37 / 83
鋼鉄様の食客6
しおりを挟む
ゴツリゴツリ、足音が近付いて来るのを、死刑宣告を待つかのような気持ちで俯き耐え忍ぶ。
「ハバト、私に顔を見せてくれ」
優しくて柔らかくて、でもいつもより甘い気がするその声に胸が締め付けられる。そちらを振り向かずに俺はよろよろと立ち上がり、「ごめんなさい。帰ります」と再び前門に向かって歩き始めた。
「ハバト?どうした?」
背後から怪訝そうな声が迫ってきて、すぐに腕を掴まれてしまった。掴まれたのが左腕だったので、声こそ飲み込んだが痛みでびくりと左肩が不自然に逃げた。すぐさま腕は離されたが、代わりに肩を抱き寄せられ、俺は逃げ場をなくした。数ヶ月ぶりに見る彼は、相変わらず完璧な美しさを湛えていた。白金色の髪が俺の頬をくすぐる。
俺の顔を覗き込んだセブさんの手が、不意に俺の前髪に軽く押さえるように触れた。たぶん、血が少し残っていたのだろう。
「エドワーズ士長」
一瞬、それが誰の声だがわからなかった。それ程、普段聞く心地よい低音と違った、重く地を這う声だった。
「はい」
セブさんに呼ばれ、オリヴィアさんが俺たちの前に片膝をついた。
「ハバトの護衛は貴公に一任していたと思うが、何故、私のハバトがこのような痛ましい怪我をしている?」
「全て、私めの不徳の致すことでございます。どのような処罰もお受け致します」
オリヴィアさんの言葉に無言で頷いたセブさんを、恐ろしい気持ちで見た。違う。オリヴィアさんは何も悪くない。悪いのは、全部、俺だ。
「駄目です…違うんです。この怪我はわたしがいけなくて、自業自得なんです、オリヴィアさんは関係ないんです。お願い。お願いします。オリヴィアさんを咎めないで。お願い…」
セブさんを振り仰いで縋る。罪悪感が胸を満たして、押し出された涙がとめどなく流れた。醜いだろう俺の泣き顔を見つめて、セブさんは何故か眉尻を下げて困ったように笑った。
「何故伝わっていないのだろうな。言っただろう。私は君が大切なのだと。君がこのように傷付くのが許せない。だが、ハバトの涙は本当に愛らしくてどうにも敵わない」
セブさんの顔が近付いて来て、いつかのように俺の涙を唇で拭った。彼の優しさが、触れる体温が、甘やかな声が、それら全てが嬉しいだなんて思っちゃいけない。彼は、俺が縋っていい相手じゃない。彼には愛する人がいるんだから。
「駄目、です」
俺の目尻に、頬に、優しく触れるその唇を両手で遠ざける。
「ハバト?」
戸惑った声で俺の名を呼んだセブさんの腕が、困惑からか緩んだ。その隙をついて彼から離れる。
三歩程後ずさったところで、ぺこりと頭を下げる。
「叙爵式へのお誘い、ありがとうございます。お元気そうな顔を見れたこと、何より嬉しいです。今後のご活躍、お祈り申し上げております」
「ハバト、何を言っている。やっと、私は君を」
「ごめんなさい、もういらないんです。俺はあなたに触れてもらう資格はないんです。気付くのが遅くて本当にごめんなさい、“バルダッローダ様”」
俺が“正しく”彼の名をを口にした途端、セブさんの深緑の瞳が鋭利で冷徹に細められた。笑みが消えた口元は強く引き結ばれ、顔立ちの精巧さが際立つ。
「ハバト」
何の感情も込められていない声だ。でも、なんとなく怒っているように思う。
「…はい」
セブさんが一歩こちらに近付く。その足元を、俯き見つめる。大きな手がこちらに伸ばされるのを、絶望に近い気持ちで目で追う。彼に触れられることは、本当は嬉しくて、でも酷く疚しくて、それが綯い交ぜになってどうしたらいいのかわからない。その長い指が俺にまもなく触れるという瞬間、再び俺の目から涙がひとつほろりとこぼれた。
それに驚いたように彼の指はしばらくその場に留まったが、俺に触れることなく静かに握り込まれ引き戻された。
「…二日後の叙爵式には来てくれるのだろう?」
「…はい」
「好みではないだろうが、君のためにドレスを用意した。どうか、それを着て欲しい」
「はい。お気遣い、ありがとうございます」
「今すぐ馬車を用意させる。どんな小さな傷も、屋敷で必ず手当てを受けなさい。君が自らを大事にしなければ、今度こそエドワーズ士長に責任を取らせる」
「んっ!だ、…え、と、わかりました…」
