35 / 83
鋼鉄様の食客4
しおりを挟む
「号外なんて言ってるけれど、最近の発行物なんてだいたい似たような話題の繰り返しよ。どこも叙爵式とセバス様のことばっかり」
馬車に乗り込むと、対面に座った幾分機嫌の良さそうなベルさんが、淡い黄色の扇で口元を隠しながらクスクスと笑った。俺たちの会話が聞こえていたらしい。
「王都だと鋼鉄様って呼ばれてとても人気なんだって聞いて、一度は読んでみたいって思ったんです。今日のにも載ってるといいんですけど」
「きっと載ってるわ。今セバス様の名が書かれてない刷り物を探す方が難しいもの」
馬車の扉が叩かれ、御者ではなく先程の護衛が半身だけ覗かせて「どうぞ。読売です」と紙束を俺に差し出した。今度はなるたけ丁寧に礼を言ってそれを受け取る。護衛はただ無言で頷き、少しだけ微笑んだように見えたが、すぐさま馬車の扉が閉められてしまったので見間違いだったかもしれない。その後すぐ御者の合図の声が聞こえて、馬車はゆっくりと動き始めた。
先程差し出されたものは、形状こそ新聞のようだが、たったニ枚の紙から成っていた。この量ではセブさんのことが書かれてないのでは、という不安がよぎったが、ベルさんの言う通り杞憂だった。一番目立つ面に、誰よりも大きく彼の名前が書かれていた。まだ馴染みはないが、彼の名を目にするだけで嬉しくなって、ほわっと胸のあたりが浮き立つ。
ただ、そんな浮き立った胸は不意打ちで叩き落された。
『鋼鉄の英雄セバスチャン・バルダッローダ公爵家子息が、今回の叙爵式で最も高い爵位を得ることになるのは明白』
『彼の叙爵は周辺国からの関心も高く、叙爵式には他国から賓客が多数訪れると思われる』
『その中には、彼の恋敵である隣国サンロマリナ皇国のジャスティン第一皇子の名も連なっており』
『ベル第一王女を巡っての恋の駆け引きもまた、民衆の目を集めている』
『過去様々な女性と浮名を流しては、冷然とした態度から破局を繰り返してきたセバスチャン卿であるが、ベル王女への恋慕の深さは周囲を驚かせ』
『セバスチャン卿は此度の功績の報奨として、国王陛下に爵位ではなく、王女との婚姻を求めているとの宮中関係者からの垂れ込みもあった』
『仲睦まじいと名高いジャスティン皇子、ベル王女ではあるが、此度のセバスチャン卿の情熱を受けてまさかの婚約解消の可能性もあるのでは、と憶測が飛び交っている』
セブさんには、恋い慕う女性がいる、らしい。
そんな些細なことだけで、俺の浮かれきった頭をぶん殴って黙らす威力があった。
卑しく醜い自分がセブさんの特別になれるわけないって、いつかは彼は別の女性と結婚するんだって、頭では重々わかっていたはずなのに、それを急に目の前に突きつけられて目眩がする。
すでに他国の皇族と婚約している王女を奪い去ろうだなんて、他の男なら荒唐無稽だと笑って流されてしまうだろう。でも、それがセブさんだと全く冗談で済まされない。彼ならきっと、たいていのものをたいていの人間から奪えてしまえる。それくらいセブさんは素敵な人だ。
「私のことも書いてあるでしょう?」
「……え?」
一心に考え込んでいた俺は、ベルさんの言葉が耳に入っていなかった。それを察したベルさんは、眉尻を釣り上げて俺の手の中の紙面の一文を指差した。
「これ、私。わかる?」
「これ…?」
聞いているのか怪しい反応をする俺に、ベルさんはまるで子供に言い聞かせるように「ベル王女」の文字を、トントンと艷やかな桜貝の爪先で叩く。
「セバス様は私には何も言ってくださらないのだけど、彼が私を想っていらっしゃるって騎士団内でも有名なのだそうよ」
とてもとても嬉しそうな鈴の音の声。
ベルさんが王女様で、セブさんの想い人なのか。こんな愛らしい人を彼は愛している。その事実は、更に俺を責め立てた。
爪ひとつとっても、俺とこの人はこんなに違う。自分の、何度も割れて擦り減ったような深爪や、荒れてざらつく指先が恥ずかしくて仕方ない。彼は、俺の手を以前「働いている手」と言ってくれたが、本当はどんなことを思って握ってくれていたのだろう。
誰も、こんな手を好んで握り締めたりしない。
ゆっくり紙面から顔を上げた俺は、いかにも愛らしい丸く大きな水色の目を見た。淡紅色の吊り目の今の俺も、彼女とは真逆の印象だろう。この姿を「可愛い」と言ってくれたセブさんの優しさを思うと、自分の身勝手さが際立って居た堪れない。
「ベルさんは、セブさんに結婚を求められたらどうするのですか?」
扇を閉じてそれを自身の細いおとがいに当てた。濡れたように色付いた唇が弧を描いている。
「もちろん、お受けするわ」
「皇子との婚約はどうするのですか?国同士でやり取りした婚約なんですよね?」
