14 / 40
第1章 中学2年いじめ事件
第14話 桜が咲く景色
しおりを挟む
闇落ちとは本来、善人・味方側だった人物が悪人・敵側(ダークサイド)へ落ちることを意味している。
「花は咲かず砕け散る」の小説では桜 彩が闇落ちするなんてことはなかったが、作者曰く桜が闇落ちして主人公と対立するプロットは存在していたらしい。
亮に理解されず、拒絶されたあと心が壊れてしまい、信じられるのは自分自身だけだと思うようになり、闇落ち。自己中心的で快楽主義の殺人鬼となってしまう。
それを踏まえてもう一度桜のセリフを聞いてほしい。
「このボクが確信しているならそれでいいじゃないか。誰に理解されななくても私が知っていれば……」
なんかそんな片りんが垣間見える。見える気がする。見えてればいいな…
どした? 話聞こうか?
なんてナンパ師じみたことを言えるわけもなく…
………………
はあ~そういうさ、原作から離れたことされると困るんだよね~(特大ブーメラン)
「なんだ?いきなり。お前らしくもない…」
「ボクらしくないか…」
いや、誰にも相談せず独断専行し、自爆してる感じは、桜そのものだが。
今まではここまで酷くなかった。桜の自分一人で解決すると言う性格は他人を思いやってしまうがうえに、そして相手の感情をダイレクトに知覚してしまうがうえに出来上がったものだ。
だから、桜の行動にはいつも優しさが含まれている。相手が気付かないように包み隠しているが。
しかし当の桜は顔を俯かせているため、表情は見ることができない。
地雷を踏んだか…
まあ、次に飛んでくる言葉は大体予想できる。あれだろ、あれ
「君が思う、ボクらしさって何だい?」
ほらきた、アニメやラノベで見る、ヒロインたちが病んだり、闇落ちする際に言うありきたりの問いかけだな。
部分点は許されない、完答のみが求められるクソ問。All or Nothing
ここで桜を闇落ちさせてみろ。次の瞬間には俺の人生がThe ENDだわ。
「まあ、とりあえず君のその荷物を返してもらってもいいかい?」
こちらに手を出し、有無を言わせぬ圧力をかけて来る。別に返しますとも、ええ。
俺の持っている体操服を返却するように催促される
「ああ、はい」
とりあえず、体操服を渡す。
「え?なんで?なんで?!そんな!……違う!どうして…」
「?どうした?桜」
俺が渡すと、いきなりブツブツと呟き始めた。迷子になった子供のように視線をあっちこっちに彷徨わせて、そしてもう一度俺を視線を向けて来る。
「…ああ、そうか、そうだよね、あはっあははははははあ!!!」
そして、体操服をひっくり返して目を向けたかと思うと、いきなり笑い始めた。こいつ情緒不安定かよ。怖すぎる、人間理解できないことに対しては無条件で恐怖を覚えるようにできているらしい。
何とかして、桜を落ち着けよう…死ぬの嫌だし…
「こんなっ、こんな!またボクは!」
「桜さ~ん。もしも~し?」
「うっぐ、うっ…ごめんっなっさぃ」
「え、ええぇ~…」
そして、笑いが落ち着いたとおもったら今度はいきなり息を詰まらせながら泣き始めた…
もう、どうしろってんだよ…やっぱコイツ情緒不安定だわ(断定)
まあ、桜もつらかったのだろう。46時中敵意を向けられているんだ。自分でも気づかなうちに精神を消耗していてても不思議ではない。
とりあえず皐月の体操服に顔をうずめながら泣いている桜をとりあえず慰めようかな?
