世紀末ゾンビ世界でスローライフ【解説付】

しおじろう

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evil

クリス⑩

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エド「しかしこんな研究が役に立つのか?
戦争兵器として使う気か……?狂ってるとしか
思えないぞ……」

ドロア「……」

「お主に問おう……このまま人間が存在し続け
行き着く先に何がある?化学は発展し、人の生活は
良くなる、それもあるだろう、一部の人間にはな
そして裏には何時もどんな時代も人は更なる欲望に
駆られ、その欲望の行き着く先は常に人が人を
殺す為の兵器が最優先されるだろう
ワシの研究もまた意味が違う目的だったとしても
結局は人殺しに優先されるじゃろう……
そして人は人の手で自ら淘汰の道を行くだろう」

「暴力には暴力をそれが国々のあり方であり国民の
大半の希望でもあるじゃろう……」

「抑止力と大義名分をかざした武力に核兵器
誰もが、どの国もその抑止力を持てばそれは
立派な殺す為の兵器となる事に気付かない」

「かの武器は本来の目的はただ殺す為の為だけに
作られた兵器の他ならないからだ」

「どんな大義名分があろうとも『殺戮兵器』
なのだ……」

「そして、それは人間のみならず生命体全てに
かかっておる、いつの世も戦争を行うのは人間
まだ反対や賛成できる大人達が殺し合うのは納得
出来る、だが……反対も出来ず、自分で生きる術を
持たぬ子供達にソレは襲い掛かる、勝手に大人達が
祭り上げたその時世に、大切な物の為といいながら
他国の子供が犠牲になるのだ……同じ地球に
生まれながら、深くも考えずその大切なモノ同士を
互いに殺戮しあうのだよ、私はもうそんな
世の中にはウンザリした」

「誰もが平和を望んでいる、その平和は堕落や快楽
と言う名のものでは無いかな?
貧しくても……そんな小さな幸せはいつしか
物足らなくなる、1000ある幸せを1000人が
1幸せになる事を望む者が何人いるのかの、
人は1000ある幸せを1000欲しがるものだ、
他の誰かがその数を奪われようがな」

「その証拠が平和を望みながらどの国も武器を
捨てられない事じゃ、他の国に恐れを為すのは
どの国、どの人も同じだ、そして人は誰かの意思に
追従し、その先を、その意味を理解せず
誰もがそれをやろうとはしない、平和の象徴たる
先駆者になろうとするものが居ない、人も国もな」

過去に何かあったのかは表情で、声のトーンで
読み取れた、彼の考えに反対する事が出来ない
人間自体に、そして其れを利用しようとする政府や
国に怒りを覚えたクリスだった、だが彼も闇に
生きる人間であり今までの罪意識からか黙って
下を向いて聞いていた。

ドロアの側によりコップに注がれた水を教授に
その怪しい容姿からは想像できなかった様に
優しく差し出すシルブァだった。

そのコップを受け取り一気に飲み干し
溜息を一つ……
ドロアは調子を取り戻すかの様にまた語り始めた。

「そしてそれは母体の存在すら脅かすのだ」

「そろそろ人間は内部で自らの母体である地球を
守る思考にならんといかんの、土台である
地面なくして人や動物、植物無くして何が文明ぞ
学が無いなんて事は言い訳にはならんぞ?
なんせ個々に大きく関わる事だからの」

「人は罪、ワシは人間でなく地球、及び生命を守る
事を主に置く事にした」

「私はかの愚かな人間が滅びる事もいとわん
増えすぎた愚かな人間の手により地球を傷つける
事なく『種』を守る決断こそが人間である私の
そして、お前らを含めた全人類の愚かな罪ほろぼし
だと思っておる、故の人を使った
ゾンビ計画なのだ」

エド「……理性なき純粋な罪ほろぼしがゾンビか」

モス「……」

ラル「おいおい、何黙ってんだよ、罪やら
ゾンビやら、さっきから一つの繋がりと言えば
……まさかの本当にSF展開かよ……
なんかピンと来ないが」

ドロア「……」

ラル「おい、じぃさん黙るなよっ……
ひょっとして大真面目か?はははっ笑える!」

エド「ラル……少し黙っとけ」

モス「しかし冗談で此処までの施設を作り
国まで動いてるとなれば」

ラル「……」

ラル「……ヤバイのか?」

ドロアは次のドアを開け中へ皆を案内する。

イルガは籠手型のナビのサイドのボタンを押した、
すると小型のカードの様な者がスライドし
3枚が出てきた。

其れをドロアとシルブァから見えない角度で
そっとクリスの手に渡すのだった。

クリス「……」

イルガ「クリス……これはカメラだ、念の為
外部の侵入を監視したい、施設兵にしろ
さっきの化け物にも注意が必要だ、其れに得体の
知れないシルブァと言う男もだ、ドアも
見かけだけではただの壁とも言えない、
先程同様、状況は芳しく無いかも知れん。
これを等間隔で部屋のドアが映る様に仕掛けろ、
この映像は俺が持つ機械で映像をみる事が出来る、
いいか?教授にバレない様に仕掛けろ、
この手のものはお前達の方が慣れているだろう」

