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僕とヤンデレ彼女と諏訪湖花火
10話
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当たりは昼とは比べ物にならないほど人で賑わっていた。
舞衣はお腹がすいてるのかぐぎゅるる……という音を鳴らしていた。
「大丈夫?腹減ってる?」
「うん……ひもじくて死にそう。ちょっとトルネードポテト買ってくるね!」
「ああ、待ってるよ。」
そうして舞衣はお店に行く。
どんだけカロリー消費高いんだろう。
途中でも結構食ってたと思うんだけど。
そうして、俺は少し道の端に立ち彼女を待つ。
そんな時だった。
「きゃー!先輩、祭り!祭りですよ!」
突然、髪も肌も全て真っ白な女性が俺に突撃をしてきた。
身長が180もあるモデルのような女性だったので162の俺の小柄な体はあっさりと吹き飛ばされてしまった。
「あいたた……。」
「いた……いたいよぉ。」
そう言って俺は尻もちをつく。
相手も若いのか思ったより反応が若い感じだった。
彼女は逆に体制を崩し、俺に覆い被さるように倒れた。
け……結構重いぞ。
「ああ~言わんこっちゃない。すんません、俺のつれが迷惑を……。」
そんな時、彼女のツレだと思う男性がこちらに駆け寄ってきた。
彼は若干小柄な体型に筋肉質な体型をしている。
髪は少し茶色に染めていて、いかにもチャラそうな顔立ちをしていたのだけれど……その顔に見覚えがあった。
「龍?」
「え、なおっち?」
「え?知り合いですか?」
そう、いつも集まってるメンバーの一人、虎ノ門龍だった。
受験勉強に集中してここ1ヶ月ほとんど連絡の取れなかった彼が何故か長野県にいた。
「直輝くーん!トルネードポテト買ってきたよ!味は~コンソ……。」
そんな時、俺は背の高い純白美人と覆い被さる姿を見てトルネードポテトを地面に落としてしまった。
「……浮気?」
「ち、違うんだ!不慮の事故!不慮の事故なんですって!」
「へー、この人が先輩の……。」
「ち、近い!一旦離れて。」
女性は距離感が無いのか俺を至近距離でじっくりと眺めていた。
いかん、こんな美人とくっついてるなんて殺されてしまう!
「お、佐倉もいたのか。」
「え、虎ノ門君??なんで、長野県にいるの?」
龍が助け舟を出してくれた。
助かる!さすが親友だ、俺単体なら諏訪湖の奥底に沈められていただろう。
「そりゃあこっちのセリフだ。こいつは俺の彼女の御坂、アルビノだから目があんまり見えてないんだよ。」
「そうなんだ!ものすごい美人ね!あの……直輝くんが発情しちゃうから離れてもらってもいいですか?」
「しないよ!公衆の面前だよ!」
そんなやり取りを聞いて龍は大笑いしていた。
「あははは!なおっち、相変わらず佐倉の尻に敷かれてるんだな!おもしれー!」
「いや、龍……結構死活問題なんだから助けてよ。てか、突然彼女できたんだね。めちゃくちゃびっくりしたよ。」
「ああ、まあ話せば長くなるんだけど……まあでも久しぶりに会えて嬉しいよ、今までご無沙汰してて済まなかったななおっち。何とかまたお前に勉強教えてやれそうだ!」
久しぶりに見た龍は何処か痩せこけていた。
きっと夏休みの時間を勉強に費やしていたのだろう。
彼の事だ、今の彼女とも色々あったのかもしれない。
そして、舞衣の方向を見るとどうやら御坂さんに絡まれてるようだった。
「……。」
「な、何かしら?すごく近いんだけど。」
「先輩、この人めちゃくちゃ可愛いですね!黒く艶のある髪、私に負けず劣らずの綺麗な肌……こんな人と一緒にいたのですか!いやらしい!」
「いやらしいのはお前の思考回路だよ。」
龍が御坂さんにチョップをするとあうっ!と御坂さんが舞衣から離れていった。
どうやら、かなりの変人らしい。
「せっかくだ!なおっち、みんなで見ていかないか?」
「ああ、いいね。ちょうど展望席取ってあるんだけど端っこだしそこでみてもいいかも!」
龍は俺にとっての親友だ。勉学の師匠であり、いつも明るくしてくれるかけがえのない人物。
そんな彼に会えたので不覚にも喜びを抑えられない自分がいた。
「しっかし、佐倉も今日は服やメイクも気合い入りまくりで可愛くなってるな!」
「直輝くん以外の人に可愛いって言われても何も感じないわ。」
何故か舞衣は不満げだった。
どうしたのかな?なんか嫌なことでもあったのかな?
「はいはい、後でたっぷりなおっちに愛されてこいよ。んじゃあ、なおっちいこーぜ!」
そうして、突然の親友との再会を経たあとに、俺たちは展望席で花火を見ることにした。
☆☆
「なあ、2人とも立ったままで大丈夫か?」
「ああ、いいんだ!そこはお前と佐倉の特等席だからな!2人で思い出作ってくれ。」
さすが龍である。俺よりも舞衣の気持ちを手に取るように汲み取れるのか、妙な気遣いを感じる。
それには舞衣も機嫌を取り直したようだ。
俺の手を座ってからずっと握っている。
「せんぱーい!たってるの疲れた~。」
「おめーはちょっとだまってろ!あとで豚串買ってやるから。」
「え!豚串!!食べたことない!」
「じゃあ、あの屋台から買ってくか!なおっち~、ちょっと席外すわ!」
「あいよぉ~。」
あちらも見事に漫才のように息がピッタリである。
以前の龍は暴君のようだったけど、今は何処か保護者のような優しさを感じる。
彼も彼なりに成長したようだった。
そんな時だった。
ドドーン!
湖の中央から1つの大きな花火が上がった。
ドドーンドドーン!
それに続くようにスターマインが湖と夜空を彩っていく。
そして、あっさりとその眩い光は消えていく。
綺麗だ。
花火は美しさと儚さが共存している。
まるで人の人生を物語るかのように、丸い花火や楕円の花火、赤い花火や青い花火などの十人十色の花火をしている。
不思議と同じ花火はない。
きっと火薬の量とかで微妙に違うのだが、それらが人を体現するようで俺は言葉を失って言った。
「……綺麗ね。」
舞衣を見ると、彼女もあまりの美しさに言葉を失っていたようだった。
「ああ、俺……舞衣と一緒に来れてよかった。」
「まさか虎ノ門くんがいるとは思わなかったけどね。」
花火は絶えず打ち上がる。
周りの人達もそれを見ては各々その雰囲気を味わっている。
花火が心臓などの臓器を振動で揺らすのも妙に心地よく感じる。
「直輝くん……私が彼女でよかった……?」
舞衣は少し手を震わせ、不安そうな顔をしていた。
きっと、彼女の愛情の歪さも不安ゆえに出ているのだろう。
もちろん、俺の答えは一つだった。
「むしろこんな俺を好きになってくれてありがとう。舞衣に出会ってから、俺も毎日がすごく楽しくなったよ。たまについていけない時もあるけど、俺を誰よりも見てくれるから……俺の彼女は舞衣だけだよ。」
「もう……浮気したら殺すからね。」
言葉は怖いことを言ってるのに目の前にいるのはまるで俺を優しく祝福する天使のようだった。
花火は弾数が増えてさらに夜空を照らしていく。
満天の星空のように、無数の色を弾け出す。
突然、舞衣はキスをせがむように目を閉じる。
「……して。」
「いや、でも……周りには人がいるし。」
しかし、周りを見るとそんな俺たちを花火の絶景が、爆音がカモフラージュをしてくれてそんな俺たちのやり取りを気に止める人はいなかった。
俺は……意を決して彼女の唇に自分の唇を重ねる。
少し甘いような……そんな感覚だ。
1度顔を離すと、まだお互いがお互いを求めてるようで再度唇を交わす。
繰り返す度に唇を合わせる時間が長くなっていく。
最初は唇だけだけど、徐々に彼女の舌も絡ませていくようになる。
普段ガツガツいく彼女がこの時ばかりはしおらしく、自分の行動に従順だった。
「……。」
彼女は何も言わない。
俺も少し衝動が理性を優り、花火を忘れて人混みに紛れて愛を確かめあっていた。
愛おしい、ただ愛おしいという感情が花火によって色味を増していった。
そう……誰も気づいてない気がつく術がない……と、思っていた。
「……先輩たち、えっちですね。」
ただ一人、背が高く純白の髪と肌をした御坂を除いて。
舞衣はお腹がすいてるのかぐぎゅるる……という音を鳴らしていた。
「大丈夫?腹減ってる?」
「うん……ひもじくて死にそう。ちょっとトルネードポテト買ってくるね!」
