白と黒、未来へ

三愛 紫月 (さんあい しづき)

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的井さんと話す

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タクシーをつかまえて、的井さんと病院にきた。

病院について的井さんが、

的井「痛む?」と聞いてくれた。

洋「腕を動かすと痛むかな」

俺は、笑ってた。

的井「羽田さんも、薬をちゃんと飲まないといけないね。」

的井さんの言葉に頷く。

的井「自傷行為、淳一にもあったからわかる。羽田さんは、綺麗になりたいんだね。」

洋「俺もわかるよ。でも、俺じゃ支えられないのかな」涙が流れて止まらない。

的井「大丈夫だよ。羽田さんは、洋君がいいんだよ。それとも他に不安な事があるの?」

洋「向島と居た時、子供が出来ない事に悩んでいたから。俺は、二人で生きていきたいって亜香里に伝えたんだけど…。
亜香里に、うまく伝わってない気がするんだ。」

的井さんは、少し考えてから

的井「結婚って言葉は、羽田さんも洋も苦しめられるんだね。それに、羽田さんにとってキスが引き金になるって事もわかった以上。二人は、ゆっくり進んで行くべきなんだと思うよ。」

洋「お泊まりも早かったですかね。」

的井「それは、羽田さんも望んだ事だよね。」

そこまで話したら、名前を呼ばれた。

診察室で、手当てを受けて戻ってきた。

的井「大丈夫?」

洋「はい。縫わずにいけるかもって話だった。」

的井「よかった。」

的井さんが、笑ってくれた。

的井「タクシー呼びますね。」

電話をしに行ってくれた。俺は、その間に会計と痛み止めをもらった。

的井さんが、帰ってきた。

的井「少し時間かかるみたい。」

洋「はい。」

的井「無理しないでいいよ。辛いなら辛いって言っていいから」

洋「まだ、始まったばかりなのに…。」

フワッて的井さんが、抱き締めてくれた。

俺は、泣いてる。

洋「ゆっくり進んでいくよ。俺、亜香里とゆっくり」

的井「それが、一番いいよ。」

そう言って背中を擦ってくれた。

タクシーが、到着して家に向かった。

的井さんが、薬はきちんと必要な事を話してくれた。

俺は、その言葉にお酒を亜香里には、絶対に飲まさないと誓った。

タクシーが、家についた。

鍵を開けて、リビングにきたら…

亜香里とれんが、居た。

よかった、亜香里は亜香里に戻ってた。

抱き締められて、余計にそう思った。

もう、絶対にあんな事させないよ。

ちゃんと、守るからね。

れんと的井さんが、帰った。

亜香里と二人になった。

一緒に眠った。

頭を撫でる。

亜香里が、安心して眠ったのを感じた。

しばらく、亜香里の傍にいた。

起きそうになかった。

俺は、亜香里を起こさないようにゆっくり起き上がった。

ビニール袋を持って、お風呂場に行く。

れんか的井さんが、シャワーを止めてくれたんだ。

ガラスの破片を拾った。

亜香里が、これ以上自分を傷つけなくてよかった。

俺は、袋に破片をいれた。

リビングに行って、燃えないゴミを入れてるゴミ箱に破片を置いた。

水をとって、痛み止めを飲んだ。

亜香里は、痛み大丈夫なのだろうか?

亜香里が、自分を傷つけたくなる気持ちはすごくよくわかる。

まさか、引き金を俺がひくとは思わなかった。

何が、きっかけになるかわからないと灰谷さんが言ってた。

拜島さんは、れんへのヤキモチだった。

亜香里も拜島さんも、急いで大人にならなくていい。

記憶も、急いでもどさなくていい。

生きていてくれるだけで、いいんだよ。

ただ、穏やかに過ごしてくれるだけでいいんだよ。

俺は、亜香里のもとへ行く。

ベッドに一緒に寝転がる。

亜香里を優しく抱き締めた。

お泊まりは、まだ早かったね。

次は、普通のデートをしよう。

ゆっくり、ゆっくり進もうね。

亜香里


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