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3章
3-20 はい、システムです。
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「ふう、なんとか撒けたようだな」
「追ってこないっすね。あんまり好戦的な敵じゃなかったっす」
けど……やっぱ、あのガイコツはヤバかったっす。動きも攻撃も、見たことないパターンばっかで、危険度めちゃくちゃ高かったっす。ここのダンジョン、本当に只者じゃないっすね。
——あっ!
「モヴ! あっち見てほしいっす!」
「って、おい! どこ行くんだカガリ!」
カガリが駆け寄って指差した先には、黒石でできた階段が、ぽっかりと口を開けていた。暗闇へと続くその先に、カガリの胸が高鳴る。
「これ、出口に近づくやつっすよね!」
「……お手柄だな。ここなら転移のスクロールが使える」
そうっす。ダンジョンの中じゃ、転移は基本的に無効。でも、“階層のつなぎ目”なら話は別っす。フロア間の階段とか、境界線の直前とか——そこだけは、例外的に魔法が通じる。
そのルール、前にもモヴと一緒に確認済みっす。だから、ここからなら帰れるはずだった。
カガリが一歩、階段に足をかけようとした——その瞬間。
「っ!? 足が……!」
ジャラッ、と不気味な金属音が鳴り、黒い鎖のようなものが足首に巻きついた。肌を這う冷たい感触に、背筋がゾワリと粟立つ。
「モヴっ! なんか出たっす! 足止めされてる!」
「……状態異常は解除したはずだ。ガイコツの攻撃とも考えにくい。となると……」
モヴの顔に、ほんのわずか険しい影が差した。でも、焦りの色はない。むしろその目は、冷静に周囲を探るように、鋭く光っていた。
モヴが頭を働かせている間、カガリは周囲を警戒していた。いつ敵が現れてもおかしくない。
「俺も鎖に阻まれる……か」
そう呟きながら、モヴは自分の仮説を確かめるように階段に足を踏み入れ——そして、すぐに引き返した。
「仮説になるが、聞いてくれ」
「はいっす」
「ダンジョンは、前の階層を踏破していなければ次に進めない。だから、基本的に逆走はできない。そうだな?」
「そうっすね。階層は上へ上へと進むもので、スキップはできないはずっす」
モヴは満足そうにうなずき、続けた。
「本来は、だ。しかし俺たちは意図せずスキップしてしまっている」
「あっ! 転移っすね!」
「そうだ。だからこそ、ダンジョンに備わった“逆走防止のシステム”が、それを妨げているんだろう。未踏破の階層を逆走されたら、おいしい部分だけ持っていかれる恐れがあるからな」
モヴの声に、少し重さが乗る。
「だが、そうなると状況は厳しい。俺たちは少なくとも、この階層を踏破しなければ——」
「生きて帰れないってことっすね」
カガリは、その仮説に驚かされたっす。そして、それをこの短時間で導き出すモヴに、改めて感心した。
確かに、状況は悪いっす。
——でも、やっぱ、モヴって頼りになるっす。
カガリ、ずっと思ってるんすよ。強い人ってのは、ただ腕っぷしがあるだけじゃないって。モヴの強さは、もっと深いところにある。
戦い方、考え方、判断の早さ……どれも洗練されてて、無駄がないっす。前にモヴに剣の指導を受けたとき、戦いながらも頭をフル回転させてるのを見て、カガリは圧倒されたっす。
戦いって、こんなに頭を使うものなんすね。
カガリは、動きを真似るのは得意だけど、それはあくまで“形”だけっす。中身までは真似できてない。
だからこそ、モヴのことを、本気ですごいって思ってるっす。心の底から、尊敬してるっす。
それに——一緒にいると、楽しいっす。
知らないことをたくさん教えてくれるし、話してると落ち着くし、優しいし……ただ隣にいるだけで安心できる。
だから、もっと強くなりたいって思うっす。あの人の隣に、ちゃんと並べるように。
ピンチのときでも、カガリは焦ってない。
だって、モヴがいるっすもん。
それに、モヴはカガリの力をちゃんと認めてくれてる。
だったら、カガリとモヴ、二人いれば——どんな状況でも、きっと乗り越えられるっす!