オリヴィアさんを盾に取るなんて卑怯だ。少しスネた気持ちで、上目遣いでセブさんを盗み見ると、彼はまた困ったように少しだけエメラルドを綻ばせた。
「エドワーズ士長、ハバトが無茶をしないようしかと見張ってくれ。ハバトが望むなら、式当日の身支度も貴公が手伝ってやってくれ」
頑なに頭を垂れていたオリヴィアさんが立ち上がり、「は!」とセブさんに騎士の礼をした。
セブさんが背後から人を呼び付け、馬車をここに寄越すようにと指示を出す。それを、俺はオリヴィアさんに背を撫でられながら聞いていた。
「セバス様、ご機嫌麗しゅう。やっとお顔を見せてくださいましたわね。ずっと執務室にこもったきりで全然出て来てくださらないんだもの」
つい先程の憤怒を露程も感じさせない完璧な淑女の微笑みと所作で、ベルさんがセブさんに気安い挨拶をした。それに「ああ」と気のない返事を返す彼の態度は、親しい仲とは言え周りから不敬と取られたりしないのだろうか。
俺は小心者らしくびくつきながら、二人の邪魔をしてしまわないように、オリヴィアさんに「あちらに座って馬車を待ちます」と最初に勧められた長椅子を指差した。オリヴィアさんは一度強くベルさんを睨みつけてから、「そうしましょう」と慈愛に満ちた微笑みで俺を長椅子へ促した。
セブさんの横を通り過ぎる瞬間、凛々しい目元を眇めてベルさんを見ていた彼から「キサマノセイカ」とぞっとするほど低い低い呟きが聞こえたような気がした。
驚いて振り向くが、見えた彫りの深い端正な横顔はかすかに微笑んでいて、やはり何かの聞き間違いだろうと俺は胸を撫で下ろした。
「ハバト、私に顔を見せてくれ」
優しくて柔らかくて、でもいつもより甘い気がするその声に胸が締め付けられる。そちらを振り向かずに俺はよろよろと立ち上がり、「ごめんなさい。帰ります」と再び前門に向かって歩き始めた。
「ハバト?どうした?」
背後から怪訝そうな声が迫ってきて、すぐに腕を掴まれてしまった。掴まれたのが左腕だったので、声こそ飲み込んだが痛みでびくりと左肩が不自然に逃げた。すぐさま腕は離されたが、代わりに肩を抱き寄せられ、俺は逃げ場をなくした。数ヶ月ぶりに見る彼は、相変わらず完璧な美しさを湛えていた。白金色の髪が俺の頬をくすぐる。
俺の顔を覗き込んだセブさんの手が、不意に俺の前髪に軽く押さえるように触れた。たぶん、血が少し残っていたのだろう。
「エドワーズ士長」
一瞬、それが誰の声だがわからなかった。それ程、普段聞く心地よい低音と違った、重く地を這う声だった。
「はい」
セブさんに呼ばれ、オリヴィアさんが俺たちの前に片膝をついた。
「ハバトの護衛は貴公に一任していたと思うが、何故、私のハバトがこのような痛ましい怪我をしている?」
「全て、私めの不徳の致すことでございます。どのような処罰もお受け致します」
オリヴィアさんの言葉に無言で頷いたセブさんを、恐ろしい気持ちで見た。違う。オリヴィアさんは何も悪くない。悪いのは、全部、俺だ。
「駄目です…違うんです。この怪我はわたしがいけなくて、自業自得なんです、オリヴィアさんは関係ないんです。お願い。お願いします。オリヴィアさんを咎めないで。お願い…」
セブさんを振り仰いで縋る。罪悪感が胸を満たして、押し出された涙がとめどなく流れた。醜いだろう俺の泣き顔を見つめて、セブさんは何故か眉尻を下げて困ったように笑った。
「何故伝わっていないのだろうな。言っただろう。私は君が大切なのだと。君がこのように傷付くのが許せない。だが、ハバトの涙は本当に愛らしくてどうにも敵わない」
セブさんの顔が近付いて来て、いつかのように俺の涙を唇で拭った。彼の優しさが、触れる体温が、甘やかな声が、それら全てが嬉しいだなんて思っちゃいけない。彼は、俺が縋っていい相手じゃない。彼には愛する人がいるんだから。
「駄目、です」
俺の目尻に、頬に、優しく触れるその唇を両手で遠ざける。
「ハバト?」
戸惑った声で俺の名を呼んだセブさんの腕が、困惑からか緩んだ。その隙をついて彼から離れる。
三歩程後ずさったところで、ぺこりと頭を下げる。
「叙爵式へのお誘い、ありがとうございます。お元気そうな顔を見れたこと、何より嬉しいです。今後のご活躍、お祈り申し上げております」