なんも理解できてないけど。
§
「つまりボクは人の魔力を感覚で区別することができるのさ」
「それは、なんというか…すげえな」
泣き止んだため、事情を聞き出してみると、どうやら俺をいじめの主犯と勘違いをしていたらしい。
そんな誤解をするなんてやっぱり桜も精神的に来ていたのか。
それにしても、実際にこのレベルの魔素操作をみてみると天才という肩書は過大評価でないということを実感させられる。
「それで英梨の持ち物に君の魔素が付着していたからね。早とちりをしてしまったというわけさ」
「まあ、それはしょうがないな…途中で気づいてくれて助かったよ。でも、なんで誤解が解けたんだ?」
「ああ、君が術式を施行した直後だったからね。何の術式かが薄っすらとだが感じ取ることができた。」
やっぱ、天才なんて肩書は過少評価だわ。使用した術式を判定できるなんて、どんな化け物だよ…
「それにしても、まさか君が気づいていたことに驚いたよ」
「…何のことだ?」
「ここまで来てまだ認めないのかい?君も案外頑固だね…いや、不器用なのかな?」
「…その目を止めろ」
なぜか、生暖かい目で見てくる桜。ニヤニヤとまでは行かないものの、揶揄っていることは理解できた。
そもそもこんな形でバレるとは思いもしなかった。最近は作業じみてきて気が抜けていたのがダメだったと反省する。
「そもそも、彼…霧島くんの行動からして不自然だったと事をしっかりと考察するべきだったかな…」
「は?不自然?」
どういうことだ?霧島クンの行動にさして問題は無かったはずだ。
霧島と皐月は同じバスケ部で面識があるはずだ。それならば助けるという行動は自然ではないのか?
「霧島も何か思うところがあったんじゃないか?
皐月と同じ部活なんだ、助けようと思うだろ。それに人は成長するものだ。今までの行動と違う事をしてもそんなに不思議ではないんじゃないか?」
「おや? 君は知らなかったんじゃないのかい?」
こいつ!鎌をかけたのかよ!いやもう今更感出てるけど…
これからの桜の扱いどうしようかなあ
これからのことについて頭を抱えて考えていた。
「まあ君が知らないのも無理はないか」
俺のそんな姿を見て桜は苦笑した
§
もう隠し通すというか、惚けることも難しいと判断したため、ある程度のことを桜にゲロって理解者になってもらった。
もちろん、友人キャラを成り上げると言った狂気じみたことは言ってない。だが、皐月のことは霧島に一任しているということだけは、伝えておいた。
まあ、桜は納得してない感じだったが、詮索はしないようだった。
そんなことを話しているうちに、生徒を憂鬱へと誘う授業開始のチャイムはとっくに仕事を終え、次は希望のチャイムを鳴らすために準備をしている。
つまりは、要約すると、要点を述べるならば授業を切ったのだ。断じてサボったわけじゃない。
そして流石に授業へと復帰しようと教室へ、休み中、昼夜逆転の生活を送ってしまったため、眠気混じりに会社に向かう新社会人のように足を運ぶ。
大学というモラトリアムを自堕落に過ごし、バイト先のレジ打ちもまともにできない人属人科が、ただただ俺は大卒だと言わんばかりに鼻高々に肩では風を切って歩く
ひょっとしたら社会のゴミ以下、お荷物どころか社会そのものを壊さんとするガン細胞であることを自覚せずに
こうして自分の傷を広げながら歩いていると、後ろから、またもや質問が投げかけられる。
「そういえば、君にボクらしさって何か聞いてなかったと思ってね」
「いや…もういいだろ」
「へーー」
「何ですか?桜さん、そのジト目は…」
「いや、別に?そんな寂しいことをされてしまっては、思わず口が軽くなってしまうと思わないかい?」
つまりこいつは、遠回しに言わなきゃバラすぞと言っているのだ。こんな、脅しをしても聞き出したいことらしい。
「……お前らしいねえ…それは名前が表しているんじゃないか?」
「名前…桜 彩かい?」
この世界の重要ポジにいるヒロインの名前は、すべて花の名前が入っている。
それは性格を表したり、容姿を表していたりと様々だ。
まあ、当たらずとも遠からずではないだろうか?
「桜の彩り…はあまりにも安直すぎるが…少なくとも桜の彩《いろどり》の美しさ、そして病気になりやすいことはお前以外も知っていることだろ?少なくとも、俺はそのすべてを知ってる。」
桜が人一倍打たれ弱く、病みやすいことも。
そして春は桜のピンク、秋は紅葉の赤とコロコロと変化するように桜の感情も色鮮やかであることも。
「だから、自分の美しさを、一人占めするなんてお前らしくない、何よりもったいない。………桜はお花見してなんぼだろ…」
恥ずかしくなり、最後は投げやりに言い捨てる。
「なんだい?君はボクのことを桜のように儚いなんていうのかい?」
「儚い?お前はどちらかというと、移り替わりやすいだろ?美しく桜を咲かせたと思ったら、それを散らして、緑の若々しい葉をつけて、そしてその葉っぱさえも色図いて散らす。」
「ころころと変わるお前の表情にそっくりじゃないか。」
未だに、うつむいていて表情は見えないが、闇落ちは食い止められただだろうか?
