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第三部第二章 国奪りイベント(祭り本番)
セッション81 混戦
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視点を切り替える。信長の話によれば、『ナイ神父』と『膨れ女』がこの山に来ている筈だ。発見した所で何が出来る訳でもないが、それでも動向を把握しておかなくては。
……。
…………。
…………いた。見つけた。
麓に近い位置で騒動が起きている。『ナイ神父』ことナイ・R・T・ホテップだ。ナイが集団を相手に暴れている。敵は『星の戦士団』か。
彼らは一二〇〇人もいる。ステファが足止めしているのはほんの一部だ。残りの者達は未だ進撃を続けている。それも一〇〇〇人以上となれば長蛇の列になるのは必至だ。その最後尾をナイは襲撃したのだ。
「――『蛇流拳』」
ナイの両腕が蛇のようにしなやかに動き、傭兵達を殴打する。甲冑越しでありながらナイの手刀は確実に傭兵達の意識を刈り取っていく。傭兵達も剣を振るって応戦するが、蛇の掻い潜る動きに翻弄されて当たらない。
次々に倒されていく傭兵達。しかし、それで心が折れる『星の戦士団』ではない。
「『ナイ神父』! 『ナイ神父』だ!」
「何故『五渾将』がここに……!?」
「詮索は後だ! 戦え!」
「秩序の敵――混沌の勢力を討ち滅ぼせ!」
彼らの戦意の強さは単に「襲撃を受けたから」というだけではない。ニャルラトホテプへの強烈な敵意。恐らくは信仰によるものか。ローランは大帝教会の信徒だった。『星の戦士団』も全員ではないとはいえ、同じ宗教に属しているのだろう。
教会がニャルラトホテプとダーグアオン帝国を敵視しているのはステファから聞いている。ニャルラトホテプであり帝国幹部でもあるナイ。逃がす選択肢はない。
「……ふむ。私を『ナイ神父』と知って逃げ出さないとは。その意気や良しとしましょう」
四面楚歌に陥りながらナイは涼しげな表情を崩さない。そもそも単騎で軍隊に相対出来る自信がなければ単独行動などしていないか。その辺りの強靭さはさすが大国の幹部だ。
「本当はロキを捜さなくてはいけないのですが、その意気に応じてもう少しだけお付き合いしましょう。――『猪突猛靠』」
ナイが肩からの体当たりをぶちかます。たった一人が突進しただけにも拘らず、その一撃で十数人の傭兵達が吹き飛ばされた。炸裂弾でも投げ込んだかのような凄まじい威力だ。
ナイめ、随分と大暴れしてくれる。折角ステファが決闘でこれ以上血を流さないようにしているっていうのにな。
……まあいい。決闘の勝敗がどうなるかは誰にも分からないのだし、今はまだ敵である彼らの身を案じる必要はないか。むしろ敵の数が減るのは有難い事だ。
ナイの事はひとまず放置しておく事にしよう。
◇
次は『膨れ女』を見つけなくてはならない。視点を動かしてめぼしい場所を探す。
「――はぁっきよぉい!」
途中、大気が割れんばかりの大声が聞こえた。
そちらに目を向けると五右衛門が戦っていた。目を離す前と変わらず理伏が相手だ。
周囲では風魔忍軍と盗賊団が血みどろの戦いを繰り広げていた。数で負けている風魔忍軍が罠を駆使してどうにか喰らい付いている形だ。風魔忍軍の方が僅かに押し負けている。このままではいずれ決壊してしまうだろう。
「のこった! のこった! のこった!」
