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戦女神編
11 赤い鉄塔
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「ここがフェル塔さセイ!!」
「フェル塔……近くでみると大きいねおばさん」
「……」
フォウはその鉄塔をじっと見つめる、
「ん? どうしたんだフォウ?」
「あっ、いえ何処かで見たことあるような気がして」
鉄塔は赤く塗装されている、
「そうか……」
カルナはフォウを難しい顔をしながら見ていると、
「おばさん、お姉ちゃん入ろうよ!」
「そうだねセイ」
「入りましょうか」
三人は塔の中に入ると直ぐに受付の人が目に見える、
「お待ちしておりましたカルナ様」
「来たさ、彼女の元へ案内してくれるかい?」
「はい、こちらです」
三人は受け付けに案内される。
鉄塔の中には自動昇降機なるものがあり、それで昇ることに、
「おばさん帝都にはこんなのがあるんだね」
「そうさ、この国は魔法科学が王国と同じように発達してたからね」
「王国……」
「まぁ、その王国も無くなってしまったがね……」
その間に階数はどんどん昇り『50階』という数字に合うと同時にドアが開き三人は降りる、
「この先にいます」
「ありがとう受け付けさん」
「はい」
そう言うと昇降機のドアは閉まる。
「カルナおばさん、ここに来た理由って何ですか?」
「それはだね」
カルナは二人をまねくように歩く。
廊下には素朴な扉が綺麗に並んでいる。
「ここさ」
カルナはそう言うと一つの扉に着く、
「ここですか……」
「何があるのおばさん?」
「何がと言われるとあれだが人が居るね」
「それで私達も一緒にいる理由は?」
フォウがカルナの顔を見ながらそう言うと、
「それは、フォウが関係あるからさ」
「私が……」
カルナはそう言うと扉のドアをトントンと叩く、
「どうぞ」
中から声が聞こえるとカルナは扉を開ける、
「失礼するよ!!」
と、カルナは中に入る。
「こんにちはカルナさん」
中に入るとそこにいたのは少女らしき人だった、
「こんにちはミデア」
カルナはその名を告げると同時にミデアという少女はフォウを見た、
「あ、あなたは……いやでも髪が……」
そう呟きながらフォウを凝視しながら何かを考えた、
「フォウを知ってるのかいミデア?」
「二年前に出会った人に似てただけです、でもその人は……」
「二年前か……」
二人のその会話を聞きながらフォウは頭を傾ながら、
「そんなに似てますか?」
「えっ、あぁ似てますよ」
「そうですか……」
フォウは街で出会った細谷知佳の事を思い出す。
「で、おばさん結局この塔は何なの?」
セイが昨日から悩みに悩み抜くも結局答えがでておらずカルナにその答えを聞こうとした、
「ここは、帝都の研究施設さ」
カルナは大手を広げながら言った。
「フェル塔……近くでみると大きいねおばさん」
「……」
フォウはその鉄塔をじっと見つめる、
「ん? どうしたんだフォウ?」
「あっ、いえ何処かで見たことあるような気がして」
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「そうか……」
カルナはフォウを難しい顔をしながら見ていると、
「おばさん、お姉ちゃん入ろうよ!」
「そうだねセイ」
「入りましょうか」
三人は塔の中に入ると直ぐに受付の人が目に見える、
「お待ちしておりましたカルナ様」
「来たさ、彼女の元へ案内してくれるかい?」
「はい、こちらです」
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「おばさん帝都にはこんなのがあるんだね」
「そうさ、この国は魔法科学が王国と同じように発達してたからね」
「王国……」
「まぁ、その王国も無くなってしまったがね……」
その間に階数はどんどん昇り『50階』という数字に合うと同時にドアが開き三人は降りる、
「この先にいます」
「ありがとう受け付けさん」
「はい」
そう言うと昇降機のドアは閉まる。
「カルナおばさん、ここに来た理由って何ですか?」
「それはだね」
カルナは二人をまねくように歩く。
廊下には素朴な扉が綺麗に並んでいる。
「ここさ」
カルナはそう言うと一つの扉に着く、
「ここですか……」
「何があるのおばさん?」
「何がと言われるとあれだが人が居るね」
「それで私達も一緒にいる理由は?」
フォウがカルナの顔を見ながらそう言うと、
「それは、フォウが関係あるからさ」
「私が……」
カルナはそう言うと扉のドアをトントンと叩く、
「どうぞ」
中から声が聞こえるとカルナは扉を開ける、
「失礼するよ!!」
と、カルナは中に入る。
「こんにちはカルナさん」
中に入るとそこにいたのは少女らしき人だった、
「こんにちはミデア」
カルナはその名を告げると同時にミデアという少女はフォウを見た、
「あ、あなたは……いやでも髪が……」
そう呟きながらフォウを凝視しながら何かを考えた、
「フォウを知ってるのかいミデア?」
「二年前に出会った人に似てただけです、でもその人は……」
「二年前か……」
二人のその会話を聞きながらフォウは頭を傾ながら、
「そんなに似てますか?」
「えっ、あぁ似てますよ」
「そうですか……」
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「で、おばさん結局この塔は何なの?」
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カルナは大手を広げながら言った。
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