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ああ、星の一番はずっと僕で…
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次の日ー
僕は、朝の5時から起きていた。
隣に寝てる氷雨を見ていた。
パジャマが、はだけてる。
ネックレスや鎖骨が覗いてる。
かわいいな、氷雨。
ずっと見てると氷雨を誰にも渡したくない気持ちが沸き上がる。
このまま、誰にも触(ふ)れられないように僕の中に食べてしまいたい。
でも、食べたらどうなる?
僕は、そこで飽きるのか?
いや、飽きる事はないのだ。
氷雨が消えたら、時雨をかわりにしようとする。それだけじゃ足りずに氷雨に似た誰かを探して補おうとするだろう…。
それだけの欲を化け物が、もっている事に恐怖しか感じない。
だったら、氷雨にはこの先も、生きて、生きて、生き抜いてもらうしかない。
僕は、それを友達として見ていく。
こんな気持ちを抱えて、傍にいる事が一番苦しい。
病んでるって言葉で終わらせてしまいたくない。
病的に好きなのは、間違いないとは思ってる。
まだ、正常な判断がつくうちに離れるという選択肢は間違ってはいないのだ。
「うーーーん。」
氷雨が、起きた。
「おはよう、早いね」
「うん」
そう言った僕をギュッーと抱き締めてくれた。
チュッ、頬にキスをされた。
「食べたい」
「食べていいよ」
「お腹、すいた。星(ひかる)のご飯食べさして」
何を言ってるかわかったからか、氷雨はそう言った。
「わかった。」
僕は、起き上がった。
キッチンに行って、料理を作りながら思う。
究極の愛って一体何なのだろうか?
これが、そうなら人種的にヤバい奴なのではないだろうか?
愛する人(もの)を食べたいなんて月(るい)以外理解などしてくれない。
そのお陰で、僕は引き留められているのではないだろうか?
氷雨が、起きてきた。
「お水、お水」
段ボールから、水を取り出して飲んでる。
「いい匂いだね」
「もうすぐ、できるよ」
「楽しみ」
そう言ってソファーに座ってる。
こんな穏やかなやりとりをしながら、頭の中はさっきの事でいっぱいだなんて。やっぱり、僕はどこか病気なのかもしれない。
朝御飯を作って、氷雨に持っていく。
「いただきます。」
そう言って、二人で食べ始めた。
ご飯を食べてる氷雨を見るとさっきの話が脳裏に浮かぶ。
僕の頭の思考回路は、イカれてるのだ。
「愛したいから、殺したいって人もいるでしょ?」
「えっ?」
突然の氷雨の言葉に驚いた。
「愛=(イコール)大切にするとは、限らないんだよね。」
そう言いながら、卵焼きを食べてる。
「大切にしないから、愛していないわけじゃないよね」
何を言ってるの?
「大切にしたいけど、出来ない愛もあるんだよ」
「うん」
僕は、味噌汁を飲む。
「僕と星の愛は、普通の人からしたらきっと変なんだよ」
「僕が、何か考えてるの気づいてるの?」
僕は、氷雨に問いかけた。
さっきから、氷雨がそんな話をするのはおかしい。
「気づいてるよ。僕を食べたいんでしょ?」
「ゴホッ」
味噌汁が、変なとこに入った。
「大丈夫だよ。」
氷雨が背中を軽く叩いてくれた。
「ありがとう」
僕は、水を飲んだ。
「僕は、食べられてもいいんだよ。そしたら、星にこうやって触(ふ)れられなくても幸せだと思うから。でも、そうしたら星はまた新しい人を探すでしょ?時雨かも知れないし、別の誰かかもしれない。そんなの許せないよ。僕以外に、そんな気持ちを抱くなんて許せない。だから、僕は食べられない。星の一部には、絶対にならない。」
そう言って、ウインナーを食べてる。
僕の気持ちが、今の氷雨にはちゃんとわかってるのだ。
「抱(いだ)くわけないよ。こんな気持ち、氷雨以外にもつわけないよ」
「会う度、一生苦しくて辛くて痛いのわかってる?」
「わかってるよ」
「それでも、それを抱えて生きてよ。会った時に、僕の為に苦しんでよ。泣いてよ。嫌な顔してよ。」
「わかった。」
「歪んでるでしょ?僕と星の愛は…。でも、それを見ると僕はホッとするんだよ。ああ、星の一番はずっと僕で他の誰でもないんだって」
そう言いながら、氷雨は僕の頬を撫でる。
僕は、朝の5時から起きていた。
隣に寝てる氷雨を見ていた。
パジャマが、はだけてる。
ネックレスや鎖骨が覗いてる。
かわいいな、氷雨。
ずっと見てると氷雨を誰にも渡したくない気持ちが沸き上がる。
このまま、誰にも触(ふ)れられないように僕の中に食べてしまいたい。
でも、食べたらどうなる?
僕は、そこで飽きるのか?
いや、飽きる事はないのだ。
氷雨が消えたら、時雨をかわりにしようとする。それだけじゃ足りずに氷雨に似た誰かを探して補おうとするだろう…。
それだけの欲を化け物が、もっている事に恐怖しか感じない。
だったら、氷雨にはこの先も、生きて、生きて、生き抜いてもらうしかない。
僕は、それを友達として見ていく。
こんな気持ちを抱えて、傍にいる事が一番苦しい。
病んでるって言葉で終わらせてしまいたくない。
病的に好きなのは、間違いないとは思ってる。
まだ、正常な判断がつくうちに離れるという選択肢は間違ってはいないのだ。
「うーーーん。」
氷雨が、起きた。
「おはよう、早いね」
「うん」
そう言った僕をギュッーと抱き締めてくれた。
チュッ、頬にキスをされた。
「食べたい」
「食べていいよ」
「お腹、すいた。星(ひかる)のご飯食べさして」
何を言ってるかわかったからか、氷雨はそう言った。
「わかった。」
僕は、起き上がった。
キッチンに行って、料理を作りながら思う。
究極の愛って一体何なのだろうか?
これが、そうなら人種的にヤバい奴なのではないだろうか?
愛する人(もの)を食べたいなんて月(るい)以外理解などしてくれない。
そのお陰で、僕は引き留められているのではないだろうか?
氷雨が、起きてきた。
「お水、お水」
段ボールから、水を取り出して飲んでる。
「いい匂いだね」
「もうすぐ、できるよ」
「楽しみ」
そう言ってソファーに座ってる。
こんな穏やかなやりとりをしながら、頭の中はさっきの事でいっぱいだなんて。やっぱり、僕はどこか病気なのかもしれない。
朝御飯を作って、氷雨に持っていく。
「いただきます。」
そう言って、二人で食べ始めた。
ご飯を食べてる氷雨を見るとさっきの話が脳裏に浮かぶ。
僕の頭の思考回路は、イカれてるのだ。
「愛したいから、殺したいって人もいるでしょ?」
「えっ?」
突然の氷雨の言葉に驚いた。
「愛=(イコール)大切にするとは、限らないんだよね。」
そう言いながら、卵焼きを食べてる。
「大切にしないから、愛していないわけじゃないよね」
何を言ってるの?
「大切にしたいけど、出来ない愛もあるんだよ」
「うん」
僕は、味噌汁を飲む。
「僕と星の愛は、普通の人からしたらきっと変なんだよ」
「僕が、何か考えてるの気づいてるの?」
僕は、氷雨に問いかけた。
さっきから、氷雨がそんな話をするのはおかしい。
「気づいてるよ。僕を食べたいんでしょ?」
「ゴホッ」
味噌汁が、変なとこに入った。
「大丈夫だよ。」
氷雨が背中を軽く叩いてくれた。
「ありがとう」
僕は、水を飲んだ。
「僕は、食べられてもいいんだよ。そしたら、星にこうやって触(ふ)れられなくても幸せだと思うから。でも、そうしたら星はまた新しい人を探すでしょ?時雨かも知れないし、別の誰かかもしれない。そんなの許せないよ。僕以外に、そんな気持ちを抱くなんて許せない。だから、僕は食べられない。星の一部には、絶対にならない。」
そう言って、ウインナーを食べてる。
僕の気持ちが、今の氷雨にはちゃんとわかってるのだ。
「抱(いだ)くわけないよ。こんな気持ち、氷雨以外にもつわけないよ」
「会う度、一生苦しくて辛くて痛いのわかってる?」
「わかってるよ」
「それでも、それを抱えて生きてよ。会った時に、僕の為に苦しんでよ。泣いてよ。嫌な顔してよ。」
「わかった。」
「歪んでるでしょ?僕と星の愛は…。でも、それを見ると僕はホッとするんだよ。ああ、星の一番はずっと僕で他の誰でもないんだって」
そう言いながら、氷雨は僕の頬を撫でる。
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