「それと俺の部下だった奴が使ってた籠手型の
通信機だ、お前にも渡しておく、これもカメラの
映像を映し出す事が出来る、情報は共有して
おこう……」

クリス「後から来られたら終わりだからな、
俺も賛成だ、人の目の死角になりかつ
見つからない場所だな、任せろ、通信機は出る時に
返す、軍の最新兵器持ってても後が厄介な物だ」

イルガ「馬鹿な奴め、闇市で売れば相当な金を
生むだろうに」

クリス「生憎、命の方が大事なもんでな、
こういった欲は身を滅ぼす」

イルガ「好きにするがいい、お前がしているマイク
から音声でナビしてくれる、使い方は簡単だ
登録制だから俺が解除コードを入力しておいた
あとは画面を3秒見ればお前専用になる、返還の
暁にはデータは消してやるから安心しろ」

次の部屋へのドアが開き各それぞれの入り口が
見える様にカード型の監視カメラを人の死角に
なる位置を配慮し取り付ける。

マグネットタイプの薄型カメラはデスクなどに
簡単に貼り付ける事が出来る代物だ。

ドロア「此処はキメラつまり合成じゃ」

「先程の試験体はあくまでも人間がベースとなって
いたが此処では人にゴリラ腕やアルマジロの
外壁となる皮膚を合成出来るかを実験しておる」

エド「簡単では無いのはわかるが可能なのか?
本当に人が……それこそ神話に出て来る半獣半人の
様なモノじゃないか……」

実際に見ても、にわかには信じられない
不思議そうに検体を見ているエドには寒気が
止まらないかった。

ドロア「何故、そう思う?では金属はどうだ?」

エド「あれか人間に機関銃とか腕に取り付ける
映画のような……んなニョキッて生えるようなもん
出来るかよ、体には拒絶反応ってのがあるんだろ?
銃の弾だって体の内部に入れば肉が腐っていく
って言うじゃねぇか」

ドロア「鉄やアルミ、銅、あらゆる金属が
地球にはあるそれを体に取り込む技術はもう
既に当たり前の様に生活に溶けこんどるだろ?」

「全く存在としてかけ離れた様な命の無い存在と
融合は成功しとるのに何故生物同士でそれが
出来ぬと言うのか?
わしはその発想自体の方が不思議じゃ」

「人間にもそもそも鉄は体に取り込んどるだろ
……そうじゃなわかり易く言うとサプリを例に
言うとヘム鉄や動物性の鉄じゃな、
無機鉄でいうと」

「無機質という生物と一見離れた様に
見えるものでさえ既に人工関節や
ペースメーカー等、昔は歯の詰め物もそうじゃな、
幅広く人との融合性に成功している、
まして豚などの生き物は人間の臓器提供に一役
かっておるだろうて」

「人は肉を食い魚や植物を食う、生態や種の異なる
其れを分解し体の一部へと変換しておる、
その過程が明確にわかれば元は皆同じ
「原子や元素」いやその共通する壁を超えた
無に等しい核素がある筈じゃ。無は0、
必ず宇宙に星に地球に生命体が存在する答えがあり
その答えは既に生きるもの全て、いや存在するもの
全てが自然と元素変換している様に証明されておる

「まぁ核素はワシが名付けただけじゃがな、
まぁそれと同じじゃ必ず可能な筈だ」

「故に答えはYESじゃ、だがまだその実験に
確たる変換方法はまだまだ未知な所だが」

「ここはもう一つ癌細胞をゲノムの段階で調整する
事の研究もしておる、知っとるか、人は癌細胞を
克服出来ればそれは人類の不死化に成功すると
言ってもいいのじゃ、細胞の内、癌細胞は人が
老化する原因の細胞のコピー回数によるものだ
100と決まっておるものはその細胞のコピーが
終わればそれで終わりじゃ、この世の細胞の中の
殆どはコピー回数が決まっておる、
木々や野菜に関しても人はその性質を配合などで
変えて来た、その結果栄養が少ないものが
でとるだろ野生化したものはこの世にはもう殆ど
無いのじゃ、お前さんたちの中で、普通に
歩いとって、おお道に野生のメロンやスイカが!
なんて事はないじゃろ」

「おっと話がズレたな癌細胞はなそのコピー回数
が無いのじゃよ、『細胞不死化能』と言うが
治療にあたり人間側が治療しようとすると、更に
それに強い細胞を変化させ耐性がついたモノを
生み出す、進化しながら恐ろしいスピードで増殖
する事が可能なのだ」

