「R18」独占欲

紅玉

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14話

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美那の様子がおかしくなってから数日

俺は美那の両親の元を尋ねた。

「始めまして、松田一哉さん今日は一体どのような件でしょうか?あまり話に時間をかけられないのだが」

部屋に入ると少し白髪の映えた男性とその隣に物腰の柔らかそうな女性が立っていた。

美那の両親はやはり美那と雰囲気が似ている、
お義父様である蒼井  弥勒(あおい みろく)さんお義母様である蒼井  那智(あおい なち)さん



「実は保科 美那さん、いや蒼井美那さんの件でやって来ました。」


美那の両親が息を飲むのがわかった。

「君はその子の名前をどこで知ったのかね。いやちょっと待っていてくれ。」

少し驚きながら弥勒さんはどこかに電話をかけ始めた。
「もしもし、私だ今日の予定はすべてキャンセルだ。」

「あなた、いいのですか?こんなことをしては、」

「いや、いいんだよもう十分だろうそれに松田君は美那と何らかの関係がありそうだ。」

2人は目配せをしながらこちらに歩いてきた。

「えぇ、そうですわね」

「さて、松田くんソファーに座って話そうか。」


「はい。ありがとうございます。」


「君は、美那の恋人かね?」

「はい、そうです。結婚を前提にお付き合いさせて頂いてます。」

「そうか、しかし君飯島グループの令嬢と結婚が近いと聞いていたんだが、」


「それは、完全なる誤解です。飯島グループが勝手に流したデマですよ。僕の婚約者は美那だけですから。」


「そうか、それは良かったよ。」

「すみませんがひとつ聞いてもいいですか?」

「何故美那は、蒼井の姓を名乗っていないのですか?」

「それはね、私の父親である 蒼井 竜二(あおい   りゅうじ)が原因なんだよ。」

「あの人は、跡取りにしか興味がなくてね、女の子として生まれてきた美那にずっと冷たく、厳しく当たって来た。」

「私はね、美那のことは勿論那智のこ

とも愛しているからあの人から離婚し

ろと言われても離婚しなかったんだ。

ただ、病院の経営や度重なる海外出張

で家を開けることが多く美那と那智を

残して日本を離れることが多かったん

だ、その間あの人は那智が美那に会わ

ないように無理に手術をたくさん入

れたりして、少しづつ美那との時間を

潰して行ったんだ。」


「あの人から与えられる課題を美那は

寝る間も惜しんで勉強し続けた。

そんな生活だったからか、

中学校に入る前にはすでに

大学医学部の内容を軽々と解けていた

んだ。幼い時から勉強していた美那は

それが当たり前かのように教えられて

しまっていたから、笑うこともなくな

ってしまったんだ。」

「そんな時、那智の妊娠が分かった

男の子だと知ったあの人は早々にこう

言ったんだよ。」

「やっとまともな仕事をしたな。あの

要らない女は中学を卒業したら、わし

が選んだ人と結婚してもらうから。

お前たちは口出ししないように。もし

口出しするようだったら、離婚して

貰うからな。ってそのときは悟ったよ

美那をこいつから完全に離すには、

俺たちが美那に興味がなくなったよう

にしなくてはいけないと。」

「何より俺たちにはあの人側の人間が

側に居たし、

屋敷の連中も信頼できるものが居なか

ったからな。」




「それで、美那は海外に行くことになったんですか? 」

「あぁ、そうだよ。」

想像異常に美那は、両親に愛されていたこと、それ故の冷たい態度だと知った。




「お話ありがとうございました。

今度美那を連れてお宅に伺います。」

「あぁ、そうしてくれ弟である隼人も

美那に会いたがっている。」






















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