僕のお母さんは△▽女優

kyonkyon

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第7章 瑞希と彩奈のオタ活サマー

1話

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※この作品は「小説家になろう」「note」にも掲載中です

チュンチュン……

朝のご鳥のさえずりが私の部屋に聞こえて、陽光がさしてくる。
私はその中でゆっくりと目が覚める。

パソコンの電源はつけっぱなしで、スマホもLINE画面が開いたままだった。

「めっちゃ寝落ちしてた。」

私は川崎彩奈、17歳のごく普通の女の子である。
私はVTuberという活動をしていて、昨日はゲーム実況をした後にアニメを見て寝落ちをしていた。

部屋には専用のマイクなどの機材や、お気に入りの漫画が至る所にある。

「おお、スパチャが10万円もある。」

私はココ最近で一番のお小遣いを手に入れた。
これで夏休みを楽しむのも一興かもしれない。

そういえば私には新しく友達ができた。
上原瑞希ちゃん、ちっこくて可愛い小動物のような女の子である。
帰りにジョジョの奇妙な冒険について意気投合したのだ。

彼女とは、チーズアフターヌーンティーを行こうと約束をしていたので今日はそれをやるべきなのかもしれない。

電話をかけてみよう。

ピロピロリン……

「も……もしもし!?」

電話をし慣れてないせいか、瑞希ちゃんは少しぎこちがない喋り方だった。

「おはよ!今日瑞希ちゃんどんな予定?」
「んー、夏期講習も終わっちゃったし……予定ない。」

瑞希ちゃんは予定がないとの事なので私のテンションが上がる。
なんて幸運なのだろう!

「ほんと!?今日良かったらチーズ食べいこーよ!」
「チーズ!?」

この子は本当にチーズが好きである。
チーズという単語を聞くだけでもすごくテンションが上がるので、まるで子犬のような性格をしていて可愛い。

「じゃあ、渋谷で集合しよ!ハチ公前で!」
「は……ハチ公……渋谷……。」

少し言葉がしどろもどろになる。
……大丈夫かしら?

「あんまり渋谷は慣れてない感じ?」
「……うん。でも頑張ってみる。」

彼女はなんて健気なのだろう。
私のボルテージは急上昇する。

「じゃあ、11時くらいでまたあお!」
「うん!」

こうして、私の夏休みの物語は始まっていく。

☆☆

私はメイクに時間をかけるタイプである。
配信の時はすっぴんでいいけど……私は化粧の有無で結構見た目が変わるタイプなのでしっかりと化粧をする。

まずは……カラコン……と!
私は最近は青いカラコンをこのピンクの髪に合わせるのが気に入っている。

そして、ファンデーションで肌を白くする。

「……むー、またニキビできた。」

ちなみにニキビがあると目立つのでコンシーラーというファンデーションの色が濃いものを使ってぼかしていく。

そして、顔全体をチークというものをつかって明るくしていく。
私は普段肌が無駄に白いので血色が悪い。
なのでピンクで可愛らしく仕上げていく。



あとは、この全剃りをした眉毛を軽く書いたらピンク色の眉毛を作っていく。

眉毛ないとすっぴんスーパーサイヤ人3みたいになるけど、私眉毛生えてた頃は少し太く生えてたので普段は全部そっているのだ。

そして、つけまつげを付けて目尻を少しタレ目に書き上げて、涙袋をペンで書いてから、ハイライトという白く見せるもので涙袋の線より上のところに付けてぷっくりとしたものを作っていく……。

あとは、ピンクの可愛い髪を内側に巻いて……軽くワックスをかけたら……完成!
これぞ令和の量産ギャルですね!

今日も私は可愛いです!

私は、ヒールと日傘を装備して向かう。
日傘は特にこの夏は必須アイテムなのです!

強靭!無敵!最強!
になったブルーアイズアルティメット彩奈は渋谷へと赴く。

ふと、鏡に映る私をみてうっとりとしてしまう。

「ふつくしい……。」

ちなみにさっきから何言ってるか分からない人向けに話すと、私はギャルでありながら遊戯王というカードゲームも好きなオタクなのでたまにそのネタも一人で喋ってしまうのだ。


このように、見た目がギャルでありながら、私はありとあらゆる方面のアニメも網羅したオタクであるのだ。

さて、そろそろ時間だ。
私はこれから瑞希ちゃんに会わなきゃ行けない。

☆☆

ジリジリ……。

私は、夏の暑さに軽く汗をかいて化粧が崩れないか多少の心配をしながらハチ公前に行く。

すると、瑞希ちゃんが居た。
いつもの小柄な体躯が並ゆく人々に埋もれそうだった。

「瑞希ちゃーん!」
「あ、彩奈……!」
「ごめん、待った?」
「ううん!30分くらいしか待ってないよ!」
「いや!?この炎天下の中を!?暑かったね……。」

待ち合わせより15分前についたのに瑞希ちゃんは45分も前に来ていたのだ。
なんということでしょう。
愛おしくて抱きしめたくなりそうです。

しかし、その衝動をグッとこらえると一つ違和感を感じます。

「あれ、制服?」

そう、彼女は制服だったのです。
そういえば、バーベキューの時と彼女は制服でした。
一体なぜ?夏期講習も学校もないのに。

「……誰かと遊ぶのはじめてで、彩奈ちゃん服もメイクも可愛いから私服選べなかったの。」

しまった、大きな失態である。
私のオシャレが瑞希ちゃんに大きなプレッシャーを与えてたみたいだった。

「そしたら、チーズ食べる前に……服見に行こっか!」
「え……でも……!彩奈ちゃんに悪いよ!」
「大丈夫よ、プレッシャーかけちゃってごめんなさいね!瑞希ちゃんをパーフェクトにしてあげる!」

夏の人混みはまるでコンクリートジャングルを渦巻く波のようで少し不気味な光景なのだが、その中を一筋私たちが突っ切っていく。

まずは、瑞希ちゃん改造計画からスタートしましょう。
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