【完結】堕ちた令嬢

マー子

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【最終章】幸せのカタチ

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私は彼の吐き出す想いを、ただ黙って聞いていた⋯

彼の行動は、いつだって私を想ってくれてのものだった。私と娘を守る為に先生の元に預け、彼は身を隠していた。
彼は、私に乱暴して孕ませてしまった事で、私の人生をめちゃくちゃにしてしまったと後悔していた。

確かに始まりは歪な関係だったかもしれないけど、私は彼を愛していた。
彼に救われたから今の私がいる。娘のミーシャもいる。


彼は泣きながら「愛してしまって⋯ごめん⋯」と苦しげに伝えてくる。

私も泣きながら彼を抱きしめ「愛してくれてありがとう⋯私も貴方を愛してる」と告げた。

互いにボロボロ泣きながら見つめ合い、初めて唇を重ねた。
何度肌を重ねても、唇にだけは触れてくれなかった。今は彼の想いも熱も、触れ合う唇から感じられる。

やっと心が繋がったーー

それから私達は、離れていた間の互いの熱を奪い合うように深く口付け、互いに服を脱がせ合った。
舌を絡ませ合ったままベッドに押し倒され、身体の隅々まで彼に愛撫される。
久しぶりの彼の熱に身体は敏感に反応し、触れられた所から全身に甘い痺れが走る。
彼の熱く芯をもった熱棒に手を伸ばし緩く上下すると彼は眉間に皺を寄せ「はぁっ⋯」と切なげな息を吐き出す。

互いの身体を愛撫し、彼の熱棒も硬くそそり立つ。そっと彼の熱から手を離すと、彼が私の足を抱え足の間に顔を寄せた。
熱い舌が茂みに隠された赤い粒を見つけ出し、ピチャピチャと音を立てて責め立てる。余りの快感に直ぐに達し、ナカを収縮させながら身体を震わせた。

蕩け切った蜜壺に彼の指が埋められ、奥を開くように何度も出し入れされる。
グジュグジュと蜜が溢れ、ナカの指をどんどん増やされる。
愛液でベタベタになった手を私のナカから抜き取り、彼は見せつけるように舐めとった。
その姿を私は恍惚と見つめ、既に身体は彼を求めて入り口がヒクヒクと誘っていた。

ゆっくりと彼が私に覆いかぶさり、濡れた入り口に切っ先が充てがわれる。
頬に手を添えて劣情の籠ったターコイズブルーの瞳で優しく見つめられ、私は嬉しくて涙を零した。
彼は「愛してる」と呟き深く口付けると、そのまま熱棒を奥まで突き入れた。
彼の欲望の熱と大きさに衝撃をうけ、目の奥に火花が散った。

何度も何度も奥を貫かれ、その度に身体が震えナカが痙攣する。ずっとイクのが止まらず、ふわふわと宙に浮いているような心地で、飛ばされないよう必死に彼にしがみついた。

「はっ⋯イク⋯」
ドクンッ ドクンッ ドクンッ

彼がナカで震え、熱い飛沫を奥に感じる。ジワジワとお腹に広がる熱に、愛しさが込み上げる。
幸せに浸る暇もなく、まだ硬さを保ったままの彼の欲望は、そのまま膣壁を擦り続け私の感じる場所を容赦なく突き上げてくる。
ナカに吐き出された白濁が彼の激しい動きにグプグプと音を立てて泡立ち、羞恥に耳からも犯される。

幾度となく奥に熱を受け入れ、彼の愛に甘く溶かされ意識を手放したーー。



翌日目を覚ますと、身体は綺麗に拭き取られ、隣には彼が眠っていた。

(彼の寝顔なんて初めて見る!!)

私は、彼の閉じた瞼に縁取られた長い睫毛や、高くスッとした鼻筋、色っぽい薄い唇をじっくりと観察し、以前より伸びた綺麗な白銀の髪を手に取り、指に絡めて遊んでいた。
幸せに包まれた朝に、どうしても口元が緩んでしまう。すると不意に遊んでいた指先を絡めとられ、彼の口元に寄せられそのままチュッと口付けられた。驚いて彼を見ると、悪戯っぽい笑みを浮かべて私を見ていた。

「おはよう。朝から何可愛い事してるの?」

寝起きの彼の甘い笑顔に、胸がギュッと締め付けられる。
私は愛おしい彼を見つめて、そっと顔を近づけると、唇にキスを落としてくれた。それから軽く朝からイチャつきながら、昨日の残りのパンや飲み物を口にし、一緒に先生とミーシャが待つ病院に帰った。


手を繋いで帰ってきた私達を見て、先生は目に涙を浮かべて喜んでくれた。
ミーシャは最初不思議そうに私達を見ていたが、彼がパパだと伝えるとみるみる内に目に涙を溜め、走り寄ってきた。
それを見た彼もまた泣いてミーシャを抱き締め、私は嬉しいのに涙が止まらなくて⋯
三人で泣きながら抱きしめ合ったーー。
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