魔女というより気のいい普通の婆さまで、村人たちは特段彼女の死の知らせを村外に広めることはしなかった。
だから、濃石の森の魔女が体の不自由を理由に魔女を引退してから四年、亡くなってから二年経つが、未だに魔女の秘薬を求めてやってくる旅人が稀に現れる。その旅人たちから「魔女は不在だ」と、「来ても無駄足になるぞ」と村の外へ広めてくれたらいいのだが、残念ながらそうはならなかった。
不在の魔女に代わり仕事をこなして、大抵のものを用立ててしまう存在がこの村にはいたからだ。
「あ。加湿草の群生地拡がってるなあ。多めに採っちゃおうかな」
傍から見ればやたらひとりごとのデカいやつだろうな、と思いつつ、俺は今日も鬱蒼とした森の中で、薬草摘みに精を出す。声や物音を大きく立てるのは、単純に熊よけになるからだ。ただ、それが癖になって、一人暮らしの家の中でも馬鹿デカいひとりごとを言ってしまうようになった。でもそこはひとり者。誰も咎めやしないし、俺も最近は開き直っている。
重ねて背負っていた、手製の平ザルを一枚外して、その上に加湿草を乗せられるだけ乗せる。それを二枚分いっぱいにしたら、またそれを他のザルと一緒に背負い直し、また森を進む。
ざくざく、足音に合わせて、りんりん、熊よけ鈴も鳴る。
山菜も見つけ次第丁寧に摘んで、先程と同じく平ザルに上げて並べる。確かもち米のストックがいくらかあったはずだから、今日は山菜おこわが作れる。何とも心が踊る。
ざくざく、りんりん、ざくざく、りりりん。
更に追加で木の実をひと握り程と、ミントを少しばかり採って、俺は帰路についた。
俺が住んでいる濃石の森は、北方にだだっ広く連なる山脈の裾野から繋がる森で、昼間も薄暗く、時々嫌にデカい魔獣も山から降りてくる為、あまり村人も好き好んで入らない。そんな森だ。
ただ、俺からすればここは物心ついた時から暮らす実家で、不自由も多いが良いところもいっぱいある。その良いところの一つが、山菜ときのことアナグマがよくとれるところだ。
更に、村を東に行けば遠浅の海があり、村を南下すれば穀倉地帯が広がり、美味いものにこと欠かない。
“ばあば”がここを気に入り長く居着き、結果として終の棲家としたのは、食の満足度が高い場所だからというのが大きかったようだ。
まさか食道楽の為にこんな辺鄙で陰鬱な森で暮らしている人間がいるとは普通思わないらしく、それを人に話すとだいたい変な顔をされた。どんな顔をされても、ばあばはからからと笑うので、俺は嫌な気持ちになったことはなかった。
そんなばあばが死んで約二年。俺は、ばあばとの思い出と愛着がいっぱいのここを離れるきっかけも理由もなくて、ばあばの真似事をしながら住み続けている。
自宅裏手の汲み上げ井戸で手を洗い、折れてしまいそうな古くてちゃっちい鍵で解錠して裏口から自宅に入った。ささやかな土間に背負っていたザルを下ろし、上着に付いた草などを払いつつ汚れた長靴を脱いで、上がり框に揃えて置いておいた部屋履きに履き替える。
秋口とはいえまだ日は長く、日中動き回ると薄っすら汗をかく。あまり魔法で楽をしては天国のばあばに小言を言われてしまいそうだが、ついつい誘惑に負けて風魔法を起こして汗を乾かした。あー、気持ちいい。
贅沢ついでに、レモンのシロップ漬けを氷魔法で少し凍らせて、それを湯冷ましに放り込んで一気に飲み干した。あー、うまい。
魔法を使えば、暮らしはいくらでも楽になる。でも、ばあばは慎ましい暮らしを好んで、料理も掃除も洗濯も繕いものも、ひと通り俺に仕込んでくれた。
軋みの酷くなった木椅子に腰掛けて、壁際に置いた頑丈な硬木の揺り椅子を少し寂しい気持ちで見つめる。
「ばあば、ちゃんとおこわはお供えするから一緒に食べようね」
ひと息つき、もち米を水に浸そうと腰を上げたところで、玄関扉が品よく四回叩かれた。
来客は正直苦手だ。どうにも自分の醜い見た目を人に見られるのが怖い。チビの頃はよく村の子供たちに不細工だとか不気味だとか、からかわれて泣いていた。
だから、ばあばの魔法を見様見真似で覚えて、人と会う時は顔と声を少女に変える癖がついた。俺が男であること自体、ばあばが死んでしまった今となってはきっと誰ひとり知りはしない。
玄関に向かいながら、もう無意識に変装魔法の呪文を口の中で呟く。最後に、上着掛けにかかったばあばお古のロングローブを羽織って、フードを目深に被れば完成だ。
「何用ですか?」
玄関を細く開けて、外に立つ客人の足元を見る。使い古されているが、よく磨かれた上等そうな革製の編み上げブーツがあった。膝下が長く、靴サイズがなかなか大きいので、きっと長身の人なのだろう。俺には初対面の人の顔を見る度胸はないので答え合わせは出来ないが。
「突然の訪問すまない。ここに、精良と噂の濃石の森の魔女が住むと聞いてここまで来た者だ。秘術をお借りすることはできるだろうか」
耳奥を心地よく震わせるような、非常に低く落ち着いた男の声だ。
「濃石の森の魔女は二年前に死に、今この森に魔女はおりません。どういった用向きかわかりませんが、別をお頼りくださいませ」
「…魔女の不在は村の民宿で聞いた。だが、魔女の直弟子が代わって秘術を施してくれるとも聞いて来た。君がその弟子なのではないのか?」
目の前の男は腰を折ったのか、心地よい声が少しだけ近くなる。反射的にびくりと俺の体が震えてしまった。男が若干慌てた様子で「ああ、驚かせてすまない」と半歩下がった。
優しい、人なのかもしれない。初対面の人間を信頼するなとばあばには口酸っぱく言い含められているので、こちらからこれ以上近づくことはしないけれど。
「正式な弟子ではありません。なので、秘術の真髄には触れられませんが、簡単なものでよろしければ施しましょう」
「ああ。助かる。ありがとう」
安堵の息を吐いた男を、軽い会釈のみで自宅内に誘う。何故か男はすぐには入らず、しばらく無言で立ち尽くしている。それを俺は扉を押し開けたまま待つ。
「魔女の家に入るのは躊躇われますか」
「…ああ、いや。逆だ。そのように容易く見知らぬ者を引き入れるのは不用心ではないか、と」
やはり、この人は優しい人なのではないだろうか。胸がほこりと温かくなる。
「魔女の残した薬も財産ももう残っておりませんし、盗まれるようなものは何もありません。ご心配ありがとうございます」
「私が理由もなく人を殺す人間の可能性だってある。もっと警戒してくれ」
「…?あなたは、そんな物騒な人なのですか?」
「違う」
「そうですよね。良かったです。中へどうぞ。お嫌でなければお茶をお出しします」
俺はずっと顔を俯かせているのでわからないが、男は頷いたのかもしれない。一拍おいて男は魔女の家に足を踏み入れた。
魔女、とは言っても飽くまで人なので、高齢のかの魔女もそろそろ身罷ったのではないか、というのが村の外での専らの噂だった。
その噂は、その小さな村、ハービルまでくれば村人からすぐさま肯定されることなのだが、ハービル村の者にとっては、彼女は魔女というより気のいい普通の婆さまで、村人たちは特段彼女の死の知らせを村外に広めることはしなかった。
だから、濃石の森の魔女が体の不自由を理由に魔女を引退してから四年、亡くなってから二年経つが、未だに魔女の秘薬を求めてやってくる旅人が稀に現れる。その旅人たちから「魔女は不在だ」と、「来ても無駄足になるぞ」と村の外へ広めてくれたらいいのだが、残念ながらそうはならなかった。
不在の魔女に代わり仕事をこなして、大抵のものを用立ててしまう存在がこの村にはいたからだ。
「あ。加湿草の群生地拡がってるなあ。多めに採っちゃおうかな」
傍から見ればやたらひとりごとのデカいやつだろうな、と思いつつ、俺は今日も鬱蒼とした森の中で、薬草摘みに精を出す。声や物音を大きく立てるのは、単純に熊よけになるからだ。ただ、それが癖になって、一人暮らしの家の中でも馬鹿デカいひとりごとを言ってしまうようになった。でもそこはひとり者。誰も咎めやしないし、俺も最近は開き直っている。
重ねて背負っていた、手製の平ザルを一枚外して、その上に加湿草を乗せられるだけ乗せる。それを二枚分いっぱいにしたら、またそれを他のザルと一緒に背負い直し、また森を進む。
ざくざく、足音に合わせて、りんりん、熊よけ鈴も鳴る。
山菜も見つけ次第丁寧に摘んで、先程と同じく平ザルに上げて並べる。確かもち米のストックがいくらかあったはずだから、今日は山菜おこわが作れる。何とも心が踊る。
ざくざく、りんりん、ざくざく、りりりん。
更に追加で木の実をひと握り程と、ミントを少しばかり採って、俺は帰路についた。
俺が住んでいる濃石の森は、北方にだだっ広く連なる山脈の裾野から繋がる森で、昼間も薄暗く、時々嫌にデカい魔獣も山から降りてくる為、あまり村人も好き好んで入らない。そんな森だ。
ただ、俺からすればここは物心ついた時から暮らす実家で、不自由も多いが良いところもいっぱいある。その良いところの一つが、山菜ときのことアナグマがよくとれるところだ。
更に、村を東に行けば遠浅の海があり、村を南下すれば穀倉地帯が広がり、美味いものにこと欠かない。
“ばあば”がここを気に入り長く居着き、結果として終の棲家としたのは、食の満足度が高い場所だからというのが大きかったようだ。
