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後日談
【後日談完結】幸せな未来を
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結論から言ってしまえば、俺が子を授かったのはそれからまるまる一年後の真夏の頃だった。
男の体のせいか毎月あるべき生理もずっとまばらで、妊娠に一番最初に気付いたのは、俺じゃなくてセブさんだった。セブさん曰く「いつもより食い意地が張っていない」とのことだった。確かに最近はあまり甘いものを食べたいと思うことがなくて、少しだけ胃もたれしてる気がしてたけど、自分ではてっきりちょっとした夏バテかと思っていた。
裁縫仕事は続けることを許されたけど、納品と庭いじりはみんなに止められた。馬車の振動と、しゃがみ姿勢はよくないとか。俺に対して心配性なセブさんや護衛騎士たちだけじゃなく、エドワーズさんまで口うるさくてびっくりした。それこそオリヴィアさんが苦笑いして、セドリックさんとノエルさんが大笑いするくらい。あまりに過保護なせいで、セブさんがエドワーズさんにまでヤキモチを焼いて、顔を合わせる度にピリピリするから少し困った。
でも、俺も俺で人のことは全く言えなくて、妊娠発覚からぴたりとセブさんがキスすらしてくれなくなったので、俺は不安が爆発して大荒れに荒れた。
妊娠中は性行為しない方がいいってのは言われてたけど、キスもしてくれないなんて酷い。それに、結婚してからはほとんど毎日たっぷりえっちなことしてたセブさんが禁欲なんてしたら、うっかりどこかの誰かにムラムラしちゃうんじゃないかと怖くなって、思い詰めた俺は大泣きしながらセブさんを襲った。「他の人とえっちしないで。ちゅーもしないで。セブさんのちんちんは俺がちゃんと面倒見るから」と、俺があまりに泣いてすがるもんだから、セブさんは何事かと仕事まで休んで俺をなだめてくれた。
そこで初めて知ったことだけど、セブさんは元々は性に淡白なんだとか。だから、俺の体第一に考えれば、性欲はそうそう湧かない、だなんてかっこいいことをこともなげに言う。そんなわけあるのか、と疑って、後でこっそりスペンサーさんにまで聞いてみたけど、セブさんは娼館嫌いで滅多に行かない人だったらしくて、淡白っていうのは本当に本当みたいだった。じゃあ俺と毎日性行為してたこととか、あの全然萎えない凶器だとか、あれは一体なんだったんだろう。俺は首をひねるしかなかった。
セブさんが我慢出来る人だっていうのが本当でも、俺の不安は簡単にはなくならなくて、結果として俺は宣言通り「セブさんのちんちんの面倒を見る」ことにした。口と手で。俺が「練習したかいがあったでしょ」と得意げにしたら、セブさんは「本当に君は愛らし過ぎて敵わない」と苦笑いをされた。
あと、キスは毎日してくれるように話をつけて、面倒くさい俺の心配性はやっと引っ込んだ。
俺の懐妊を公にしたのはとても遅くて、妊娠発覚後に来た冬が終わって、日が長く少し暖かくなってきた春の始まりの頃だった。その時には妊娠九ヶ月に入っていた。
公表を遅らせたのは、単純に腹の中の子がちゃんと育ってくれるか、俺自身が不安で仕方なかったからだ。どんな健康で母体に全く異常がなくても、流れてしまうことはよくあると聞いた。その上、俺は男だから、安定期に入っても何があるかわからなくて不安は全然なくならなかった。
妊婦さんってみんなもっと幸せいっぱいなものかと思ってたけど、全然そんなことなかった。俺が不安でめそめそするたびに、俺の旦那様はひたすら丁寧に寄り添ってくれた。誰にも言ってないけれど、俺はお腹の子以上にセブさんを大切にしたいと思ってる。
妊娠を公表することで、世間からあまりよくない反応が返ってくることも懸念していた。男の妊娠なんて気味悪がられたり、何か裏があると疑われたりしてもおかしくないけど、思っていたよりはずっと世の中は新しい命に優しかった。物珍しがられたり、懐妊は奇跡の類だとか茶化されたりはしたけど、あからさまな悪意を向けられることはなかった。それは例によって、よくない言葉は俺の旦那様が俺に届かないようにしてくれていたんだと思う。
俺の旦那様は本当に優しくて素敵だ。そんな優しい人の子を産めることが、とても嬉しくて誇らしい。
我が子の産声が聞こえた瞬間、予期せず涙がこぼれた。胸に湧いたそのあたたかな感情の名前は、俺にもよくわからない。ただ、それが愛情なのだと、喜びなのだと、安堵なのだと、そう言われてしまえばそうなのかなと思う。ただ、いろんなものが混じり合い過ぎて、自分の気持ちなのに言葉で表すのはあまりに難しかった。
でも、俺はたぶん何年経っても、この子の子猫みたいなか細い産声を忘れないだろう。
文字通り、死ぬ思いをして俺を産んでくれた母が感じていたものと、俺が感じているものが同じなのかは、きっと誰にもわからない。
でも俺はこの子を抱く度に、母は俺を愛して、望んで産んでくれたのだと信じられる。
俺の体は無理やり子宮を増設してるから、産道が狭い可能性が高いと言われ、産道からの出産じゃなく開腹出産にしてもらった。産道がうまく広がらなければ難産になる、難産になれば子だけでなく母体の命にも関わる、と医師に言われて、俺以上にセブさんが強く開腹出産を望んだ。
産後すぐ、麻酔術が効いてうとうとしていると、顔面を蒼白にしたセブさんが足早に現れて、俺の顔を見て端正な顔貌を泣き笑いに歪めた。彼のエメラルドの瞳が微かに潤んで煌めいている。初めて見る、とてもとても貴重な彼の涙だ。宝石の人の涙もまた、キラキラ輝く宝石みたいだった。
「抱き締めてもいいだろうか」
「はい。もちろん」
俺の横できゅっとキツくおくるみに包まれ眠っている赤子を彼に引き渡そうと身を起こすと、予想に反して彼は身を起こした俺の体を優しく抱き締めた。
「ハバト、君が無事で本当に良かった」
恥ずかしいことに自分のことで手いっぱいだった俺は、この時初めて、彼もとても不安だったんだと思い知った。年上の彼は、俺の前では特に毅然として振る舞う人だと忘れていた。
「…俺は、あなたをおいて死ねません」
図らずも、亡くなった母と同じ出産方法だったこともあって、正直、自分が死ぬことを少しばかり想像はした。でも、俺が死んだらセブさんはどう思うんだろうって考えたら、絶対に死ねないなとも思った。俺が死んで悲しむ彼なんて、存在したらいけない。だから、俺は彼より一秒でも長く生きようって決めた。
子を産んだ次の日には、医師から離床を促された。眠れない程の後陣痛が終わったと思えば、次は麻酔が切れて開腹傷がとんでもなく痛む。
開腹傷に回復薬を使うようにセブさんは強く薦めたけど、俺はそれを頑なに拒んだ。真似事だって揶揄されるかもしれないけど、母親が感じるものは全部、痛みも含めて感じておきたかったし、愛おしいあの子を産んだ証の傷痕を、容易く消してしまうのはどうにも惜しかった。
血のように濃い赤を、煌めく白金色で溶き伸ばしたような、輝く淡桃の毛髪をうっすらと生やした男児。その閉じられたまぶたの下には父親譲りの深緑が隠れている。
まだ人間というよりどこか動物じみた小さな小さな赤子は、何をおいても飲むことと寝ることに毎日忙しそうだ。時々思い出したみたいに大音量で泣くけれど、大人しい子みたいでしばらく泣くとすぐ寝てしまう。とても育てやすい子だと思う。
未だに俺がこの子の親だなんて信じられない気持ちだけど、子の寝顔は何ものにも変えられないくらい可愛い。眠る子を片腕で抱きながら、まだ肉の薄いその頬を指の背で撫でる。
「ハバト」
声量を抑えた、心地よい低音が俺の名を呼ぶ。
白金色の長い髪を緩く編んだ長身の美丈夫が、今取り込んだばかりなのだろう、産着の入った洗濯かごを収納棚の上に置いた。
「たった今寝てくれました。もう少し抱っこしてからベッドに寝かせます」
