モブによるモブの為の狂想曲(カプリッチョ)

えりんこ

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ありきたりな学園生活の予定でした

名探偵は損をする

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喧嘩を売られて買った そんな行事だったな オリエンテーション 一体なんだったのだ?
それからエラルド様が妙に優しい。何だろう?私の頭の中は相変わらず?で一杯です

それからエレオノーラにもう一度謝られてしまった。
「アリーナ様 本当に御免なさい。私が余計な事を言ったばっかりに嫌な思いをさせてしまって。」
そこでヒロインが謝るのは違うと思うよ?

「顔を上げてくださいエレオノーラ。貴女は何も悪くはないと思う。勝手に突っかかってきたのはパオロ様だし
只、正直に言って私 あの人と面識ないのよね・・・。何故あそこまで言われるのか分からない」

エレオノーラは神妙な面持ちで「私、アリーナ様の事良く話すんです。素敵な方だって。それをパオロ様も聞いてくれていたのに何であんなに」
黙って聞いていたエラルド様が口をだす

「俺もあの男とは名前を知っているだけで特別知り合いじゃない アリーナ本当に面識無しなのか?」
いや、前世過去では良く知ってはいたけど転生してからは一切関わり無しだぞ?
「はあ、芸術コースでピアノの天才がいるとは聞きましたけど・・・その位です」

ピアノのミニゲームが面倒くさくて双子と同じくらい一遍やってやってそれっきりだったんだよね。
あれをやり込めるゲーマーは本気で感心する。その呪いか? そうなのか?

「だけど私は許せませんわ。私の大事なお友達に価値が無いなんて そりゃアリーナは面倒臭がりやだし案外ズボラだし ダラけているけど」 おいおい モルガーナさんよ何気にディスてないかい?結構な言われ方だな こりゃ。 「だけど とても素敵な大好きなお友達ですわ 価値はあります」

許す・・・心の友よ!!!引っ掛かる物はあったがまあいいか。

「自分の事よりも俺の事を庇ってくれてありがとう。凄く嬉しかった。今までだったら女に庇われるなんて情け無いとしか思えなかったが一生懸命言ってくれてるその気持ちが素直に嬉しい」
エラルド様が良い笑顔で肩に手を置く・・・無駄に良い笑顔  少し暑苦しい(と思ったのは秘密)

「エドモンド様にまで庇っていただきまして有難うございます」素直に頭を下げておこう
「気にするな。私は友達が少ないからな。友達が謂れの無い中傷されているのを見過ごすわけにはいかない」

ああ、友達確かに少ないでしょうね・・・腹黒とは言え一国の王子とおいそれと友達になろうと思ってもなれるもんじゃ無いですものね  で何で私が友達になっているんだ?只の伯爵令嬢だぞ 私ゃ。

今日の所は皆様、サヨウナラ その前に家の近所のパーラーに寄って帰ろう 喉乾いた 何か飲みたい 
一人 こそこそと飲食だ(モルガーナにばれると怒られる)
それともお疲れって事でケーキでも食べちゃおうかな? 
貴族街にある飲食店は私が入っても危なくないお店が多くて助かるよ

さて 何処行こうかな?「おい、アリーナ・・・アリーナ一人で何処に行くつもりだ?」
恐る恐る振り向くと そこに婚約者様が・・・・「で 何処行くんだ?」
エラルド様 貴方帰ったんじゃありませんか?「ナンデココニ」声が片言になる

「いや、帰るつもりだったがお前の家こっちじゃないだろう?オカシイなと思って」
「あ、あの、今日は疲れたな~と思って それで ですね・・一人お疲れ様会でもしようかな~とか何とか」
「じゃあ、何で俺を誘わない?」
「じょ、女性向のお店に行こうかな~なんて」
「モルガーナ嬢は?」
「寄り道 怒られるから」
「じゃあ行くぞ」

エラルドはアリーナの手を取り当たり前の様に歩き出した。・・・・・無言がこわい
「で 何処に入る?」えーい こうなりゃ自棄だ エラルドを辱めてやる。。。
最近出来た 前世で言う乙女チックなカフェを指差さす。これで怯むが良い

「ここか、ふーん。じゃあ入ろうぜ」あれ、全然嫌がらない ゲームの時は可愛らしい物、男らしくない物凄く嫌っていたのにどういう事だ?  ピアノの変人といいイレギュラーな事が多すぎませんか?
ここで名探偵アリーナちゃんの推理が 始まるのか? もしかして探偵物?コ○ン君か?そうなのか?

頭脳は子供 身体は大人・・逆じゃん・・・駄目じゃん

「おい、アリーナいい加減戻ってこいよ 入るぞ」
「あっ、待ってーー」

中に入るとこれでもかっ、て位女性客ばっかり  たまにいる彼女に連れてこられたような男性客は居心地悪そうに座っている。 そこにエラルド様 悪目立ちしてるよ  
うん。連れてきてなんだけど良く大丈夫だな この人
 
「あの~エラルド様嫌じゃありませんか?」
「ん?何でだ?」
「凄く女性向でエラルド様目立ってますよ?」
だからどうした?と言うような顔された  ある意味豪胆で男らしいよ 細かい事に気にしないんですよね

お店の人が注文を取りにやって来た。「ご注文はお決まりですか?」
「俺はアイスコーヒー アリーナは?」
「えーっと森の妖精さんのニコニコセットください」
「何だそれは?」
何だといわれましてもスペシャルパンケーキバナナチョコレート掛け+フレッシュジュースだけど
「聞いてるだけで胸焼けする~」とエラルドは顔を顰めた。いいじゃん疲れたときは甘い物が一番だよ

「今日の事なんですけど」アリーナは唐突に話を切り出した。
「私の推理なんですけどもしかしたらパオロさんは私に焼餅を焼いたとか?」
「?はあどうしてそう思うんだ?」
「エレオノーラが私の話を良くパオロ様に話ししてるって言ってました」

「それで?」
「自分以外の人間が彼女の心を占めているのが面白くなかった。どんな奴かと見てみれば何てことは無い平凡で詰まらない女だった。だから意地悪しちゃったとか」

「ダオリーオ嬢は女でアリーナお前も女だよな?」
「はあ、一応生物学上は女のはずですが」
「女じゃなきゃ俺が困るんだが 違う そうじゃなくて何で女のお前に嫉妬するんだ?」

「其処なんですよね 今一、解らないのは。多分、自分の方が彼女の事理解して仲良しだと思ってたのに違う奴の話題が多くてそんな焼餅 違うかな?」

「その位であそこまで言われる筋合い無いぞ 俺だって自分の女コケにされて黙ってられなかった」
「ん、ん?何ですか?」
「何でも無いぞ」ここのパンケーキ美味しい~ 怒られても良いから今度モルガーナを無理にでも連れてこよう で エラルド様何だって? 
「お前今、何考えてる?」
「モルガーナ様を此処に連れてきたいな~なんて」
「そうか・・(少しだけパオロって奴の気持ち理解できるような気がする)」
「これ凄い美味しいですよ 一口どうですか?」
(勘弁してくれ~~~)エラルドの心の叫びは誰にも理解されなかった






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