「ああ、待ってるよ。」
そうして舞衣はお店に行く。
どんだけカロリー消費高いんだろう。
途中でも結構食ってたと思うんだけど。
そうして、俺は少し道の端に立ち彼女を待つ。
そんな時だった。
「きゃー!先輩、祭り!祭りですよ!」
突然、髪も肌も全て真っ白な女性が俺に突撃をしてきた。
身長が180もあるモデルのような女性だったので162の俺の小柄な体はあっさりと吹き飛ばされてしまった。
「あいたた……。」
「いた……いたいよぉ。」
そう言って俺は尻もちをつく。
相手も若いのか思ったより反応が若い感じだった。
彼女は逆に体制を崩し、俺に覆い被さるように倒れた。
け……結構重いぞ。
「ああ~言わんこっちゃない。すんません、俺のつれが迷惑を……。」
そんな時、彼女のツレだと思う男性がこちらに駆け寄ってきた。
彼は若干小柄な体型に筋肉質な体型をしている。
髪は少し茶色に染めていて、いかにもチャラそうな顔立ちをしていたのだけれど……その顔に見覚えがあった。
「龍?」
「え、なおっち?」
「え?知り合いですか?」
そう、いつも集まってるメンバーの一人、虎ノ門龍だった。
受験勉強に集中してここ1ヶ月ほとんど連絡の取れなかった彼が何故か長野県にいた。
「直輝くーん!トルネードポテト買ってきたよ!味は~コンソ……。」
そんな時、俺は背の高い純白美人と覆い被さる姿を見てトルネードポテトを地面に落としてしまった。
「……浮気?」
「ち、違うんだ!不慮の事故!不慮の事故なんですって!」
「へー、この人が先輩の……。」
「ち、近い!一旦離れて。」
女性は距離感が無いのか俺を至近距離でじっくりと眺めていた。
いかん、こんな美人とくっついてるなんて殺されてしまう!
「お、佐倉もいたのか。」
「え、虎ノ門君??なんで、長野県にいるの?」
龍が助け舟を出してくれた。
助かる!さすが親友だ、俺単体なら諏訪湖の奥底に沈められていただろう。
「そりゃあこっちのセリフだ。こいつは俺の彼女の御坂、アルビノだから目があんまり見えてないんだよ。」
「そうなんだ!ものすごい美人ね!あの……直輝くんが発情しちゃうから離れてもらってもいいですか?」
「しないよ!公衆の面前だよ!」
そんなやり取りを聞いて龍は大笑いしていた。
「あははは!なおっち、相変わらず佐倉の尻に敷かれてるんだな!おもしれー!」
「いや、龍……結構死活問題なんだから助けてよ。てか、突然彼女できたんだね。めちゃくちゃびっくりしたよ。」
「ああ、まあ話せば長くなるんだけど……まあでも久しぶりに会えて嬉しいよ、今までご無沙汰してて済まなかったななおっち。何とかまたお前に勉強教えてやれそうだ!」
久しぶりに見た龍は何処か痩せこけていた。
きっと夏休みの時間を勉強に費やしていたのだろう。
彼の事だ、今の彼女とも色々あったのかもしれない。
そして、舞衣の方向を見るとどうやら御坂さんに絡まれてるようだった。
「……。」
「な、何かしら?すごく近いんだけど。」
「先輩、この人めちゃくちゃ可愛いですね!黒く艶のある髪、私に負けず劣らずの綺麗な肌……こんな人と一緒にいたのですか!いやらしい!」
「いやらしいのはお前の思考回路だよ。」
龍が御坂さんにチョップをするとあうっ!と御坂さんが舞衣から離れていった。
どうやら、かなりの変人らしい。
「せっかくだ!なおっち、みんなで見ていかないか?」
「ああ、いいね。ちょうど展望席取ってあるんだけど端っこだしそこでみてもいいかも!」
龍は俺にとっての親友だ。勉学の師匠であり、いつも明るくしてくれるかけがえのない人物。
そんな彼に会えたので不覚にも喜びを抑えられない自分がいた。
「しっかし、佐倉も今日は服やメイクも気合い入りまくりで可愛くなってるな!」
「直輝くん以外の人に可愛いって言われても何も感じないわ。」
何故か舞衣は不満げだった。
どうしたのかな?なんか嫌なことでもあったのかな?