「ハバト、何を言っている。やっと、私は君を」
「ごめんなさい、もういらないんです。俺はあなたに触れてもらう資格はないんです。気付くのが遅くて本当にごめんなさい、“バルダッローダ様”」
俺が“正しく”彼の名をを口にした途端、セブさんの深緑の瞳が鋭利で冷徹に細められた。笑みが消えた口元は強く引き結ばれ、顔立ちの精巧さが際立つ。
「ハバト」
何の感情も込められていない声だ。でも、なんとなく怒っているように思う。
「…はい」
セブさんが一歩こちらに近付く。その足元を、俯き見つめる。大きな手がこちらに伸ばされるのを、絶望に近い気持ちで目で追う。彼に触れられることは、本当は嬉しくて、でも酷く疚しくて、それが綯い交ぜになってどうしたらいいのかわからない。その長い指が俺にまもなく触れるという瞬間、再び俺の目から涙がひとつほろりとこぼれた。
それに驚いたように彼の指はしばらくその場に留まったが、俺に触れることなく静かに握り込まれ引き戻された。
「…二日後の叙爵式には来てくれるのだろう?」
「…はい」
「好みではないだろうが、君のためにドレスを用意した。どうか、それを着て欲しい」
「はい。お気遣い、ありがとうございます」
「今すぐ馬車を用意させる。どんな小さな傷も、屋敷で必ず手当てを受けなさい。君が自らを大事にしなければ、今度こそエドワーズ士長に責任を取らせる」
「んっ!だ、…え、と、わかりました…」
オリヴィアさんを盾に取るなんて卑怯だ。少しスネた気持ちで、上目遣いでセブさんを盗み見ると、彼はまた困ったように少しだけエメラルドを綻ばせた。
「エドワーズ士長、ハバトが無茶をしないようしかと見張ってくれ。ハバトが望むなら、式当日の身支度も貴公が手伝ってやってくれ」
頑なに頭を垂れていたオリヴィアさんが立ち上がり、「は!」とセブさんに騎士の礼をした。
セブさんが背後から人を呼び付け、馬車をここに寄越すようにと指示を出す。それを、俺はオリヴィアさんに背を撫でられながら聞いていた。
「セバス様、ご機嫌麗しゅう。やっとお顔を見せてくださいましたわね。ずっと執務室にこもったきりで全然出て来てくださらないんだもの」
つい先程の憤怒を露程も感じさせない完璧な淑女の微笑みと所作で、ベルさんがセブさんに気安い挨拶をした。それに「ああ」と気のない返事を返す彼の態度は、親しい仲とは言え周りから不敬と取られたりしないのだろうか。
俺は小心者らしくびくつきながら、二人の邪魔をしてしまわないように、オリヴィアさんに「あちらに座って馬車を待ちます」と最初に勧められた長椅子を指差した。オリヴィアさんは一度強くベルさんを睨みつけてから、「そうしましょう」と慈愛に満ちた微笑みで俺を長椅子へ促した。
セブさんの横を通り過ぎる瞬間、凛々しい目元を眇めてベルさんを見ていた彼から「キサマノセイカ」とぞっとするほど低い低い呟きが聞こえたような気がした。
驚いて振り向くが、見えた彫りの深い端正な横顔はかすかに微笑んでいて、やはり何かの聞き間違いだろうと俺は胸を撫で下ろした。
230
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
僕の太客が義兄弟になるとか聞いてない
コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26
BL
没落名士の長男ノアゼットは日々困窮していく家族を支えるべく上級学校への進学を断念して仕送りのために王都で働き出す。しかし賢くても後見の無いノアゼットが仕送り出来るほど稼げはしなかった。
そんな時に声を掛けてきた高級娼家のマダムの引き抜きで、男娼のノアとして働き出したノアゼット。研究肌のノアはたちまち人気の男娼に躍り出る。懇意にしてくれる太客がついて仕送りは十分過ぎるほどだ。
そんな中、母親の再婚で仕送りの要らなくなったノアは、一念発起して自分の人生を始めようと決意する。順風満帆に滑り出した自分の生活に満ち足りていた頃、ノアは再婚相手の元に居る家族の元に二度目の帰省をする事になった。
そこで巻き起こる自分の過去との引き合わせに動揺するノア。ノアと太客の男との秘密の関係がまた動き出すのか?