眠りが浅いうちにベッドに置くと起きてしまうからだ。こんなに小さくてまだ泣く以外の感情表現もないのに、抱っこされていることはよくわかっているんだから不思議だ。
「君は傷が痛むだろう。私が代わろう」
「ありがとうございます」
危険物を引き渡しみたいな手付きで彼に子を預ける。愛おしい子を抱く愛おしい彼を見ると、むず痒いほどの幸せを感じる。ついほっぺたが温かく緩くなる。
「何を笑っているんだ?」
そう言うセブさんも、とても楽しそうに微笑んでいて、つい俺の口からふふふ、と幸せを多分に含んだ笑い声が漏れた。
「セブさんと結婚して本当に良かったなって思ってたところです」
「そうか。では末永くそう思ってもらえるように努力しよう」
彼の顔が近付いてくる気配を察して、俺は目を閉じた。
優しい口付けに幸せな気持ちで満たされながら、優しい彼と優しい日々を共に過ごせる未来がいつまで続くようにと、ただただ心から願った。
男の体のせいか毎月あるべき生理もずっとまばらで、妊娠に一番最初に気付いたのは、俺じゃなくてセブさんだった。セブさん曰く「いつもより食い意地が張っていない」とのことだった。確かに最近はあまり甘いものを食べたいと思うことがなくて、少しだけ胃もたれしてる気がしてたけど、自分ではてっきりちょっとした夏バテかと思っていた。
裁縫仕事は続けることを許されたけど、納品と庭いじりはみんなに止められた。馬車の振動と、しゃがみ姿勢はよくないとか。俺に対して心配性なセブさんや護衛騎士たちだけじゃなく、エドワーズさんまで口うるさくてびっくりした。それこそオリヴィアさんが苦笑いして、セドリックさんとノエルさんが大笑いするくらい。あまりに過保護なせいで、セブさんがエドワーズさんにまでヤキモチを焼いて、顔を合わせる度にピリピリするから少し困った。
でも、俺も俺で人のことは全く言えなくて、妊娠発覚からぴたりとセブさんがキスすらしてくれなくなったので、俺は不安が爆発して大荒れに荒れた。
妊娠中は性行為しない方がいいってのは言われてたけど、キスもしてくれないなんて酷い。それに、結婚してからはほとんど毎日たっぷりえっちなことしてたセブさんが禁欲なんてしたら、うっかりどこかの誰かにムラムラしちゃうんじゃないかと怖くなって、思い詰めた俺は大泣きしながらセブさんを襲った。「他の人とえっちしないで。ちゅーもしないで。セブさんのちんちんは俺がちゃんと面倒見るから」と、俺があまりに泣いてすがるもんだから、セブさんは何事かと仕事まで休んで俺をなだめてくれた。
そこで初めて知ったことだけど、セブさんは元々は性に淡白なんだとか。だから、俺の体第一に考えれば、性欲はそうそう湧かない、だなんてかっこいいことをこともなげに言う。そんなわけあるのか、と疑って、後でこっそりスペンサーさんにまで聞いてみたけど、セブさんは娼館嫌いで滅多に行かない人だったらしくて、淡白っていうのは本当に本当みたいだった。じゃあ俺と毎日性行為してたこととか、あの全然萎えない凶器だとか、あれは一体なんだったんだろう。俺は首をひねるしかなかった。
セブさんが我慢出来る人だっていうのが本当でも、俺の不安は簡単にはなくならなくて、結果として俺は宣言通り「セブさんのちんちんの面倒を見る」ことにした。口と手で。俺が「練習したかいがあったでしょ」と得意げにしたら、セブさんは「本当に君は愛らし過ぎて敵わない」と苦笑いをされた。
あと、キスは毎日してくれるように話をつけて、面倒くさい俺の心配性はやっと引っ込んだ。
俺の懐妊を公にしたのはとても遅くて、妊娠発覚後に来た冬が終わって、日が長く少し暖かくなってきた春の始まりの頃だった。その時には妊娠九ヶ月に入っていた。
公表を遅らせたのは、単純に腹の中の子がちゃんと育ってくれるか、俺自身が不安で仕方なかったからだ。どんな健康で母体に全く異常がなくても、流れてしまうことはよくあると聞いた。その上、俺は男だから、安定期に入っても何があるかわからなくて不安は全然なくならなかった。
