1 / 1
おっさんの一人遊びからはじまる二人の関係
しおりを挟む
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
適当につけた名前ですが気が付けばS×Mになっていました。
名前を覚えるのが面倒な方は覚えなくて大丈夫です!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
生まれてから三十八年。
尻穴を拡げ続けた人生だった。
半袖Tシャツ一枚の姿で正志は死んだ目で呆けたようにそれを思った。
自宅のベッドの上、下半身はすっぽんぽんで両手は後ろ手に手錠をかけられている。
ごつくむさくるしく暑苦しいルックスの正志が体毛の濃い下半身を晒し拘束されているのだ。すわ強盗か、と思いきやすべては正志自身の所業の致すところである。
正志は諦めている。
気は優しく力持ち。森の優しいくまさんタイプだが容姿の優れた者がもてはやされる現代社会では完全に弱者である、と女性との結婚はおろか交際さえもとうに諦めている。
高校時代には達観し、一人で生きていくだろうことを覚悟しプロのオナニストになった。
高校生の頃は右手だけが正志を慰めた。その後大学生となりアルバイト代でオナホデビューを果たすとその後は転がるようにその道を究めて行った。
正志の性欲は強かった。
社会に出ると同時に一人暮らしを始めると最早独壇場で、自慰用のアイテムと成人動画への課金は毎月万を越した。
性器への刺激だけでは飽き足らず、30歳になる日を記念して排泄器官を使った自慰に手を出した。よって尻を拡げ続けた人生を三十八年と振り返ったが正確には10年に満たない。ただここまで自己開発を果たすとそんなものは実に些末なものだ。
正志のストライクゾーンは広かった。
正確にはAV、成人漫画を網羅するあまり恐ろしい勢いで趣味が開拓されていった。インターネットの普及とそれによるコンテンツの飽和が要因である。
女性を拘束しての妄想は使い古し、やがて限界突破しその後どこをどう巡ったのか自分が拘束され犯される妄想に変化した。
それはおそろしく盛り上がった。
イヤ・ダメと言うのに無理やり犯されるシチュエーションになぜか異様に興奮するようになった。
こんな毛深いおっさんを自分より優れた容姿の男が興奮を抑えきらず本能むき出しで激しく犯す。そう考えるだけで正志は自尊心も性欲も満たされた。
そして今夜、初挑戦となったのが後ろ手での手錠拘束ソロプレイであった。体の前面での手錠拘束プレイはすでに何度も経験済みであった。
こんな正志だが馬鹿ではない。
後ろ手という行為による事故を想像し備える事が出来る脳は持っていた。よってリスクに備え後ろ手でも開錠できるか入念にテストした。社会人として手首に痕が残るのを嫌いピンクのふわもこ手錠を使った。しょせんはおもちゃだ。安全を確かめての楽しいソロプレイで、最悪は引きちぎれば済むと思っていた。
映画で見かける、拘束されたヒーローがあっさり手錠を自分で外すシーンも試す事が出来る。
テンションアゲアゲで、後ろ手で不自由ながらディルドを激しく抜き差しして大いに盛り上がった。
後ろ手に拘束され逞しい男にガン掘りされるシチュエーションを妄想し、それは楽しんだ。
かつてないほど興奮し、興奮のまま手を動かした。
前を触りたいのに触れない、その不自由さも良かった。
自然と布団に陰茎を擦り付けて快感を得ながら、「なに勝手にオナってんだ!」とか「腰ヘコつかせていい様だな」といった辱めを受ける展開まで妄想しいっそう盛り上がった。
言われれば言われるほど腰を振って前後を刺激しまくった。妄想の相手だが。
正志は地元では名の知れた企業に勤めるサラリーマンで、実は有能な男でありそれなりに高給取りであった。
自分の老後の蓄えと、趣味のオナニーグッズ以外にはあまり散財せずいいマンションの角部屋住まいだ。片隣りはなく、反対側はリビングを挟んでの隣家となれば声を抑える必要もない。
「やめっ、もう無理、もうイくっ、イクイクイク、クるぅぅぅっ!」
休日の午前中である。陰茎への刺激まで手が回らなくなり強く己に突き入れる。正志は髭も剃っておらず剛毛のはびこる顎を跳ね上げて絶頂した。
日頃の鍛錬により正志は陰茎に触らずとも射精をキめられる淫乱な体に仕上がっていた。
あー、イったイった。
絶頂による痙攣。どっぷりと長時間を費やし余韻までしっかり楽しむ。
それが治まってからもかなりの間ぼんやりと過ごした。
肌寒さを感じた頃ようやく体を起こして後処理を始める。
けだるくて、ほんの少し空しい。しかしそれ以上に毎度思うのだ。
もっとスゲぇの出来そうなのになんかないかなぁ、と。
よくイけているとは思うのだ。
しかし自分で施す行為は快感への貪欲な欲求に対し、恐怖や不安が混じるらしくどうしても手心を加えてしまい限界を越えられていない気がする。
なにか不確かな物足りなさを感じる。
まだまだ高みを目指したい。もっと深く強い、究極の絶頂というものがこの世には存在するのではないか。人体は素晴らしいのだ。もっとすごい快感があるはずだ。
そう、例えばメスイキとか。
手錠で拘束した手でディルドを激しく出し入れしまくったせいで手首が擦れ、腕がひどくだるい。
腰を突き上げ、足を突っ張るように張り続けたため太ももも地味に痛い。無理な力をかけ過ぎた肩も少し痺れている。
正志は満身創痍だった。
それがいけなかった。
こんなどうしようもない正志ではあるが気が利く男だ。
手が滑って開錠できない可能性に備えローションにぬかるむ手をあらかじめ用意しておいたタオルで拭った。
だが痺れた手で開錠しようとしてまさかベッドと壁の隙間に鍵を落としたのは完全に想定外だった。
一気に血の気が引いた。
初めは冷静を装いながらありとあらゆる方法を試し、事態を悟り脂汗を滲ませるや七転八倒して暴れた。唸り吠え、狂ったように暴れるそれはまさしく獣の姿だった。
両手を拘束しているため隙間に手を入れることも出来ず、逞しい足は当然入らない。ベッドの舌を覗き込んで傘を使って鍵を出そうとするも後ろ手のため目視出来ず、拘束された手では鍵まで届かなかった。
なんで後ろ手にしたんだ。
己の愚かさを激しく悔いるも、前で拘束してのプレイには飽きていたのだ。
そして正午を過ぎた頃、萎えた陰茎をぶら下げピンクのファー手錠で後ろ手に拘束されて意気消沈する毛深いおっさんがそこにはいた。
この家の鍵を持つ者が近場に一人だけいる。
実家にも鍵を預けてはいるが飛行機必須の遠方だ。妹が嫁に行き孫の誕生に浮かれた最近浮かれぽんち気味の両親を悲しませたくない。
近場に住むそいつは同期入社でもう15年以上の付き合いになる。彼も地方出身の一人暮らしで、お互いの実家にも旅行がてら訪れ合った仲で、しょっちゅう一緒に飲み食いしている。
お互い近場に近親者もいないため何かあった時のためにと合い鍵を交換している。