「故に新しい細胞を癌細胞を使い作る事も
可能だと私は考えたのだよ、生きながら、
その検体に癌細胞を発生させる事により新たな
臓器を彼等に作ってもらうと言う感じでな」

「ワシは兵器だけを開発しとるとは思っておらん
お前たちの目から見れば恐ろしい兵器をして
見えるじゃろうがな、こうやって使い方を
変えれば人類の役に立つ事も出来るのじゃよ」

「次行くぞ」

進む度に実験体はこの世のものとは思えない存在に
なっていく、それは人間の空想の産物であるものを
超えたものと言うべきものであった。

「此方はバグじゃ虫だな、昆虫を肥大化させ、
その内臓器官を人間に取り付ける事が出来るか」

モス「巨大化って事か……そんな簡単に虫がでかく
なるものなのか?」

ドロア「そうかの?例えば金魚が鯉の様に大きく
なったものを見た事がないか?
簡単じゃ、常にライトを当て眠らさずストレスを
かけ続ける、すると金魚は飯を食う量が増える
人工的にでかくすることは簡単じゃ」

「植物にしろ犬の様なものも、大きいモノと
大きいモノを交尾させ種をでかくすることなんざ
昔からやっておるわ、今ペットで飼ってる犬種等
殆どがある意味人工物と言っていいわい」


「おっと話がズレたか、基本原則はゲノムが
邪魔するが癌細胞を使って内部へ取り込ませる、
その昆虫の持つ器官をそのまま生かし続け、
内臓器官と融合した癌細胞それに昆虫側にも癌を
寄生させる、癌は人間だけのものでは無いからの、
哺乳類に限らず海の生物、深海に住むものから
クラゲまでもじゃ」

「つまり同じ細胞を持つ癌細胞を電気でいう配線の
役目を果たしてもらい、その異なる臓器間での
働きを両立させる仕組みじゃ。
そして神経器官に電気信号を送り
その器官の本来の機能を使う事が出来るか……だな

「横の試験映像を見ろ……」

「先ずは本来は人間の想像ではゲノム操作し
新たにその器官を設ける技術や発想は多い」

「コレは蜘蛛の糸を出す器官だ、それに肉で
覆った後、神経器官に微弱な解析パターンを
入力したデータを元に命令信号を出す。
糸を出す信号の検知は簡単じゃった、人の様に
複雑にモノを考える事のない昆虫は、一つの武器を
出す時、それは危険を感じた時じゃかならな」

「外部から電気を使い脳に直接信号を伝え視力を
取り戻す技術があるだろう、ペースメーカーも
そうじゃな、感知して電気を流す」

「刺激を与えると筋肉は動く、それは脳が
こういう動きをしろと命令してその通り動く訳では
あるが伝達が上手くいかないとその通りには
動かない、だがその腕や足が動く事は想像に容易い
事だろう、其れをどう変換して正常な動きを行うか
その答えは無意識間で出来る共用の本能による
ものだ、神経さえ繋がれば蜘蛛は蜘蛛側、人間は
人間側、送信者が人で受信者が蜘蛛側という事だ
数々実験は行われとるが人類は未だ蜘蛛の生態や
どう言った物質で作られてるかは分かってはいても
内部の細かい圧力や配合割合等はわかってはいない
つまりそこの考えの方向性を変え互いが互いの
機能を損なわず機能させる事にワシは着目した」

「同時に機械によるものもしておる」

「此処には蜘蛛がどう言った行動で糸を出すか
検証しているデーターだ」

「外部からの攻撃に対しどれだけの信号や
電圧がその器官に伝えられているかを
数値化しておる。
それを器官機械がそっくり真似するのじゃ」

「そしてその器官と人間の器官をどう繋ぐか……
それは一旦蜘蛛の肥大化させた器官へと繋がる
神経の先に電気を伝えるWi-Fiや置くだけで
充電できるスマホのような中継器を
内部に取り入れる事により一旦、虫と肉、
相容れないものへの伝達が可能となる、
神経と神経を繋がず繋げる、中継機には
その役割があるのだ。
そして蜘蛛の内臓をそのまま生かす必要がある為
別の内臓を人間の中に生かす技術も必要だ」

「コレについては溶液に浸すか、蜘蛛のそものを
内臓に閉じ込めながら生かす方法も考えた。
またそこの保存液の様に持ち歩く事もじゃ、
寄生虫の様に腸内部で内臓器官だけをその中に
取り込み腸から栄養素を摂取するなど方法は
多種多様にある」