五右衛門が掌底を連打する。土石流の如き攻撃を理伏は素早い動きで躱す。今の所、理伏は決定打を受けていないが、しかし回避一方だ。反撃に転じたいのに五右衛門の攻撃はあまりにも疾くて隙がない。
「助太刀致す!」
近くにいた風魔忍軍の一人が理伏に加勢した。五右衛門の背後から接近し、忍者刀を振り下ろす。
「どすこい!」
だが、それに気付かぬ盗賊団長ではない。すぐさま振り向いて刃を躱し、カウンターに張り手を喰らわせる。張り飛ばされた忍はその先にあった樹木に背中を強かに打ち付け、地に落ちた。張り手を受けた際に五右衛門の掌の口に噛み付かれたらしく、脇腹からは血が滲んでいた。
「――『島風』!」
五右衛門の意識が忍に注がれた刹那、理伏は技を繰り出していた。刃に更に風刃を纏わせ、加速して斬る忍術だ。一陣の風と化した理伏が刃を五右衛門に叩き込む。
だが、それでも五右衛門の方が速かった。
張り手とは逆の手で五右衛門が理伏の風刃を受ける。直後、風が掻き消された。掌どころか首をも斬り落とせる刃が五右衛門の手で止められていた。『悪食』によって風も理伏の突進力も、刃の切れ味さえも喰われたのだ。
「どすこぉい!」
一瞬、動きが止まった理伏に五右衛門の掌底が叩き込まれる。理伏は咄嗟に刀を盾にするが、掌底は刀ごと理伏を弾き飛ばした。刀は砕かれ、理伏は背中から樹木に激突する。
「くっ……おのれ!」
砕けた刀を捨て、その辺に落ちていた刀を拾う理伏。恐らくは他の風魔忍軍が落としていった物だろう。その忍はどうなったのか、今は考えている余裕はない。
すぐさま戦闘態勢に復帰した理伏を見て、五右衛門が愉快そうに笑う。
「はっはぁ! 良いぞ、お嬢ちゃん! その年でそこまで戦えるとは将来有望じゃねえか! 戦闘系のギルドに売っ払うか、それとも暗殺者としてウチで飼うか。いずれにしても良い金になりそうじゃねえか」
「……捕らぬ狸の皮算用はするものじゃないで御座るよ。特に戦場では、次の瞬間には貴様は死んでいるやもしれないで御座るからな」
「おお。そりゃそうだわな」
五右衛門が納得の表情で頷く。
「そんじゃま、一旦ぶちのめすか。売れるかどうかは運良く生き残っていたら、だな」
「そうはさせん」
「ああん?」
割って入った声に五右衛門が眉を動かす。見れば、六人の忍者が五右衛門を取り囲んでいた。
「おい、良いのか? 俺ん所にこんなに集まって。盗賊団の連中を相手にしてねえとお仲間がどんどん死んでいっちまうぜ?」
「頭である貴様を殺せば、そこから貴様らを瓦解出来る。そう判断した」
「へっへへへ、そううまく行くかねえ? まあやってみろよ。ひょっとしたら思惑通りに事が運ぶかもしれねえぜ?」
嗤う五右衛門に構わず、六人の忍が忍者刀の切っ先を五右衛門に向ける。五右衛門に逃げ場を与えず、四方八方から刺し殺すつもりだ。一方の五右衛門は腰を落として右腕を引いた。忍の攻撃を回転打ちで一網打尽にする構えだ。
「いざ!」
忍達が一斉に五右衛門に向かう。対する五右衛門も二の腕を力ませて張り手を繰り出そうと――
「――『上級疾風魔術』!」
その時、猛烈な風が彼らを襲った。
無数の風刃が忍達を切り刻み、吹き飛ばした。四方八方に倒れる忍軍。盗賊団員達も風刃を受けて血飛沫を散らした。五右衛門も両手の口である程度は風刃を吸収したものの、切り傷を作った。
風魔忍軍も盗賊団も区別しない無差別攻撃。一体誰がこんな事を……まさか。いや、まさかではない。心当たりなど一人しかいない。
「『ここネ、「祭り」の会場は』……なんてネ」
「貴様は……!」
茂みを踏み潰して彼女が姿を見せる。
森の中には相応しくない華美なチャイナドレス。黒髪にはお団子。双眸は蠱惑的ながらも嗜虐的であり、目の合った者の背筋が寒くさせる。
「『膨れ女』、己則天――!」
悪意が人の形をして立っていた。
……。
…………。
…………いた。見つけた。
麓に近い位置で騒動が起きている。『ナイ神父』ことナイ・R・T・ホテップだ。ナイが集団を相手に暴れている。敵は『星の戦士団』か。
彼らは一二〇〇人もいる。ステファが足止めしているのはほんの一部だ。残りの者達は未だ進撃を続けている。それも一〇〇〇人以上となれば長蛇の列になるのは必至だ。その最後尾をナイは襲撃したのだ。
「――『蛇流拳』」
ナイの両腕が蛇のようにしなやかに動き、傭兵達を殴打する。甲冑越しでありながらナイの手刀は確実に傭兵達の意識を刈り取っていく。傭兵達も剣を振るって応戦するが、蛇の掻い潜る動きに翻弄されて当たらない。
次々に倒されていく傭兵達。しかし、それで心が折れる『星の戦士団』ではない。
「『ナイ神父』! 『ナイ神父』だ!」
「何故『五渾将』がここに……!?」
「詮索は後だ! 戦え!」
「秩序の敵――混沌の勢力を討ち滅ぼせ!」
彼らの戦意の強さは単に「襲撃を受けたから」というだけではない。ニャルラトホテプへの強烈な敵意。恐らくは信仰によるものか。ローランは大帝教会の信徒だった。『星の戦士団』も全員ではないとはいえ、同じ宗教に属しているのだろう。
教会がニャルラトホテプとダーグアオン帝国を敵視しているのはステファから聞いている。ニャルラトホテプであり帝国幹部でもあるナイ。逃がす選択肢はない。
「……ふむ。私を『ナイ神父』と知って逃げ出さないとは。その意気や良しとしましょう」
四面楚歌に陥りながらナイは涼しげな表情を崩さない。そもそも単騎で軍隊に相対出来る自信がなければ単独行動などしていないか。その辺りの強靭さはさすが大国の幹部だ。
「本当はロキを捜さなくてはいけないのですが、その意気に応じてもう少しだけお付き合いしましょう。――『猪突猛靠』」
ナイが肩からの体当たりをぶちかます。たった一人が突進しただけにも拘らず、その一撃で十数人の傭兵達が吹き飛ばされた。炸裂弾でも投げ込んだかのような凄まじい威力だ。
ナイめ、随分と大暴れしてくれる。折角ステファが決闘でこれ以上血を流さないようにしているっていうのにな。
……まあいい。決闘の勝敗がどうなるかは誰にも分からないのだし、今はまだ敵である彼らの身を案じる必要はないか。むしろ敵の数が減るのは有難い事だ。
ナイの事はひとまず放置しておく事にしよう。
◇
次は『膨れ女』を見つけなくてはならない。視点を動かしてめぼしい場所を探す。
「――はぁっきよぉい!」
途中、大気が割れんばかりの大声が聞こえた。
そちらに目を向けると五右衛門が戦っていた。目を離す前と変わらず理伏が相手だ。
周囲では風魔忍軍と盗賊団が血みどろの戦いを繰り広げていた。数で負けている風魔忍軍が罠を駆使してどうにか喰らい付いている形だ。風魔忍軍の方が僅かに押し負けている。このままではいずれ決壊してしまうだろう。
「のこった! のこった! のこった!」
五右衛門が掌底を連打する。土石流の如き攻撃を理伏は素早い動きで躱す。今の所、理伏は決定打を受けていないが、しかし回避一方だ。反撃に転じたいのに五右衛門の攻撃はあまりにも疾くて隙がない。
「助太刀致す!」
近くにいた風魔忍軍の一人が理伏に加勢した。五右衛門の背後から接近し、忍者刀を振り下ろす。
「どすこい!」
