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1・出会い
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暗い牢屋の中で今まで暮らしていた。
外にいる知らない男の人が不吉な子と呼んでいたが、意味が分からなかった。
言葉を教えてくれた女の人は一切そんな事は言わず、優しく色んな事を教えてくれた。
その女の人が急に
「ここから出ませんか?」
と言ってきた。
ここが私にとって唯一の世界。ここから出ても何も分からないのも頭の中では理解していた。
声を出したら外にいる男の人に殴られるのは分かっていたので首を振ったが女の人は関係ないと話を進めていった。
「貴方はここにいてはダメです。世界を見てきてください。ここにいたら貴方は・・。」
悲しそうに私を見つめそう促してきた。
私の唯一の支えであった人が急に言い出した事も気になってしまった。
この後の言葉が出ないのか黙ってしまったまま時間が過ぎていった。
「・・・・また来ます」
そう言って私に向けてた優しさとは別に冷淡な感じになり外に出ていった。
食事も一日一回。まだそれだけ食べれるのは救いだった。何も無い時もあるのだ・・
その時は水だけが運ばれてくる。
「はぁ・・。」
どうしたんだろう。
あの優しい人が急にあんな事を言い出すとは思わなかった。
ボロボロの布切れを被り寝転がった。
空腹だったがもう食べ物も運ばれては来ないのが分かっていたので寝ようと目を閉じた。
それから数日は何もなかった。
牢からは出られないけど、女の人が来て文字を教えてくれた。
あの時、言ってた事は何だったのだろうかと思うぐらいだったが事は後日起こった。
外がいつもと違う気がする。
騒がしい?ううん、静か?どっちにも例えられる感じだった。
部屋の前に何時もいる男の人も誰かが来て一緒に何処かに行ってしまったみたいだ。
気になるけどここから出られないなら私には関係ない。
むしろご飯の方が心配だ。
少しうとうとしていたら、急に声が聞こえてきた。
あの女の人だ。
「さあ、今の内にここから出ていくのです。今日ならば皆宴会に行って忙しいので誰も来ません。
貴方をここから出せる日は今日しか無いのです」
「何故?」
久々にだした声はかすれていた。
「貴方はここに居るようなお方ではありません。さぁ、途中までは私がフォローします。ここから出て行くのです。このままここにいても死ぬだけです。」
・・・死ぬ。
あまり実感は無かったがご飯もろくにもらえず殴られたりしてたからなのか心にストンと落ちてきた。
死ぬのは嫌だ。
そう思ったら自分でも知らぬ間にうなずいていた。
そこからは、行動が早かった。
急な宴会等でろくに持って行く物の用意も出来て無いと女の人が呟いていたがそんな事は知らない。
少しの食べ物と水だけを持たされ、今まで住んでいた所から抜け出していった。
途中、私はここから行けません。と女の人に言われ不安になりながらも一人で抜け出したのは奇跡に近かったのだろう。
外に何とか出れたので走りながら今まで住んでいた所を振り返ってみると・・・。
以前女の人が読んでくれた絵本の中にあるお城という建物に似ていた。
少し立ち止まりボー然としていたが、建物を歩いている人が急にこっちを見て目を見開いた。
まずい!そう思い、走り出した。
誰だったんだろう?あの人は・・・。目が合った気がした。
でも、ここから出る事の方が第一。
気にはなりながらも建物が多くある所に走った。
暗い。今までいた所も暗かったがここはもっと暗い。
人も多い。女の人に貰った食べ物はすぐに無くなった。
人は多いいが食べ物にはありつけなかった。
ボロボロの服がいけなかったんだろう。
殴ってきた男の人と同じ目をしている人達がいた。
「何見てんだよ!きったねーガキ!どっかいけ!?」
「何この子近寄らないで!」
そう言われながら男の人に蹴られ女の人には邪険にされた。
何処にも行く当てが無い。やはり出て行かない方がよかったんじゃない。
痛む体を引きずり建物の間に入っていった。
空腹に耐えきれずその場で倒れてしまった。
目を閉じる直前、黒い何かを見た気がした・・。
「・・・・・・」
「どうしました?」
後ろにいた者が声をかけたが返事はなく目の前に倒れている人物をじっと見ていた。
「駄目ですよ!この子を連れ帰っても我々には何の得にもなりません。それに我々は・・・・」
後ろの者が全て言い切る前に、前にいた者は倒れている者を抱き上げた。
「お頭!聞いてるのですか!我々はその子を拾っても何も出来ません、むしろ足手まといになるだけです!」
お頭と呼ばれた男は振り返り「連れて帰る」の一言を言い歩き出した。
「何故ですか!足手まといになると言ってるじゃないですか!」
部下と思われる者が声を荒げたが、お頭は睨みつけただけで無言で去っていった。
「・・・あーーー!もう!??」