まさか食道楽の為にこんな辺鄙で陰鬱な森で暮らしている人間がいるとは普通思わないらしく、それを人に話すとだいたい変な顔をされた。どんな顔をされても、ばあばはからからと笑うので、俺は嫌な気持ちになったことはなかった。
そんなばあばが死んで約二年。俺は、ばあばとの思い出と愛着がいっぱいのここを離れるきっかけも理由もなくて、ばあばの真似事をしながら住み続けている。
自宅裏手の汲み上げ井戸で手を洗い、折れてしまいそうな古くてちゃっちい鍵で解錠して裏口から自宅に入った。ささやかな土間に背負っていたザルを下ろし、上着に付いた草などを払いつつ汚れた長靴を脱いで、上がり框に揃えて置いておいた部屋履きに履き替える。
秋口とはいえまだ日は長く、日中動き回ると薄っすら汗をかく。あまり魔法で楽をしては天国のばあばに小言を言われてしまいそうだが、ついつい誘惑に負けて風魔法を起こして汗を乾かした。あー、気持ちいい。
贅沢ついでに、レモンのシロップ漬けを氷魔法で少し凍らせて、それを湯冷ましに放り込んで一気に飲み干した。あー、うまい。
魔法を使えば、暮らしはいくらでも楽になる。でも、ばあばは慎ましい暮らしを好んで、料理も掃除も洗濯も繕いものも、ひと通り俺に仕込んでくれた。
軋みの酷くなった木椅子に腰掛けて、壁際に置いた頑丈な硬木の揺り椅子を少し寂しい気持ちで見つめる。
「ばあば、ちゃんとおこわはお供えするから一緒に食べようね」
ひと息つき、もち米を水に浸そうと腰を上げたところで、玄関扉が品よく四回叩かれた。
来客は正直苦手だ。どうにも自分の醜い見た目を人に見られるのが怖い。チビの頃はよく村の子供たちに不細工だとか不気味だとか、からかわれて泣いていた。
だから、ばあばの魔法を見様見真似で覚えて、人と会う時は顔と声を少女に変える癖がついた。俺が男であること自体、ばあばが死んでしまった今となってはきっと誰ひとり知りはしない。
玄関に向かいながら、もう無意識に変装魔法の呪文を口の中で呟く。最後に、上着掛けにかかったばあばお古のロングローブを羽織って、フードを目深に被れば完成だ。
「何用ですか?」
玄関を細く開けて、外に立つ客人の足元を見る。使い古されているが、よく磨かれた上等そうな革製の編み上げブーツがあった。膝下が長く、靴サイズがなかなか大きいので、きっと長身の人なのだろう。俺には初対面の人の顔を見る度胸はないので答え合わせは出来ないが。
「突然の訪問すまない。ここに、精良と噂の濃石の森の魔女が住むと聞いてここまで来た者だ。秘術をお借りすることはできるだろうか」
耳奥を心地よく震わせるような、非常に低く落ち着いた男の声だ。
「濃石の森の魔女は二年前に死に、今この森に魔女はおりません。どういった用向きかわかりませんが、別をお頼りくださいませ」
「…魔女の不在は村の民宿で聞いた。だが、魔女の直弟子が代わって秘術を施してくれるとも聞いて来た。君がその弟子なのではないのか?」
目の前の男は腰を折ったのか、心地よい声が少しだけ近くなる。反射的にびくりと俺の体が震えてしまった。男が若干慌てた様子で「ああ、驚かせてすまない」と半歩下がった。
優しい、人なのかもしれない。初対面の人間を信頼するなとばあばには口酸っぱく言い含められているので、こちらからこれ以上近づくことはしないけれど。
「正式な弟子ではありません。なので、秘術の真髄には触れられませんが、簡単なものでよろしければ施しましょう」
「ああ。助かる。ありがとう」
安堵の息を吐いた男を、軽い会釈のみで自宅内に誘う。何故か男はすぐには入らず、しばらく無言で立ち尽くしている。それを俺は扉を押し開けたまま待つ。
「魔女の家に入るのは躊躇われますか」
「…ああ、いや。逆だ。そのように容易く見知らぬ者を引き入れるのは不用心ではないか、と」
やはり、この人は優しい人なのではないだろうか。胸がほこりと温かくなる。
「魔女の残した薬も財産ももう残っておりませんし、盗まれるようなものは何もありません。ご心配ありがとうございます」
「私が理由もなく人を殺す人間の可能性だってある。もっと警戒してくれ」
「…?あなたは、そんな物騒な人なのですか?」
「違う」
「そうですよね。良かったです。中へどうぞ。お嫌でなければお茶をお出しします」
俺はずっと顔を俯かせているのでわからないが、男は頷いたのかもしれない。一拍おいて男は魔女の家に足を踏み入れた。
305
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
僕の太客が義兄弟になるとか聞いてない
コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26
BL
没落名士の長男ノアゼットは日々困窮していく家族を支えるべく上級学校への進学を断念して仕送りのために王都で働き出す。しかし賢くても後見の無いノアゼットが仕送り出来るほど稼げはしなかった。
そんな時に声を掛けてきた高級娼家のマダムの引き抜きで、男娼のノアとして働き出したノアゼット。研究肌のノアはたちまち人気の男娼に躍り出る。懇意にしてくれる太客がついて仕送りは十分過ぎるほどだ。
そんな中、母親の再婚で仕送りの要らなくなったノアは、一念発起して自分の人生を始めようと決意する。順風満帆に滑り出した自分の生活に満ち足りていた頃、ノアは再婚相手の元に居る家族の元に二度目の帰省をする事になった。
そこで巻き起こる自分の過去との引き合わせに動揺するノア。ノアと太客の男との秘密の関係がまた動き出すのか?
【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話
紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。
理想の彼氏はスパダリよ!
スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。
受:安田陽向
天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。
社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。
社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。
ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。
攻:長船政景
35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。
いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。
妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。
サブキャラ
長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。
抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。
兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。
高田寿也:28歳、美咲の彼氏。
そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。
義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。
中年冒険者、年下美青年騎士に番認定されたことで全てを告白するはめになったこと
mayo
BL
王宮騎士(24)×Cランク冒険者(36)
低ランク冒険者であるカイは18年前この世界にやって来た異邦人だ。
諸々あって、現在は雑用専門冒険者として貧乏ながら穏やかな生活を送っている。
冒険者ランクがDからCにあがり、隣国の公女様が街にやってきた日、突然現れた美青年騎士に声をかけられて、攫われた。
その後、カイを〝番〟だと主張する美青年騎士のせいで今まで何をしていたのかを文官の前で語ることを強要される。
語らなければ罪に問われると言われ、カイは渋々語ることにしたのだった、生まれてから36年間の出来事を。
辺境の酒場で育った少年が、美貌の伯爵にとろけるほど愛されるまで
月ノ江リオ
BL
◆ウィリアム邸でのひだまり家族な子育て編 始動。不器用な父と、懐いた子どもと愛される十五歳の青年と……な第二部追加◆断章は残酷描写があるので、ご注意ください◆
辺境の酒場で育った十三歳の少年ノアは、八歳年上の若き伯爵ユリウスに見初められ肌を重ねる。
けれど、それは一時の戯れに過ぎなかった。
孤独を抱えた伯爵は女性関係において奔放でありながら、幼い息子を育てる父でもあった。
年齢差、身分差、そして心の距離。
不安定だった二人の関係は年月を経て、やがて蜜月へと移り変わり、交差していく想いは複雑な運命の糸をも巻き込んでいく。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる