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エピローグ【凛の話3】

脱がせて…

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「泡風呂作れるって」

「入りたい」

「作ってみようか?」

「うん」

拓夢は、私から離れて入浴剤を持っていく。

「どうするの?」

「これを入れて、かき混ぜるんだよなー」

「このスイッチ?」

電気が消えてピンクに変わった。

「それは、違うんじゃない?これかな?」

ボーンと言う音と共にお風呂のお湯が沸騰してるみたいにボコボコと揺れる。

「これで、いれるんじゃない?」

拓夢は、そう言ってその入浴剤を湯船に入れる。ボコボコとゆう音と共にかき混ぜられてるお湯。

「何かきてない?」

「確かに、きてる気がする」

小さな泡がやってきてる気がした。

「じゃあ、入ろう」

拓夢は、私の手をひいて洗面所に連れていく。

「服、脱がなきゃだろ?」

「脱がせて」

「わかった」

拓夢は、Tシャツを脱がしてくれる。その瞬間に、ブラジャーをはずされてるせいで胸が見えた。恥ずかしいぐらい拓夢は見つめてる。でも、気にしないようにズボンのホックを外す。ゆっくりとチャックを下ろされる。

「それは、自分で脱ぐから」

「どうして?」

パンツを脱がされるのを拒んだ。

「もしかして?そうなの?」

「恥ずかしいから」

「同じだから」

拓夢は、私の手を下半身に持っていく。

「恥ずかしい」

「凛って可愛いよね」

「どうして?」

「だって、凄く知ってるのに…。初めてするみたいに言ってるから」

「何度しても恥ずかしいよ」

「それは、俺だから?」

私は、首を縦にゆっくり動かした。

「嬉しい」

拓夢は、そう言って私の下半身に手をいれてきた。

「駄目」

「脱がなきゃ!お風呂入れないだろ?」

優しくパンツを脱がされる。今、私、何を期待したの…。恥ずかしくて、顔が熱くなるのを感じる。

「靴下も…」

「うん」

私は、裸にされてしまった。

「俺も脱がして」

「うん」

私は、拓夢のTシャツを脱がせる。カチャカチャとベルトを外してチャックをゆっくりおろす。

「お風呂入るのに、これはヤバいかな?」

拓夢は、そう言って笑った。

「大丈夫だよ!私は、簡単に妊娠しないから…」

「妊娠させない為だけじゃないだろ?病気をうつさない目的もあるんだから」

「わかってる」

「惨めじゃないよ!凛は、魅力的だよ」

私は、拓夢のパンツを脱がせた。目の前に、それがある。

「靴下脱がせて」

「うん」

私は、見ないフリをして靴下を脱がせる。

「じゃあ、入ろうか」

拓夢は、私の腕を掴んだ。

「うん」

拓夢は、お風呂場でシャワーの栓を捻る。

「ちょっと待って」

「うん」

お湯が出るのを確認してから、拓夢は私の体を流してくれる。さっきから、電気はピンクのままだった。

「いいよ!先、入って」

「うん」

私は、ボコボコと沸き上がるお湯に足を入れる。拓夢も、体を流してやってきた。

「泡出来たね」

「うん」

拓夢は、スイッチを切った。ボコボコとボーンと言う音が止んだ。
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