【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話
紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。
理想の彼氏はスパダリよ!
スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。
受:安田陽向
天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。
社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。
社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。
ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。
攻:長船政景
35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。
いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。
妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。
サブキャラ
長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。
抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。
兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。
高田寿也:28歳、美咲の彼氏。
そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。
義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。
中年冒険者、年下美青年騎士に番認定されたことで全てを告白するはめになったこと
mayo
BL
王宮騎士(24)×Cランク冒険者(36)
低ランク冒険者であるカイは18年前この世界にやって来た異邦人だ。
諸々あって、現在は雑用専門冒険者として貧乏ながら穏やかな生活を送っている。
冒険者ランクがDからCにあがり、隣国の公女様が街にやってきた日、突然現れた美青年騎士に声をかけられて、攫われた。
その後、カイを〝番〟だと主張する美青年騎士のせいで今まで何をしていたのかを文官の前で語ることを強要される。
語らなければ罪に問われると言われ、カイは渋々語ることにしたのだった、生まれてから36年間の出来事を。
辺境の酒場で育った少年が、美貌の伯爵にとろけるほど愛されるまで
月ノ江リオ
BL
◆ウィリアム邸でのひだまり家族な子育て編 始動。不器用な父と、懐いた子どもと愛される十五歳の青年と……な第二部追加◆断章は残酷描写があるので、ご注意ください◆
辺境の酒場で育った十三歳の少年ノアは、八歳年上の若き伯爵ユリウスに見初められ肌を重ねる。
けれど、それは一時の戯れに過ぎなかった。
孤独を抱えた伯爵は女性関係において奔放でありながら、幼い息子を育てる父でもあった。
年齢差、身分差、そして心の距離。
不安定だった二人の関係は年月を経て、やがて蜜月へと移り変わり、交差していく想いは複雑な運命の糸をも巻き込んでいく。
大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)
子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ
喰われるなんて聞いてないんだが(?)
俺はただ、
いちご狩りに誘われただけだが。
なのに──
誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に
なぜか俺が捕まって食われる展開に?
ちょっと待てい。
意味がわからないんだが!
いちご狩りから始まる
ケンカップルいちゃらぶBL
※大人描写のある話はタイトルに『※』あり
初夜の翌朝失踪する受けの話
春野ひより
BL
家の事情で8歳年上の男と結婚することになった直巳。婚約者の恵はカッコいいうえに優しくて直巳は彼に恋をしている。けれど彼には別に好きな人がいて…?
タイトル通り初夜の翌朝攻めの前から姿を消して、案の定攻めに連れ戻される話。
歳上穏やか執着攻め×頑固な健気受け
【完結】一生に一度だけでいいから、好きなひとに抱かれてみたい。
村松砂音(抹茶砂糖)
BL
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました!
ありがとうございました!!
いつも不機嫌そうな美形の騎士×特異体質の不憫な騎士見習い
<あらすじ>
魔力欠乏体質者との性行為は、死ぬほど気持ちがいい。そんな噂が流れている「魔力欠乏体質」であるリュカは、父の命令で第二王子を誘惑するために見習い騎士として騎士団に入る。
見習い騎士には、側仕えとして先輩騎士と宿舎で同室となり、身の回りの世話をするという規則があり、リュカは隊長を務めるアレックスの側仕えとなった。
いつも不機嫌そうな態度とちぐはぐなアレックスのやさしさに触れていくにつれて、アレックスに惹かれていくリュカ。
ある日、リュカの前に第二王子のウィルフリッドが現れ、衝撃の事実を告げてきて……。
親のいいなりで生きてきた不憫な青年が、恋をして、しあわせをもらう物語。
※性描写が多めの作品になっていますのでご注意ください。
└性描写が含まれる話のサブタイトルには※をつけています。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」さまで作成しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる