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第4章 クラスの不良は優等生
5話
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※こちらの作品は小説家になろうでも投稿させて頂いてます。
ここは、上野である。
正確に言えば……知る人ぞ知る上野動物園という都内でも屈指の人気がある動物園である。
中に列車があったり、パンダが飼育されていたり、可愛らしいデザインのプレートランチがあったりとカップルでは専ら人気のスポットである。
さて、舞衣はどんな感じで来るのだろうか。
それにしても、動物が好きなのも意外だった。
「お待たせー!」
いつもの聞きなれた声が聞こえる。
また前の江ノ島の時と同じように、俺が30分前で舞衣は15分前に到着をした。
「相変わらず早いね。」
「直輝くんこそ、きちんとしてて偉い!」
「まあ、一応彼氏なので。」
すると、不意に舞衣は思いっきり右手を握りだして、俺はフリーズしてしまう。
「あの……これは?」
「この前の浮気罰として今日はずっと私の手を握ってもらいます。」
「いや……まあ、いいけど。」
確かに名実ともに彼氏なのでむしろ握らない方が不自然である。もう少し距離を考えてもいいのかもしれない。
それにしても、人混みがもっとあるイメージだったけど……案外歩きやすいな。
某ウイルスのせいで落ち着いちゃったのかな。
てか、どんな事でも理由付けできちゃう某ウイルスって怖い。
「あはは……なんか、直輝くん少し手汗がするね。」
「あ、ごめん!拭くよ!」
「だーめ!今日はずっと握ってなきゃ行けないです!」
なんか、恥ずかしい……女子に自分の汗をずっと付けるとか……なんかいやらしい。
しかし、そんな羞恥は直ぐに動物園のクオリティが忘れさせてくれた。
「すごい!パンダだ!」
「……ちゃんと見るのはじめてかも。」
最初に見えたのはパンダだった。
可愛らしいものの象徴かとおもったけど……意外と熊の仲間だから力強さとかを感じるからおもったよりワイルドに感じる。
カバもいた。カバは3~4mくらいあってスイカを齧る所とか、もはや化け物である。
本当に目の前にこんな生き物がいるのかと……オフラインのリアルさというのを実感させてくれた。
動物を凝視して感心していると、舞衣は一点を見つめて目を鋭くしていた。
「……なにしてるの?」
「これ、なんの動物のモノマネでしょうか!」
「んー、なんだろ。」
動かない……鋭い目……。
「ハシビロコウ?」
「正確!やっぱ直輝くん博識だよね!」
「いや……その……なんかすごい似てたから。」
「あー!なんかちょっといじった?」
「ちょっと!痛い痛い!」
舞衣は意外とパワー系なのでたまにねじ伏せられる。
というか、こんなにパワーあるなら彩奈とトラブった時に来た取り巻きとか1人で倒せるんじゃないかな……。
「ねえ、それよりもお腹空いた……ご飯たべない?」
「いいよ、あ……そしたらあっちにお店あったしそこにしよ!」
お店に行くと可愛らしいプレートランチでオムライスが乗っているものとカップル仕様のストローのドリンクもあった。
「じゃあ、このプレートランチとドリンク……カップルストローでお願いします。」
「え、アレマジでやるの?恥ずかしいよ……。」
「だーめ!今日は私のわがままなんでも聞いてもらうんだから。」
「しょ……承知です。」
その後……舞衣と、テラスで手を繋いでカップル仕様のストローを飲む。
いや、めっちゃ恥ずかしいやんけ。
不安になって舞衣の様子を見る。
「……(かーっ)」
いや、言い出しっぺが恥ずかしがってるんかい!
まあいいや、こういう時だし……ちょっと本音で話してみるか。
「……最近なんか、こうして2人でいること少なかったね。ちゃんと彼氏できてないから不安にさせちゃったかも。」
「そうね。でも……少しずつだけど直輝君も友達が出来てさ……いい方向に向かってるから私としても嬉しいよ
。」
「俺……人と恋愛なんてした事ないからわからないんだけど……舞衣は楽しい?」
はっとしたけど……実際不安だった。
彼氏をちゃんとやれてるか、人との距離感が分からない性分で嫌われることにしか慣れてないから尚更不安だった。
つまらないと思われたらどうしよう。
興味無いと思われたらどうしよう。
そんな不安はあったのだけれど……それよりも情報の濃い龍や彩奈たちの影響もあって目を背けていた。
しかし、そんな事は出すぎた不安でしか無かった。
「楽しいよ!だって直輝君……不器用だけどちゃんと私の事考えてるのわかってるもん!あの時私を受け入れてくれたし、あの時私を必死に守ってくれたから……私は信じるよ!」
「ま……舞衣。」
「だからこそ、直輝君ももっと私を信じなさい!もっと頼っていいんだよ!」
少し、泣きそうになった。
なんていい子なのだろう。
そうだ、彼女もあれから適応障害も改善に進んでいる。
少なからずこの関係は……お互いをいい影響を与えてるのだ。
とくん、と……改めて心臓が動く感じがする。
これをときめくとか……表現するのだろう。
「改めて……俺舞衣の事が好きだ。これからも彼女でいて欲しい。」
「私もよ、ごめんね……浮気ってからかっちゃって。」
いや、からかいだったんかい!
でもまあ……今日はなんかとてもいい日だった。
こうして……人と心が通うような瞬間が……最近とても好きだった。
「そろそろ……帰ろっか。」
「え、帰らせないって選択肢もあるのよ?」
「ごめん、ちょっとそれはまだ俺にはハードルがある。」
「あはは!冗談よ……じゃあ、帰ろっか!」
俺たちは2人で夕焼けの中を歩いていく。
そんな俺たちとは裏腹にひとつのLINEが流れてきた。
龍 「お疲れ様~、今度……みんなでキャンプでも行こうぜ!」
ここは、上野である。
正確に言えば……知る人ぞ知る上野動物園という都内でも屈指の人気がある動物園である。
中に列車があったり、パンダが飼育されていたり、可愛らしいデザインのプレートランチがあったりとカップルでは専ら人気のスポットである。
さて、舞衣はどんな感じで来るのだろうか。
それにしても、動物が好きなのも意外だった。
「お待たせー!」
いつもの聞きなれた声が聞こえる。
また前の江ノ島の時と同じように、俺が30分前で舞衣は15分前に到着をした。
「相変わらず早いね。」
「直輝くんこそ、きちんとしてて偉い!」
「まあ、一応彼氏なので。」
すると、不意に舞衣は思いっきり右手を握りだして、俺はフリーズしてしまう。
「あの……これは?」
「この前の浮気罰として今日はずっと私の手を握ってもらいます。」
「いや……まあ、いいけど。」
確かに名実ともに彼氏なのでむしろ握らない方が不自然である。もう少し距離を考えてもいいのかもしれない。
それにしても、人混みがもっとあるイメージだったけど……案外歩きやすいな。
某ウイルスのせいで落ち着いちゃったのかな。
てか、どんな事でも理由付けできちゃう某ウイルスって怖い。
「あはは……なんか、直輝くん少し手汗がするね。」
「あ、ごめん!拭くよ!」
「だーめ!今日はずっと握ってなきゃ行けないです!」
なんか、恥ずかしい……女子に自分の汗をずっと付けるとか……なんかいやらしい。
しかし、そんな羞恥は直ぐに動物園のクオリティが忘れさせてくれた。
「すごい!パンダだ!」
「……ちゃんと見るのはじめてかも。」
最初に見えたのはパンダだった。
可愛らしいものの象徴かとおもったけど……意外と熊の仲間だから力強さとかを感じるからおもったよりワイルドに感じる。
カバもいた。カバは3~4mくらいあってスイカを齧る所とか、もはや化け物である。
本当に目の前にこんな生き物がいるのかと……オフラインのリアルさというのを実感させてくれた。
動物を凝視して感心していると、舞衣は一点を見つめて目を鋭くしていた。
「……なにしてるの?」
「これ、なんの動物のモノマネでしょうか!」
「んー、なんだろ。」
動かない……鋭い目……。
「ハシビロコウ?」
「正確!やっぱ直輝くん博識だよね!」
「いや……その……なんかすごい似てたから。」
「あー!なんかちょっといじった?」
「ちょっと!痛い痛い!」
舞衣は意外とパワー系なのでたまにねじ伏せられる。
というか、こんなにパワーあるなら彩奈とトラブった時に来た取り巻きとか1人で倒せるんじゃないかな……。
「ねえ、それよりもお腹空いた……ご飯たべない?」
「いいよ、あ……そしたらあっちにお店あったしそこにしよ!」
お店に行くと可愛らしいプレートランチでオムライスが乗っているものとカップル仕様のストローのドリンクもあった。
「じゃあ、このプレートランチとドリンク……カップルストローでお願いします。」
「え、アレマジでやるの?恥ずかしいよ……。」
「だーめ!今日は私のわがままなんでも聞いてもらうんだから。」
「しょ……承知です。」
その後……舞衣と、テラスで手を繋いでカップル仕様のストローを飲む。
いや、めっちゃ恥ずかしいやんけ。
不安になって舞衣の様子を見る。
「……(かーっ)」
いや、言い出しっぺが恥ずかしがってるんかい!
まあいいや、こういう時だし……ちょっと本音で話してみるか。
「……最近なんか、こうして2人でいること少なかったね。ちゃんと彼氏できてないから不安にさせちゃったかも。」
「そうね。でも……少しずつだけど直輝君も友達が出来てさ……いい方向に向かってるから私としても嬉しいよ
。」
「俺……人と恋愛なんてした事ないからわからないんだけど……舞衣は楽しい?」
はっとしたけど……実際不安だった。
彼氏をちゃんとやれてるか、人との距離感が分からない性分で嫌われることにしか慣れてないから尚更不安だった。
つまらないと思われたらどうしよう。
興味無いと思われたらどうしよう。
そんな不安はあったのだけれど……それよりも情報の濃い龍や彩奈たちの影響もあって目を背けていた。
しかし、そんな事は出すぎた不安でしか無かった。
「楽しいよ!だって直輝君……不器用だけどちゃんと私の事考えてるのわかってるもん!あの時私を受け入れてくれたし、あの時私を必死に守ってくれたから……私は信じるよ!」
「ま……舞衣。」
「だからこそ、直輝君ももっと私を信じなさい!もっと頼っていいんだよ!」
少し、泣きそうになった。
なんていい子なのだろう。
そうだ、彼女もあれから適応障害も改善に進んでいる。
少なからずこの関係は……お互いをいい影響を与えてるのだ。
とくん、と……改めて心臓が動く感じがする。
これをときめくとか……表現するのだろう。
「改めて……俺舞衣の事が好きだ。これからも彼女でいて欲しい。」
「私もよ、ごめんね……浮気ってからかっちゃって。」
いや、からかいだったんかい!
でもまあ……今日はなんかとてもいい日だった。
こうして……人と心が通うような瞬間が……最近とても好きだった。
「そろそろ……帰ろっか。」
「え、帰らせないって選択肢もあるのよ?」
「ごめん、ちょっとそれはまだ俺にはハードルがある。」
「あはは!冗談よ……じゃあ、帰ろっか!」
俺たちは2人で夕焼けの中を歩いていく。
そんな俺たちとは裏腹にひとつのLINEが流れてきた。
龍 「お疲れ様~、今度……みんなでキャンプでも行こうぜ!」
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