ふたりの愛らぶyou

三愛 紫月 (さんあい しづき)

文字の大きさ
4 / 250

一緒にいたい。

しおりを挟む
ピンポーン

インターホンが鳴った。

「はい。」ガチャっ

「あのメッセージなに?」

明日香が現れた。

「文字のままだけど」

バチンっ

頬を殴られた。

「時雨、やってよ。」

「はいよ。」

また、きた。

「玩具、卒業したいって意味だった?」

ドカッ。腹を蹴られてうずくまった。

「違うよ。別れたいって意味だから」

「誰が、許したの、それ」

「もう、嫌なんだよ。」

バチン、頬を殴られた。

「好きでしょ?殴られんの。ずっと知ってたよ。」

「もう、違うって話したよね?」

バチン、また殴る。

ひかる、与えられた事だけしてればいいの。」

明日香が僕にキスをした。

バチン…時雨にまたぶたれた。

「2日後、ななみちゃんがここにくるから」

「はい、これ。」

そう言って三万を渡された。

「あんたに権利なんかないから、その顔でたくさん稼いでね。ひかる。」

また、キスをされた。

「じゃあな。」

バタンッ、扉を閉められた。

頬が、じんじんする。

るいが助けてくれた後、時雨は明日香と付き合った。

明日香は、僕の顔がとても綺麗な事を誉めちぎった。

しばらくは、二人に会わなかった。

10年前に再会をした、時雨は復縁を求めてきて、るいに会えない僕は受け入れた。

そして、僕は時雨に売られた。

それから、僕は、男も女も相手にする仕事をさせられている。

どういう仕組みなのかは、全くわからない。

ただ、僕のマンションに僕を買った人が来て、僕にお金が三万円はいる。

安いか高いかもわからないし、いくら払われているかもわからない。

ただ、来た人は僕を欲しがるだけ。

一度相手をすると、何度も同じ人が僕を買うのだ。

途中からは、数えなくなったけど

何人としたかな?

るいに、相応ふさわしくない事だけはわかる。

とてつもなく、よごれてる。

洗面所の鏡で、顔を見る。

明日、腫れそう。

唇の端から、血が出てる。

明日香のキスを忘れるために、洗い流した。

いつになったら、逃げれる?

頭がボッーとして、彼の部屋の前に来てた。

カチャ

鍵が、かかってなかった。

僕は、部屋にはいる。

布団で、彼が寝てる。

ダメなのなんてわかってるのに、隣に寝転がった。

綺麗になりたい。

女の子になりたい。

気づくと寝てた。

「もしもし、矢吹さん」って言われて目が覚めた。

久しぶりにゆっくり寝れた感じがした。

ゆで卵のお礼に、煮物を食べさせてくれた。

涙が出るのを抑える。

ひかるは、パパに似て綺麗な顔してる。これ、お婆ちゃんから煮物だよ。食べる?」

五歳の時、半年だけ父親に引き取られていた。

その事を思い出した。

るいが、僕に触れる。

胸が早くなる。

ダメ、ダメ、ダメ。

るいの話を聞いて驚いた。

僕よりも酷い話だ。

なのに、さらっと話す。

産めるなら、欲しいよと言ってしまった。

嫌われたかな?

気持ち悪いよね。

両方いけるって、知ったらひく?

金で買われてるって言ったらひく?

アイスノンが冷たくて、頭の中まで冷やしてくれる。

ビールをまたくれた。

無言は、辛い。

でも、同じ場所に居て、同じ空気を吸ってるだけで幸せ。

望まないから…

付き合いたいとか…

そんなのいらないから…

友達として、傍にいれないかな?

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち
BL
基本名無し。多くがクール受け。各章独立した世界観です。単発投稿まとめ。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

【完結】君の穿ったインソムニア

古都まとい
BL
建設会社の事務として働く佐野純平(さの じゅんぺい)は、上司のパワハラによって眠れない日々を過ごしていた。後輩の勧めで病院を受診した純平は不眠症の診断を受け、処方された薬を受け取りに薬局を訪れる。 純平が訪れた薬局には担当薬剤師制度があり、純平の担当薬剤師となったのは水瀬隼人(みなせ はやと)という茶髪の明るい青年だった。 「佐野さんの全部、俺が支えてあげますよ?」 陽キャ薬剤師×不眠症会社員の社会人BL。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

死ぬほど嫌いな上司と付き合いました

三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。 皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。 涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥ 上司×部下BL

処理中です...