これは非常事態だ。こういう時のために合い鍵を交換しているのではないか━━
そう思って即座に正志は首を横に振ってそれを否定した。
こんなんで使うためじゃねぇわ、と。
正志はゴミの分別も徹底するタイプの常識人であった。
そんな正志が葛藤に葛藤を重ねた末、スマートフォンを足で操作して同僚に電話をかけたのはその日の夕方だった。
「やらかしちまった。やばいんだ。助けてくれ」
そんな要領を得ない電話にもかかわらず同僚の柴崎は30分足らずで正志宅に駆けつけ合鍵で玄関を開けた。
「おい大丈夫かっ、どこだっ」
いつも冷静で穏やかな柴崎がどかどかとリビングに入る気配にトイレ内で待っていた正志は申し訳なくなる。
パンツ、せめてハーフパンツくらいは履いていようとこれまたもんどりうって挑戦しのだが叶わなかった。
後ろ手に手を拘束されるとパンツも履けないのかと正志は悲しくなった。
「ここだ、悪い。ベッドの下に鍵があるから取ってくれないか」
言った瞬間、ドアノブが壊れるのではないかと思うくらい激しく操作された。
苦労して施錠しておいてよかった。
大丈夫なのか、警察は、と騒ぐ柴崎を宥めて鍵を取りに行かせる。
鍵はあっさりと取れたらしい。
「取れたぞ」
あとは柴崎を帰らせ、自力で開錠しようと考えていた正志はその声に安心し、完全に油断した。
柴崎が小銭を使ってトイレの鍵を開けるなどと誰が思うものか。
トイレのドアを開けた柴崎は下半身真っ裸の、後ろ手に拘束された正志の姿に愕然とし、刹那ブチ切れた。
柴崎はベッド下に置いている正志の秘密の小箱を小脇に抱えている。エロアイテムをベッド下に置くのはセオリーだ。柴崎が来る前に端に寄せたというのになぜか中身を確認したらしい。
中身は開封済みのローションにコンドーム、お気に入りの大人のおもちゃの数々が詰め込まれたまさしく正志の宝箱だ。
「悪い、彼女と遊んでて怒らせてこんな事になっちまって」
「そんな女とは別れろ」
柴崎に連絡する前後に考えた言い訳をヘラリと言った正志に柴崎は打てば響くように断言する。
そして黒い武具のようなものを突き付ける。かつてお世話になったエネマグラさんだ。前立腺のない女性には無用の長物である。
「相手は男か? そいつにこんな事されたのか」
「いや、これは自分で……」
手錠の事だと思った正志は正直に答えた。
「自分でそんな事するわけないだろ」
柴崎の断言に正志はぐうの音も出なかった。
そのまま荒々しく肩を抱かれ勝手知ったる素振りで寝室へ連行される。
説教は仕方ないとして取り急ぎ手錠を外してもらいたい正志だったが柴崎の剣幕に言い出すことも出来なかった。
鍵を取ろうと暴れまわった名残でシーツの乱れたベッドに座らされたかと思えば体を反転させられ、肩をマットにつけるようにして尻を突き出す姿勢にされる。
「ちょっ」
「お前いつから……っ、どんだけやってんだよ!」
両膝を開いてマットに伏す正志の尻たぶを片方開いた柴崎はそこに現れた縦に変形しつつある後孔に怒りの声を上げた。
なぜバレた。
正志は動揺した。動揺しつつ己の行為を振り返り、目を泳がせる。
長きに渡りしっちゃかめっちゃか弄りました、とはさすがに言えなかった。
尻を突き出し穴まで晒すあまりにも恥ずかしい格好にさすがに暴れようとした正志のそこに突然指が挿入される。
昼前まで太い玩具をくわえ込んでいた正志の後孔はまだ十分やわらかかった。
「いあぁぁぁっ? なんっ」
なんで、と正志は思いながら思いもよらぬ刺激に派手な喘ぎを迸らせ体を脈動させる。それはとても衝撃や苦痛を訴えるようなものではなく柴崎は舌打った。
「指入れただけで善がりやがってお前っ、ほんと━━ッ」
苛立ちの混じる声を上げ、柴崎は的確に正志の前立腺を見つけるとそこを絶妙な力加減で責める。
「しば、やめ、あ・いぃぃぃぃ」
自慰ではどうしても限界を越えられない。手加減してしまう。
それが一切の手加減もなく捏ねられ正志の腰が引けるも陰茎を握られている。両腕は封じられたままで前にも後ろにも逃げられず、正志は過ぎる刺激から逃れんと腰をくねらせた。
そのあまりに煽情的な姿に眩暈にも似た感覚を覚えながら、柴崎はベッドの棚に無造作に置かれた複数のゴムを見やる。
自慰の際、用意周到な正志が破損時に備えいつも余分に枕元にいくつか準備する業務用のゴムでしかないのだが、まるで普段から置いているかのような自然さにまた柴崎は苛立った。
人の物を使う事に嫌悪感を覚えるも、それを使って人の物を奪う事に興奮が頭をもたげて来る。
柴崎はその一つを手に取り装着するや正志の腰を掴むと遠慮の一つも見せず背後から剛直を突き込んだ。
「~~~~~っ」
声にならない声を上げてその一突きで正志は絶頂して先端から白濁を噴き出し、柴崎も目を瞠った。
「ハッ、マジかよ」
驚き、ついで怒りがこみ上げる。
「こんな状態で放置していくヤツがいいのかっ、ヤめちまえそんな男!」
「ひっ、ひあぁぁぁ、なんで柴崎、おま、あ、あ、生棒、生棒すごいぃぃぃ」
柴崎の激しい突き上げに正志は揺さぶられながら泣き悶えた。
「安心しろ、ゴムはしてるよッ」
おもちゃとは違う、の意での発言だったが柴崎はそんな事を言った。
「全然ちがうぅぅ、入れただけでこんなっ、こんなの初めてっ、つよ、はげしぃぃ」
その衝撃と快楽は己で施す自慰とは全く違った。
自慰ではどうしても手加減してしまう。それが一切の手加減もなく奥を穿たれ正志は海老反りになって体を痙攣させる。
「イった、イったぁ゛ぁぁっっ」
誰と比べてんだ、と柴崎は再度射精した正志を責め立て、ついで腰を引いて腹側のしこりを殴るように擦る。
「あ、そこぉ、そこゴリゴリ、ィィィィっ! やめ、つよ、強すぎィィィッ」
萎えていた正志の陰茎は一気に硬度を取り戻し、より前立腺の瘤を敏感にしてしまう。
「クソっ━━クソっ、なんでこんなにこなれてんだッ」
こんなに激しくしてんのにヒィヒィ善がりやがって。
どれだけの男をくわえ込んだらこんなになるんだ。
柴崎は正志の柔らかい肉壁に快感よりも怒りばかりが増した。
「俺がどれだけ我慢してきたと思ってんだッ」
正志はノンケだ。それを知る柴崎はずっと堪えてきた。
そばにいられるだけで満足だった。
満足しようと自分を宥め、諫めてきた。
そばにいられることに幸せを感じる反面、苦しかった。
その苦しみも抱擁して許される限り友達面で正志のそばにいようと諦念にも似た思いで過ごしてきた。
それなのに正志はこんなに淫乱な体で今柴崎の下で悶え喘いでいる。
「あぁっ、いっしょスゲ、ナカまで気持ちいッ、もっと、強く」
胸の体毛をかき分け探しあてた乳首を摘まめば摘まむほど正志は喜び、もっと強くしろと要求してくる。
「そんな奥、ムリぃっ」
柴崎のそれは結腸にも届く剛直だ。壁を先端でノックすれば無理だと正志は腰を引く。そして逃げたかと思えば強請るように押し付けて来るのを繰り返すのだ。
「いゃ、つよっ」