「生物の内部に寄生する生き物などごまんと
おるからの、内臓内部で生きるモノ
また内臓外部に卵を寄生させ孵化する虫もいる
彼等がそうやって内部で生存出来るか、
それをまた環境で環境を繋ぐ、蜘蛛の伝達方式と
同じだが、どの強さの電気信号がどの器官に
どういった作用をしているか細かく調査し
それをコンピュータに解析させておる所だ」

「まさに合成だの」

ラル「そういえば何処の国かは知らないが女の腹で
育った赤ちゃんを生まれる日まで男の腸を使って
育てれる研究があると聞いた事があるな」

エド「それにしても体内に虫の器官か……
気持ちいいもんじゃねぇな」

ドロア「馬鹿か、お主は、女性がダイエット等で
寄生虫を体内に入れるやり方もあるだろうに」

エド「……そりゃ確かに意味合いは同じか」

ドロア「牙などの器官に人間に取り入れる事は
そんなに難しくは無かった、哺乳類での実験が
出来れば完成したも当然だからの
いわゆるマウス実験は成功への第一歩、
あとは臓器も豚から精製する事は何年も前から
もう出来た技術だからの」

「この伝達する内臓への実験が成功した暁には
人間は空を飛び、海をエラ呼吸とし活動範囲は
無限に広がるだろうて」

「ミュータントの誕生じゃ」

エド「人間が空を飛び……爆弾とかを直で
落とせるのか、操縦する誤差や反射神経も
今の技術を遥かに超える可能性はあるな」

「そうじゃ人の脳はまだまだ計り知れない」

「元が一つの地球、いや宇宙のチリから
生まれたものならば種は一つと考えるのが当然だ、
故に不可能ではない、だが残念な事に人は
まだそこまでの技術核心には近づいてはおらん」

「一度倒れた者がもう一度戦う事が出来る、
そして今度は恐怖の無い異能を持つ兵士として」

「私は将来この実験が完成すれば人間全員に
ワクチンの様に摂取することをすすめる」

「じゃ後はどうするよ平和になったら」

ドロア「そこは時間がかかる、故に科学の
発展と共に処置できるだろうて」


モス「神への……」

ドロア「黙れ!なにをしてくれるんだその……」

「……いやよいわ」

その時、轟音が遠くに鳴り響く、一瞬全ての電気が
止まり再起動まで3秒程かかった時間が訪れた。

ドロア「!」
「マズいかも知れん、シルブァ、他の者にも告げ
全てのコントロールが正常か調べるんじゃ!」

シルブァ「……承知しました」

慌てる教授に皆が騒つく

エド「一瞬電気が落ちたのがそんなにヤバいのか」

ドロア「ヤバいなんてモノでは済まないかもしれん
ここの設備は安全だが全ての装置を一つの原子炉で
賄っておる、何かあれば外部の民間の電力で補う
様にはできておるが増設に増設を重ねたこの国の
技術力では何かあった時ようのセキュリティーが
甘いのだよ」

皆が居る部屋の壁がシルブァが現れた時の様に
無数に線が入り出したかと思うと試験体と思われる
シルブァそっくりの者が10名程現れた。


試験体10号「細菌システムに異常を感知、
封鎖完了、ウイルスシステム異常を感知、
封鎖完了」

試験体6号「キメラ棟封鎖完了、一体は行方不明」

試験体2号「bー3棟封鎖完了、解毒開始」

ドロア「マズいな……一旦此処は閉鎖する」

そう言うとバタバタとかき集めた資料と
記憶データらしきモノをイルガに押し付ける
様に渡すドロア

「良いか、コレは此処の資料じゃ……お前さんの
国でも研究を続けろ、でないと……
その時は近づいておる、ワシは此処の設備を守る」

イルガ「危険なら私達と共に出ましょう」

ドロア「そうはいかんのじゃ、今此処を放棄しては
本末転倒だ、どの国においても今日の様にこの研究
の取り合いは続く、再度この施設と同じモノを
作る暇も時間も無いのだ」

「それに此処を離れれば施設の中にいる細菌兵器や
思考を持たないキメラが外部に出たらそれこそ
地球自体が自滅する……」

「虫の繁殖力は知っているな?あれと同じだ」

「説明する暇は無い!いけ、その扉から外部へ続く
通路へと繋がっておる、道は渡した記憶データの
中にある、籠手型に入れればわかるだろう」

「だがその通路はお前さん達が通ってきた場所の
様にゾンビの飼育場所を通らねばならん
あとキメラの実験体が一体おらん、格納しとった
場所から逃げ出したとするとお前さん達の通る
通路側に現れる可能性は高い、出口は封鎖しても
良いがお前達の為に開けておいてやろう」

「見かけたら始末するのだ必ず、生きて外に出る
様な事があれば奴は雌雄同体、繁殖は免れん」

「詳しい話は後でマイクを通しながら話す!
シルブァ、彼等に付いて行ってやれ!
ボルド、お前もじゃ」
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