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第一部第三章 討伐イベント
セッション17 理伏
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「はあ……金が欲しいなあ……」
奈寿野谷事件から数日後、僕は朱無市の大通りを歩いていた。今日も今日とて大通りは冒険者で溢れ返っている。
空は良い天気だが、僕の気分は晴れない。何故なら、
「まさか性転換するのに一億もの金が掛かるとはな」
そう零して、溜め息も零れた。
昨日、僕は三護に性転換の相談をした。ミ=ゴの外科手術力は一〇〇〇年前の人類すら置き去りにする。ミ=ゴである三護なら、錬金術に頼らずとも性転換手術も可能なのではないかと思ったのだ。ついつい後回しにしていたが、ようやく相談出来た。
その返答は「可能だが、金が異常に必要になる」だった。
『言っておくが、無理だから無茶な金額を出しているのではないぞ。我らがミ=ゴの医学は宇宙一ィィィ――! ……じゃからの。出来ん外科手術はない』
と前置きした三護は、
『ただ、対神大戦からの一〇〇〇年もの間で機械工学は廃れ、外科用機器の殆どが逸失してしまってのぅ。傷の縫合ならともかく性転換レベルとまでなると、必要な設備がこの国にはないのじゃ。この国どころか、東日本全体を見渡してもなかろうよ。あるとしたら中部地方の北条共和国くらいか。あそこは機械文明が進んでおるからな』
北条共和国は旧神奈川県、旧静岡県、旧山梨県に跨る大統領制の国だ。共和国はダーグアオン帝国に隣接している為、他国よりも脅威に晒されている。故に軍事力に非常に力を入れており、その結果、兵器――機械工学が発展した。
『当たり前だが、だからといって共和国に行けば即手術が出来るという訳ではない。向こうの機器・設備の所有者は向こうなのじゃからな。我々が使うにはまず購入せねばいかん。それに一億エン掛かると言っている訳じゃ』
設備があれば数百万エン程度で済むのだが、と三護は付け加える。
『諦めろ、とまでは言わんが、諦めた方が楽だとは言っておく。叶わぬ夢を見続ける事程苦しいものはないぞ』
なお、錬金術による性転換は出来ないとの事。魔術は個人の素質に依存する――つまり、魔術の習得は才能に左右される。錬金術も魔術の一種、例外ではない。
簡単な錬金術なら三護も習得しているが、性転換は錬金術の最上位。実行はまず不可能との事だった。
「その日暮らしの冒険者に一億エン貯金しろってのが無理な話だよなあ……」
というか、現在の収入額では生活費を稼ぐので精一杯だ。設備があれば安くなるとは言っていたが、その数百万エンですら厳しい。一億なんて目指す以前の問題である。
「でもなあ……なるべく早く男に戻らないと、どんどん女の身体である事に慣れてってんだよなあ……」
今日も今日とて僕は女物を着ている。紅色の着物だ。花が描かれていて大変女性らしい。そんな服に袖を通す事にだんだん抵抗がなくなってきているのが、我ながら怖い。精神は肉体に引き摺られると聞くが……。
「あーあ、働かないで金が貰えねーかなー」
五〇〇〇兆エン欲しい。心の豊かさは生活の豊かさに比例すると聞いた事があるが、五〇〇〇兆エンもあれば僕みたいな人間でも他人に優しくなれるかもしれない。
「ま、そんなのは妄想話だがな」
無い袖は振れず、絵に描いた餅で腹は膨れない。大金を稼ぐ方法などすぐには思い浮かばないし、今日も今日とて労働に勤しんで小金を稼ぐしかないのだ。とりあえずはチマチマと貯金する所から始めよう。
そんな訳で今日も我らが冒険者ギルドにやって来たのである。
あ、ちなみに冒険者ランクはDに上がりました。先日の運送依頼成功とウィッカーマン撃破が評価された形だ。これでもっと割りの良い依頼を受けられると良いのだが。
「よう、灰夜。仕事ある?」
入店一直線、馴染みの受付嬢がいるカウンターへ行く。
そこにはいつものままボーイッシュな彼女と、
「あ、藍兎君。ちょうどいい所に」
カウンターの前に少女が一人いた。
「ちょっとこの娘が君に用があるって」
「この娘?」
言われ、少女を改めて見る。
忍者だ。黒髪をポニーテールに忍び装束。年齢は十歳前半と幼いものの、その姿はどこに出しても恥ずかしくない忍者の格好だ。いや、女忍者なんだからくノ一と呼んでやるべきか。特に外見的特徴はない為、種族は人類であるようだ。
そんな少女は愕然とした顔で僕を見て、
「和芭姐様……!」
と僕の肉体の名を呼んだ。
和芭の名前を知っているという事は、こいつお嬢の知り合いか?