「はいはい、後でたっぷりなおっちに愛されてこいよ。んじゃあ、なおっちいこーぜ!」
そうして、突然の親友との再会を経たあとに、俺たちは展望席で花火を見ることにした。
☆☆
「なあ、2人とも立ったままで大丈夫か?」
「ああ、いいんだ!そこはお前と佐倉の特等席だからな!2人で思い出作ってくれ。」
さすが龍である。俺よりも舞衣の気持ちを手に取るように汲み取れるのか、妙な気遣いを感じる。
それには舞衣も機嫌を取り直したようだ。
俺の手を座ってからずっと握っている。
「せんぱーい!たってるの疲れた~。」
「おめーはちょっとだまってろ!あとで豚串買ってやるから。」
「え!豚串!!食べたことない!」
「じゃあ、あの屋台から買ってくか!なおっち~、ちょっと席外すわ!」
「あいよぉ~。」
あちらも見事に漫才のように息がピッタリである。
以前の龍は暴君のようだったけど、今は何処か保護者のような優しさを感じる。
彼も彼なりに成長したようだった。
そんな時だった。
ドドーン!
湖の中央から1つの大きな花火が上がった。
ドドーンドドーン!
それに続くようにスターマインが湖と夜空を彩っていく。
そして、あっさりとその眩い光は消えていく。
綺麗だ。
花火は美しさと儚さが共存している。
まるで人の人生を物語るかのように、丸い花火や楕円の花火、赤い花火や青い花火などの十人十色の花火をしている。
不思議と同じ花火はない。
きっと火薬の量とかで微妙に違うのだが、それらが人を体現するようで俺は言葉を失って言った。
「……綺麗ね。」
舞衣を見ると、彼女もあまりの美しさに言葉を失っていたようだった。
「ああ、俺……舞衣と一緒に来れてよかった。」
「まさか虎ノ門くんがいるとは思わなかったけどね。」
花火は絶えず打ち上がる。
周りの人達もそれを見ては各々その雰囲気を味わっている。
花火が心臓などの臓器を振動で揺らすのも妙に心地よく感じる。
「直輝くん……私が彼女でよかった……?」
舞衣は少し手を震わせ、不安そうな顔をしていた。
きっと、彼女の愛情の歪さも不安ゆえに出ているのだろう。
もちろん、俺の答えは一つだった。
「むしろこんな俺を好きになってくれてありがとう。舞衣に出会ってから、俺も毎日がすごく楽しくなったよ。たまについていけない時もあるけど、俺を誰よりも見てくれるから……俺の彼女は舞衣だけだよ。」
「もう……浮気したら殺すからね。」
言葉は怖いことを言ってるのに目の前にいるのはまるで俺を優しく祝福する天使のようだった。
花火は弾数が増えてさらに夜空を照らしていく。
満天の星空のように、無数の色を弾け出す。
突然、舞衣はキスをせがむように目を閉じる。
「……して。」
「いや、でも……周りには人がいるし。」
しかし、周りを見るとそんな俺たちを花火の絶景が、爆音がカモフラージュをしてくれてそんな俺たちのやり取りを気に止める人はいなかった。
俺は……意を決して彼女の唇に自分の唇を重ねる。
少し甘いような……そんな感覚だ。
1度顔を離すと、まだお互いがお互いを求めてるようで再度唇を交わす。
繰り返す度に唇を合わせる時間が長くなっていく。
最初は唇だけだけど、徐々に彼女の舌も絡ませていくようになる。
普段ガツガツいく彼女がこの時ばかりはしおらしく、自分の行動に従順だった。
「……。」
彼女は何も言わない。
俺も少し衝動が理性を優り、花火を忘れて人混みに紛れて愛を確かめあっていた。
愛おしい、ただ愛おしいという感情が花火によって色味を増していった。
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