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「追ってこないっすね。あんまり好戦的な敵じゃなかったっす」
けど……やっぱ、あのガイコツはヤバかったっす。動きも攻撃も、見たことないパターンばっかで、危険度めちゃくちゃ高かったっす。ここのダンジョン、本当に只者じゃないっすね。
——あっ!
「モヴ! あっち見てほしいっす!」
「って、おい! どこ行くんだカガリ!」
カガリが駆け寄って指差した先には、黒石でできた階段が、ぽっかりと口を開けていた。暗闇へと続くその先に、カガリの胸が高鳴る。
「これ、出口に近づくやつっすよね!」
「……お手柄だな。ここなら転移のスクロールが使える」
そうっす。ダンジョンの中じゃ、転移は基本的に無効。でも、“階層のつなぎ目”なら話は別っす。フロア間の階段とか、境界線の直前とか——そこだけは、例外的に魔法が通じる。
そのルール、前にもモヴと一緒に確認済みっす。だから、ここからなら帰れるはずだった。
カガリが一歩、階段に足をかけようとした——その瞬間。
「っ!? 足が……!」
ジャラッ、と不気味な金属音が鳴り、黒い鎖のようなものが足首に巻きついた。肌を這う冷たい感触に、背筋がゾワリと粟立つ。
「モヴっ! なんか出たっす! 足止めされてる!」
「……状態異常は解除したはずだ。ガイコツの攻撃とも考えにくい。となると……」
モヴの顔に、ほんのわずか険しい影が差した。でも、焦りの色はない。むしろその目は、冷静に周囲を探るように、鋭く光っていた。
モヴが頭を働かせている間、カガリは周囲を警戒していた。いつ敵が現れてもおかしくない。
「俺も鎖に阻まれる……か」
そう呟きながら、モヴは自分の仮説を確かめるように階段に足を踏み入れ——そして、すぐに引き返した。
「仮説になるが、聞いてくれ」
「はいっす」
「ダンジョンは、前の階層を踏破していなければ次に進めない。だから、基本的に逆走はできない。そうだな?」
「そうっすね。階層は上へ上へと進むもので、スキップはできないはずっす」
モヴは満足そうにうなずき、続けた。
「本来は、だ。しかし俺たちは意図せずスキップしてしまっている」
「あっ! 転移っすね!」
「そうだ。だからこそ、ダンジョンに備わった“逆走防止のシステム”が、それを妨げているんだろう。未踏破の階層を逆走されたら、おいしい部分だけ持っていかれる恐れがあるからな」
モヴの声に、少し重さが乗る。
「だが、そうなると状況は厳しい。俺たちは少なくとも、この階層を踏破しなければ——」
「生きて帰れないってことっすね」
カガリは、その仮説に驚かされたっす。そして、それをこの短時間で導き出すモヴに、改めて感心した。
確かに、状況は悪いっす。
——でも、やっぱ、モヴって頼りになるっす。
カガリ、ずっと思ってるんすよ。強い人ってのは、ただ腕っぷしがあるだけじゃないって。モヴの強さは、もっと深いところにある。
戦い方、考え方、判断の早さ……どれも洗練されてて、無駄がないっす。前にモヴに剣の指導を受けたとき、戦いながらも頭をフル回転させてるのを見て、カガリは圧倒されたっす。
戦いって、こんなに頭を使うものなんすね。
カガリは、動きを真似るのは得意だけど、それはあくまで“形”だけっす。中身までは真似できてない。
だからこそ、モヴのことを、本気ですごいって思ってるっす。心の底から、尊敬してるっす。
それに——一緒にいると、楽しいっす。
知らないことをたくさん教えてくれるし、話してると落ち着くし、優しいし……ただ隣にいるだけで安心できる。
だから、もっと強くなりたいって思うっす。あの人の隣に、ちゃんと並べるように。
ピンチのときでも、カガリは焦ってない。
だって、モヴがいるっすもん。
それに、モヴはカガリの力をちゃんと認めてくれてる。
だったら、カガリとモヴ、二人いれば——どんな状況でも、きっと乗り越えられるっす!
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