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第2章 学院入学編
第十話
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気付けば目の前は焼け野原が広がっていた。
完全にやり過ぎた…
俺は宿を出て、魔導究理組合を訪れると魔物の討伐依頼を受けて、街の外まで行って魔物を探していると、たまたま討伐依頼の魔物の巣があったから、昨日の夜に創った範囲殲滅魔術【|爆炎嵐|《フラゴル・ニンブス》】を使って、巣ごと殲滅してやろうと展開して、発動させると、何が悪かったのか俺の予想していたより3倍ほどの威力の爆発と炎の嵐が起こった。
この魔術は、範囲殲滅魔術なので、設定した範囲以外の被害は無いが、設定した範囲内は、全てが跡形も無く消えており、焼け焦げた地面の上に魔物の焦げたカスと小さい魔石が残っているだけとなっていた。
魔石とは、魔物の体の中にある魔力を貯める器官だ。魔石はかなり硬く、より強く、魔力を貯めることが出来るものほど、大きく、魔石の色が明るくなっていき、最終的には透明になる。
この魔物の魔石は小指の先ほどしか無い上に、真っ暗な紫色だ。まぁ、当然だ。この魔物はゴブリンと言って、魔物の中でも最下級のものだから。
討伐の証として魔石は持ち帰る。魔石の利用方法はいくつかあるが、一番多いのが魔道具の動力源や永久結界などの様々な動力源として使われる事が多い。
魔石単体でも魔力を貯めるという機能は残っているので、かなり便利なものだ。
討伐数の魔石は確保出来たので、次の依頼の魔物を探しに行く。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ーーー?????
「へぇ、中々やるじゃん。あのクソじじいが注意するだけの事はあるね。」
「我がマスターに何か?」
「ッ!?いつの間に!」
少年のような声の人物が、急いで後方の木に乗り移る。
「ずっと見ていらしたので、何か用かと。マスターは今は忙しいので、私がお話を聞きますよ。」
「へぇ、僕のことが気づけるなんて、益々注意しなきゃいけないようだね。」
少年は汗を垂らしながら、少しずつ右足を後ろへ売りずらす。
(ヤバい!ヤバいヤバいヤバいヤバい!こいつは対峙しただけで分かる。まさに化け物。早く逃げないと僕がやられる。でもどうする?背中を見せれば、間違いなく終わる。会話で時間を稼いで、その間に通信魔術で、報せるしかないか。)
「ねぇ、君は何者なんだい?まさか人じゃないだろう?」
「ええ、私はマスターの従者で、マスターに召喚された悪魔です。それが何か?」
(悪魔⁈おかしいだろ!僕が見てきた悪魔はもっと不気味な姿だった。こんな人間らしい悪魔だと?ふざけるな!ん?待てよ、確か渡された書類の中に奴が悪魔を試験で召喚したと書いてあった。馬鹿な、こんな化け物だとは聞いてないぞ。
クソ!こんな事なら依頼を受けなきゃ良かった。よし、魔法は出来た。後は放つだけだ)
「悪魔だって?そんな人間くさい姿じゃないだろう?」
瞬間少年は悪魔に組み伏せられていた。
「あまり行儀がよろしくありませんよ?会話の途中に魔術を使うなんて。ふむ、これは通信魔術ですか。」
「⁈何故分かった」
「簡単です。私は高位悪魔、姿など簡単に変えられますし、魔術、魔法はあなた方よりはマシですよ。
おや?気を失われてしまいましたか」
執事服の悪魔が少年を肩に担ぐと、姿を消す。
完全にやり過ぎた…
俺は宿を出て、魔導究理組合を訪れると魔物の討伐依頼を受けて、街の外まで行って魔物を探していると、たまたま討伐依頼の魔物の巣があったから、昨日の夜に創った範囲殲滅魔術【|爆炎嵐|《フラゴル・ニンブス》】を使って、巣ごと殲滅してやろうと展開して、発動させると、何が悪かったのか俺の予想していたより3倍ほどの威力の爆発と炎の嵐が起こった。
この魔術は、範囲殲滅魔術なので、設定した範囲以外の被害は無いが、設定した範囲内は、全てが跡形も無く消えており、焼け焦げた地面の上に魔物の焦げたカスと小さい魔石が残っているだけとなっていた。
魔石とは、魔物の体の中にある魔力を貯める器官だ。魔石はかなり硬く、より強く、魔力を貯めることが出来るものほど、大きく、魔石の色が明るくなっていき、最終的には透明になる。
この魔物の魔石は小指の先ほどしか無い上に、真っ暗な紫色だ。まぁ、当然だ。この魔物はゴブリンと言って、魔物の中でも最下級のものだから。
討伐の証として魔石は持ち帰る。魔石の利用方法はいくつかあるが、一番多いのが魔道具の動力源や永久結界などの様々な動力源として使われる事が多い。
魔石単体でも魔力を貯めるという機能は残っているので、かなり便利なものだ。
討伐数の魔石は確保出来たので、次の依頼の魔物を探しに行く。
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ーーー?????
「へぇ、中々やるじゃん。あのクソじじいが注意するだけの事はあるね。」
「我がマスターに何か?」
「ッ!?いつの間に!」
少年のような声の人物が、急いで後方の木に乗り移る。
「ずっと見ていらしたので、何か用かと。マスターは今は忙しいので、私がお話を聞きますよ。」
「へぇ、僕のことが気づけるなんて、益々注意しなきゃいけないようだね。」
少年は汗を垂らしながら、少しずつ右足を後ろへ売りずらす。
(ヤバい!ヤバいヤバいヤバいヤバい!こいつは対峙しただけで分かる。まさに化け物。早く逃げないと僕がやられる。でもどうする?背中を見せれば、間違いなく終わる。会話で時間を稼いで、その間に通信魔術で、報せるしかないか。)
「ねぇ、君は何者なんだい?まさか人じゃないだろう?」
「ええ、私はマスターの従者で、マスターに召喚された悪魔です。それが何か?」
(悪魔⁈おかしいだろ!僕が見てきた悪魔はもっと不気味な姿だった。こんな人間らしい悪魔だと?ふざけるな!ん?待てよ、確か渡された書類の中に奴が悪魔を試験で召喚したと書いてあった。馬鹿な、こんな化け物だとは聞いてないぞ。
クソ!こんな事なら依頼を受けなきゃ良かった。よし、魔法は出来た。後は放つだけだ)
「悪魔だって?そんな人間くさい姿じゃないだろう?」
瞬間少年は悪魔に組み伏せられていた。
「あまり行儀がよろしくありませんよ?会話の途中に魔術を使うなんて。ふむ、これは通信魔術ですか。」
「⁈何故分かった」
「簡単です。私は高位悪魔、姿など簡単に変えられますし、魔術、魔法はあなた方よりはマシですよ。
おや?気を失われてしまいましたか」
執事服の悪魔が少年を肩に担ぐと、姿を消す。
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