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救援
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ブチは寝転がったまま、起き上がれずにいた。
「すまん、みんな・・・やっぱりわしなんかがかなうワケないんじゃ・・・」
「弱い者イジメにも飽きて来ました。そろそろ楽にして差し上げましょう」
【カミの使い】はブチをつまみ上げると、手刀を振り上げ、ブチの首をはねようとした。
覚悟を決め、目を閉じるブチ。
「・・・ん?」
「・・・何じゃ?」
何故か攻撃が来ないので、目を開くと、そこにはミコがいた。
「ブチ様!」
「ミコ!?何しに来た!?」
驚いたのは、【カミの使い】であった。
「娘・・・まさか、私たちの姿が視えるのですか?」
「・・・はい」
「これは珍しい!」
【カミの使い】は、ブチをつまみ上げていた手を離した。
「私たちの姿は、修行を積んだ高僧か、特殊な才能を生まれ持った英雄にしか視えないはず。それどころか声まで聞こえているとは・・・よほど綺麗な心を持った、穢れ無き処女なのでしょうね」
「ブチ様・・・大丈夫か?」
ミコはブチに駆け寄ると、ボロボロのブチを抱き起こした。
「すまん、みんな・・・やっぱりわしなんかがかなうワケないんじゃ・・・」
「弱い者イジメにも飽きて来ました。そろそろ楽にして差し上げましょう」
【カミの使い】はブチをつまみ上げると、手刀を振り上げ、ブチの首をはねようとした。
覚悟を決め、目を閉じるブチ。
「・・・ん?」
「・・・何じゃ?」
何故か攻撃が来ないので、目を開くと、そこにはミコがいた。
「ブチ様!」
「ミコ!?何しに来た!?」
驚いたのは、【カミの使い】であった。
「娘・・・まさか、私たちの姿が視えるのですか?」
「・・・はい」
「これは珍しい!」
【カミの使い】は、ブチをつまみ上げていた手を離した。
「私たちの姿は、修行を積んだ高僧か、特殊な才能を生まれ持った英雄にしか視えないはず。それどころか声まで聞こえているとは・・・よほど綺麗な心を持った、穢れ無き処女なのでしょうね」
「ブチ様・・・大丈夫か?」
ミコはブチに駆け寄ると、ボロボロのブチを抱き起こした。
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