イヤイヤ言うのにひどく喜び快感を拾っているのがありありと見て取れ、柴崎は苛立ちのまま手酷く抱いた。
もし正志と睦み合う事が出来るのであればトロトロに蕩かし、快楽しか感じられないようにして優しく抱いて愛し合おうと妄想し続けてきたというのに、だらしなく開けっ放しの口からはヨダレが垂れヒィヒィ喘ぎながら射精と潮で正志はドロドロになっている。
一方的な蹂躙といってもいいような行為に翻弄され正志は身も世もなく狂うように喘ぎ善がった。
繋がれたままの手錠を後方から引っ張られて腹を前に突き出すように身を反らす。
苦しい。苦しいのに狂おしいほどの快楽を正志は受け入れ、もっととさえ思う。
これはまさに妄想した通りの展開だ。
妄想と違うのは相手がよく知った男で、恐ろしいほどの安心感がある事だ。
「しばざきっ、手、外せっ、」
正志の要望を無視して柴崎は硬い肩に噛みつく。
逃がすものか、と柴崎は思った。
形は違うが本懐を遂げてしまった。こうなってしまうともう犯し尽くすしかないではないかという思想に走らされる。怒りと長く思いを寄せた男を抱く興奮、寝取り要素まで加わって日頃大らかで落ち着いているとされる柴崎は我を失っていた。
「外してっ、動きたいっ」
無理して振り返りった正志のそこにあったのは、恐怖や怯えなどではなかった。
ふぅふぅと息を乱しながら柴崎はあたりを見回し、シーツの上に放置された鍵に手を伸ばす。挿入したまま届くところに鍵はあった。
柴崎が手錠を片方外したところで正志は柴崎に襲い掛かった。ずるりと陰茎が抜ける。
その瞬間、柴崎は殴られる覚悟を決めた。それだけの事をした。
体当たりとともに頭を腕に引っ掛けられ、口を塞がれる。
ガフガフと大きな口で口を覆われ、思わず薄く唇を開けば顎を掴まれ舌を突っ込まれた。
正志のそれはテクニックも何もあったものではない、つたない技巧だったがだからこそ欲しいという露骨な欲求が感じられる。
そして口づけに慣れてない様子にひどく煽られた。
伸びかけた正志の硬い髭が柴崎の顎を擦る。歯と歯がぶつかるような激しい口づけを交わしながら正志は圧をかけ、柴崎をベッドに押し倒すとその身に馬乗りになる。
着衣のまま、そこだけは異様にそそり立つ柴崎の陰茎に手を添えると正志は躊躇なく腰を落とした。
「あっ、イ━━ッ」
一気に奥まで加え込み一瞬トびかけるも次は自分のターンだとばかりに正志は好き勝手腰を振り、柴崎は愕然として己の下半身と正志の顔を何度も見返した。
なんて腰遣いだよ。
キスはあまりにも拙いものだったのに騎乗位での腰遣いに今度は柴崎が翻弄された。急激に高まる射精感に眉根を寄せ、下っ腹に力を入れて必死で堪える。
正志の大人の宝箱には吸盤付きのディルドも入っていた。床に固定して使っていた正志の日頃の鍛錬のたまものたる鍛えあげられた動きだがそれを知らない柴崎は怒りがぶり返した。
「ずいぶん上手だなぁッ?」
「オ゛っあ゛、いぃ、柴崎、突き上げッ、スゲ・もっとっ」
思い切り腰を突き上げられた正志は奥に嵌まり込む初めての感覚を覚えた。
お互い好き勝手腰を振りたくり、やがて柴崎は上半身を起こして半袖のトップスを脱ぐと上半身の動きはぎこちない正志も全裸に剥いた。近くなった距離にお互いがむしゃらに口づけを交わしながらリズムを合わせて激しく律動を繰り返す。
「いいっ、いいっ、きもぢいっ、もっと」
かたく抱き合い、それでもまだ足りないと互いをまさぐり合って口づけを交わす。
「ふっ、う、ぅンンっ」
かたく抱き合うことでお互いの腹で潰される陰茎に正志の動きが先度激しくなる。終結に向けての動きだと分からされる。
荒々しくベッドに転がされ柴崎の猛烈な突き上げに正志はひたすら喘いだ。
これから最後にすごいのが来る。期待する半面正志は惜しく思う。終わりたくないと思う。
脳が真っ白に塗りつぶされていくようだ。追い詰められて、追い詰められて、限界まで追いやられる。快楽の塊が胎に集結し、弾けるのを待っているのが分かる。
「イイッ、いいっ、イく、イくっ、ッ━━!!」
その瞬間、ガツンと来た。同時に柴咲が小さくうめいたのがひどく煽情的に聞こえた。
陰茎が達したのか、脳がイったのか分からない初めての経験だった。深くて暴力的な絶頂だった。
これがメスイキなのか?
正志はぐったりとベッドに沈み、柴崎は荒い息を吐きながら身を起こし素早く重くなったゴムを外した。無防備に全裸で横たわる正志の姿にゴムの口を縛るそばから下半身に血が集まるのが分かる。
「あー、クソ。おさまんねぇ」
射精したばかりだと言うのに柴崎の陰茎は即座に硬さを取り戻した。かつてない経験に柴崎はこみ上げる笑いを小さくこぼし、ぐったりとベッドに伸びる正志の足をМ字に開く。
まだだ。
淫乱な正志を落とすにはまだ足りない。
柴崎は正志の股座に腰を進め再度ゴムを被せた。
「へぁ……?」
濃いい脛毛の生えた片足を持ち上げられた正志が気だるげに間抜けな声を上げる。再戦もやぶさかではないが今じゃない。
もう少しだけ休憩したい。
「まて、おま、ちょ、も、い……」
柴崎のせんとする事を察し距離を取ろうと重い体を引きずるように逃げるも柴崎の動きは早かった。
「ほら逃げんな。これ、好きなんだよなぁ?」
柴崎が意地悪く尋ねる。誰のものでもない、自分の物がいいと言わせたかった。しっかりと覚え込ませたいのだ。
「待って、まっ……でぇ゛ぇぇぇぇぇぇっ」
拘束し続け疲労しきった腕ではまともな抵抗も出来ず、再度奥まで穿たれた正志はシーツを掴んで体を大きく痙攣させた。
「あ゛っ、あ゛っ、あ゛ぁ゛っ」
股座に乗り上げるようにして松葉崩しを決められると逃げることも出来ず正志は奥ばかりを責められる。
「い゛ぃぃぃっ、そんなおぐっ、おぐっ」
「痛いか?」
思い出したかのような柴崎の問いに頭を大きく振って無言で答える。その様に柴崎は口元を歪める。職場では皆に好かれる男前な柴崎からは想像もできないような影を含んだ笑みだった。
「おぐぎもぢぃぃ゛ぃ」
正志の一物も柴崎ほどではないが大きい部類に入る。それが再度大きく兆し柴崎の腰の動きに合わせて自身の腹にベチベチと当たっている。気が付けば正志は必至で腰を柴崎に押し付けていた。
「あっ、ぐっ、い゛」
濁った喘ぎ声に自尊心が満たされる。柴崎はもっと聞きたくてより深くを犯そうと腰を上げ上からベッドに押し付けるように突き込む。
「あ゛ぁぁぁっ、ふがい゛ぃぃ」
咄嗟に柴崎に手を伸ばすと透かさず指を絡められる。かたすぎるほどの恋人つなぎだ。
「おぐっ、ぎもち、イっ、イ゛っ、イ゛~~~ッッ」
「メスイキまで出来んのかよ」
柴崎の呆れた声が遠い。
耳が詰まったような。
貧血に似ているけれど違う、少し現実が遠いような。
「おらっ、覚えろっ」
柴崎が何か言っている。
胎内に鈍い衝撃を感じる。
体が揺さぶられる。
「ん゛あ゛っ」
自分の声も遠い。
次の瞬間、自分の身に何が起きているのか正志は身を以て知った。