最終的には納得がいかないと声を荒げ、去っていったお頭の後を追っていった。
外にいる知らない男の人が不吉な子と呼んでいたが、意味が分からなかった。
言葉を教えてくれた女の人は一切そんな事は言わず、優しく色んな事を教えてくれた。
その女の人が急に
「ここから出ませんか?」
と言ってきた。
ここが私にとって唯一の世界。ここから出ても何も分からないのも頭の中では理解していた。
声を出したら外にいる男の人に殴られるのは分かっていたので首を振ったが女の人は関係ないと話を進めていった。
「貴方はここにいてはダメです。世界を見てきてください。ここにいたら貴方は・・。」
悲しそうに私を見つめそう促してきた。
私の唯一の支えであった人が急に言い出した事も気になってしまった。
この後の言葉が出ないのか黙ってしまったまま時間が過ぎていった。
「・・・・また来ます」
そう言って私に向けてた優しさとは別に冷淡な感じになり外に出ていった。
食事も一日一回。まだそれだけ食べれるのは救いだった。何も無い時もあるのだ・・
その時は水だけが運ばれてくる。
「はぁ・・。」
どうしたんだろう。
あの優しい人が急にあんな事を言い出すとは思わなかった。
ボロボロの布切れを被り寝転がった。
空腹だったがもう食べ物も運ばれては来ないのが分かっていたので寝ようと目を閉じた。
それから数日は何もなかった。
牢からは出られないけど、女の人が来て文字を教えてくれた。
あの時、言ってた事は何だったのだろうかと思うぐらいだったが事は後日起こった。
外がいつもと違う気がする。
騒がしい?ううん、静か?どっちにも例えられる感じだった。
部屋の前に何時もいる男の人も誰かが来て一緒に何処かに行ってしまったみたいだ。
気になるけどここから出られないなら私には関係ない。
むしろご飯の方が心配だ。
少しうとうとしていたら、急に声が聞こえてきた。
あの女の人だ。
「さあ、今の内にここから出ていくのです。今日ならば皆宴会に行って忙しいので誰も来ません。
貴方をここから出せる日は今日しか無いのです」
「何故?」
久々にだした声はかすれていた。
「貴方はここに居るようなお方ではありません。さぁ、途中までは私がフォローします。ここから出て行くのです。このままここにいても死ぬだけです。」
・・・死ぬ。
あまり実感は無かったがご飯もろくにもらえず殴られたりしてたからなのか心にストンと落ちてきた。
死ぬのは嫌だ。
そう思ったら自分でも知らぬ間にうなずいていた。
そこからは、行動が早かった。
急な宴会等でろくに持って行く物の用意も出来て無いと女の人が呟いていたがそんな事は知らない。
少しの食べ物と水だけを持たされ、今まで住んでいた所から抜け出していった。
途中、私はここから行けません。と女の人に言われ不安になりながらも一人で抜け出したのは奇跡に近かったのだろう。
外に何とか出れたので走りながら今まで住んでいた所を振り返ってみると・・・。
以前女の人が読んでくれた絵本の中にあるお城という建物に似ていた。
少し立ち止まりボー然としていたが、建物を歩いている人が急にこっちを見て目を見開いた。
まずい!そう思い、走り出した。
誰だったんだろう?あの人は・・・。目が合った気がした。
でも、ここから出る事の方が第一。
気にはなりながらも建物が多くある所に走った。
暗い。今までいた所も暗かったがここはもっと暗い。
人も多い。女の人に貰った食べ物はすぐに無くなった。
人は多いいが食べ物にはありつけなかった。
ボロボロの服がいけなかったんだろう。
殴ってきた男の人と同じ目をしている人達がいた。
「何見てんだよ!きったねーガキ!どっかいけ!?」
「何この子近寄らないで!」
そう言われながら男の人に蹴られ女の人には邪険にされた。
何処にも行く当てが無い。やはり出て行かない方がよかったんじゃない。
痛む体を引きずり建物の間に入っていった。
空腹に耐えきれずその場で倒れてしまった。
目を閉じる直前、黒い何かを見た気がした・・。
「・・・・・・」
「どうしました?」
後ろにいた者が声をかけたが返事はなく目の前に倒れている人物をじっと見ていた。
「駄目ですよ!この子を連れ帰っても我々には何の得にもなりません。それに我々は・・・・」
後ろの者が全て言い切る前に、前にいた者は倒れている者を抱き上げた。
「お頭!聞いてるのですか!我々はその子を拾っても何も出来ません、むしろ足手まといになるだけです!」
お頭と呼ばれた男は振り返り「連れて帰る」の一言を言い歩き出した。
「何故ですか!足手まといになると言ってるじゃないですか!」
部下と思われる者が声を荒げたが、お頭は睨みつけただけで無言で去っていった。
「・・・あーーー!もう!??」
最終的には納得がいかないと声を荒げ、去っていったお頭の後を追っていった。
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