妊婦さんってみんなもっと幸せいっぱいなものかと思ってたけど、全然そんなことなかった。俺が不安でめそめそするたびに、俺の旦那様はひたすら丁寧に寄り添ってくれた。誰にも言ってないけれど、俺はお腹の子以上にセブさんを大切にしたいと思ってる。
妊娠を公表することで、世間からあまりよくない反応が返ってくることも懸念していた。男の妊娠なんて気味悪がられたり、何か裏があると疑われたりしてもおかしくないけど、思っていたよりはずっと世の中は新しい命に優しかった。物珍しがられたり、懐妊は奇跡の類だとか茶化されたりはしたけど、あからさまな悪意を向けられることはなかった。それは例によって、よくない言葉は俺の旦那様が俺に届かないようにしてくれていたんだと思う。
俺の旦那様は本当に優しくて素敵だ。そんな優しい人の子を産めることが、とても嬉しくて誇らしい。
我が子の産声が聞こえた瞬間、予期せず涙がこぼれた。胸に湧いたそのあたたかな感情の名前は、俺にもよくわからない。ただ、それが愛情なのだと、喜びなのだと、安堵なのだと、そう言われてしまえばそうなのかなと思う。ただ、いろんなものが混じり合い過ぎて、自分の気持ちなのに言葉で表すのはあまりに難しかった。
でも、俺はたぶん何年経っても、この子の子猫みたいなか細い産声を忘れないだろう。
文字通り、死ぬ思いをして俺を産んでくれた母が感じていたものと、俺が感じているものが同じなのかは、きっと誰にもわからない。
でも俺はこの子を抱く度に、母は俺を愛して、望んで産んでくれたのだと信じられる。
俺の体は無理やり子宮を増設してるから、産道が狭い可能性が高いと言われ、産道からの出産じゃなく開腹出産にしてもらった。産道がうまく広がらなければ難産になる、難産になれば子だけでなく母体の命にも関わる、と医師に言われて、俺以上にセブさんが強く開腹出産を望んだ。
産後すぐ、麻酔術が効いてうとうとしていると、顔面を蒼白にしたセブさんが足早に現れて、俺の顔を見て端正な顔貌を泣き笑いに歪めた。彼のエメラルドの瞳が微かに潤んで煌めいている。初めて見る、とてもとても貴重な彼の涙だ。宝石の人の涙もまた、キラキラ輝く宝石みたいだった。
「抱き締めてもいいだろうか」
「はい。もちろん」
俺の横できゅっとキツくおくるみに包まれ眠っている赤子を彼に引き渡そうと身を起こすと、予想に反して彼は身を起こした俺の体を優しく抱き締めた。
「ハバト、君が無事で本当に良かった」
恥ずかしいことに自分のことで手いっぱいだった俺は、この時初めて、彼もとても不安だったんだと思い知った。年上の彼は、俺の前では特に毅然として振る舞う人だと忘れていた。
「…俺は、あなたをおいて死ねません」
図らずも、亡くなった母と同じ出産方法だったこともあって、正直、自分が死ぬことを少しばかり想像はした。でも、俺が死んだらセブさんはどう思うんだろうって考えたら、絶対に死ねないなとも思った。俺が死んで悲しむ彼なんて、存在したらいけない。だから、俺は彼より一秒でも長く生きようって決めた。
子を産んだ次の日には、医師から離床を促された。眠れない程の後陣痛が終わったと思えば、次は麻酔が切れて開腹傷がとんでもなく痛む。
開腹傷に回復薬を使うようにセブさんは強く薦めたけど、俺はそれを頑なに拒んだ。真似事だって揶揄されるかもしれないけど、母親が感じるものは全部、痛みも含めて感じておきたかったし、愛おしいあの子を産んだ証の傷痕を、容易く消してしまうのはどうにも惜しかった。
血のように濃い赤を、煌めく白金色で溶き伸ばしたような、輝く淡桃の毛髪をうっすらと生やした男児。その閉じられたまぶたの下には父親譲りの深緑が隠れている。
まだ人間というよりどこか動物じみた小さな小さな赤子は、何をおいても飲むことと寝ることに毎日忙しそうだ。時々思い出したみたいに大音量で泣くけれど、大人しい子みたいでしばらく泣くとすぐ寝てしまう。とても育てやすい子だと思う。