個人的に桜には幸せになってほしいと思ってるから病まないでほしいところだが…
「ふふ…あはははははは」
これは傑作とばかりに、いきなり笑い出した桜に嫌な予感がビンビンとし始める。
「お前…まさか………」
それは、やっちゃいけないことだろ!?めっちゃ気を使ったじゃんか!!
それ以上に恥ずかしい!!!
「まあでも、悩んでたのは本当の事さ。」
「あ? どういうこと?」
ホントにどっち?俺は揶揄われたのか?揶揄われてないのか?A〇の清楚系は本当に清楚なのか?オタクにやさしいギャルは存在するのか?
とても大事なことだ。
「いや、他人のことが全然わからなくなってしまってね。少し参ってしまったらしい。君を、いじめの主犯と勘違いするくらいには…」
「……」
「こっちは君を疑ってしまってから、これをいうのは少しためらわれるが…君はボクを信じてくれるかい?」
なんだ、そんな質問か…
「ああ、お前は絶対俺のモンブランを食べたと信じている。」
それを聞いた桜はきょとんとした顔になり、そしていきなり笑い出した。
「あはははは、君はいつまでそれを根に持つかな~?本当にボクは食べてないよ。実際に食べていたのは亮のお母さんだよ?」
「マジか!? そうだったんだ…疑って悪い…」
「ああ、そういえばあのモンブランどこで売ってるんだい?もう一度食べてみたいんだが?」
「ああ、それなr……って、やっぱお前食ったんじゃないか!」
それを聞いて、今度はお腹を抱えて、転がりながら笑い出した桜。
こいつ、落ち込んだり、笑ったり忙しいな…
桜の笑いが大分落ち着いてきた後、手を差し伸べて言う。
「俺はお前の等身大を信じるよ。ちゃんとお前を見ているから、安心してくれ」
一瞬、びっくりしたようにこちらを見てくるが、すぐに笑い、
「いひひ、ああ、ちゃんとボクをしっかり見てくれ、せいぜい騙されないように……ね」
そう言って、亮の手を握って立ち上がった。
「花は咲かず砕け散る」の小説では桜 彩が闇落ちするなんてことはなかったが、作者曰く桜が闇落ちして主人公と対立するプロットは存在していたらしい。
亮に理解されず、拒絶されたあと心が壊れてしまい、信じられるのは自分自身だけだと思うようになり、闇落ち。自己中心的で快楽主義の殺人鬼となってしまう。
それを踏まえてもう一度桜のセリフを聞いてほしい。
「このボクが確信しているならそれでいいじゃないか。誰に理解されななくても私が知っていれば……」
なんかそんな片りんが垣間見える。見える気がする。見えてればいいな…
どした? 話聞こうか?
なんてナンパ師じみたことを言えるわけもなく…
………………
はあ~そういうさ、原作から離れたことされると困るんだよね~(特大ブーメラン)
「なんだ?いきなり。お前らしくもない…」
「ボクらしくないか…」
いや、誰にも相談せず独断専行し、自爆してる感じは、桜そのものだが。
今まではここまで酷くなかった。桜の自分一人で解決すると言う性格は他人を思いやってしまうがうえに、そして相手の感情をダイレクトに知覚してしまうがうえに出来上がったものだ。
だから、桜の行動にはいつも優しさが含まれている。相手が気付かないように包み隠しているが。
しかし当の桜は顔を俯かせているため、表情は見ることができない。
地雷を踏んだか…
まあ、次に飛んでくる言葉は大体予想できる。あれだろ、あれ
「君が思う、ボクらしさって何だい?」
ほらきた、アニメやラノベで見る、ヒロインたちが病んだり、闇落ちする際に言うありきたりの問いかけだな。
部分点は許されない、完答のみが求められるクソ問。All or Nothing
ここで桜を闇落ちさせてみろ。次の瞬間には俺の人生がThe ENDだわ。
「まあ、とりあえず君のその荷物を返してもらってもいいかい?」
こちらに手を出し、有無を言わせぬ圧力をかけて来る。別に返しますとも、ええ。
俺の持っている体操服を返却するように催促される
「ああ、はい」
とりあえず、体操服を渡す。
「え?なんで?なんで?!そんな!……違う!どうして…」
「?どうした?桜」
俺が渡すと、いきなりブツブツと呟き始めた。迷子になった子供のように視線をあっちこっちに彷徨わせて、そしてもう一度俺を視線を向けて来る。
「…ああ、そうか、そうだよね、あはっあははははははあ!!!」
そして、体操服をひっくり返して目を向けたかと思うと、いきなり笑い始めた。こいつ情緒不安定かよ。怖すぎる、人間理解できないことに対しては無条件で恐怖を覚えるようにできているらしい。
何とかして、桜を落ち着けよう…死ぬの嫌だし…
「こんなっ、こんな!またボクは!」
「桜さ~ん。もしも~し?」
「うっぐ、うっ…ごめんっなっさぃ」
「え、ええぇ~…」
そして、笑いが落ち着いたとおもったら今度はいきなり息を詰まらせながら泣き始めた…
もう、どうしろってんだよ…やっぱコイツ情緒不安定だわ(断定)
まあ、桜もつらかったのだろう。46時中敵意を向けられているんだ。自分でも気づかなうちに精神を消耗していてても不思議ではない。
とりあえず皐月の体操服に顔をうずめながら泣いている桜をとりあえず慰めようかな?
