ふたりの愛らぶyou

三愛 紫月 (さんあい しづき)

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感情のない化け物

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ルルが、俺を抱き締めた。

1つになった。

目を開けると知らない奴がいた。

メスか、なんか、懐かしい気もするけど痛いのかな?

矢吹さん、何か苛めたくなる。

みんな、血を流した。

メス持ってかれた。

「あけろー。あけろー。」

ガンガン、どんどん蹴ってるのに誰も戻ってこない。

イライラする。

何なんだよ。

何なんだよ。

死ぬって決めたのに、死ねずに生きてるな

俺の片割れどこいったんだっけ?

あいつのが、感情があったよな。

俺は、感情がない。

感情のない化け物だ。

さっき、刺したのに何も感じなかった。

ガチャ…。

扉が開いた。

さっきの女みたいな奴だ。

「ご飯、持ってきたよ。」

そう言われた。

サイドテーブルにご飯を置いて、出ていこうとする。

「待て」

俺が言うと止まった。

「まだ、いろよ」

そう言うと、そいつは外で待ってる誰かに声をかけて残った。

「こっち座れ」

俺は、ベッドにそいつを呼んだ。

「何?」

「なぁー。矢吹さんは、俺が好きなんだな」

「どうして?」

「怖いのに、頑張って傍にいようとする」

何故だかわからないけど、イライラする。

そして、壊したくて、傷つけたくて、仕方ないぐらいだ。

感情がないと思ったのに、何か変な気分だ。

「僕に何かして欲しいの」

「俺を、好きなの?」

「好きだよ」

「何、これ?みず?」

「泣いてるんだよ。」

「同情か?」

「好きだからだよ」

ガタンっ

俺は、矢吹(こいつ)を押し倒した。

「お前、俺としたいの?」

「どういう意味?」

「俺に抱かれたいんだろ?」

「何で、そうなるの?」

「女は、いつだってそうしたいって言うよ」

「やめて、離してよ」

「そんな言葉、嘘だろ?」

「どうして、僕を苛めるの…。」

目から、どんどん水が溢(あふ)れてくる。

「お前みてると、イライラする。欲しいって言えよ。じゃなきゃ、殺すぞ」

「何で、そんな酷い言い方するの?」

押さえつけてんのに、水流してるだけで抵抗なんてしてこない。

こいつ、マジで何なの?

イライラする。

「月、離して」

「嫌に決まってる」

俺は、無理やりキスをした。

服の中に、手を入れる

「ハァ…」

やっぱり、そうしたいんだろ?

ドクン…

腕を離して、唇を離した。

「もう、やめるの?泣いてるよ」

「えっ?」

何だかわからないけど、今痛みが走った。

「もっと、出来るよ。やっていいよ。僕、ちゃんとするから。ね、月」

「ふざけてんのか?」

「ふざけてないよ」

「じゃあ、欲しいって言えよ。なぁ?」

「月が……。欲しいです。」

「本気で、言ってるの?」

「本気だよ。愛してる。僕は、月がいないと駄目なんだよ。」

目から、また水が溢(あふ)れてくる。

唇を重ねた。

「ぅん…」

舌を絡ませた。

ドクン…ドクン…

何かが、動き出そうとしてる?

唇を離したら、俺の頬に手をあててきた。

「月、もっとしてよ。僕は、月にもっと触(ふ)れられたい。」

「出ていけ」

起き上がった俺は、言った。

「どうして?」

「出ていけ」

「何で?」

「黙れ、黙れ、黙れ。出ていけ」

俺は、そいつを起こした。

「早くいけ、行かなきゃ殺す」

「月(るい)、嫌だよ。」

「うるさい、出てけ」

「わかった。」

何だ、あの表情?

そいつが、出てった。

置いていったものを食べた。

煮物か…。

婆ちゃん、爺ちゃん。トクン

誰?

俺には、家族はいない。

煮物を手掴みで、全部食らった。

満たされない。

あの痛み、何だったんだ?

胸に、手を当てる。

流星の愛が必要だ。呼べ、呼べ

何だ、この声

流星って誰だ?

「おい、開けろ。流星の愛が必要だ。こい、流星。開けろ、あけろー。流星、あけろー。」

ガチャガチャしても開かない。

どんどん、ゴンゴン叩く。

「流星、あけろー。こい、流星。お前が必要だ。こい、流星」

誰も、返事をしてくれない。

ためー。ためー。呼ばないで、月

また、何か声がする。

誰だよ、気持ち悪い。

頭の中が、変だよ。


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