新米魔王と7悪魔

須藤 凛

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Sevens nights

Fifth night : 強欲と魔王を辞めたい魔王

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 絡み酒ならぬ絡み紅茶(?)のミリアさんが二日酔い状態で謝りに来ました。
「ご迷惑おかけしました。」
土下座する勢いで謝られたのですが。
『怒っていませんよ?』
と書いた紙を見せると、凄く嬉しそうに帰っていきました。一体なんだったんでしょうね?
「あ、ユナちゃん。ミリア、ちゃんと謝りに来た?」
ルーシェさんに聞かれたので
『物凄く謝ってました。』
「そう?なら良いけど。ところでユナちゃん、今日はララ...強欲の子の所へ行くんでしょう?気を付けてね?」
気を付ける?とりあえずわかりました。気を付けます。

※※※※※

ルーシェさん!!!何に気を付けるかを先に言っといて!
「なんで逃げるの?ユナ様、僕の事嫌いですか?」
いやいや怖っ何この人?え、無理魔王やめたい。もう嫌ぁぁぁ
―数分前―
「ユナ様初めまして。僕は強欲のララ・グリードと申します。よろしければ、魔王の座をお譲り下さいませんか?」
ん?え、何?どーゆーことー?
「あの?聞こえてます?」
魔王の座をお譲り下さいませんか?
魔王の座をお譲り下さいませんか?
魔王の座をお譲り下さいませんか?(エコー)
えぇええええ!
そして先ほどの会話に繋がるわけですが。
私だって魔王やめたいですよ!!でも辞め方を知らないんですよぅ!
知ってたらとっくにやめてますよ!!
魔王5日目にして魔王をやめたい魔王なのであった。
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