なんも理解できてないけど。
§
「つまりボクは人の魔力を感覚で区別することができるのさ」
「それは、なんというか…すげえな」
泣き止んだため、事情を聞き出してみると、どうやら俺をいじめの主犯と勘違いをしていたらしい。
そんな誤解をするなんてやっぱり桜も精神的に来ていたのか。
それにしても、実際にこのレベルの魔素操作をみてみると天才という肩書は過大評価でないということを実感させられる。
「それで英梨の持ち物に君の魔素が付着していたからね。早とちりをしてしまったというわけさ」
「まあ、それはしょうがないな…途中で気づいてくれて助かったよ。でも、なんで誤解が解けたんだ?」
「ああ、君が術式を施行した直後だったからね。何の術式かが薄っすらとだが感じ取ることができた。」
やっぱ、天才なんて肩書は過少評価だわ。使用した術式を判定できるなんて、どんな化け物だよ…
「それにしても、まさか君が気づいていたことに驚いたよ」
「…何のことだ?」
「ここまで来てまだ認めないのかい?君も案外頑固だね…いや、不器用なのかな?」
「…その目を止めろ」
なぜか、生暖かい目で見てくる桜。ニヤニヤとまでは行かないものの、揶揄っていることは理解できた。
そもそもこんな形でバレるとは思いもしなかった。最近は作業じみてきて気が抜けていたのがダメだったと反省する。
「そもそも、彼…霧島くんの行動からして不自然だったと事をしっかりと考察するべきだったかな…」
「は?不自然?」
どういうことだ?霧島クンの行動にさして問題は無かったはずだ。
霧島と皐月は同じバスケ部で面識があるはずだ。それならば助けるという行動は自然ではないのか?
「霧島も何か思うところがあったんじゃないか?
皐月と同じ部活なんだ、助けようと思うだろ。それに人は成長するものだ。今までの行動と違う事をしてもそんなに不思議ではないんじゃないか?」
「おや? 君は知らなかったんじゃないのかい?」
こいつ!鎌をかけたのかよ!いやもう今更感出てるけど…
これからの桜の扱いどうしようかなあ
これからのことについて頭を抱えて考えていた。
「まあ君が知らないのも無理はないか」
俺のそんな姿を見て桜は苦笑した
§
もう隠し通すというか、惚けることも難しいと判断したため、ある程度のことを桜にゲロって理解者になってもらった。
もちろん、友人キャラを成り上げると言った狂気じみたことは言ってない。だが、皐月のことは霧島に一任しているということだけは、伝えておいた。
まあ、桜は納得してない感じだったが、詮索はしないようだった。
そんなことを話しているうちに、生徒を憂鬱へと誘う授業開始のチャイムはとっくに仕事を終え、次は希望のチャイムを鳴らすために準備をしている。
つまりは、要約すると、要点を述べるならば授業を切ったのだ。断じてサボったわけじゃない。
そして流石に授業へと復帰しようと教室へ、休み中、昼夜逆転の生活を送ってしまったため、眠気混じりに会社に向かう新社会人のように足を運ぶ。
大学というモラトリアムを自堕落に過ごし、バイト先のレジ打ちもまともにできない人属人科が、ただただ俺は大卒だと言わんばかりに鼻高々に肩では風を切って歩く
ひょっとしたら社会のゴミ以下、お荷物どころか社会そのものを壊さんとするガン細胞であることを自覚せずに
こうして自分の傷を広げながら歩いていると、後ろから、またもや質問が投げかけられる。
「そういえば、君にボクらしさって何か聞いてなかったと思ってね」
「いや…もういいだろ」
「へーー」
「何ですか?桜さん、そのジト目は…」
「いや、別に?そんな寂しいことをされてしまっては、思わず口が軽くなってしまうと思わないかい?」
つまりこいつは、遠回しに言わなきゃバラすぞと言っているのだ。こんな、脅しをしても聞き出したいことらしい。
「……お前らしいねえ…それは名前が表しているんじゃないか?」
「名前…桜 彩かい?」
この世界の重要ポジにいるヒロインの名前は、すべて花の名前が入っている。
それは性格を表したり、容姿を表していたりと様々だ。
まあ、当たらずとも遠からずではないだろうか?