だが、それに気付かぬ盗賊団長ではない。すぐさま振り向いて刃を躱し、カウンターに張り手を喰らわせる。張り飛ばされた忍はその先にあった樹木に背中を強かに打ち付け、地に落ちた。張り手を受けた際に五右衛門の掌の口に噛み付かれたらしく、脇腹からは血が滲んでいた。
「――『島風』!」
五右衛門の意識が忍に注がれた刹那、理伏は技を繰り出していた。刃に更に風刃を纏わせ、加速して斬る忍術だ。一陣の風と化した理伏が刃を五右衛門に叩き込む。
だが、それでも五右衛門の方が速かった。
張り手とは逆の手で五右衛門が理伏の風刃を受ける。直後、風が掻き消された。掌どころか首をも斬り落とせる刃が五右衛門の手で止められていた。『悪食』によって風も理伏の突進力も、刃の切れ味さえも喰われたのだ。
「どすこぉい!」
一瞬、動きが止まった理伏に五右衛門の掌底が叩き込まれる。理伏は咄嗟に刀を盾にするが、掌底は刀ごと理伏を弾き飛ばした。刀は砕かれ、理伏は背中から樹木に激突する。
「くっ……おのれ!」
砕けた刀を捨て、その辺に落ちていた刀を拾う理伏。恐らくは他の風魔忍軍が落としていった物だろう。その忍はどうなったのか、今は考えている余裕はない。
すぐさま戦闘態勢に復帰した理伏を見て、五右衛門が愉快そうに笑う。
「はっはぁ! 良いぞ、お嬢ちゃん! その年でそこまで戦えるとは将来有望じゃねえか! 戦闘系のギルドに売っ払うか、それとも暗殺者としてウチで飼うか。いずれにしても良い金になりそうじゃねえか」
「……捕らぬ狸の皮算用はするものじゃないで御座るよ。特に戦場では、次の瞬間には貴様は死んでいるやもしれないで御座るからな」
「おお。そりゃそうだわな」
五右衛門が納得の表情で頷く。
「そんじゃま、一旦ぶちのめすか。売れるかどうかは運良く生き残っていたら、だな」
「そうはさせん」
「ああん?」
割って入った声に五右衛門が眉を動かす。見れば、六人の忍者が五右衛門を取り囲んでいた。
「おい、良いのか? 俺ん所にこんなに集まって。盗賊団の連中を相手にしてねえとお仲間がどんどん死んでいっちまうぜ?」
「頭である貴様を殺せば、そこから貴様らを瓦解出来る。そう判断した」
「へっへへへ、そううまく行くかねえ? まあやってみろよ。ひょっとしたら思惑通りに事が運ぶかもしれねえぜ?」
嗤う五右衛門に構わず、六人の忍が忍者刀の切っ先を五右衛門に向ける。五右衛門に逃げ場を与えず、四方八方から刺し殺すつもりだ。一方の五右衛門は腰を落として右腕を引いた。忍の攻撃を回転打ちで一網打尽にする構えだ。
「いざ!」
忍達が一斉に五右衛門に向かう。対する五右衛門も二の腕を力ませて張り手を繰り出そうと――
「――『上級疾風魔術』!」
その時、猛烈な風が彼らを襲った。
無数の風刃が忍達を切り刻み、吹き飛ばした。四方八方に倒れる忍軍。盗賊団員達も風刃を受けて血飛沫を散らした。五右衛門も両手の口である程度は風刃を吸収したものの、切り傷を作った。
風魔忍軍も盗賊団も区別しない無差別攻撃。一体誰がこんな事を……まさか。いや、まさかではない。心当たりなど一人しかいない。
「『ここネ、「祭り」の会場は』……なんてネ」
「貴様は……!」
茂みを踏み潰して彼女が姿を見せる。
森の中には相応しくない華美なチャイナドレス。黒髪にはお団子。双眸は蠱惑的ながらも嗜虐的であり、目の合った者の背筋が寒くさせる。
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