「どうか、どうかお助けを……! もう姐様に頼るしかないのです!」
と縋り寄って来る少女。困って受付嬢を見れば、肩を竦めて苦笑いしていた。僕にどうにかしろと言うのか。
仕方ない。では、まずは否定する所から始めるか。
「悪いが、人違いだ。ほれ」
少女に『冒険者教典』を開いて見せる。飯綱会長で学んだ事だ。教典を見せれば僕が僕である事の何よりの証明になる。
「古堅藍兎……た、確かに和芭姐様の名前ではない……。し、失礼しました!」
深々と頭を下げる少女。
うん、まあ、厳密には人違いじゃないんだけどな、本当は。そこは黙っておこう。
「あー……いいさいいさ。間違えられるのには慣れてんでな。それで、君は?」
「あ、申し遅れました! 拙者は風魔理伏と申しまする。お見知り置きを」
ぺこりと頭を下げる少女。
いちいち頭が低いな、この娘。日本人としてその謙虚さは褒めるべきなのだろうが。
「で、ここで何をしてたんだ? 依頼なら普通に頼めばいいだろ?」
「それがこの娘、充分なお金を持ってなくてね」
「ああ……」
金がなければギルドは依頼を受けない。ギルドはあくまで商業組合であり、慈善団体ではないのだ。無償で人助けをする事態はまず有り得ない。
「彼女の依頼内容からすると報酬が足りないんだよ。でも、彼女まだ諦め切れなくてね。それで、知り合いが冒険者ギルドで働いているって噂を聞いていたらしくて、その人に会いたいとせがまれてしまって。それで、ちょうどいい所に君が来たんだよ」
「ああ、僕が冒険者をやっているのが『和芭が冒険者をやっている』って噂になったのか」
決して間違いじゃないんだけどな。何しろ、この肉体は和芭だ。和芭を知っている誰かが僕を見て、そんな噂を立てても不自然ではない。
「和芭姐様ではなかったんですね……」
「ガッカリさせて悪いけどな」
「い、いえ! こちらが早合点したのです! お気になさらず!」
謝罪する理伏だったが、その顔は明らかに消沈していた。知り合いを頼りにする予定だったのが当てが外れたのだ。無理もない。
とはいえ、同情は手を差し伸べる理由にはない。僕とて金の無い奴を相手にしていられる程裕福ではないのだ。どんな依頼をしたかったのかは知らないが、ここは諦めて貰……
「…………」
…………。
……ったく、仕方ねーな。
「和芭と顔が似ているよしみだ。話くらいは聞いてやるぜ?」
「よ、宜しいのですか?」
頷きを返すと、理伏の顔がぱあっと明るくなる。
やれやれ。よもや僕がこんな真似をする日が来るとは。ステファのお人好しが感染ったかな。あるいは、僕の内なる和芭が知り合いを助けろと訴えて来たか。
「それで、お前は僕に何を依頼したいんだ?」
「はい。拙者が藍兎殿にお願いしたい事は一つ」
それは、
「ゴブリン討伐です」
奈寿野谷事件から数日後、僕は朱無市の大通りを歩いていた。今日も今日とて大通りは冒険者で溢れ返っている。
空は良い天気だが、僕の気分は晴れない。何故なら、
「まさか性転換するのに一億もの金が掛かるとはな」
そう零して、溜め息も零れた。
昨日、僕は三護に性転換の相談をした。ミ=ゴの外科手術力は一〇〇〇年前の人類すら置き去りにする。ミ=ゴである三護なら、錬金術に頼らずとも性転換手術も可能なのではないかと思ったのだ。ついつい後回しにしていたが、ようやく相談出来た。
その返答は「可能だが、金が異常に必要になる」だった。
『言っておくが、無理だから無茶な金額を出しているのではないぞ。我らがミ=ゴの医学は宇宙一ィィィ――! ……じゃからの。出来ん外科手術はない』
と前置きした三護は、
『ただ、対神大戦からの一〇〇〇年もの間で機械工学は廃れ、外科用機器の殆どが逸失してしまってのぅ。傷の縫合ならともかく性転換レベルとまでなると、必要な設備がこの国にはないのじゃ。この国どころか、東日本全体を見渡してもなかろうよ。あるとしたら中部地方の北条共和国くらいか。あそこは機械文明が進んでおるからな』
北条共和国は旧神奈川県、旧静岡県、旧山梨県に跨る大統領制の国だ。共和国はダーグアオン帝国に隣接している為、他国よりも脅威に晒されている。故に軍事力に非常に力を入れており、その結果、兵器――機械工学が発展した。
『当たり前だが、だからといって共和国に行けば即手術が出来るという訳ではない。向こうの機器・設備の所有者は向こうなのじゃからな。我々が使うにはまず購入せねばいかん。それに一億エン掛かると言っている訳じゃ』
設備があれば数百万エン程度で済むのだが、と三護は付け加える。
『諦めろ、とまでは言わんが、諦めた方が楽だとは言っておく。叶わぬ夢を見続ける事程苦しいものはないぞ』
なお、錬金術による性転換は出来ないとの事。魔術は個人の素質に依存する――つまり、魔術の習得は才能に左右される。錬金術も魔術の一種、例外ではない。
簡単な錬金術なら三護も習得しているが、性転換は錬金術の最上位。実行はまず不可能との事だった。
「その日暮らしの冒険者に一億エン貯金しろってのが無理な話だよなあ……」
というか、現在の収入額では生活費を稼ぐので精一杯だ。設備があれば安くなるとは言っていたが、その数百万エンですら厳しい。一億なんて目指す以前の問題である。
「でもなあ……なるべく早く男に戻らないと、どんどん女の身体である事に慣れてってんだよなあ……」
今日も今日とて僕は女物を着ている。紅色の着物だ。花が描かれていて大変女性らしい。そんな服に袖を通す事にだんだん抵抗がなくなってきているのが、我ながら怖い。精神は肉体に引き摺られると聞くが……。
「あーあ、働かないで金が貰えねーかなー」
五〇〇〇兆エン欲しい。心の豊かさは生活の豊かさに比例すると聞いた事があるが、五〇〇〇兆エンもあれば僕みたいな人間でも他人に優しくなれるかもしれない。
「ま、そんなのは妄想話だがな」
無い袖は振れず、絵に描いた餅で腹は膨れない。大金を稼ぐ方法などすぐには思い浮かばないし、今日も今日とて労働に勤しんで小金を稼ぐしかないのだ。とりあえずはチマチマと貯金する所から始めよう。
そんな訳で今日も我らが冒険者ギルドにやって来たのである。
あ、ちなみに冒険者ランクはDに上がりました。先日の運送依頼成功とウィッカーマン撃破が評価された形だ。これでもっと割りの良い依頼を受けられると良いのだが。
「よう、灰夜。仕事ある?」
入店一直線、馴染みの受付嬢がいるカウンターへ行く。
そこにはいつものままボーイッシュな彼女と、
「あ、藍兎君。ちょうどいい所に」
カウンターの前に少女が一人いた。
「ちょっとこの娘が君に用があるって」
「この娘?」
言われ、少女を改めて見る。
忍者だ。黒髪をポニーテールに忍び装束。年齢は十歳前半と幼いものの、その姿はどこに出しても恥ずかしくない忍者の格好だ。いや、女忍者なんだからくノ一と呼んでやるべきか。特に外見的特徴はない為、種族は人類であるようだ。
そんな少女は愕然とした顔で僕を見て、
「和芭姐様……!」
と僕の肉体の名を呼んだ。
和芭の名前を知っているという事は、こいつお嬢の知り合いか?
「どうか、どうかお助けを……! もう姐様に頼るしかないのです!」
と縋り寄って来る少女。困って受付嬢を見れば、肩を竦めて苦笑いしていた。僕にどうにかしろと言うのか。
仕方ない。では、まずは否定する所から始めるか。
「悪いが、人違いだ。ほれ」
少女に『冒険者教典』を開いて見せる。飯綱会長で学んだ事だ。教典を見せれば僕が僕である事の何よりの証明になる。
「古堅藍兎……た、確かに和芭姐様の名前ではない……。し、失礼しました!」
深々と頭を下げる少女。
うん、まあ、厳密には人違いじゃないんだけどな、本当は。そこは黙っておこう。
「あー……いいさいいさ。間違えられるのには慣れてんでな。それで、君は?」
「あ、申し遅れました! 拙者は風魔理伏と申しまする。お見知り置きを」
ぺこりと頭を下げる少女。
いちいち頭が低いな、この娘。日本人としてその謙虚さは褒めるべきなのだろうが。
「で、ここで何をしてたんだ? 依頼なら普通に頼めばいいだろ?」
「それがこの娘、充分なお金を持ってなくてね」
「ああ……」
金がなければギルドは依頼を受けない。ギルドはあくまで商業組合であり、慈善団体ではないのだ。無償で人助けをする事態はまず有り得ない。
「彼女の依頼内容からすると報酬が足りないんだよ。でも、彼女まだ諦め切れなくてね。それで、知り合いが冒険者ギルドで働いているって噂を聞いていたらしくて、その人に会いたいとせがまれてしまって。それで、ちょうどいい所に君が来たんだよ」
「ああ、僕が冒険者をやっているのが『和芭が冒険者をやっている』って噂になったのか」
決して間違いじゃないんだけどな。何しろ、この肉体は和芭だ。和芭を知っている誰かが僕を見て、そんな噂を立てても不自然ではない。
「和芭姐様ではなかったんですね……」
「ガッカリさせて悪いけどな」
「い、いえ! こちらが早合点したのです! お気になさらず!」
謝罪する理伏だったが、その顔は明らかに消沈していた。知り合いを頼りにする予定だったのが当てが外れたのだ。無理もない。
とはいえ、同情は手を差し伸べる理由にはない。僕とて金の無い奴を相手にしていられる程裕福ではないのだ。どんな依頼をしたかったのかは知らないが、ここは諦めて貰……
「…………」
…………。
……ったく、仕方ねーな。
「和芭と顔が似ているよしみだ。話くらいは聞いてやるぜ?」
「よ、宜しいのですか?」
頷きを返すと、理伏の顔がぱあっと明るくなる。
やれやれ。よもや僕がこんな真似をする日が来るとは。ステファのお人好しが感染ったかな。あるいは、僕の内なる和芭が知り合いを助けろと訴えて来たか。
「それで、お前は僕に何を依頼したいんだ?」
「はい。拙者が藍兎殿にお願いしたい事は一つ」
それは、
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