未だに俺がこの子の親だなんて信じられない気持ちだけど、子の寝顔は何ものにも変えられないくらい可愛い。眠る子を片腕で抱きながら、まだ肉の薄いその頬を指の背で撫でる。
「ハバト」
声量を抑えた、心地よい低音が俺の名を呼ぶ。
白金色の長い髪を緩く編んだ長身の美丈夫が、今取り込んだばかりなのだろう、産着の入った洗濯かごを収納棚の上に置いた。
「たった今寝てくれました。もう少し抱っこしてからベッドに寝かせます」
眠りが浅いうちにベッドに置くと起きてしまうからだ。こんなに小さくてまだ泣く以外の感情表現もないのに、抱っこされていることはよくわかっているんだから不思議だ。
「君は傷が痛むだろう。私が代わろう」
「ありがとうございます」
危険物を引き渡しみたいな手付きで彼に子を預ける。愛おしい子を抱く愛おしい彼を見ると、むず痒いほどの幸せを感じる。ついほっぺたが温かく緩くなる。
「何を笑っているんだ?」
そう言うセブさんも、とても楽しそうに微笑んでいて、つい俺の口からふふふ、と幸せを多分に含んだ笑い声が漏れた。
「セブさんと結婚して本当に良かったなって思ってたところです」
「そうか。では末永くそう思ってもらえるように努力しよう」
彼の顔が近付いてくる気配を察して、俺は目を閉じた。
優しい口付けに幸せな気持ちで満たされながら、優しい彼と優しい日々を共に過ごせる未来がいつまで続くようにと、ただただ心から願った。
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何回読んでも神作!
読み返してくださりありがとうございます!
私の趣味をたくさん入れ込みまくったお話なので、気に入っていただけて嬉しいです〜。
また楽しく読んでいただけるお話を書けるように頑張りますね!
とても素敵なお話をありがとうございます!
こういうのに感想を投稿するのは初めてですが、あまりにも素敵なお話で呟かずにはいられませんでした笑
何度も何度も読み返しているのにもかかわらず毎回ドキドキしてときめいてしまいます笑
本当に大好きな作品です!
このお話に出会えてよかった!!
感想ありがとうございます!
感想を送るのって少し緊張しますよね。私も自分で感想書く時は躊躇っちゃいます笑 勇気を出してコメントしてくださり本当にありがとうございます。やる気に繋がりますので、どうぞ気になる点などがあればお気軽に感想くださいませ!
何度も読み返してくださっているなんて嬉しい限りです〜!自分の趣味全開でちょろい子とヤンデレを好き放題書いてしまったお話ですが、気に入って頂けて本当に嬉しいです!ときめいて頂ける話を今後も書けるように頑張ります!
今は仕事と私事の合間に新しい別の激重執着ヤンデレハピエン話の準備中なのですが、お時間が許すようでしたらまたそちらのお話もお付き合い頂けたら幸いです!
最後まで読んでくださりありがとうございます!
トレーラー案が綿密で思わず笑ってしまいました〜。
どす黒くてキレイなセブの笑顔とかめっちゃ映像で見てみたいです笑 誰か作って欲しいくらいですね笑
セブの激重執着愛を気に入って頂けて本当に嬉しいです!本格的に逃げられたらセブは実際にハバトの手足を切るでしょうし、万が一そうなれば今度こそ躊躇いはないでしょう。でも、ハバトはセブを不安にさせたくないので、もう本人の意志で逃げることはないです。なので末永く五体満足でいちゃいちゃします笑 来世どころか来来来世もきっと余裕で追い掛けて行きますが、ハバトもまた何度生まれ変わってもセブの愛するおっとりしたハバトのままなので、結局は来来来世もその先もハッピーエンドです。
何度でも下心にまみれたセブの優しさで絡め取られるハバトはちょろい子です笑 セブはそのちょろさも愛してますが、心配の種でもありますね〜。
しばらくは別話の準備をしますが、セブハバトまた書きたい欲を大事にあたためておきます!溺愛執着ヤンデレはなんぼあってもいいですからね!