「イ゛っだ、イ゛だぁぁぁ!」
「メスイキしたんだ、これから嫌ってほど分からせてやるよっ、俺の覚えるまで犯してやるからっ、覚悟すんだなっ」
「だめっ、これだべぇぇ、こんなの覚えたら、も・満足できなぐなるぅぅぅ゛」
「誰にこんなに仕込まれたんだ! 言ってみろ! どっちがいいか言え!」
性交なのか拷問なのか。
責め立てられ、焦らされた正志は喘ぎ咽び泣きながら一人プレイ・自己開発のすべてを洗いざらい白状した。
挿入されたまま恥を忍んですべてを告白し、これで落ち着くだろうと思ったのに全てを聞いた柴崎は一層ブチ切れた。
「言ってくれれば俺がいくらでも開発してやったのに! 一人でするくらいなら俺を呼べ! 誰ともすんじゃねぇぞ!」
一層激しく揺さぶられながらおもちゃより柴崎がいいと言わされ、正志はきっちりと分からせられた。
「あー腹減った」
しばらくして正志は身を起こした。昼も食べていないというのにもう夕飯時を過ぎている。立ち上がろうとすると一瞬膝にも腰にも力が入らず崩れかけたが体制を整え、肩を回して肩に異常がないか確認する。
大丈夫そうだ。
チェストから出したTシャツと大手ファストファッションのステテコに着替えると部屋を出るところで振り返る。
「飯食ってけよ」
正志は気まずげにしている柴崎に声をかけ夕食作りに取り掛かり、柴崎はアイツなんでこの状況でノーパンなんだと天を仰いで深く嘆息した。
誤解で強姦したようなものなのに。
しかも情事の最中に告白まがいの発言をしでかしたのにスルーと来たもんだ。
しばらく考え、柴崎は回らない頭でのろのろと体液まみれのシーツを剥いだ。
正志は一人で生きて行こうと覚悟を決めた男である。
よって炊事洗濯を一通りこなす正志がいきなり呼び出した詫びの一環として夕食を振舞うのはごく自然なことだった。
着て来た服を着た柴崎がシーツを洗濯機に放り込んだところで風呂と着替えをすすめられ、さすがに一旦は遠慮した。
「もう少しかかるから入っちまえよ。着替えいつものでいいだろ?」
惚れた相手の家に泊り拷問に近いので数こそ少ないが柴崎は宅飲みで正志の家に泊ったことがある。
貸し出されたのはいつもの土産物の外には着ていけないタイプの変なデザインのTシャツだった。そして「休日のリラックスウェア」としても売り出されているやはりステテコ。パンツはなかった。本来ステテコはノーパンで履くものだよなと遠い目になる。
新品だといいのだがおそらくそうではないだろう。
惚れた相手が普段ノーパンで着用しているであろうステテコ。それを着ろと。
これは何のプレイだろう。
今日は拘束・強姦・寝取り・分からせ要素を網羅したというのに。柴崎はステテコを手に再度天を仰いだ。
正志は下ごしらえして冷凍していたゴーヤとストックしている魚肉バーグ、それに常備している材料を炒めながら柴崎を思った。
振り返ってみればあれほど見栄えのする男なのに確かに女性の影がなかった。
理想が高く短期間で終わっているのだろうくらいに思っていた。四十が近くなりそろそろ突然若い嫁さんかをもらうんだろうなと勝手に思っていた。
いつになく覇気のない戸惑い困ったような顔をしていたが、諸々の様子からするとゲイだったんだなぁと気付かされた。
穴の状況を一目見ただけで激昂していたほどだ。同性との性交にも慣れていた。慣れるどころかテクニシャンだった。
さて他にツマミになるようなものはと、正志は冷蔵庫を漁った。
風呂を出た柴崎は意を決してダイニングに入った。タイミングよく出来上がったゴーヤチャンプルーを前に柴崎はひゅっと息を飲む。
調理される前の形状に見覚えがある。正志の大人の宝箱の中に色は違えど似たようなものがあった。
「……」
「あ? ゴーヤだめだったか?」
以前も振舞ったはずだと訝し気な顔の正志にチラリと視線を送る。
「コレ、使用済みじゃないだろうな?」
一瞬の間の後、正志はゲラゲラと笑った。
「さすがに食いモンじゃ遊ばねぇよ」
言って缶ビールをグラスに半分注ぎ柴崎に進めると、自分は残りを缶のままあおる。
「次からは誰かさんが相手してくれるって言うし?」
にぃと笑んで見せる正志に柴崎は口にしたビールを吹いて噎せたのだった。
適当につけた名前ですが気が付けばS×Mになっていました。
名前を覚えるのが面倒な方は覚えなくて大丈夫です!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
生まれてから三十八年。
尻穴を拡げ続けた人生だった。
半袖Tシャツ一枚の姿で正志は死んだ目で呆けたようにそれを思った。
自宅のベッドの上、下半身はすっぽんぽんで両手は後ろ手に手錠をかけられている。
ごつくむさくるしく暑苦しいルックスの正志が体毛の濃い下半身を晒し拘束されているのだ。すわ強盗か、と思いきやすべては正志自身の所業の致すところである。
正志は諦めている。
気は優しく力持ち。森の優しいくまさんタイプだが容姿の優れた者がもてはやされる現代社会では完全に弱者である、と女性との結婚はおろか交際さえもとうに諦めている。
高校時代には達観し、一人で生きていくだろうことを覚悟しプロのオナニストになった。
高校生の頃は右手だけが正志を慰めた。その後大学生となりアルバイト代でオナホデビューを果たすとその後は転がるようにその道を究めて行った。
正志の性欲は強かった。
社会に出ると同時に一人暮らしを始めると最早独壇場で、自慰用のアイテムと成人動画への課金は毎月万を越した。
性器への刺激だけでは飽き足らず、30歳になる日を記念して排泄器官を使った自慰に手を出した。よって尻を拡げ続けた人生を三十八年と振り返ったが正確には10年に満たない。ただここまで自己開発を果たすとそんなものは実に些末なものだ。
正志のストライクゾーンは広かった。
正確にはAV、成人漫画を網羅するあまり恐ろしい勢いで趣味が開拓されていった。インターネットの普及とそれによるコンテンツの飽和が要因である。
女性を拘束しての妄想は使い古し、やがて限界突破しその後どこをどう巡ったのか自分が拘束され犯される妄想に変化した。
それはおそろしく盛り上がった。
イヤ・ダメと言うのに無理やり犯されるシチュエーションになぜか異様に興奮するようになった。
こんな毛深いおっさんを自分より優れた容姿の男が興奮を抑えきらず本能むき出しで激しく犯す。そう考えるだけで正志は自尊心も性欲も満たされた。
そして今夜、初挑戦となったのが後ろ手での手錠拘束ソロプレイであった。体の前面での手錠拘束プレイはすでに何度も経験済みであった。
こんな正志だが馬鹿ではない。
後ろ手という行為による事故を想像し備える事が出来る脳は持っていた。よってリスクに備え後ろ手でも開錠できるか入念にテストした。社会人として手首に痕が残るのを嫌いピンクのふわもこ手錠を使った。しょせんはおもちゃだ。安全を確かめての楽しいソロプレイで、最悪は引きちぎれば済むと思っていた。
映画で見かける、拘束されたヒーローがあっさり手錠を自分で外すシーンも試す事が出来る。
テンションアゲアゲで、後ろ手で不自由ながらディルドを激しく抜き差しして大いに盛り上がった。
後ろ手に拘束され逞しい男にガン掘りされるシチュエーションを妄想し、それは楽しんだ。
かつてないほど興奮し、興奮のまま手を動かした。
前を触りたいのに触れない、その不自由さも良かった。
自然と布団に陰茎を擦り付けて快感を得ながら、「なに勝手にオナってんだ!」とか「腰ヘコつかせていい様だな」といった辱めを受ける展開まで妄想しいっそう盛り上がった。
言われれば言われるほど腰を振って前後を刺激しまくった。妄想の相手だが。
正志は地元では名の知れた企業に勤めるサラリーマンで、実は有能な男でありそれなりに高給取りであった。
自分の老後の蓄えと、趣味のオナニーグッズ以外にはあまり散財せずいいマンションの角部屋住まいだ。片隣りはなく、反対側はリビングを挟んでの隣家となれば声を抑える必要もない。
「やめっ、もう無理、もうイくっ、イクイクイク、クるぅぅぅっ!」
休日の午前中である。陰茎への刺激まで手が回らなくなり強く己に突き入れる。正志は髭も剃っておらず剛毛のはびこる顎を跳ね上げて絶頂した。
日頃の鍛錬により正志は陰茎に触らずとも射精をキめられる淫乱な体に仕上がっていた。
あー、イったイった。
絶頂による痙攣。どっぷりと長時間を費やし余韻までしっかり楽しむ。
それが治まってからもかなりの間ぼんやりと過ごした。
肌寒さを感じた頃ようやく体を起こして後処理を始める。
けだるくて、ほんの少し空しい。しかしそれ以上に毎度思うのだ。
もっとスゲぇの出来そうなのになんかないかなぁ、と。
よくイけているとは思うのだ。
しかし自分で施す行為は快感への貪欲な欲求に対し、恐怖や不安が混じるらしくどうしても手心を加えてしまい限界を越えられていない気がする。
なにか不確かな物足りなさを感じる。
まだまだ高みを目指したい。もっと深く強い、究極の絶頂というものがこの世には存在するのではないか。人体は素晴らしいのだ。もっとすごい快感があるはずだ。
そう、例えばメスイキとか。
手錠で拘束した手でディルドを激しく出し入れしまくったせいで手首が擦れ、腕がひどくだるい。
腰を突き上げ、足を突っ張るように張り続けたため太ももも地味に痛い。無理な力をかけ過ぎた肩も少し痺れている。
正志は満身創痍だった。
それがいけなかった。
こんなどうしようもない正志ではあるが気が利く男だ。
手が滑って開錠できない可能性に備えローションにぬかるむ手をあらかじめ用意しておいたタオルで拭った。
だが痺れた手で開錠しようとしてまさかベッドと壁の隙間に鍵を落としたのは完全に想定外だった。
一気に血の気が引いた。
初めは冷静を装いながらありとあらゆる方法を試し、事態を悟り脂汗を滲ませるや七転八倒して暴れた。唸り吠え、狂ったように暴れるそれはまさしく獣の姿だった。
両手を拘束しているため隙間に手を入れることも出来ず、逞しい足は当然入らない。ベッドの舌を覗き込んで傘を使って鍵を出そうとするも後ろ手のため目視出来ず、拘束された手では鍵まで届かなかった。
なんで後ろ手にしたんだ。
己の愚かさを激しく悔いるも、前で拘束してのプレイには飽きていたのだ。
そして正午を過ぎた頃、萎えた陰茎をぶら下げピンクのファー手錠で後ろ手に拘束されて意気消沈する毛深いおっさんがそこにはいた。
この家の鍵を持つ者が近場に一人だけいる。
実家にも鍵を預けてはいるが飛行機必須の遠方だ。妹が嫁に行き孫の誕生に浮かれた最近浮かれぽんち気味の両親を悲しませたくない。
近場に住むそいつは同期入社でもう15年以上の付き合いになる。彼も地方出身の一人暮らしで、お互いの実家にも旅行がてら訪れ合った仲で、しょっちゅう一緒に飲み食いしている。
お互い近場に近親者もいないため何かあった時のためにと合い鍵を交換している。
これは非常事態だ。こういう時のために合い鍵を交換しているのではないか━━
そう思って即座に正志は首を横に振ってそれを否定した。
こんなんで使うためじゃねぇわ、と。
正志はゴミの分別も徹底するタイプの常識人であった。
そんな正志が葛藤に葛藤を重ねた末、スマートフォンを足で操作して同僚に電話をかけたのはその日の夕方だった。
「やらかしちまった。やばいんだ。助けてくれ」
そんな要領を得ない電話にもかかわらず同僚の柴崎は30分足らずで正志宅に駆けつけ合鍵で玄関を開けた。
「おい大丈夫かっ、どこだっ」
いつも冷静で穏やかな柴崎がどかどかとリビングに入る気配にトイレ内で待っていた正志は申し訳なくなる。
パンツ、せめてハーフパンツくらいは履いていようとこれまたもんどりうって挑戦しのだが叶わなかった。
後ろ手に手を拘束されるとパンツも履けないのかと正志は悲しくなった。
「ここだ、悪い。ベッドの下に鍵があるから取ってくれないか」
言った瞬間、ドアノブが壊れるのではないかと思うくらい激しく操作された。
苦労して施錠しておいてよかった。
大丈夫なのか、警察は、と騒ぐ柴崎を宥めて鍵を取りに行かせる。
鍵はあっさりと取れたらしい。
「取れたぞ」
あとは柴崎を帰らせ、自力で開錠しようと考えていた正志はその声に安心し、完全に油断した。
柴崎が小銭を使ってトイレの鍵を開けるなどと誰が思うものか。
トイレのドアを開けた柴崎は下半身真っ裸の、後ろ手に拘束された正志の姿に愕然とし、刹那ブチ切れた。
柴崎はベッド下に置いている正志の秘密の小箱を小脇に抱えている。エロアイテムをベッド下に置くのはセオリーだ。柴崎が来る前に端に寄せたというのになぜか中身を確認したらしい。
中身は開封済みのローションにコンドーム、お気に入りの大人のおもちゃの数々が詰め込まれたまさしく正志の宝箱だ。
「悪い、彼女と遊んでて怒らせてこんな事になっちまって」
「そんな女とは別れろ」
柴崎に連絡する前後に考えた言い訳をヘラリと言った正志に柴崎は打てば響くように断言する。
そして黒い武具のようなものを突き付ける。かつてお世話になったエネマグラさんだ。前立腺のない女性には無用の長物である。
「相手は男か? そいつにこんな事されたのか」
「いや、これは自分で……」
手錠の事だと思った正志は正直に答えた。
「自分でそんな事するわけないだろ」
柴崎の断言に正志はぐうの音も出なかった。
そのまま荒々しく肩を抱かれ勝手知ったる素振りで寝室へ連行される。
説教は仕方ないとして取り急ぎ手錠を外してもらいたい正志だったが柴崎の剣幕に言い出すことも出来なかった。
鍵を取ろうと暴れまわった名残でシーツの乱れたベッドに座らされたかと思えば体を反転させられ、肩をマットにつけるようにして尻を突き出す姿勢にされる。
「ちょっ」
「お前いつから……っ、どんだけやってんだよ!」
両膝を開いてマットに伏す正志の尻たぶを片方開いた柴崎はそこに現れた縦に変形しつつある後孔に怒りの声を上げた。