「桜の彩り…はあまりにも安直すぎるが…少なくとも桜の彩《いろどり》の美しさ、そして病気になりやすいことはお前以外も知っていることだろ?少なくとも、俺はそのすべてを知ってる。」
桜が人一倍打たれ弱く、病みやすいことも。
そして春は桜のピンク、秋は紅葉の赤とコロコロと変化するように桜の感情も色鮮やかであることも。
「だから、自分の美しさを、一人占めするなんてお前らしくない、何よりもったいない。………桜はお花見してなんぼだろ…」
恥ずかしくなり、最後は投げやりに言い捨てる。
「なんだい?君はボクのことを桜のように儚いなんていうのかい?」
「儚い?お前はどちらかというと、移り替わりやすいだろ?美しく桜を咲かせたと思ったら、それを散らして、緑の若々しい葉をつけて、そしてその葉っぱさえも色図いて散らす。」
「ころころと変わるお前の表情にそっくりじゃないか。」
未だに、うつむいていて表情は見えないが、闇落ちは食い止められただだろうか?
個人的に桜には幸せになってほしいと思ってるから病まないでほしいところだが…
「ふふ…あはははははは」
これは傑作とばかりに、いきなり笑い出した桜に嫌な予感がビンビンとし始める。
「お前…まさか………」
それは、やっちゃいけないことだろ!?めっちゃ気を使ったじゃんか!!
それ以上に恥ずかしい!!!
「まあでも、悩んでたのは本当の事さ。」
「あ? どういうこと?」
ホントにどっち?俺は揶揄われたのか?揶揄われてないのか?A〇の清楚系は本当に清楚なのか?オタクにやさしいギャルは存在するのか?
とても大事なことだ。
「いや、他人のことが全然わからなくなってしまってね。少し参ってしまったらしい。君を、いじめの主犯と勘違いするくらいには…」
「……」
「こっちは君を疑ってしまってから、これをいうのは少しためらわれるが…君はボクを信じてくれるかい?」
なんだ、そんな質問か…
「ああ、お前は絶対俺のモンブランを食べたと信じている。」
それを聞いた桜はきょとんとした顔になり、そしていきなり笑い出した。
「あはははは、君はいつまでそれを根に持つかな~?本当にボクは食べてないよ。実際に食べていたのは亮のお母さんだよ?」
「マジか!? そうだったんだ…疑って悪い…」
「ああ、そういえばあのモンブランどこで売ってるんだい?もう一度食べてみたいんだが?」
「ああ、それなr……って、やっぱお前食ったんじゃないか!」
それを聞いて、今度はお腹を抱えて、転がりながら笑い出した桜。
こいつ、落ち込んだり、笑ったり忙しいな…
桜の笑いが大分落ち着いてきた後、手を差し伸べて言う。
「俺はお前の等身大を信じるよ。ちゃんとお前を見ているから、安心してくれ」
一瞬、びっくりしたようにこちらを見てくるが、すぐに笑い、
「いひひ、ああ、ちゃんとボクをしっかり見てくれ、せいぜい騙されないように……ね」
そう言って、亮の手を握って立ち上がった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
女子ばっかりの中で孤軍奮闘のユウトくん
菊宮える
恋愛
高校生ユウトが始めたバイト、そこは女子ばかりの一見ハーレム?な店だったが、その中身は男子の思い描くモノとはぜ~んぜん違っていた?? その違いは読んで頂ければ、だんだん判ってきちゃうかもですよ~(*^-^*)
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる