稀代の英雄に求婚された少年が、嫌われたくなくて逃げ出すけどすぐ捕まる話

こぶじ

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私の魔女5(セブ視点)

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 堪らずハバトの腰に両腕をまわして抱え上げる。急なことに幾分驚いたようだったが、ハバトは「わっ」と小さな声を上げただけで、文句のひとつも言わずに素直にしがみつき私の腕の中に収まった。
 ベッドの上にそっと下ろすと、抵抗なくくたりと細い身体がシーツに沈んだ。よく跳ねる柔らかな赤毛がふわりと広がり、羽織っていた薄手の上着がはだけて、滑らかな肩と二の腕が露わになる。着痩せしているが、女のように薄い肩をしているわけでもなく、理不尽な不健康さもない。若くしなやかな、成長期を終えたばかりの少年然とした身体だ。それがまた、凄まじく私の欲を煽る。
 その身体に覆い被さって、小作りな唇を貪った。唇を甘く噛み、舌を絡ませ、上顎を丁寧に擦ってやる。敏感なハバトの身体はそれだけでも朱を帯び出す。それをよく目に焼き付けたくて、一度身体を離し最も近い窓のカーテンを半分程開け放つ。

「あ…見ないで。恥ずかしいです」

 私の意図を直ぐ様察したハバトが、更に頬を赤くする。普段が人形のように血の気のない真っ白な肌をしている為、上気したその色味がよくわかる。

「何も恥ずかしがることはない。全て見せてくれ。君は何もかもが愛らしい」

 再びハバトの上に乗り上げ、その唇から抵抗の言葉を吸い取る。口付けだけで感じて涙を浮かべるその様を、よくよく目に焼き付ける。息を弾ませながらも懸命に深い口付けに答えてくる、縋るような舌や唇の動きがいじらしい。溢れて首筋を使う唾液を舐め取ってやると、それにも感じたらしく、ひくりと肩が動いた。

 肩から羽織を落とし、下に着た簡易なシャツを捲り上げて脱がせる。全身を余すことなく堪能したい。白く滑らかな肌全てを感じたい。
 小さく立ち上がっている乳首に舌を這わせ、甘噛みすると、ハバトの吐息に艶が出てくる。つい先日が初めての性行為だったとは思えない程感度がいい。そんなところまで私好みだ。こんなに魅力的なのに、私だけしか知らない身体だ。もっと気持ちの良いことを教え込んで、私にだけ脆く身体を開くようにしてやりたい。

 胸に軽く歯を立てたまま、衣服越しに陰茎を撫でると、「んんっ」と高い掠れ声を上げた。

「セブさん、待って、お願い」

「何故だ?気持ち良いだろう?」

 衣服を押し上げる陰茎の膨らみを爪の先で掻いてやると、「あっ、あっ」と小さく声を出すのが真率でいい。

「ダメ、待って。あっ、俺、セブさんのちんちん舐めたい」

 嗚咽まじりの切なげな声が、凄まじいことを口走った。そのあまりの衝撃に私の手が止まる。

「…ハバト、今何と言った」

 ハバトが熱っぽい息を何度も短く吐きながら、涙に濡れたとろりとした垂れ目でじっと見つめてくる。

「…セブさんのちんちん舐めたい」

 赤い舌を出して、あんぐりと小振りな口を開ける。温かく柔らかそうな口内を見せつけられ、挑発してるとしか思えない。しかし、ハバト本人にはそんな考えなどないことも重々承知している。
 唾液でよく湿ったあの中に、好きに突き入れられたらさぞ気持ち良いだろう。いや、あんな小さな口にそんなことをすればハバトが苦しむ。しかし、その苦し気な表情もきっと愛らしいのだろう。
 大切に甘やかしたい理性的な気持ちと、酷薄に追い詰めたい加虐心が脳内でせめぎ合っていると、業を煮やしたハバトがずりずりと私の下から這い出して、私の唇に噛み付いてすぐ離れた。

「舐めさせてください。ね、セブさん。ちんちん出して、俺にちょうだい」

 噛み締め過ぎた奥歯がギリ、と不快な音を立てる。理性が完全に敗北した。
 無言でハバトの下肢から衣服を剥ぎ取り、ベッドの下に放る。健気で愛らしい彼の陰茎をよく見る為だ。
 私に雑に扱われてベッドに転げたハバトが、きょとりとした目でこちらを見ている。膝立ちになった私は自身の衣服を寛げると、伴侶である少年の眼前に不気味な程いきり立った陰茎を差し出した。

「君があまりに愛らしくて堪らないせいで、こんなになってしまった。責任を取ってくれ」

 目の前の醜い欲望の象徴をしばし見つめて、またとろりと表情を溶かしたハバトが、「すごい…」と呟くと僅かな躊躇いの後、陰茎の先端に滲む先走りを舐め取り、そのまま亀頭を咥え込んだ。少年の口内は、思っていた通りに温かく柔らかく淫靡で、私の陰茎が更に硬さを増す。何も教えなくても彼は歯の当たらないように唇を窄め、不慣れなりに舌も使ってよく尽くした。

「上手だ、ハバト。そのまま深く咥えて」

 私の言葉に目だけで頷いて、ゆっくりと喉奥まで飲み込んでいくが、途中何度も喉が反射拒絶して締まる。強く寄せられた眉根で、えずきを堪えているのがよくわかり、その献身が何とも愛らしくて胸を打つ。根本まで咥えきる頃には、私の腿に縋り付くハバトの指先はかすかに震えていた。

「もう十分だ。ありがとう。ゆっくり出しなさい」

 加虐心に完全に火が着いていたが、それを眼裏に隠してハバトの頭を軽く押す。だが、彼は目を固く閉じて応えず、意図的かどうかわからないが柔く喉を締めた。そして、私の陰茎を口腔と喉を使って緩やかに愛撫し始める。酷く緩慢なそれは、ねっとり纏わり付く心地良い感覚以上に、呼吸すらままならないまま奉仕する痛々しい姿が堪らない。私の中の歪な支配欲を強く満たしてくれた。
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