なぜバレた。
正志は動揺した。動揺しつつ己の行為を振り返り、目を泳がせる。
長きに渡りしっちゃかめっちゃか弄りました、とはさすがに言えなかった。
尻を突き出し穴まで晒すあまりにも恥ずかしい格好にさすがに暴れようとした正志のそこに突然指が挿入される。
昼前まで太い玩具をくわえ込んでいた正志の後孔はまだ十分やわらかかった。
「いあぁぁぁっ? なんっ」
なんで、と正志は思いながら思いもよらぬ刺激に派手な喘ぎを迸らせ体を脈動させる。それはとても衝撃や苦痛を訴えるようなものではなく柴崎は舌打った。
「指入れただけで善がりやがってお前っ、ほんと━━ッ」
苛立ちの混じる声を上げ、柴崎は的確に正志の前立腺を見つけるとそこを絶妙な力加減で責める。
「しば、やめ、あ・いぃぃぃぃ」
自慰ではどうしても限界を越えられない。手加減してしまう。
それが一切の手加減もなく捏ねられ正志の腰が引けるも陰茎を握られている。両腕は封じられたままで前にも後ろにも逃げられず、正志は過ぎる刺激から逃れんと腰をくねらせた。
そのあまりに煽情的な姿に眩暈にも似た感覚を覚えながら、柴崎はベッドの棚に無造作に置かれた複数のゴムを見やる。
自慰の際、用意周到な正志が破損時に備えいつも余分に枕元にいくつか準備する業務用のゴムでしかないのだが、まるで普段から置いているかのような自然さにまた柴崎は苛立った。
人の物を使う事に嫌悪感を覚えるも、それを使って人の物を奪う事に興奮が頭をもたげて来る。
柴崎はその一つを手に取り装着するや正志の腰を掴むと遠慮の一つも見せず背後から剛直を突き込んだ。
「~~~~~っ」
声にならない声を上げてその一突きで正志は絶頂して先端から白濁を噴き出し、柴崎も目を瞠った。
「ハッ、マジかよ」
驚き、ついで怒りがこみ上げる。
「こんな状態で放置していくヤツがいいのかっ、ヤめちまえそんな男!」
「ひっ、ひあぁぁぁ、なんで柴崎、おま、あ、あ、生棒、生棒すごいぃぃぃ」
柴崎の激しい突き上げに正志は揺さぶられながら泣き悶えた。
「安心しろ、ゴムはしてるよッ」
おもちゃとは違う、の意での発言だったが柴崎はそんな事を言った。
「全然ちがうぅぅ、入れただけでこんなっ、こんなの初めてっ、つよ、はげしぃぃ」
その衝撃と快楽は己で施す自慰とは全く違った。
自慰ではどうしても手加減してしまう。それが一切の手加減もなく奥を穿たれ正志は海老反りになって体を痙攣させる。
「イった、イったぁ゛ぁぁっっ」
誰と比べてんだ、と柴崎は再度射精した正志を責め立て、ついで腰を引いて腹側のしこりを殴るように擦る。
「あ、そこぉ、そこゴリゴリ、ィィィィっ! やめ、つよ、強すぎィィィッ」
萎えていた正志の陰茎は一気に硬度を取り戻し、より前立腺の瘤を敏感にしてしまう。
「クソっ━━クソっ、なんでこんなにこなれてんだッ」
こんなに激しくしてんのにヒィヒィ善がりやがって。
どれだけの男をくわえ込んだらこんなになるんだ。
柴崎は正志の柔らかい肉壁に快感よりも怒りばかりが増した。
「俺がどれだけ我慢してきたと思ってんだッ」
正志はノンケだ。それを知る柴崎はずっと堪えてきた。
そばにいられるだけで満足だった。
満足しようと自分を宥め、諫めてきた。
そばにいられることに幸せを感じる反面、苦しかった。
その苦しみも抱擁して許される限り友達面で正志のそばにいようと諦念にも似た思いで過ごしてきた。
それなのに正志はこんなに淫乱な体で今柴崎の下で悶え喘いでいる。
「あぁっ、いっしょスゲ、ナカまで気持ちいッ、もっと、強く」
胸の体毛をかき分け探しあてた乳首を摘まめば摘まむほど正志は喜び、もっと強くしろと要求してくる。
「そんな奥、ムリぃっ」
柴崎のそれは結腸にも届く剛直だ。壁を先端でノックすれば無理だと正志は腰を引く。そして逃げたかと思えば強請るように押し付けて来るのを繰り返すのだ。
「いゃ、つよっ」
イヤイヤ言うのにひどく喜び快感を拾っているのがありありと見て取れ、柴崎は苛立ちのまま手酷く抱いた。
もし正志と睦み合う事が出来るのであればトロトロに蕩かし、快楽しか感じられないようにして優しく抱いて愛し合おうと妄想し続けてきたというのに、だらしなく開けっ放しの口からはヨダレが垂れヒィヒィ喘ぎながら射精と潮で正志はドロドロになっている。
一方的な蹂躙といってもいいような行為に翻弄され正志は身も世もなく狂うように喘ぎ善がった。
繋がれたままの手錠を後方から引っ張られて腹を前に突き出すように身を反らす。
苦しい。苦しいのに狂おしいほどの快楽を正志は受け入れ、もっととさえ思う。
これはまさに妄想した通りの展開だ。
妄想と違うのは相手がよく知った男で、恐ろしいほどの安心感がある事だ。
「しばざきっ、手、外せっ、」
正志の要望を無視して柴崎は硬い肩に噛みつく。
逃がすものか、と柴崎は思った。
形は違うが本懐を遂げてしまった。こうなってしまうともう犯し尽くすしかないではないかという思想に走らされる。怒りと長く思いを寄せた男を抱く興奮、寝取り要素まで加わって日頃大らかで落ち着いているとされる柴崎は我を失っていた。
「外してっ、動きたいっ」
無理して振り返りった正志のそこにあったのは、恐怖や怯えなどではなかった。
ふぅふぅと息を乱しながら柴崎はあたりを見回し、シーツの上に放置された鍵に手を伸ばす。挿入したまま届くところに鍵はあった。
柴崎が手錠を片方外したところで正志は柴崎に襲い掛かった。ずるりと陰茎が抜ける。
その瞬間、柴崎は殴られる覚悟を決めた。それだけの事をした。
体当たりとともに頭を腕に引っ掛けられ、口を塞がれる。
ガフガフと大きな口で口を覆われ、思わず薄く唇を開けば顎を掴まれ舌を突っ込まれた。
正志のそれはテクニックも何もあったものではない、つたない技巧だったがだからこそ欲しいという露骨な欲求が感じられる。
そして口づけに慣れてない様子にひどく煽られた。
伸びかけた正志の硬い髭が柴崎の顎を擦る。歯と歯がぶつかるような激しい口づけを交わしながら正志は圧をかけ、柴崎をベッドに押し倒すとその身に馬乗りになる。
着衣のまま、そこだけは異様にそそり立つ柴崎の陰茎に手を添えると正志は躊躇なく腰を落とした。
「あっ、イ━━ッ」
一気に奥まで加え込み一瞬トびかけるも次は自分のターンだとばかりに正志は好き勝手腰を振り、柴崎は愕然として己の下半身と正志の顔を何度も見返した。
なんて腰遣いだよ。
キスはあまりにも拙いものだったのに騎乗位での腰遣いに今度は柴崎が翻弄された。急激に高まる射精感に眉根を寄せ、下っ腹に力を入れて必死で堪える。
正志の大人の宝箱には吸盤付きのディルドも入っていた。床に固定して使っていた正志の日頃の鍛錬のたまものたる鍛えあげられた動きだがそれを知らない柴崎は怒りがぶり返した。
「ずいぶん上手だなぁッ?」
「オ゛っあ゛、いぃ、柴崎、突き上げッ、スゲ・もっとっ」
思い切り腰を突き上げられた正志は奥に嵌まり込む初めての感覚を覚えた。
お互い好き勝手腰を振りたくり、やがて柴崎は上半身を起こして半袖のトップスを脱ぐと上半身の動きはぎこちない正志も全裸に剥いた。近くなった距離にお互いがむしゃらに口づけを交わしながらリズムを合わせて激しく律動を繰り返す。
「いいっ、いいっ、きもぢいっ、もっと」
かたく抱き合い、それでもまだ足りないと互いをまさぐり合って口づけを交わす。
「ふっ、う、ぅンンっ」
かたく抱き合うことでお互いの腹で潰される陰茎に正志の動きが先度激しくなる。終結に向けての動きだと分からされる。
荒々しくベッドに転がされ柴崎の猛烈な突き上げに正志はひたすら喘いだ。
これから最後にすごいのが来る。期待する半面正志は惜しく思う。終わりたくないと思う。
脳が真っ白に塗りつぶされていくようだ。追い詰められて、追い詰められて、限界まで追いやられる。快楽の塊が胎に集結し、弾けるのを待っているのが分かる。
「イイッ、いいっ、イく、イくっ、ッ━━!!」
その瞬間、ガツンと来た。同時に柴咲が小さくうめいたのがひどく煽情的に聞こえた。
陰茎が達したのか、脳がイったのか分からない初めての経験だった。深くて暴力的な絶頂だった。
これがメスイキなのか?
正志はぐったりとベッドに沈み、柴崎は荒い息を吐きながら身を起こし素早く重くなったゴムを外した。無防備に全裸で横たわる正志の姿にゴムの口を縛るそばから下半身に血が集まるのが分かる。
「あー、クソ。おさまんねぇ」
射精したばかりだと言うのに柴崎の陰茎は即座に硬さを取り戻した。かつてない経験に柴崎はこみ上げる笑いを小さくこぼし、ぐったりとベッドに伸びる正志の足をМ字に開く。
まだだ。
淫乱な正志を落とすにはまだ足りない。
柴崎は正志の股座に腰を進め再度ゴムを被せた。
「へぁ……?」
濃いい脛毛の生えた片足を持ち上げられた正志が気だるげに間抜けな声を上げる。再戦もやぶさかではないが今じゃない。
もう少しだけ休憩したい。
「まて、おま、ちょ、も、い……」
柴崎のせんとする事を察し距離を取ろうと重い体を引きずるように逃げるも柴崎の動きは早かった。
「ほら逃げんな。これ、好きなんだよなぁ?」
柴崎が意地悪く尋ねる。誰のものでもない、自分の物がいいと言わせたかった。しっかりと覚え込ませたいのだ。
「待って、まっ……でぇ゛ぇぇぇぇぇぇっ」
拘束し続け疲労しきった腕ではまともな抵抗も出来ず、再度奥まで穿たれた正志はシーツを掴んで体を大きく痙攣させた。
「あ゛っ、あ゛っ、あ゛ぁ゛っ」
股座に乗り上げるようにして松葉崩しを決められると逃げることも出来ず正志は奥ばかりを責められる。
「い゛ぃぃぃっ、そんなおぐっ、おぐっ」
「痛いか?」
思い出したかのような柴崎の問いに頭を大きく振って無言で答える。その様に柴崎は口元を歪める。職場では皆に好かれる男前な柴崎からは想像もできないような影を含んだ笑みだった。
「おぐぎもぢぃぃ゛ぃ」
正志の一物も柴崎ほどではないが大きい部類に入る。それが再度大きく兆し柴崎の腰の動きに合わせて自身の腹にベチベチと当たっている。気が付けば正志は必至で腰を柴崎に押し付けていた。
「あっ、ぐっ、い゛」
濁った喘ぎ声に自尊心が満たされる。柴崎はもっと聞きたくてより深くを犯そうと腰を上げ上からベッドに押し付けるように突き込む。
「あ゛ぁぁぁっ、ふがい゛ぃぃ」
咄嗟に柴崎に手を伸ばすと透かさず指を絡められる。かたすぎるほどの恋人つなぎだ。
「おぐっ、ぎもち、イっ、イ゛っ、イ゛~~~ッッ」
「メスイキまで出来んのかよ」
柴崎の呆れた声が遠い。
耳が詰まったような。
貧血に似ているけれど違う、少し現実が遠いような。
「おらっ、覚えろっ」
柴崎が何か言っている。
胎内に鈍い衝撃を感じる。
体が揺さぶられる。
「ん゛あ゛っ」
自分の声も遠い。
次の瞬間、自分の身に何が起きているのか正志は身を以て知った。
「イ゛っだ、イ゛だぁぁぁ!」
「メスイキしたんだ、これから嫌ってほど分からせてやるよっ、俺の覚えるまで犯してやるからっ、覚悟すんだなっ」
「だめっ、これだべぇぇ、こんなの覚えたら、も・満足できなぐなるぅぅぅ゛」
「誰にこんなに仕込まれたんだ! 言ってみろ! どっちがいいか言え!」
性交なのか拷問なのか。
責め立てられ、焦らされた正志は喘ぎ咽び泣きながら一人プレイ・自己開発のすべてを洗いざらい白状した。
挿入されたまま恥を忍んですべてを告白し、これで落ち着くだろうと思ったのに全てを聞いた柴崎は一層ブチ切れた。
「言ってくれれば俺がいくらでも開発してやったのに! 一人でするくらいなら俺を呼べ! 誰ともすんじゃねぇぞ!」
一層激しく揺さぶられながらおもちゃより柴崎がいいと言わされ、正志はきっちりと分からせられた。
「あー腹減った」
しばらくして正志は身を起こした。昼も食べていないというのにもう夕飯時を過ぎている。立ち上がろうとすると一瞬膝にも腰にも力が入らず崩れかけたが体制を整え、肩を回して肩に異常がないか確認する。
大丈夫そうだ。
チェストから出したTシャツと大手ファストファッションのステテコに着替えると部屋を出るところで振り返る。
「飯食ってけよ」
正志は気まずげにしている柴崎に声をかけ夕食作りに取り掛かり、柴崎はアイツなんでこの状況でノーパンなんだと天を仰いで深く嘆息した。
誤解で強姦したようなものなのに。
しかも情事の最中に告白まがいの発言をしでかしたのにスルーと来たもんだ。
しばらく考え、柴崎は回らない頭でのろのろと体液まみれのシーツを剥いだ。
正志は一人で生きて行こうと覚悟を決めた男である。
よって炊事洗濯を一通りこなす正志がいきなり呼び出した詫びの一環として夕食を振舞うのはごく自然なことだった。
着て来た服を着た柴崎がシーツを洗濯機に放り込んだところで風呂と着替えをすすめられ、さすがに一旦は遠慮した。
「もう少しかかるから入っちまえよ。着替えいつものでいいだろ?」
惚れた相手の家に泊り拷問に近いので数こそ少ないが柴崎は宅飲みで正志の家に泊ったことがある。
貸し出されたのはいつもの土産物の外には着ていけないタイプの変なデザインのTシャツだった。そして「休日のリラックスウェア」としても売り出されているやはりステテコ。パンツはなかった。本来ステテコはノーパンで履くものだよなと遠い目になる。
新品だといいのだがおそらくそうではないだろう。
惚れた相手が普段ノーパンで着用しているであろうステテコ。それを着ろと。
これは何のプレイだろう。
今日は拘束・強姦・寝取り・分からせ要素を網羅したというのに。柴崎はステテコを手に再度天を仰いだ。
正志は下ごしらえして冷凍していたゴーヤとストックしている魚肉バーグ、それに常備している材料を炒めながら柴崎を思った。
振り返ってみればあれほど見栄えのする男なのに確かに女性の影がなかった。