「…エイレジンはね、今回うちの国と一緒にもうひとつの国で同時に魔獣暴走を起こさせるつもりだったの。その国がサンロマリナ皇国よ。皇国はバルダスに、ひいてはセバス様に恩がある。それがどういうことかおわかり?」
英雄のためにサンロマリナ皇国側が婚約を破棄することも、あり得ない話ではないということか。もしかしたら、セブさんは最初からベルさんとの結婚が目的で武功を上げようとしていたのかもしれない。そのために、治療士の俺が必要だったのだろうか。でも、彼は俺の力無しでそれをやり遂げてしまった。
「ジャスティンはよく尽くしてくれていい人だけど、本当にそれだけでつまらない男なんだもの。セバス様みたいに、特別強く美しいわけでも、不言実行の情熱を秘めてるわけでもないわ」
オパールのついた金細工の耳飾りを、片手で弄りながら少し軽薄そうに話していたが、不意に両手を扇に添えて姿勢を正したベルさんは「セバス様はね」と声色を整えた。
「私を庇って、左腕に呪いを受けたの」
「え?」
「原因は呪具の暴発だったんだけど、私を真っ先に庇ってくれたのが、近衛でなくセバス様だったの。あの時のセバス様、本当に格好良かったのよ」
うっとりとした表情で薄氷色を溶かすベルさんと対照的に、俺の顔はさぞ醜く翳っていることだろう。
痛々しいあの腕は、セブさんにとっては栄誉あるものだったのか。愛する人を守った結果だから、彼はすんなり腕を切り落とす覚悟が出来たのだろうか。
セブさんの、ベルさんに対する愛情の深さを思い知らされて心が痛む。俺には心痛める資格すらないのに。馬車が石畳を踏むカタカタという細やかな揺れすら、俺を苛んでいるように感じる。
「…ベルさんを、とても大切に想っているのですね」
「普段はとても素っ気ないのだけど、きっと、そうなのね」
そう言ってかすかに微笑んだベルさんは、絵画のように美しかった。きっと、セブさんの横に並んでも許される人とはこういう人だ。
俺は、美しくなりたいわけでも、ましてや、女になりたいわけでもない。でも、それがセブさんに愛されるための条件なのだとしたら、俺は彼に何一つ望んではいけなかった。彼に触れたい、彼に触れられたい、そんなことは思ってすらいけなかった。ましてや、彼の心が欲しいだなんて、決して。
「ベルさん、どうかセブさんを幸せにしてください。きっと、あなたにしかできないことでしょうから」
真っ直ぐ目を見て懇願すると、ベルさんは「当たり前じゃないの」と背を伸ばした。
馬車に乗り込むと、対面に座った幾分機嫌の良さそうなベルさんが、淡い黄色の扇で口元を隠しながらクスクスと笑った。俺たちの会話が聞こえていたらしい。
「王都だと鋼鉄様って呼ばれてとても人気なんだって聞いて、一度は読んでみたいって思ったんです。今日のにも載ってるといいんですけど」
「きっと載ってるわ。今セバス様の名が書かれてない刷り物を探す方が難しいもの」
馬車の扉が叩かれ、御者ではなく先程の護衛が半身だけ覗かせて「どうぞ。読売です」と紙束を俺に差し出した。今度はなるたけ丁寧に礼を言ってそれを受け取る。護衛はただ無言で頷き、少しだけ微笑んだように見えたが、すぐさま馬車の扉が閉められてしまったので見間違いだったかもしれない。その後すぐ御者の合図の声が聞こえて、馬車はゆっくりと動き始めた。
先程差し出されたものは、形状こそ新聞のようだが、たったニ枚の紙から成っていた。この量ではセブさんのことが書かれてないのでは、という不安がよぎったが、ベルさんの言う通り杞憂だった。一番目立つ面に、誰よりも大きく彼の名前が書かれていた。まだ馴染みはないが、彼の名を目にするだけで嬉しくなって、ほわっと胸のあたりが浮き立つ。
ただ、そんな浮き立った胸は不意打ちで叩き落された。
『鋼鉄の英雄セバスチャン・バルダッローダ公爵家子息が、今回の叙爵式で最も高い爵位を得ることになるのは明白』
『彼の叙爵は周辺国からの関心も高く、叙爵式には他国から賓客が多数訪れると思われる』
『その中には、彼の恋敵である隣国サンロマリナ皇国のジャスティン第一皇子の名も連なっており』
『ベル第一王女を巡っての恋の駆け引きもまた、民衆の目を集めている』
『過去様々な女性と浮名を流しては、冷然とした態度から破局を繰り返してきたセバスチャン卿であるが、ベル王女への恋慕の深さは周囲を驚かせ』
『セバスチャン卿は此度の功績の報奨として、国王陛下に爵位ではなく、王女との婚姻を求めているとの宮中関係者からの垂れ込みもあった』
『仲睦まじいと名高いジャスティン皇子、ベル王女ではあるが、此度のセバスチャン卿の情熱を受けてまさかの婚約解消の可能性もあるのでは、と憶測が飛び交っている』
セブさんには、恋い慕う女性がいる、らしい。
そんな些細なことだけで、俺の浮かれきった頭をぶん殴って黙らす威力があった。
卑しく醜い自分がセブさんの特別になれるわけないって、いつかは彼は別の女性と結婚するんだって、頭では重々わかっていたはずなのに、それを急に目の前に突きつけられて目眩がする。
すでに他国の皇族と婚約している王女を奪い去ろうだなんて、他の男なら荒唐無稽だと笑って流されてしまうだろう。でも、それがセブさんだと全く冗談で済まされない。彼ならきっと、たいていのものをたいていの人間から奪えてしまえる。それくらいセブさんは素敵な人だ。
「私のことも書いてあるでしょう?」
「……え?」
一心に考え込んでいた俺は、ベルさんの言葉が耳に入っていなかった。それを察したベルさんは、眉尻を釣り上げて俺の手の中の紙面の一文を指差した。
「これ、私。わかる?」
「これ…?」
聞いているのか怪しい反応をする俺に、ベルさんはまるで子供に言い聞かせるように「ベル王女」の文字を、トントンと艷やかな桜貝の爪先で叩く。
「セバス様は私には何も言ってくださらないのだけど、彼が私を想っていらっしゃるって騎士団内でも有名なのだそうよ」
とてもとても嬉しそうな鈴の音の声。
ベルさんが王女様で、セブさんの想い人なのか。こんな愛らしい人を彼は愛している。その事実は、更に俺を責め立てた。
爪ひとつとっても、俺とこの人はこんなに違う。自分の、何度も割れて擦り減ったような深爪や、荒れてざらつく指先が恥ずかしくて仕方ない。彼は、俺の手を以前「働いている手」と言ってくれたが、本当はどんなことを思って握ってくれていたのだろう。
誰も、こんな手を好んで握り締めたりしない。
ゆっくり紙面から顔を上げた俺は、いかにも愛らしい丸く大きな水色の目を見た。淡紅色の吊り目の今の俺も、彼女とは真逆の印象だろう。この姿を「可愛い」と言ってくれたセブさんの優しさを思うと、自分の身勝手さが際立って居た堪れない。
「ベルさんは、セブさんに結婚を求められたらどうするのですか?」
扇を閉じてそれを自身の細いおとがいに当てた。濡れたように色付いた唇が弧を描いている。
「もちろん、お受けするわ」
「皇子との婚約はどうするのですか?国同士でやり取りした婚約なんですよね?」
「…エイレジンはね、今回うちの国と一緒にもうひとつの国で同時に魔獣暴走を起こさせるつもりだったの。その国がサンロマリナ皇国よ。皇国はバルダスに、ひいてはセバス様に恩がある。それがどういうことかおわかり?」
英雄のためにサンロマリナ皇国側が婚約を破棄することも、あり得ない話ではないということか。もしかしたら、セブさんは最初からベルさんとの結婚が目的で武功を上げようとしていたのかもしれない。そのために、治療士の俺が必要だったのだろうか。でも、彼は俺の力無しでそれをやり遂げてしまった。
「ジャスティンはよく尽くしてくれていい人だけど、本当にそれだけでつまらない男なんだもの。セバス様みたいに、特別強く美しいわけでも、不言実行の情熱を秘めてるわけでもないわ」
オパールのついた金細工の耳飾りを、片手で弄りながら少し軽薄そうに話していたが、不意に両手を扇に添えて姿勢を正したベルさんは「セバス様はね」と声色を整えた。
「私を庇って、左腕に呪いを受けたの」
「え?」
「原因は呪具の暴発だったんだけど、私を真っ先に庇ってくれたのが、近衛でなくセバス様だったの。あの時のセバス様、本当に格好良かったのよ」
うっとりとした表情で薄氷色を溶かすベルさんと対照的に、俺の顔はさぞ醜く翳っていることだろう。
痛々しいあの腕は、セブさんにとっては栄誉あるものだったのか。愛する人を守った結果だから、彼はすんなり腕を切り落とす覚悟が出来たのだろうか。
セブさんの、ベルさんに対する愛情の深さを思い知らされて心が痛む。俺には心痛める資格すらないのに。馬車が石畳を踏むカタカタという細やかな揺れすら、俺を苛んでいるように感じる。
「…ベルさんを、とても大切に想っているのですね」
「普段はとても素っ気ないのだけど、きっと、そうなのね」
そう言ってかすかに微笑んだベルさんは、絵画のように美しかった。きっと、セブさんの横に並んでも許される人とはこういう人だ。
俺は、美しくなりたいわけでも、ましてや、女になりたいわけでもない。でも、それがセブさんに愛されるための条件なのだとしたら、俺は彼に何一つ望んではいけなかった。彼に触れたい、彼に触れられたい、そんなことは思ってすらいけなかった。ましてや、彼の心が欲しいだなんて、決して。
「ベルさん、どうかセブさんを幸せにしてください。きっと、あなたにしかできないことでしょうから」
真っ直ぐ目を見て懇願すると、ベルさんは「当たり前じゃないの」と背を伸ばした。
220
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
