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昏鐘の勇者編
12 始まりから終わりへ
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「これが魔王の真の力か」
春樹は自分の両手を見ながら体から溢れだすエネルギーを感じていた、
「本当に魔王になったのか……」
悟はその姿の春樹を直視した。
「あぁ、今ならこんなこともできるぞ──」
悟の前から突然春樹が消えた。
バシィン!
悟は頬に激痛が走ると気づいたら飛ばされていた、
『ほ、ほとんど見えなかった……』
悟は地面すれすれで吹っ飛ばされると自分の剣を取り出すと地面に突き刺し減速させた。
「あいつは!?」
悟は上手く足を地面につけ、すぐに春樹を探すもどこにも居なかった、
ボフッ
周りを見回すと土煙が左側に立つとその瞬間、悟の目の前が影に覆われた、
「いつの間に!?」
その瞬間、悟は剣を自然と前にだした、
キィン
剣と春樹の足が交錯した瞬間、金属と金属がぶつかる音が広がった、
『か、体が自然に動いた?』
悟は自分の行動に少し違和感を覚えた、
「ほぅ──」
春樹は訝しげに顔をして考えると悟の表情から自分の意思で動けたような気配を感じた、
「それが勇者の力か」
「勇者の力……」
悟は勝手に動くことが勇者の力だと言われたがどこか違うと思った、
「だが、まだ不完全のようだな押しきらせてもらう」
春樹はそう言うと蹴りと拳を交互に繰り出した、
「くっ……速い……」
悟は体の意識はあるが、その行動に自分の意思とは違い勝手に防いでいた。
何故ならほとんど春樹の攻撃が見えてないからだ、
『俺の体に何が起きてるんだ?』
その瞬間、春樹の蹴り上げで剣を離してしまった、
「しまった!?」
自分の意思とは違う行動について考えてしまい手を緩めてしまった。
「トドメだ!!」
春樹は悟の心臓に目掛けて真っ直ぐ蹴った。
その瞬間、悟は死を覚悟したのか目を瞑ってしまった。
「なん……だと……」
春樹は驚いていた。
渾身の蹴りを悟に防がれていたからだ。
「こ、この感じどこかで」
悟は防いだことに気づくと同時に自分の身に起きていることがあれと似ていることに気づいた、
「合体……」
「合体? なんだそれは?」
その感覚に身に覚えがあった悟は自分の体に意識を集中した。
悟は自分の意識の中に入り込むと一人そこにいた。
悟はそのままその人に近づくと知った顔の人間がいた、
『あぁ、やっぱり貴方だったんですねヤマトさん』
『久しぶりだねサトル君』
500年前の世界とほとんど変わってなかった、
『ヤマトさんこそ、どうして僕の中にまだ? あの時確かに別れたはずじゃ』
悟は疑問に思い口にした。
ヤマトは少し暗い顔をするもその問いに応えた、
『僕は君たちと初めてあった時の僕じゃないよ、そうだな言うなら僕がこの世界の守護者かな』
『守護者……』
ヤマトはどこか哀しげにそう言うと悟の意識の外にいる春樹を見つめていた、
『ヤマトさん、春樹はどうにかする事はできないんでしょうか』
悟はヤマトが居ればどうにか出きると思いそう言うと、
『すまないな、今の僕にはできない……できるのは勇者に力を貸すぐらいだ今みたいにね』
ヤマトは寂しそうに言うと、
『今は彼をどうにかしなきゃ、それには君の魔力の中に完全に入り込む、その瞬間僕はもういなくなる……』
そう言うと、
『それはどう言うことですか?』
『長い長い話になるその中で君が最後だから僕も全力で守れるってことさ』
『えっ、どういうことですか?』
『一体化すればわかる』
ヤマトはそう言うと悟の意識の中に深く深く入り込んで行った。
ドンッ!
悟は意識の中から帰ってくると目の前に居る春樹を弾き飛ばした、
「悟、まさか貴様勇者として……」
春樹を飛ばした悟は自分の体に何が起きたのかそしてこの世界に起きていた事を全てを理解した、
「あぁ、そうか……だからお前は……」
春樹は悟のその発言を聞くと、
「同情なんかするっ!」
「同情か……今の君は危ういだから俺が僕がお前を斬る」
悟は片手に剣を強く握り構えた。
春樹は自分の両手を見ながら体から溢れだすエネルギーを感じていた、
「本当に魔王になったのか……」
悟はその姿の春樹を直視した。
「あぁ、今ならこんなこともできるぞ──」
悟の前から突然春樹が消えた。
バシィン!
悟は頬に激痛が走ると気づいたら飛ばされていた、
『ほ、ほとんど見えなかった……』
悟は地面すれすれで吹っ飛ばされると自分の剣を取り出すと地面に突き刺し減速させた。
「あいつは!?」
悟は上手く足を地面につけ、すぐに春樹を探すもどこにも居なかった、
ボフッ
周りを見回すと土煙が左側に立つとその瞬間、悟の目の前が影に覆われた、
「いつの間に!?」
その瞬間、悟は剣を自然と前にだした、
キィン
剣と春樹の足が交錯した瞬間、金属と金属がぶつかる音が広がった、
『か、体が自然に動いた?』
悟は自分の行動に少し違和感を覚えた、
「ほぅ──」
春樹は訝しげに顔をして考えると悟の表情から自分の意思で動けたような気配を感じた、
「それが勇者の力か」
「勇者の力……」
悟は勝手に動くことが勇者の力だと言われたがどこか違うと思った、
「だが、まだ不完全のようだな押しきらせてもらう」
春樹はそう言うと蹴りと拳を交互に繰り出した、
「くっ……速い……」
悟は体の意識はあるが、その行動に自分の意思とは違い勝手に防いでいた。
何故ならほとんど春樹の攻撃が見えてないからだ、
『俺の体に何が起きてるんだ?』
その瞬間、春樹の蹴り上げで剣を離してしまった、
「しまった!?」
自分の意思とは違う行動について考えてしまい手を緩めてしまった。
「トドメだ!!」
春樹は悟の心臓に目掛けて真っ直ぐ蹴った。
その瞬間、悟は死を覚悟したのか目を瞑ってしまった。
「なん……だと……」
春樹は驚いていた。
渾身の蹴りを悟に防がれていたからだ。
「こ、この感じどこかで」
悟は防いだことに気づくと同時に自分の身に起きていることがあれと似ていることに気づいた、
「合体……」
「合体? なんだそれは?」
その感覚に身に覚えがあった悟は自分の体に意識を集中した。
悟は自分の意識の中に入り込むと一人そこにいた。
悟はそのままその人に近づくと知った顔の人間がいた、
『あぁ、やっぱり貴方だったんですねヤマトさん』
『久しぶりだねサトル君』
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悟は疑問に思い口にした。
ヤマトは少し暗い顔をするもその問いに応えた、
『僕は君たちと初めてあった時の僕じゃないよ、そうだな言うなら僕がこの世界の守護者かな』
『守護者……』
ヤマトはどこか哀しげにそう言うと悟の意識の外にいる春樹を見つめていた、
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『すまないな、今の僕にはできない……できるのは勇者に力を貸すぐらいだ今みたいにね』
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悟は片手に剣を強く握り構えた。
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