理想が高く短期間で終わっているのだろうくらいに思っていた。四十が近くなりそろそろ突然若い嫁さんかをもらうんだろうなと勝手に思っていた。
いつになく覇気のない戸惑い困ったような顔をしていたが、諸々の様子からするとゲイだったんだなぁと気付かされた。
穴の状況を一目見ただけで激昂していたほどだ。同性との性交にも慣れていた。慣れるどころかテクニシャンだった。
さて他にツマミになるようなものはと、正志は冷蔵庫を漁った。
風呂を出た柴崎は意を決してダイニングに入った。タイミングよく出来上がったゴーヤチャンプルーを前に柴崎はひゅっと息を飲む。
調理される前の形状に見覚えがある。正志の大人の宝箱の中に色は違えど似たようなものがあった。
「……」
「あ? ゴーヤだめだったか?」
以前も振舞ったはずだと訝し気な顔の正志にチラリと視線を送る。
「コレ、使用済みじゃないだろうな?」
一瞬の間の後、正志はゲラゲラと笑った。
「さすがに食いモンじゃ遊ばねぇよ」
言って缶ビールをグラスに半分注ぎ柴崎に進めると、自分は残りを缶のままあおる。
「次からは誰かさんが相手してくれるって言うし?」
にぃと笑んで見せる正志に柴崎は口にしたビールを吹いて噎せたのだった。
176
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
率先して自宅警備員してたら宅配業者に両思い判定されてた話
西を向いたらね
BL
[配達員×実家暮らしニート]
・高梨悠斗 (受け)
実家住みのニート。常に家にいるため、荷物の受け取りはお手の物。
・水嶋涼 (攻め)
宅急便の配達員。いつ荷物を届けても必ず出てくれる受けに対して、「もしかして俺のこと好きなのでは…?」となり、そのままズルズル受けの事が好きになる。
お調子者美形ヒモ男子が独占欲強めの幼馴染みにしっかり捕まえられる話
サトー
BL
お調子者で鈍感な主人公とその幼馴染みが両片想いからくっつくまでのお話
受け:リツ
攻め:マサオミ
この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。
振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話
雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。
諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。
実は翔には諒平に隠している事実があり——。
諒平(20)攻め。大学生。
翔(20) 受け。大学生。
慶介(21)翔と同じサークルの友人。
悪役令息ですが破滅回避で主人公を無視したら、高潔な態度だと勘違いされて聖人認定。なぜか溺愛ルートに入りました
水凪しおん
BL
BL小説『銀の瞳の聖者』の悪役令息ルシアンに転生してしまった俺。
原作通りなら、主人公ノエルをいじめ抜き、最後は断罪されて野垂れ死ぬ運命だ。
「そんなの絶対にお断りだ! 俺は平和に長生きしたい!」
破滅フラグを回避するため、俺は決意した。
主人公ノエルを徹底的に避け、関わらず、空気のように生きることを。
しかし、俺の「無視」や「無関心」は、なぜかノエルにポジティブに変換されていく。
「他の人のように欲望の目で見ないなんて、なんて高潔な方なんだ……!」
いじめっ子を視線だけで追い払えば「影から守ってくれた」、雨の日に「臭いから近寄るな」と上着を投げつければ「不器用な優しさ」!?
全力で嫌われようとすればするほど、主人公からの好感度が爆上がりして、聖人認定されてしまう勘違いラブコメディ!
小心者の悪役令息×健気なポジティブ主人公の、すれ違い溺愛ファンタジー、ここに開幕!
ワンナイトした男がハイスペ弁護士だったので付き合ってみることにした
おもちDX
BL
弁護士なのに未成年とシちゃった……!?と焦りつつ好きになったので突き進む攻めと、嘘をついて付き合ってみたら本気になっちゃってこじれる受けのお話。
初めてワンナイトした相手に即落ちした純情男 × 誰とも深い関係にならない遊び人の大学生
「これからも応援してます」と言おう思ったら誘拐された
あまさき
BL
国民的アイドル×リアコファン社会人
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
学生時代からずっと大好きな国民的アイドルのシャロンくん。デビューから一度たりともファンと直接交流してこなかった彼が、初めて握手会を開くことになったらしい。一名様限定の激レアチケットを手に入れてしまった僕は、感動の対面に胸を躍らせていると…
「あぁ、ずっと会いたかった俺の天使」
気付けば、僕の世界は180°変わってしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
初めましてです。お手柔らかにお願いします。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
とてもとてもとても好き❤️
全部コミコミ盛り合わせ!
やっぱり先生の喘ぎ、いいっすね。
続きも読みたいです。
サラリーマンということは
はち切れそうな雄っぱいを
強調するベストとか
なぜか脱ぎきらないスーツとか
ゆる〜く手首を縛られても
なぜかほどけないネクタイとか
ベルトなんかもね
なんかこう
イロイロありますよね!
「なぜか脱ぎきらないスーツ」!
「なぜかほどけないネクタイ」!
ひゃぁぁ、これだけで淫靡だぁぁぁ(*ノェノ)
いいですね、いいですね、手首縛られたら脱げきらないし、ぐちゃぐちゃに絡まって手首のところでひっかかってスーツが団子みたいになるんですよね!
ふぅー、盛り上がったぁ!
機会があれば何かで使わせていただきます!
となると現代モノだな!
喘ぎがいいなんて言っていただくのは初めてです。
いつも手癖でなんとなーくで書いていて、「ワンパターンにならないかな」とか思いつつどうしようもなかったのでそう言っていただけると安心してこれからも受け氏の皆さんを喘がせていけます。
この度はコメントありがとうございました。
もうめちゃくちゃ面白くてニマニマしてしまいました。
ぜひぜひ続きをお願いします。
もうノンケのアナニストに惚れちゃってるイケメンが、すごくこじらせちゃってる告白がツボってしまいました。
いつも更新を楽しみにしています。
本当に本当に素敵な新作ありがとうございました。
企画の締め切りに間に合わせるため勢いだけで一気に執筆したのでご感想をいただけ嬉しい限りです!
せっかくご期待いただいたのですが勝手にハッスルし続けるだろうこの二人の続きは思いつかず……
筆が遅く申し訳ないのですが、また次作等でお目にかかるご縁があればよろしくお願いします。
この度はご感想をありがとうございました。