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しおりを挟む「好きです付き合ってください」
今日もまた告られる
「私好きな人いるの」
今日もふる。
後ろを向いて終わり…のはずなのに今日は違った。
後ろから声がした
「なら先輩を振り向かせてみせます」
「…え。」
予想外だった。
「先輩」
「…はい?」
「覚悟しといてくださいね」
と含み笑いをした
なんなのよ。
これじゃ私が弄ばれてるじゃない
翌日、下駄箱で靴を履き替えていると何やら黄色い歓声(?)のようなものが聞こえてきた
一年の下駄箱を見ると昨日宣戦布告をしてきたあいつがいた。
女1「望くーん!今日一緒にお弁当食べない?」
「ごめんな!俺好きな人できたから!」
あいつの名前は山下望。大阪から引っ越してきたらしくこっちではあまりみない関西弁だ
入学してはや3ヶ月同学年にはとどまらず全学年の女子を虜にしている。
私はああいう顔はタイプじゃない。どっちかというと私の幼馴染の方が好きな顔だったりする。
「っと、」
でもわたしと慎はそんな関係にはならない。
だって、男として見たことないもの。「ちょっと!」
「何?」
「何じゃないですよ!さっきからずっとよんでたのに…」
「ごめんね」
「昼休みそっちのクラス行くんで誰とも約束しないでくださいよ?」
「え、ちょっと!」
行ってしまった。
~教室~
「しーんー、今日一緒にご飯食べよー」
「なんだそれ笑毎日食べてますけど?」
こいつだけ私の本当の性格を知っている。
「なんか、一年の山下望っているじゃん?そいつが今日お昼食べるんで約束しないでって。キモいんだけど」
「こらこら、聞こえるぞ?笑でもなんでお前が誘われんの?」
「昨日告られたの。」
「はあ?!あいつに?返事は!?」
「いやうるさ。断ったに決まってんでしょ。」
「小声)ああよかった… そうか。付き合えばよかったのに」
「いや、あれはタイプじゃない」
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