僕の太客が義兄弟になるとか聞いてない
コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26
BL
没落名士の長男ノアゼットは日々困窮していく家族を支えるべく上級学校への進学を断念して仕送りのために王都で働き出す。しかし賢くても後見の無いノアゼットが仕送り出来るほど稼げはしなかった。
そんな時に声を掛けてきた高級娼家のマダムの引き抜きで、男娼のノアとして働き出したノアゼット。研究肌のノアはたちまち人気の男娼に躍り出る。懇意にしてくれる太客がついて仕送りは十分過ぎるほどだ。
そんな中、母親の再婚で仕送りの要らなくなったノアは、一念発起して自分の人生を始めようと決意する。順風満帆に滑り出した自分の生活に満ち足りていた頃、ノアは再婚相手の元に居る家族の元に二度目の帰省をする事になった。
そこで巻き起こる自分の過去との引き合わせに動揺するノア。ノアと太客の男との秘密の関係がまた動き出すのか?
【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話
紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。
理想の彼氏はスパダリよ!
スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。
受:安田陽向
天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。
社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。
社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。
ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。
攻:長船政景
35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。
いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。
妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。
サブキャラ
長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。
抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。
兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。
高田寿也:28歳、美咲の彼氏。
そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。
義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。
中年冒険者、年下美青年騎士に番認定されたことで全てを告白するはめになったこと
mayo
BL
王宮騎士(24)×Cランク冒険者(36)
低ランク冒険者であるカイは18年前この世界にやって来た異邦人だ。
諸々あって、現在は雑用専門冒険者として貧乏ながら穏やかな生活を送っている。
冒険者ランクがDからCにあがり、隣国の公女様が街にやってきた日、突然現れた美青年騎士に声をかけられて、攫われた。
その後、カイを〝番〟だと主張する美青年騎士のせいで今まで何をしていたのかを文官の前で語ることを強要される。
語らなければ罪に問われると言われ、カイは渋々語ることにしたのだった、生まれてから36年間の出来事を。
辺境の酒場で育った少年が、美貌の伯爵にとろけるほど愛されるまで
月ノ江リオ
BL
◆ウィリアム邸でのひだまり家族な子育て編 始動。不器用な父と、懐いた子どもと愛される十五歳の青年と……な第二部追加◆断章は残酷描写があるので、ご注意ください◆
辺境の酒場で育った十三歳の少年ノアは、八歳年上の若き伯爵ユリウスに見初められ肌を重ねる。
けれど、それは一時の戯れに過ぎなかった。
孤独を抱えた伯爵は女性関係において奔放でありながら、幼い息子を育てる父でもあった。
年齢差、身分差、そして心の距離。
不安定だった二人の関係は年月を経て、やがて蜜月へと移り変わり、交差していく想いは複雑な運命の糸をも巻き込んでいく。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる