家族で異世界転生!!

arice

文字の大きさ
56 / 59
最終章-未来の為に-

チート、未来の為に頑張ります-4-

しおりを挟む
夜空サイド


「まだ、破壊するには早いだろ?」


よかった、間に合った。


「へぇ、邪神の力を手に入れたか」


「あぁ、これが俺のラストチートだ」


  その瞬間、俺はハデスの後ろに回り込み翼を引きちぎった。


「忘れたの?僕に傷をつけると「俺がダメージを受ける。だろ?」知ってて攻撃したんだね【罰】」


  ハデスは魔法を発動するが、不発に終わる。


「なんで、発動しないの!」


「一度、俺を殺した褒美に教えてやる。星夜から受け継いだ力【邪眼】だ」


  今の俺の目は、青と緑のオッドアイとなって居る。


「効果は、相手の如何なる魔法をも破壊する。それが、例え神の力だったとしてもな」


「それじゃあ…まさか」


「お前は罪も罰も使えない」


「はは!君も大概チートだね」


「お前から貰った力のお陰だ」


「僕も、本気で行くよ」


  ハデスの姿が消え俺の懐に現れる。


「……おっそ」


  俺は、ゼウスの髪を掴み腹に膝蹴りを入れ少し浮いた所に前蹴りを入れる。


  髪を離して無いから、威力を殺す事も不可能。


「ガッハ!な、なんだこの力は」


「俺は、主人公だぜ?魔法の無いお前なんて怖くもなんとも無い。それと、世界をおもちゃにして遊ぶお前に俺はブチ切れてる」


「キレたくらいでこの威力は…」


「ありえない?お前、何言ってんの?人類のキレた時の力舐めんなよ?そして、何よりイケメンは滅ぶべし」


  ハデスの髪を離し上に蹴り上げハデスの上に回り込みかかと落としを決める。


「どうだ?光の速度で落下した気分は」


「ガハッ!く…クソが」


  起き上がろうとしていたハデスの頭を地面に押さえつけ拘束魔法を放つ。



「こんな物!…切れない!?」


「当たり前だ、邪神の力を混ぜたからな」


  俺は、ハデスの前に立ち詠唱を始める。


「全ての理に背き愚かな者を封じ、この世界に正しき理に導き、世界に光を与えよ」


「ま、まさか!やめろ!」


「我が身を媒体に発動せよ。【永遠の牢獄エターナルプリズン】」


  俺が、詠唱終えると天空から色々な色をした鎖がハデスに巻きつき鎖の奥から真っ白な門が現れその中から、黒い化け物の形をした煙が降り注ぎ、ハデスに纏わり付いて行く。


「ぎゃぁぁぁぁあ!やめろぉぉぉ!離せ!くそがぁぁぁ!」


  この魔法は、邪神が使える封印術で悪さをした神を封じる能力がある。


  どんな、神でも封印する事が出来るが術者を媒体として発動する為、術者が死ぬと封印が解け封印されていた奴の魔力が溢れでる。


まあ、簡単に言うと俺が死ねば世界は滅びるって訳だ。



  鎖が徐々に巻き取られハデスが門へと釣り上げられて行く。


「い、いずれお前を殺し俺は再び蘇る!せいぜい気をつけろよぉ、夜空ぁぁぁあ!」


  その言葉を最後にハデスは門の中へ引きずりこまれていった。



  門が閉まり、空に消えて行った瞬間大量の血を吐き俺はその場に倒れる。


「はぁはぁ、ちと無理しちまったなこりゃあ」


リリィ…皆…悪りぃ帰れないかも知れないわ。


「お前、何言ってんの?邪神だろ?不死身だぞ?」


つってもなぁ、動けねーし…は?


  俺は、何とか座り込み目の前の人物を見る。


「待て、なんでお前がここに居る?星夜。しかも、不死身?は?」


「よーし、説明してやろう。まず、俺が存在してるのはお前の中の魔力を使って具現化してるからだ!どうせ、無限なんだしいいだろ?次に、不死身については簡単だあの薬を飲んだからだな。
  あれを飲むと、人の魂と邪神の魂が混ざり合い、融合する」


「えーっと、と言うことは…」


星夜はニヤッと笑い


「人外おめでとう♪」


と、言った。



「ノォォォォォオ!せっかく、辛うじて人だったのに…」


ん?まてよ、確かデメリットがどうとか言ってたな。


「おまえが、言ってたデメリットとは?」


「聞く前から飲むからだ。まず、一つに不死身になる事。これは、つまり大事な人達の死を見届けないといけないって事だな。

二つ目、お前は魔法が使えない。これは、あの薬によって魔力とかを無理に増幅させるから…分かるな?」


俺は少し考え


「魔力を溜め込む器官が暴発して魔力を流せなくなってる…か」


「そゆこと、俺は勝手にお前から魔力を取ってるから存在出来てるわけ。

三つ目。お前は、邪神にならないと行けない」


「何でだ?」


「邪神には、上…まあ、人間界って所の魔物の暴走を抑えとく仕事がある。今までは、俺の死ぬ前に残した分身が保って居るが、あの薬を作った事によって消滅した。」


なるほど、まあその位なら別にやってもいいかな。


「簡単に考えてるかも知れないが、人間界へはほとんど帰れなくなるからな?きっついぞー。一人で真っ暗闇の中を永遠に生きて行かないとダメだからな」


あぁ、なるほどね。でも、まあ殆どって言うからには何回かは行けるって事だな。


「とりあえず、話はこれで終わりだ。さてと…」


  星夜が、立ち上がった瞬間扉が開き天使達が入ってきた。


「ほーら、お客さんだ」


「おいおい、勘弁してくれよ…」


  俺は、フラフラと雪代を杖にしながら立ち上がる。


「頑張れー」


「はぁ、めんどくさい。まあ、やるとするか」


俺は、雪代を構えニヤッと笑った。


「さあ、狩りを始めようか」
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者

哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。 何も成し遂げることなく35年…… ついに前世の年齢を超えた。 ※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。 ※この小説は他サイトにも投稿しています。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

処理中です...